0717-551号 【情報】 臓器移植 キャッチボール:4~5 [kensa-ML NEWS 【情報】]
今日は非常に暑い一日でした。やっと梅雨があけましたね。夕方になっても34℃・・・まだ少し湿度が高い感覚がありましたので、梅雨の名残でしょうか?
お話ししていましたように今日は朝からSSC三昧。乙訓大会4回戦は1対0、POP1回戦は5対0でいずれも勝ち。これで乙訓大会はベスト16。今日は少しおとなしいような試合内容でした。いよいよ明日は北河内大会の決勝戦。明後日は南京都大会の決勝戦。今の調子ならきっと良いご報告がきっと出来ることでしょう!乞うご期待!
さて夜も更けてきましたし、全英オープンのライブも気になりますので、コラムのご紹介。何やら身につまされるというか、ルールって何だろうと思わされることが多く、辟易していたところでしたので、「モラル」「モンスター」妙に共感してしまった内容でした。
天声人語 朝日新聞コラム 7/17 http://www.asahi.com/paper/column.html
ユーモア話をひとつ。電車が毎日のように遅れるので、腹を立てた乗客が駅員さんにくってかかった。「いつも遅れるのだったら時刻表なんか出しておくな」。すると駅員、「時刻表がないと電車が遅れたかどうか分からないでしょう」
▼織田正吉(しょうきち)さんの『笑いのこころユーモアのセンス』(岩波書店)にあった。道理に合わないことで相手をやりこめる詭弁(きべん)型のジョークだそうだ。昔なら笑っておしまいだが、今は笑った後で心配になる。駅員さん、殴られなかっただろうか
▼駅員や乗務員への暴力が止まらない。去年の今ごろも同じ事を書いたが、減るどころか増えた。全国の25鉄道会社で昨年度に計869件は過去最悪だ。むろん笑話のようにやりこめたわけではない。強く出られないのを承知の卑劣な暴力である
▼よく知られたハインリッヒの法則は、一つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、300の異常があると説く。それに倣(なら)えば、一つの暴力沙汰(ざた)の背後には膨大な暴言や嫌がらせがあろう。駅員さんたちは日々、心をこづき回されているのではないか・・・続きを読むにはここをクリック
17日は以前からお話ししていましたように、改正臓器移植法の全面施行初日。ニュースを見ていても特に大きな動きは無かったように思いますが、本号では臓器移植に関する記事の特集です。これまで散々コメントをしてきましたので私の拙いコメントは必要無いと思いますので、以下記事の羅列となります。但し昨日の記事で、今回の改正に対し反対する団体の記事がありましたので、ここだけコメント。
色々な考え方があると思いますので、色々な意見が出てきて当然。しかし「他人の死を待ち望む医療」とは言い過ぎなのではないですか?色々な考え方を排他的にし批判ばかりすることは良くないと思います。ドナーに人権があるように、レシピエントにも人権があります。それを否定してはいけないと思います。
改正臓器移植法の全面施行を前に市民団体が抗議声明 CBニュース 7/16
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/28544.html?src=recom
改正臓器移植法の全面施行を7月17日に控え、法改正に反対の立場を表明している市民団体「臓器移植法を問い直す市民ネットワーク」は16日、厚生労働省で記者会見を開き、「法律の施行に怒りと悲しみをもって強く抗議する」との声明を発表した。
記者会見には、同ネットワークの川見公子事務局長のほか、脳死と診断された子どもの家族や弁護士ら10人が出席し、川見事務局長が「改正臓器移植法の施行にあたって」と題する声明を発表した。
声明では、改正法の施行が目前に迫っているにもかかわらず、脳死をめぐる概念が厚労省と日本移植学会など医療現場とで食い違っている点で、「改正法の矛盾が招く現場の混乱は必至」と指摘している。また、小児の救急救命の医療体制が未整備であり、小児の臓器提供に係る問題として「虐待の判別は困難」とする現場の声が上がっている中での法施行に対しては、「不安と憤りを禁じ得ない」としている。このため同ネットワークでは、脳死の概念を改めて見直し、理解を広める活動を推進するとともに、「他人の死を待ち望む医療ではなく、臓器移植以外の治療法の研究・開発を求める」と訴えている。・・・続きを読むにはここをクリック
子供の国内移植いつ…7歳女児、提供者待てず渡航 読売新聞 7/17
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28129
改正法17日施行
17日に全面施行となる改正臓器移植法。15歳未満の子供からの臓器提供を認め、本人意思が不明でも家族の承諾で脳死移植を可能にする内容だ。
1997年の法施行後、わずか86例にとどまる脳死移植を増やすことにつながるのか。全面施行直前の13日には「国内ではいつ受けられるか分からない」との理由で、東京都内の女児が心臓移植のためカナダ・トロントに向かった。
「カナダに行って病気が治るなら頑張る」。中野区の小学2年、古家(こが)菜沙(なずな)ちゃん(7)のこの言葉に、孝一さん(51)、美穂さん(45)夫妻は渡航移植を決断した。「早く気持ちを落ち着かせたい」。15日、トロントの病院にいた美穂さんは電話取材にそう語った。
菜沙ちゃんは5歳の時に心臓の筋肉が硬くなる拘束型心筋症と診断され、「将来は移植が必要」と医師に言われた。両親は「早く国内で移植が受けられるようになれば」と願っていた。
翌年、小学校に入学直後の5月に突然の発作で心停止し、緊急手術で一命を取り留めたが、今年4月も容体が悪化し、医師から「余命半年」と宣告された。
脳死でしか移植できない心臓。改正法施行後、すぐに子供の提供者が現れる保証はない。同級生の親たちが支援に乗り出し、6月から集めた募金は渡航移植に必要な9000万円を超えた。「できれば国内で、という思いはあった。(提供者となる)子供のことを考えると複雑だが、国内でもっと移植医療が普及してほしい」と美穂さんは話す。・・・続きを読むにはここをクリック
医師不足、小児移植の壁…国内医療施設 読売新聞 7/17
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28134
救急部門、かけ持ち…臓器提供「対応に余裕ない」
17日に施行される改正臓器移植法で、15歳以上に限られていた脳死臓器提供者の年齢制限が撤廃される。
重い心臓病などの小児患者が国内で移植を受けられる法制度が整ったことになるが、臓器提供は果たして増えるのだろうか。
改正法の施行で、脳死臓器提供の対象施設は大学病院や救命救急センターに小児専門病院が加わり、全国約350施設となる。これらの施設は医療体制が十分とされるが、実情は違う。
「多くの病院の救急部門は人員や設備が脆弱(ぜいじゃく)だ。小児救急はさらに深刻で、より慎重な判断が求められる臓器提供への対応をする余裕はないだろう」。こう語るのは、有賀徹・日本救急医学会理事だ。
脳死判定と臓器移植を担うのは主に救急部門の医師だが、救急部門はただでさえ過酷な勤務。医師も慢性的に足りない。
脳死が疑われてから臓器の摘出が終わるまでにかかる時間は平均45時間。その間は複数の医師や看護師がかかりきりになるため、通常の救急医療への影響は避けられない。まして6歳未満の子どもの場合は、2回の脳死判定の間隔を24時間以上あけるため、その負担はさらに増す。
先進14か国の乳幼児らの死亡率を比較した報告(2003年)によると、日本では1~4歳児の死亡率が米国に次いで2番目に高かった。有賀理事は「救急医を増員するか、医師に代わって家族に臓器提供を説明するスタッフを配置するなどの対策が必要だ」と強調する。
設備も足りない、小児集中治療室「ある」3割…認定29病院アンケート
移植医療が成立するには、重症患者が脳死にならないよう、最善の救命治療が施されたかどうかが問われる。しかし、小児の臓器提供施設に認定された小児専門病院29施設を対象にした読売新聞社のアンケート調査では、重症の小児患者に対し、高度な救命治療ができる「小児集中治療室(PICU)」があると答えたのは、3分の1以下の9施設(85床)しかなかった。
脳死になる恐れのある重症の頭部外傷患者には、体を冷やして神経細胞の死滅を防ぐ「脳低温療法」が効果的だ。特に小児患者の場合、脳低温療法の治療効果を最大限に引き出すには、PICUが欠かせない。PICUで、小児の重症症例に慣れた医師や看護師が24時間体制でケアし、体を冷やすことで起きる合併症に対処する必要があるからだ。
年間約200人の救急患者を治療している静岡県立こども病院には、PICUが12床ある。脳低温療法によって脳死になる寸前の状態から生還した患者も多い。
同病院の植田育也・小児集中治療センター長は「重症の頭部外傷でも、すぐに搬送されれば、ほとんどが元気に退院できる」と話すが、こうした病院は一握り。アンケート結果によると、29施設のうち大阪市立総合医療センターなど10施設にはPICUがなかった。残り19施設では157床あったが、うち10施設(72床)は手術後の患者管理などに使用し、重症の外傷患者の治療では使っていなかった。
愛知県立の「あいち小児保健医療総合センター」ではPICUの稼働は3年後の予定で、それまでは臓器提供はしない。財政状況によっては稼働時期が延期される可能性もある。上村治・副センター長は「子どもの臓器移植を進めるなら、国は体制整備に力を貸してほしい」と訴えている。(東京科学部・小日向邦夫、大阪科学部・山崎光祥)
提供施設 高度な救急医療体制を備え、脳死判定と臓器提供が行える医療機関。臓器移植法の運用指針に定められ、大学病院や救命救急センター、小児専門病院などが該当。脳死判定のほか、摘出医が到着するまで、臓器の機能を保つため、提供者の全身管理をする役目がある。摘出された臓器は移植を受ける患者が待機する医療機関に運ばれ、移植される。・・・続きを読むにはここをクリック
小児脳死「対応困難」4割…認定病院、整備遅れ 読売新聞 7/17
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=28137
判定も、臓器摘出も
15歳未満の子どもからの臓器提供を認める改正臓器移植法が17日に施行される。
施行を機に臓器提供施設となる小児専門病院のうち、子どもの脳死判定や臓器提供に向けた臓器提供者の全身管理に対応できないとした施設は約4割の12施設にのぼることが、読売新聞社のアンケート調査でわかった。脳死判定ができても全身管理はできない施設もあり、体制整備の遅れが浮き彫りになった形だ。
調査は、厚生労働省が高度な小児医療ができるとして臓器提供施設に新規認定した「日本小児総合医療施設協議会」の全29施設を対象に先月実施。全施設から回答を得た。
その結果、脳死判定と全身管理に対応できるのは12施設(41%)のみ。施行日から対応できる施設に限ると5施設(17%)に減った。
残り17施設のうち、12施設は「院内で合意が取れていない」「自院で対応出来ず、外部の応援も得られない」ことなどを理由に脳死判定や全身管理について対応困難と答えた。3施設は脳死判定はできるが、全身管理については検討中とし、「いずれも検討中」「無回答」がそれぞれ1施設あった。
一方、改正法は虐待を受けた子どもからの臓器提供を認めておらず、提供施設は提供者が被虐待児かどうか調べることが求められる。アンケートでは、全身管理ができるとした12施設のうち、虐待に「対応可能」としたのは10施設だった。
臓器を提供した子どもの家族は、その選択が正しかったかどうか後々まで思い悩むことも懸念される。臓器提供を進めるには、こうした面での対応も欠かせないが、アンケートでは家族への「心のケア」に対応できると回答したのは12施設中4施設だけだった。・・・続きを読むにはここをクリック
【朝日新聞社ニュース 2010/07/16】
臓器移植 キャッチボール:4 米でもトラブル
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007160236.html
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拡張型心筋症を発症して半年余りの2008年3月、千葉県匝瑳(そうさ)市の大木將嵩(まさたか)君(11)は補助人工心臓をつけて渡米の日を迎えた。
東京女子医科大病院をストレッチャーで出発。兄妹や親類に見送られ、成田空港を離陸した。機内ではシートを倒して横になり、医師や看護師、技師が見守った。
滞在するカリフォルニア州立大病院は、ロサンゼルス空港から車で30分の所にあった。
到着翌日、母親の多香子さん(40)は、病院のソーシャルワーカーに呼ばれた。日系の聖職者が通訳した。お金の事情や家族構成などを聞かれたあと、優しくたずねられた。
「息子さんを助けたいと思いながら、ドナーを待つことについて、あなたはどう思っていますか?」
言葉が出なかった。
何とも言えない気持ちだった。でも、それが移植医療の現実だと感じた。
「あなたは自分の子を守りたい、と強く願っていいのです。強く願ったことでドナーが現れるわけではないのだから」
しばらくして、ソーシャルワーカーはこう声をかけてくれた。募金をして渡米していることに罪悪感に似た思いもあった。それだけに「心の底からマサを思っていいんだよ」と言われたようで、涙がとまらなかった。
数日して、リハビリが始まった。補助人工心臓をつけたまま、座ったり、歩いたり。体力や筋力をつける訓練だった。3月中には屋外まで散歩できるようになった。
一安心したのもつかの間、6月ごろから8月にかけて、トラブルが頻発した。飲む薬を間違えられたり、停電や故障で補助人工心臓がとまりかけたり。「もう、いい加減にしてください」。度重なるトラブルに、多香子さんは思わず日本語で叫んだ。・・・続きを読むにはここをクリック
【朝日新聞社ニュース 2010/07/17】
臓器移植 キャッチボール:5 元気に動く胸
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201007170192.html
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千葉県匝瑳(そうさ)市の大木將嵩(まさたか)君(11)は2008年、重症の心筋症で心臓移植するために米国・カリフォルニア州立大病院へ転院した。9カ月目の11月17日深夜、提供者(ドナー)が現れた、と病室に連絡があった。
明朝午前7時すぎ、移植が決まった。
「オレ、どうしよ」。落ち着かない將嵩君にスタッフがセレモニーを提案した。シールやビーズで飾った箱に、心臓の形をした手のひらサイズのおもちゃを入れた。そして、手紙も添えた。
「はじめて野球大会にでたとき、(僕の心臓は)すごくドキドキした。今日までがんばってくれてありがとう。お疲れさまでした」
そして手術が始まった。胸を開けたり、心臓を取り出したりするたび、待合室に電話連絡が入った。手術開始から8時間がたった。部屋に戻ってきた將嵩君を一目見て、母親の多香子さん(40)は「生きている」と感じた。胸が元気に動いていた。顔をなでた。ぬくもりが伝わってきた。
翌日からリハビリが始まった。まずは15分座る練習。とる水分の制限がなくなり、さっそくアイスキャンディーをなめた。術後10日目には、散歩の足取りも軽くなった。
2カ月後、1年ぶりにグラブを手にした。
病院の芝生広場で、多香子さんに向かって、感触を確かめるように十数球を投げた。そして、青い空に向かって「ありがとうございました!」と叫んだ。
移植から3カ月後の09年2月に帰国。3月には、1時間だけ登校した。
「まっつん、席ここだよ」
「道具、おれの貸してあげるからね」
1年半ぶりの教室と仲間たち。「キャッチボールができた時もすごくうれしかったけど、学校で友だちに会えたことのほうが、もっともっとうれしかった」と將嵩君。・・・続きを読むにはここをクリック
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PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い
遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか?
筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
宜しくお願いいたします。 http://enigata.com/index.html
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さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。
現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。
ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。
NHO神戸医療センター
臨床検査技師長
新井 浩司
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暑中お見舞い申し上げます!
夏本番になりそうですね。お身体御自愛くださり お仕事頑張ってくださいね!^^
by ゆうのすけ (2010-07-18 23:00)
ゆうのすけさん
暑中お見舞い申し上げます。本当に夏本番ですね。
毎週熱波のグラウンドにいるせいか、普段あまり暑いと感じなくなりました。慣れとは恐ろしいものですね・・・温かいエール有難うございました。
by Koji (2010-07-21 06:25)