私はこの言葉、意味の解釈については恩師より教えてもらいました。「教育者、指導者には知情意が必要や!お前も磨け!」と。
「知性」⇒役割に応じたスキル、ノウハウの習得、専門的知識の継続的習得
「感情」⇒同僚、仲間や患者に対する貢献意欲、真の優しさ、愛
「意思」⇒役割を全うしようとする使命感、プロ意識、高い目標意識
医療現場で関連することを書いてみましたが、教育者にもこれは言えると思います。今、教育現場において体罰が大きな社会問題となっています。私はもちろん体罰に賛成するものではありませんが、行き過ぎた過剰解釈は良くないと考えています。愛情関係や信頼関係がしっかりと構築できていれば、また過剰解釈・反応するマスメディアやいわゆるモンスターペアレントみたいなものが無ければ、このような問題は発生しないと思っています。
私自身、学生に講義をすることもありますし、相談を受けることも良くあります。そのような中で、大切にしていることは学生諸君に「理解していただく」ということです。
IC(インフォームドコンセント)いわゆる説明と同意ですが、医療現場では日常的に実践されていることです。しかし難解な専門用語を並びたてられ、しぶしぶ同意をしている患者さんやご家族も多いと思います。ここで抜け落ちているのが患者さんやご家族の「理解」ということ。この部分が抜け落ちているが故、医療訴訟に発展したりしていることも多いんじゃないかな?と考えています。
教育も同様で、教育者の最大の目的は、一方的に押し付ける形で講義をすることではなく、受講者(学生、生徒等)が理解をしてくれるということ。受講者が理解していないのならその講義は失敗だと言えます。
今回の一連の体罰問題も、体で覚えさせるのではなく、頭で理解させ自主的・能動的な行動に向かわせるのが指導者の手腕じゃないかな?と思っています。私は少年野球の年齢の低い子供たちにも、何故こういうことをするのか?と理論をもってきちんと説明をし、練習をさせるようにしています。
朝日新聞社説 暴力指導有罪-再発の温床なくさねば 9/27 (一部引用)
http://www.asahi.com/paper/editorial.html?ref=com_gnavi#Edit2
大阪市立桜宮高校2年の男子生徒が自殺した問題で、生徒に暴力をふるった元顧問教諭に有罪判決が言い渡された。
裁判官は「効果的で許される指導方法」と妄信し、暴力的指導を続けてきたと非難した。
学校での教員の暴力が公判廷で裁かれたのは異例で、判決の意味は重い。暴力による指導効果を信奉する人たちは、自らへの警鐘と受け止めるべきだ。
大阪市教委は事件後、元顧問の行為は「体罰」ではなく、「暴力」と定義した。ささいな理由で繰り返しており、落ち度を戒めるための「罰」ですらなく、まったく正当化できないとの考えだ。
文部科学省の全国調査では、昨年度だけで6721人の教員が体罰をし、被害を受けた子は計1万4208人にのぼった。
学校教育法は体罰を禁止しているが、罰則規定はない。だが、そもそも心身を傷つける暴力は許されない行為で、教育現場ではなおさらのことだ。「体罰」は暴力との基本認識をもっと明確にしてこそ、暴力追放の徹底をはかれるのではないか。
元顧問は暴力をふるった理由について、「目の前の生徒に成長してもらいたいとの思いがあった」と裁判で語った。最近も、天理大や浜松日体高などで暴力が発覚した。「気合を入れたかった」「うまくなってほしかった」。指導者や先輩の言い分は、元顧問のそれと重なる。
RSウイルス、東京や九州で感染拡大-過去10年で最多、例年より早く流行か 医療介護CBニュース 9/12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000001-cbn-soci
確かに乳がんに対する情報量が増え、昨今は遺伝子診断などの話題もありましたので、自衛への意識が増しているのは確かです。但し統計というものはもう少し長期的視野で捉えないといけないんじゃないですかね?
乳がん死亡率、初の減少 2012年、検診など効果か 朝日新聞 9/13
http://apital.asahi.com/article/news/2013091300001.html
49項目がどの様なものか判りませんが、判明したら再度掲載したいと思います。またこの規制改革会議、もうちょっと知りたいので、調べてみてから特集でも組もうかな?
看護師業務の拡大検討 規制改革会議、49項目選定 朝日新聞 9/12
http://apital.asahi.com/article/news/2013091200019.html
今日は神戸大学医学部保健学科において、臨地実習指導者会議が開催されますので私も出席してきます。指導者(と私がいうにはお粗末すぎておこがましいのですが)というものは、良い人材を確保する、またその人材を人財に変えていく使命があると思います。技師長協議会会合でも、様々な大学との連携を強固にする使命が我々にはあるので、積極的な取り組みをお願いしたい、と発言しているのですが、満足できる状態というには程遠いと思います。臨地実習は良いネットワークを構築するためにも、広義で臨床検査部門の活性化のためにも、人財を育てるためにも、その第一歩となるものですから、指導にあたられる方々は自覚と責任感を持って臨んでもらいたいものです。「感動とは、感じて動くこと」。実習生の方々が自発的に能動的に実習に臨み、臨床現場で多くの感動を味わってもらえることを願っています。
さて我々国立病院機構グループ施設のニュースを2件ご紹介します。本邦で現在も将来も大きな課題である、周産期医療と救急医療。こういったいわば経済的にメリットの少ない医療を地域と連携してますます充実させてもらいたいものです。地域医療の密接に関わっている我々に対し、素晴らしいアイデアをいただいた気がします。
国立佐賀病院を周産期医療センターに再指定 佐賀新聞 9/3 (一部引用)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2544163.article.html
佐賀県は1日、佐賀市の国立病院機構(NHO)佐賀病院をリスクの高い妊産婦を受け入れる「総合周産期母子医療センター」に引き続き指定した。今後も県内の周産期医療の中核として、高度の母体、新生児医療を24時間体制で提供していく。
医療センターは、合併症のある妊婦や低出生体重児などリスクの高い患者を受け入れる施設で、国の指針に沿って都道府県が指定する。「母体胎児集中治療管理室(MFICU)6床以上」「新生児集中治療管理室(NICU)9床以上」の基準があり、県は2010年8月、NHO佐賀病院を初指定した。
初指定に関しては約3年間の有効期限を設けたが、今後は病院側が辞退しない限り、指定の効力は無期限で続く。再指定により、診療報酬の優遇措置やNHOの助成金を引き続き受けることができる。
ドクターカー本格運用 高崎総合医療センターで9日から 産経新聞 9/3 (一部引用)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130903/gnm13090302150003-n1.htm
独立行政法人国立病院機構高崎総合医療センター(石原弘院長)は9日から、高崎市等広域消防局と連携し、医師が同乗し、現場に出動させる緊急自動車、ドクターカーの運用を始める。市などによると、病院による運行は全国約30カ所で行われているが、県内での本格運用は初めて。(萩原淳子)
ドクターカーは救急現場で早期に治療を始めることで患者の救命率向上や後遺症の軽減を図る目的で導入。医療機器や無線機を装備し、緊急自動車指定を受けた車に医師や看護師、さらに患者情報を収集して医師に伝達する指令係が乗務する。同消防局が管轄する高崎、安中両市内の原則20分以内で到着可能な場所を目安に出動する。
市などによると、現状では救急搬送の通報受信から救急車が患者のもとに到着するまでの平均時間は8分50秒。しかし、患者受け入れの医療機関を決定、患者が搬送先に到着するまでの平均時間は通報から約35分かかっているという。
同センターが実施するドクターカーは、心臓疾患など生命に関わる救急患者で、より迅速な措置が必要と判断された場合に消防が専用電話でセンターに出動を要請。救急医が同乗した車が現場に向かい、患者を収容した救急車と出先のポイントで合流する「ドッキング方式」で運用する。
当面、平日午前9時から午後5時までで対応し、医師はセンターの救急医5人のうち10年以上の経験を持つ荻野隆史医師(49)と福江靖医師(46)の2人が交代であたる。運転は指令係と兼務で消防局OBら2人を雇用した。
さて本日の特集記事。先日、以下の記事が出ていたので、関連記事を集めてみました。
鳥インフル:H7N9型ワクチン開発に着手へ 毎日新聞 9/2 (一部引用)
http://mainichi.jp/select/news/20130902k0000e040121000c.html
厚生労働省は2日、中国で感染が拡大した鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)のワクチン開発に着手する方針を固めた。H7N9型が、人から人に容易に感染する新型インフルエンザへ変異することに備え、メーカーに開発を依頼する。試験的に少量を製造してもらい、年明けから動物を使った試験を実施。早ければ来年度から生産できるよう準備を進める。
ワクチン製造に向け厚労省の国立感染症研究所は6月、英国からワクチン製造に用いるウイルスの株を輸入。7月には感染研もワクチン用の株を独自に開発した。
厚労省は8月下旬、国内メーカーに2種類の株を無償で分与。どちらの株がワクチンに適しているか検討してもらった上で製造を始めてもらう。H7型はワクチンを接種しても免疫ができにくいとの報告もあり、動物試験に時間がかかる可能性もある。現在、ワクチンの大量生産や備蓄について計画を公表している国はない。
鳥インフルH7N9ワクチン開発へ 試験用は年内にも 朝日新聞 9/2 (一部引用)
http://apital.asahi.com/article/news/2013090200004.html
【阿部彰芳】中国で人への感染が広がった鳥インフルエンザH7N9について、厚生労働省は2日、ワクチン開発を進める方針を決めた。H7N9は今年、患者が確認されたばかりで、有効なワクチンがない。将来、大流行した場合に備え、試験的に作って安全性や効果を確かめることにした。
厚労省専門家会議で了承され、メーカーに協力をあおぐ。ワクチンのもとになるウイルス株は8月下旬からメーカーに提供しており、早ければ年内にも試験用のワクチンを作り、年明けに動物実験を始める。
H7N9は今年2月に初めて患者が見つかった。世界保健機関(WHO)によると、8月11日までに中国と台湾で135人報告され、死亡は44人。報告数は4月下旬から減少し、7月の2人を最後に患者は確認されていない。
ウィルスのワクチン開発はいたちごっこで作っても作ってもきりがないところは皆さんもご存知かと思います。かといって放っておくこともできないし、以下のような理由で開発せざるを得ないのですね。
鳥インフル:H7N9型、日本人は抗体なし…東大など解明 毎日新聞 7/11 (一部引用)
http://mainichi.jp/select/news/20130711k0000m040103000c.html
今春から中国で感染者が相次いだ鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の特徴を、さまざまな哺乳類を使った実験で解明したと、東京大などのチームが10日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。日本人は感染や悪化を防ぐための抗体を持っていないことも判明した。チームの河岡義裕・東京大教授は「パンデミック(大流行)を起こした場合、肺炎患者が増える可能性がある」と指摘する。
H7N9型ウイルスは、遺伝子解析から、ヒトの細胞に感染・増殖しやすい特徴があると予想されていた。
チームは、上海市と安徽省で見つかった最初の2人の患者から採取したウイルスで、哺乳類のフェレットやマウス、サルなどに感染させた。
抗体を保有していないので、もし感染拡大した場合、免疫力の弱い方を中心に死者多数なんてことになりかねないです。では、このH7N9型の発生経路や特徴について以下記します。あともう少ししたら神戸大学に出向かないといけませんので、細かいコメントについては差し控えます。ではまた。
質問なるほドリ:中国の鳥インフルの特徴は? 毎日新聞 4/18 (一部引用)
http://mainichi.jp/opinion/news/20130418ddm003070151000c.html
◇ヒトの細胞にくっつきやすい性質
なるほドリ 中国でヒトへの感染が問題になっている鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」は、どんな特徴があるの?
記者 国立感染症研究所(こくりつかんせんしょうけんきゅうしょ)などによると、これまで知られていなかった新タイプのウイルスです。中国の浙江(せっこう)、江蘇(こうそ)両省でニワトリから検出されたウイルスと浙江省のカモ、韓国の野鳥のウイルスの遺伝子計3種類が混ざっていました。鳥インフルエンザウイルスはヒトに感染しにくいのですが、今回は表面がヒトの細胞にくっつきやすい性質に変わり、鳥の体温より低いヒトの鼻からのどでも増えやすい特徴がありました。
Q 患者は、鳥からうつされたの?
A 感染源は今も分かっていません。中国の農業省などによると、上海(シャンハイ)市の市場で売られていたハトから患者のウイルスとそっくりな遺伝子のウイルスが見つかりました。他に、浙江省杭州(こうしゅう)市の露店街のウズラなどからH7N9型のウイルスが見つかっています。ただし、鳥インフルエンザは豚などを介してヒトにうつることもあり、鳥が感染源とは断定できません。
Q これまで、鳥インフルエンザがヒトにうつったことはあるの?
A たくさんあります。H5N1型は各地で報告されています。97年に香港(ホンコン)で初めてヒトへの感染が確認され、厚生労働省によると、03年以降(今年3月15日まで)は15カ国で計622人が感染、うち371人が死亡しています。
中国の鳥インフル どう考える? どう備える? 朝日新聞 4/4 (一部引用)
http://apital.asahi.com/article/takayama/2013040400002.html
3月31日、中国の国家衛生計画出産委員会はWHOに対して、国内でインフルエンザA/H7N9に3人が感染したと通知しました。これらはヒトへのA/H7N9感染が確認されたの最初のケースになります。
通知によると、上海市の男性2人と安徽省の女性1人で、2月19日から3月15日のあいだに発熱、咳などで発症し、やがて重症肺炎に発展したということです。現在までに9人の感染が確認され、3人が死亡しています。
中国の疾病対策センター(CDC)によって3月29日に亜型の同定が試みられましたが、A/H3N2、A/H1N1pdm09、A/H5N1のいずれもが陰性であったことから、さらにシークエンスを検討したところA/H7N9であることが判明したようです。
また、遺伝子の一部がヒトに感染しやすく変異していることまでは確認されていて、ヒトからヒトへの感染が発生していないか(つまり新型インフルエンザの流行がはじまっていないか)、これから注意深く監視してゆく必要がありそうです。
報道によると、この遺伝子変異の分析をしたのは、日本の国立感染症研究所のようです。中国当局から、発生しているウイルス遺伝情報の提供を受け、その配列を分析したということです。
分析したのは、はじめに感染が確認された上海市の男性2人と安徽省の女性1人から分離されたウイルスで、いずれもウイルスの増えやすさを決める特定の遺伝子が、ヒトの細胞の表面に感染しやすく変異していたとしています。
また、注目すべきは、上海市と安徽省の患者それぞれから分離されたウイルスにおいて、遺伝子の変異した部位の配列が一致していたということです。これはウイルスが広範囲に拡がっている可能性を示唆していると思います。ただ一方で、広範囲で発見されているのに孤発例ばかりで集団発生を認めておらず、(SARSのように)医療従事者の感染事例が報告されていないことから、それほど感染力は有していないだろうと私は思います。
これらの情報を総合して考えると、かなり前からA/H7N9は発生していて、じわりじわりと拡がっていたのでしょう。それに気づいたのが先月だったというだけです。しばらくは、発掘するかのように報告が続くでしょうが、どこかで報告数が頭打ちになるはずです。そうならなければ……、それはウイルスがヒトへの適合性を獲得したということ。つまり、本格的な新型インフルエンザの発生となります。
個人的には、いまだ正体の見えないA/H7N9のアウトブレイクよりも、むしろ、中国が国内の感染症情報を迅速に公開し、さらに遺伝子情報を日本の研究機関に渡したことに驚きました。というのも、この方面についての中国の隠ぺい体質には、かなり定評があったからです。SARSの教訓に学んで危機管理体制が適正化していたのか、あるいは新政権のなかで情報公開への決断がみられたのか、はたまた隠しきれないほど拡大している事実について掌握してしまったのか……。
いずれにせよ、せっかくの中国からの情報提供について、一部のPM2.5報道にみられるような「今度はインフルかよ。まったく迷惑な話だ」といった低レベルな反応を返すのではなく、「よくぞ迅速に情報公開してくれた」と謝意を伝える姿勢が日本人には必要です。また、絶対に中国人観光客を忌避するような行動をとってはいけません。これは胸襟を開きかけた中国の姿勢に泥をすりこむ行為です。最悪の場合、今後、日本だけが情報をもらえないということにもなりかねません。
今回、ウイルスのゲノム配列を世界に先駆けて日本が現地からもらえたことは極めて貴重なことなんです。どれくらい貴重かというと、確定診断のためのPCRプライマーを世界に先駆けて開発できて(2009年に北米からゲノムを入手するのにどれだけ苦労したか……)、抗インフルエンザ薬の耐性遺伝子の有無を世界に先駆けて確認できて、さっそくパンデミックワクチンの開発準備が始められるぐらい貴重なんです。パンデミック対策においては、こういう水面下の情報交換/協力関係というのが極めて大切ですから。
さて、一昨日(4月2日)、WHOはホームページ上でFAQを公開していますが、「ヒトからヒトへの感染を起こしたとする証拠はない」としています。ただし、「起こしていない」と断言することもできないので、現在は調査中であるということです。それ以上、これといった新情報は公式には出ていません。
やっぱりヒトからヒトへの感染のしやすさを測りうるのは、試験管ふって遺伝子の変異があるかどうかを論ずるよりも、実際に患者と接してきた家族や医療従事者への感染があったかどうかだと思います。そして、いまのところWHOは「水平感染を確認していない」と繰り返し強調しています。
昨日9/1は防災の日。各新聞社の社説やコラムはこの話題を取り上げていましたが、当たり前のことを当たり前に書いているだけで、私が見た中では心に響くものはありませんでした。何故なのかは判りません。最近のお寒いマスメディアの状況を見ていて不信感という先入観があるせいなのか、どうしても何か他人事のように書かれているようにしか見えないのです。かくいう私も阪神淡路大震災や東日本大震災で仲間や友人や知人を亡くし、その多くの方々の多くの思いや災害の悲惨さを伝承すること、またそう言った状況に陥らないように整備することが私の使命と考えてきたのに、もっと頑張れるはずなのに、と焦燥感とともに自問自答する日々が続いています。良い意味で自身のギアを入れ替えようとこのメールニュースも再開させましたが、まだまだ頭の中がきちんと整理できておらず、支離滅裂な文章となり申し訳ありません。そのうち、しっかりと皆さんにもお伝えできるようにしますので、もうしばらくの間はご辛抱ください。
さてここからは本日の特集記事に移ります。
ダニというとあまり気持ちのいいものではない、とのイメージを持たれている方も多いかと思います。私もそのうちの一人。想像するだけで背筋がぞっとしますので、話題的にそっとしておきたいものでもあったのですが、やはり正確な情報をお伝えしなければ、と思いキーボードを叩きました。食わず嫌いと言いますように、知らないのに嫌いと言ってはダニさんに失礼かとも思ったので色々と調べてみたのですが・・・やっぱり好きにはなれません。第一印象通り。
それではダニとは何ぞや?というところから入ってみたいと思います。以下、敬愛するウィキペディアからの一部引用です。
ダニ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%8B
ダニ(壁蝨)とは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目に属する動物の総称である。世界で約2万種と言われている。比較的小型のものが多く、多くのものは1mm以下程度。
非常に多様性に富み、様々な面で人間生活にも関わりがある。動物について吸血するものがイメージとして強いため、転じて人間社会の中で、他人の稼ぎを巻き上げて生活するものなどに「社会のダニ」という使い方をすることがある。
【人間との関わり】
直接に人間から栄養を摂取するするダニ、農業害虫、食品(小麦粉等)につくもの、糞などがハウスダストとしてアレルギー性疾患のアレルゲンになりうるものなど、人との関わりは深い。
常温の食品を餌とするダニの侵入を放置した場合、アレルギー疾患のある人間がそのまま食すことで気管支を腫れあがらせ呼吸不全に陥る可能性があるため、隙間なく完全に密閉しない場合は注意を要する。
ツツガムシは、本来はノネズミを吸血するものだが、まれに人間につくこともあり、その際、ツツガムシ病を媒介する。これ以外にもダニによって媒介される病気がいくつかある(ライム病、回帰熱の一部、ロッキー山紅斑熱など)他、ニュージーランドでは現地に住む男性の耳の中でダニがおよそ100匹繁殖していたと言う例もある。
吸血性のダニは、家畜にもつく。また、ダニが媒介する家畜の病気も存在する。
利用の面では、ハダニを防除するために、ハダニを捕食するカブリダニがいるので、これを生物農薬として利用している例などがある。
また、ヨーロッパではチーズダニがチーズの熟成のために利用される(ミモレット、エダムチーズ等)。
ダニ類を駆除するために用いる薬剤を殺ダニ剤という。
人がダニに血を吸われた場合は無理やり引き抜くとダニの頭部が残り、化膿などを引き起こすことがある。このため、無理やり引き抜かずにそのまま専門医の治療を受ける。
【ダニに関係する病気】
・ツツガムシ病 - ツツガムシリケッチアの感染によって引き起こされる、人獣共通感染症のひとつであり、野ネズミなどに寄生するダニの一群であるツツガムシが媒介する。日本でも毎年死者がでる。
・ライム病 - ノネズミやシカ、野鳥などを保菌動物とし、マダニ科マダニ属のシュルツェマダニ(日本以外では、Ixodes ricinus(ユーラシア大陸)、Ixodes scapularis、Ixodes pacificus(北アメリカ大陸)群のマダニ)に媒介されるスピロヘータの一種、「ボレリア」 の感染によって引き起こされる人獣共通感染症のひとつ。感染症法における四類感染症。
・日本紅斑熱 - ダニに刺されて日本紅斑熱リケッチアに感染することで高熱や赤い斑点、刺し傷が体にできる。1984年に徳島県で発見された新興感染症であり、2009年までの5年間に470人が発症、2006年と2008年には死者が出た。1999年から感染症法4類感染症。
・ロッキー山紅斑熱 - 1906年リケッツにより発見された初めてのリケッチア。マダニにより感染する。世界中に分布する。
・2007年から中国でブニヤウイルス科のウイルスをダニが媒介した病気により、30人以上死亡したと言われる(中国での血小板減少症候群の流行)。
本邦でも大きく取り上げられた「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」ですが、当初限局した地域での発生でしたが、徐々に拡大を見せています。この「重症熱性血小板減少症候群ウイルス」について、また「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について以下に記してしておきます。
重症熱性血小板減少症候群ウイルス:ウィキペディア (一部引用)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E7%97%87%E7%86%B1%E6%80%A7%E8%A1%
80%E5%B0%8F%E6%9D%BF%E6%B8%9B%E5%B0%91%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4%E3%82%
A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
重症熱性血小板減少症候群ウイルス(Severe fever with thrombocytopenia syndrome virus)とは、ブニヤウイルス科フレボウイルス属に属するウイルスの一種。重症熱性血小板減少症候群 (SFTS) の病原体として同定されたウイルスである。名称が長いので、しばしば同症候群の頭文字をとってSFTSウイルス(SFTSV) と呼ばれる。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)とは 国立感染症研究所 (一部引用)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/diseases/sa/sfts.html
SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日?2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。致死率は6.3?30%と報告されている。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
最近の報道内容をピックアップして以下に掲載しておきます。
マダニ感染症:新たに4県でウイルス確認 毎日新聞(共同) 2013/08/29 (一部引用)
http://mainichi.jp/select/news/20130830k0000m040054000c.html
マダニが媒介する感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のウイルスが、これまで患者の確認されていなかった福井、山梨、静岡、和歌山の4県のマダニから見つかったことが29日、厚生労働省研究班の調査で分かった。SFTSは2009年に中国で集団発生し、国内では今年1月に感染が初めて確認された。
マダニ感染症、東へ 中部地方でもウイルス確認 朝日新聞 2013/08/29
http://apital.asahi.com/article/news/2013082900008.html
【阿部彰芳】マダニが広げる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のウイルスが、中部地方のマダニから見つかった。厚生労働省の研究班が調べた。患者はこれまで兵庫県から西側でしか見つかっていなかった。厚労省は「西日本以外でもかまれないよう注意して欲しい」と呼び掛けている。
SFTSは2009年ごろから中国で患者が報告され、見つかった感染症。ウイルスは11年に初めて特定された。国内初の患者は今年1月に確認され、患者数は今月26日までに計39人、うち16人が死亡している。患者が見つかったのは九州から近畿地方の13県に限られていた。
研究班は、中国地方から中部地方の9県で採取されたマダニを調べた。患者が未発生だった和歌山、福井、山梨、静岡の4県も含め、いずれの県でもマダニの一部から原因ウイルスの遺伝子が見つかった。関東や東北のマダニも調査中だ。長野、富山、岐阜、三重、香川の5県のシカや猟犬で感染の痕跡が見つかった。
県内マダニから感染症ウイルス 県「野山での服装注意を」 福井新聞 2013/08/30 (一部引用)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/society/45170.html
九州や中国地方で死者が出ているマダニ媒介の感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」のウイルスが、これまで患者が確認されていない県内のマダニから見つかったことが29日、厚生労働省研究班の調査で分かった。県内のマダニからSFTSウイルスが見つかるのは初めて。
県は、マダニが生息する草むらなどに入る際に肌の露出を避けるよう警戒を呼び掛けている。
SFTSは2009年に中国で集団発生し、国内では今年1月に感染が初めて確認された。国立感染症研究所によると、これまで近畿、中国、四国、九州など、西日本を中心に13県で39人の患者が報告され、16人が死亡している。
福井大医学部の高田伸弘特別研究員(医動物学)らが参加する研究班は、今年春以降、マダニのウイルス保有状況や野生動物への感染の状況を調べていた。今回は、これまでに入手できた検体を用いた予備調査の結果を発表した。
調査では、福井県を含む中部、近畿、中国、四国地方の9県のマダニを分析し、9県全てのマダニからSFTSウイルスを検出した。9県のうち福井、和歌山、山梨、静岡の4県は患者が報告されていない。
研究班は、地域ごとの検体数にばらつきがあることから、ウイルスを検出したマダニの採取場所や個体数など詳細は明らかにしていない。今後さらに全国的な調査を進める。
マダニは、寝具などに発生するダニとは異なり、主に野山に生息する。大きさは2~8ミリ。動物にかみついて吸血し、ウイルスに感染すると、発熱などの症状が出る。県健康増進課は、野山に行く際は長袖、長ズボンを着用し、帰宅後はマダニがかみついていないか確認を促している。マダニがかみついていた場合、無理に取ろうとせず、医療機関を受診するよう呼び掛けている。
今号より国臨協近畿支部内のMLにもメールニュースを配信することとなりました。従来より受信されており、重複して配信されている方はスパムメールと取られても困りますので私宛、お申し出ください。
ところで私からの情報発信方法ですが、未だに試行錯誤を繰り返しております。暫定的ではありますが以下の順序にて配信を行います。
1.フェイスブックへの記事投稿(最新記事)
これは最新記事を以下のサイトで掲載します。但しフェイスブックにご登録されている方はご覧いただけますが、登録されていない方は見ることが出来ません。記事更新連絡は、Project102のFBページにおいて「いいね」をクリックすれば更新ごとに連絡が入ると思います。
https://www.facebook.com/Project102.MT
2.フェイスブックへの記事投稿(特集記事)
同一カテゴリーで特集記事を組んだ方が効果的なときには、Project102のFBページでノートに書き込みを行います。基本的にメールニュースやブログ記事はこのノートが基本となります。
https://www.facebook.com/Project102.MT/notes
3.メールニュースによる記事配信(主として特集記事)
2.において作成した内容を基にメールニュースを作成し、皆さんに配信します。急を要する情報の時には、1.2.の手順は踏みません。
4.ブログへの記事投稿
私自身メインブログがソネット、サブブログがアメーバとなっています。この二か所に記事を投稿します。それぞれに読者層が異なるため、手間がかかりますが積み重ねがありますのでなかなか止めることが出来ません。
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/
http://ameblo.jp/gamdango/
以上、ご理解、ご協力を宜しくお願いします。
さて季節は移り変わり、もう残暑お見舞いなんていう季節になってしまいました。私の方はというと、少年野球(SSC太陽)にも未だ所属していますが、このところもっぱら長男の高校野球の方が忙しくなり、週末はほとんどそちらに出向いております。ほんの数か月前までは次男の中学野球も見に行っていたので、何が何やらわからない状況になっていたのですが、小、中、高と見ていて言えることは、「基本がすべて」ということ。指導するポイントというか、指摘するポイントは共通しているのですね。軟式であれ硬式であれ・・・
さて前置きが長くなってしまいましたが(ついでに言うと本文も長いです)、ここからは今日の特集です。なお今号より記載はしませんが、サイト記事はすべて一部引用となっています。全文をお読みになりたい方は、URLを記載していますので、クリックしてください。
珈琲の功罪について、これまでの医学論文においては、どの疾患に対しても「死亡リスクを低くする」というものであり、私自身珈琲は体に良いものだとの認識を持っていました。私は毎日少なくとも5~6杯の珈琲を飲んでおり、珈琲が無くては生きていけないほどの宝物。エスプレッソが大好物で濃いめの味がお好み、アメリカンなんて論外というものですから珈琲に対する医学論文が紹介されるにつれ「珈琲は美味しいだけではなく体にも良い」とほくそ笑んでいたのであります。
ところがところが、先日「コーヒー1日4杯以上、死亡リスク高め」なんて記事があり愕然とした次第。この記事を紹介してみます・・・
コーヒー1日4杯以上、死亡リスク高め 米研究チーム 朝日新聞 8/26 (一部引用)
http://apital.asahi.com/article/news/2013082600001.html
【冨岡史穂】毎日4杯以上のコーヒーを飲む55歳未満の人は、飲まない人に比べ、死亡率が高いとする疫学調査結果を、米サウスカロライナ大などが米医学誌に発表した。研究チームは「若い人はコーヒーを毎日3杯までに」と注意を呼びかけているが、コーヒーの功罪に結論が出るにはまだ時間がかかりそうだ。
チームが、米国の約4万4千人にコーヒーを飲む習慣を書面で尋ね、その後17年ほど死亡記録などを調べた。その結果、55歳未満に限ると週に28杯以上コーヒーを飲む人の死亡率は、男性では1・5倍、女性は2・1倍になっていた。55歳以上では変化はなかった。
ほんまかいな?って内容なのです。実際のデータについては調べてみたのですが分からない・・・
コーヒーについてWikipedia (一部引用)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC
でかなり詳しく掲載されています。その部分で医薬的効果について記されているものをピックアップしてみると、
医薬的効果 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%92%E3%83%BC
コーヒーは発見当初から眠気防止や疲労回復などの作用を持つことに注目されてきた薬用植物である。しかしその一方、コーヒーが過度の刺激剤や興奮剤として働く可能性を指摘し、敬遠する人も存在している。このことからコーヒーが人体に及ぼす作用は医学・薬学的な関心を集め、さまざまな知見が得られている。
医学的・薬学的研究の結果から、コーヒーの作用としてほぼ合意が得られている作用には以下のようなものが挙げられる。
1.習慣性
コーヒーには軽度の習慣性があるとされる。これはカフェインによる作用だと言われている。カフェインには軽い依存症を引き起こす働きがある。また一日に300mg以上(コーヒー3杯に相当)のカフェインを常用する人には、カフェイン禁断頭痛と呼ばれる一種の禁断症状が現れることがある。これは最後のカフェイン摂取から24時間以上経過すると偏頭痛様の症状が現れるものである。このカフェイン禁断頭痛は症状が現れてから、カフェインを摂取することで30分以内に消失するが、カフェインを摂取しない場合は2日程度継続する。ただし、これらの症状は麻薬類やニコチン、アルコールと比較して、きわめて軽微なものだと考えられており、規制や年齢制限などは必要ないと考えられている。
2.急性作用
コーヒーを摂取後、数分から数時間に出てくる代表的な作用として次のものが挙げられる。これらの急性作用は遅くとも一日以内には消失するものであり、健常時には特に健康上の問題を引き起こすことはないと考えられている。しかしながら過度に摂取した場合やそのときの体調によっては、一過性に問題を起こすことがある。また、特に消化器疾患、高血圧、パニック障害などの疾患がある場合など、特定の患者や病態によっては、これらの通常は無害な作用が有害に働くことがあるため、注意が必要である。
・中枢神経興奮作用(精神の高揚・眠気防止/不安・不眠)
・骨格筋運動亢進作用(筋肉の疲労を取る/ふるえ)
・血圧上昇
・利尿作用
・胃液分泌促進(消化促進/胃炎を悪化させる)
・血中コレステロール(LDL, TC)増加
・大腸ぜん動運動の亢進(緩下作用/下痢)
3.慢性作用
コーヒーを長期間に亘って飲用した場合についても、多くの疫学的研究が古くから数多く行われてきた。1980年までには「コーヒーが体に悪い」という視点からの報告が多かったが、それらの研究の多くは1990年代に、より精度を高めた追試によって否定されている。一方、1990年代からは「コーヒーが体に良い」という視点からの研究もなされている。
・発症リスク低下(ほぼ確証):パーキンソン病・大腸がん・直腸がん・2型糖尿病
・リスク低下の報告あるが論争中 :アルツハイマー病・肝細胞がん・胆石
・リスク上昇の報告あったが後に否定された:高脂血症・膵臓がん・心不全・十二指腸潰瘍
・リスク上昇の報告あるが論争中:関節リウマチ・高血圧・死産リスク・骨粗鬆症・膀胱がん
・発症リスク上昇(ほぼ確証):(今のところ特になし)
コーヒーに含まれるクロロゲン酸にマルトースをグルコースに分解する酵素であるα-グルコシダーゼの阻害活性が認められ、ラットで食後の血糖上昇の抑制作用が認められた。カフェインにはα-グルコシダーゼ阻害活性は認められなかった。コーヒーをよく飲む人たちでは糖尿病発症のリスクが低くなる傾向が見られた。
4.制癌作用
国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部(津金昌一郎、田島和雄ら)の調査により、肺ガン抑制効果が確認された。これは約10年間にわたる40~60歳代の男女約9万人に対する追跡調査で、計334人が肝細胞がんと診断され、コーヒーの摂取と肝細胞がんになるリスクの関係を統計的に分析した。日常的にコーヒーを飲む人が肝臓がんになる率は10万人当たり約214人で、ほとんど飲まない人の場合は約547人。1日に1?2杯の人よりも、3?4杯の人の方がリスクが減ったとされ、研究チームはコーヒーに含まれる抗酸化作用をもつ成分の影響かとしている。ただし、津金昌一郎研究部長は2008年、「いずれにせよまだ研究途上」と語っている。
2009年、同研究部が実施したコーヒー摂取と肝がんとの関連に関する調査(対象者18815人、13年の追跡調査)では、 「コーヒーをほとんど飲まない」人が肝がんを発生する割合を1とした場合、「1日1杯未満」の集団では0.67、「1日1~2杯飲む」集団は0.49、「1日3杯以上」は0.54となり、癌になる割合がおよそ半減するというデータが得られた。クロロゲン酸やカフェインなどの成分が肝機能酵素活性を改善したり、肝細胞炎症を軽減させたりしたのではないか、という考えが示されている。
東京農工大学の研究グループは、試験管内の実験にてコーヒーに含まれるクロロゲンにガン細胞の転移を抑制する働きがあることを発見した。
スウェーデンのカロリンスカ(Karolinska)研究所が、複数の研究成果のメタ解析で、毎日2杯のコーヒーの摂取により、肝がんの発症リスクを約4割減少させることができることを明らかにした。この予防効果は、肝臓関連の既往症がある場合でも同等であった。
和歌山県立医科大学化学教室(当時)の岩橋秀夫教授らは実験により、コーヒーに含まれるクロロゲン酸がフリーラジカルの生成を阻害する仕組みを解明した。これはフリーラジカルの生成の阻害および、酸化の予防という二重の防御壁により、ガンを防ぐものと考えられている。
コーヒーは女性の浸潤結腸がんのリスクを低下させる。
5.ヒトに対する発癌性が疑われる
IARCは、コーヒー酸とコーヒー(膀胱癌のみ)をグループ2B:発がん性があるかもしれないもの、としている。
6.その他の健康情報
この他にも、経験的に言われている効用、さらには風説の類いまで含め、多くのコーヒーの作用が語られている。これらの中には、研究結果を誤解したもの、商用の宣伝目的と考えられるものなども含まれているため、他の健康ブームに乗った情報と同様、活用にあたっては注意が必要である。
麻薬中毒者やタバコをやめたい人などが、コーヒーを飲用することにより禁断症状がやや緩和されるという。
近年の研究では低血圧症、高血圧症の場合、血圧値を正常値に戻す働きがある事が指摘されている。また、善玉コレステロールを増やすなど心筋梗塞の予防にも役立つとの指摘もある。
モーニングコーヒーに砂糖を若干入れて飲むと、血管の血流が良くなる事と、脳の栄養分が補給されるため、勉学、頭脳労働などにかなり効果が有るとも言われている。
コーヒーは「アルカリ性飲料」だとする主張。これは日本のコーヒーの業界団体である全日本コーヒー協会が昭和63年頃から行っていたキャンペーンの影響だと思われる。当時はコーヒーは健康に悪いと考える風潮があり、それに対抗するために喫茶店経営者などに配布した「コーヒー&ヘルス」という小冊子にこの記述があった。コーヒーはアルカリ性ではなく酸性(pH 5~6)を示す(梅干しは酸性を示すがアルカリ性食品であると表現するのと同様の理由と思われる)。
「酸化したコーヒーは体に悪い」という主張をする人がいる。コーヒー豆を保存するとき成分の酸化(特に脂質の酸敗)による品質低下が問題になること、抽出したコーヒーを保温しつづけると色素の酸化重合や過酸化水素などのフリーラジカルの生成がおきることが知られているが、健康との関係についての研究報告はまだ行われていない。
コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸類を始め、豊富な抗酸化物質が含まれており、肌の張りをよくし老化を防止する効果があるといわれている。
何やら副作用も認められますが、概ね「功」の方が勝っている気がします。
過去の「功」記事について・・・
コーヒーを1日4~5杯飲む男性 死亡リスクが12%低下と判明 8/26 NEWSポストセブン (一部引用)
http://news.livedoor.com/article/detail/6889671/
米国国立がん研究所のニール・フリードマン博士らは、50~71歳の40万2260人
の成人男女(男性22万9119人、女性17万3141人)を1995年から2008年まで追跡調
査し、コーヒーの摂取量と死亡率との関係を解析した。対象は、国立公衆衛生研
究所の食事健康調査研究に登録した成人で、そのうちの9割がコーヒーを愛用し
ていたという。
追跡期間中に男性3万3731人、女性1万8784人が死亡。博士は、対象者をコーヒー
の摂取量で6グループに分けて効果を比較した結果、摂取量が増加すると総死亡
リスクが低下することが分かった。
フリードマン博士によると、コーヒーを全く飲まない男性に比べ、コーヒーの摂取が1日当たり1杯未満の男性の死亡リスクは1%低下し、1杯の男性は6%、2~3杯の男性は10%、4~5杯の男性は12%、6杯以上の男性も10%低下することが分かったという。
日本人女性における、コーヒー摂取と全死因死亡、心血管疾患死亡、がん死亡リスクとの関連について 2010年The Journal of Nutrition発表 (一部引用)
http://www.pbhealth.med.tohoku.ac.jp/node/275
日本人女性においては、コーヒー摂取は全死因死亡、心血管疾患死亡、特に冠動脈疾患死亡リスクを低下させるコーヒーには、健康に有益であるとされている物質が多数含まれています。しかしながら、コーヒーそのものが死亡率にどう影響をあたえるかという議論に対して、一致した結論が得られていませんでした。
わたしたちのグループでは、宮城県に居住する40-64歳の37,742人(男性18,287人、女性19,455人)を対象に大規模前向きコホート研究 を行っており、1990年から10.3年間の追跡調査を行っています。1990年のベースライン調査で得られた回答をもとに、コーヒー摂取の頻度によって 対象者を4群に分け、男女において各々の全死因・心血管疾患・がん死亡率を算出しました。その結果、女性においてのみコーヒーを多く摂取するほど全死因死 亡および心血管疾患死亡リスクが統計学的に有意に低下することが明らかになりました。全死因死亡リスクに関して、コーヒーを「全く飲まない」群のリスクを 1とすると、その多変量補正ハザード比(相対リスク)は、「時々飲む」群で0.88、「1-2杯/日」群で0.82、「3杯以上/日」群で0.75でし た。
毎日コーヒーを飲む中高齢者は死亡リスクが低い(2012.5.24掲載) ヘルスデージャパン (一部引用)
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&id=3772:2012524
1日にコーヒーを3杯以上飲む高齢者は、全く飲まない人に比べ一般的な原因(common cause)で死亡するリスクが10%低いことが、米国の大規模研究で示された。この結果はカフェインの有無を問わず、コーヒーを飲む50~71歳の成人に当てはまるという。ただし、あくまでも観察的研究でコーヒーが心血管疾患、呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病、感染症および傷害や事故による死亡率の低下に関連することが示されたもので、因果関係を裏付けるものではないという。
研究の筆頭著者である米国立癌(がん)研究所(NCI、メリーランド州)のNeal Freedman氏によると、コーヒーを飲むという行動はさまざまな行動と関連しているという。例えば、コーヒーを飲む人は喫煙量が多い傾向があるため、実際、最初は高い死亡リスクとの関連がみられたが、喫煙の影響を差し引いたところ、逆の関連が認められたと同氏は説明している。この研究は、医学誌「NewEngland Journal of Medicine」5月17日号に掲載された。
今回の研究では、1995~1996年に「NIH(米国立衛生研究所)-AARP(旧米国退職者協会)食生活・健康研究」に登録した男女約40万人の食習慣に着目。研究開始時点で被験者に癌、脳卒中、心疾患の既往はなかった。コーヒーの摂取について0杯~6杯以上の範囲で被験者に尋ね、2008年または死亡するまで健康状態を追跡した。その結果、1日に飲むコーヒーが1杯だけでも全死亡リスクが低下するほか、今日の公衆衛生学上懸念されている特定原因による死亡リスクも低下することがわかった。例外として、女性の癌死亡数の減少はみられず、男性の癌死亡に対する予防効果はわずかであった。1日1杯を超える量を飲むと効果がさらに大きいようであったが、1日2杯と6杯との間ではほとんど差が認められなかったという。
ついでにと言ってはなのですが、珈琲について調べてみると、全日本コーヒー協会 http://ajca.or.jp/ なるものがあり、様々な興味深いデータが掲載されています。
ご参考までに・・・
神戸の新井です。
8月も終盤を迎え、暑い夏も・・・まだまだ終わりそうにないですね。ただ朝晩はかなり涼しくなってきたような気もします。
今年に入り何かと忙しい時間と過ごしておりますが、少年野球の方はというと・・・かなり順調に仕上がってきており、前半戦では2大会で優勝することが出来ました。正直言って取りこぼしも多かったため、あと2大会くらいは優勝できた気がします。先週よりいよいよ後半戦のスタートでしたが、同点のままサドンデスとなり、4番の一振りで何とかサヨナラ勝ちを収めることが出来ました。今週末も2大会が新たに開始となります。この模様については、フェイスブック(FB)に書き込んでいますので、宜しければご覧ください。
https://www.facebook.com/gamdango
ところで、このメールニュースですが、現在試行錯誤の真っ最中で、当面はリアルタイムな情報を、FBに掲載し、取りまとめてメールニュース、ブログへと掲載しようと考えています。これまでのようなリアルタイムな情報をメールにてお届けすることは出来ませんが、リアルタイムな情報が欲しい方は、FBをご覧ください。なお、Project 102というタイトルで、Facebookページを作成していますので、そちらをご覧ください。
https://www.facebook.com/Project102.MT
また友達申請やフィード購読も大歓迎ですので、お越しください。待ってまーす!
さてFacebookページの方へは8/20より配信を開始しています。これまでのメールニュースは、一通ごとにストーリーを考えて配信していましたが、今回のFBでは一話完結のような形となります。また私自身の興味本位でニュースを選別しますので、これまでのメールニュースをご覧いただいていた方々には違和感が生じるかもしれません。どのような形が無理なく継続できるのかを模索中ですので、落ち着くまでしばしお時間をください。
では以下、一話完結医療ニュースの始まり~8/20配信分から・・・
「男性用ピル」候補か 精子数減らす化合物発見 朝日新聞 8/17
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208170213.html?ref=comkiji_txt_end
Comment: この化合物で、性行動や男性ホルモンに変化はない、とされていますが、長期的に見て本当かな?と私は思います。現在女性化傾向のある男性が増えており、これに拍車がかかるのでは???
肉腫:がん研有明病院が国内初の専門治療センター設立 毎日新聞 8/17
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082001002192.html
Comment: 肉腫についての概論はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%82%89%E8%85%AB
O157感染源特定難航…作業員、水は「シロ」 読売新聞 8/23
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63494
Comment: 腸管出血性大腸菌Q&Aはこちら
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/
山形大、重粒子線治療で連携強化 がん治療の先端技術 共同通信 8/20
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082001002192.html
Comment: 重粒子線治療についてあまりお聞きになったことが無い方も多いのでは?概略はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E7%B2%92%E5%AD%90%E7%B7%9A%E3%81%8C%E3%82%93%E6%B2%BB%E7%99%82
重粒子医化学センター病院のHPはこちら
http://www.nirs.go.jp/hospital/index.shtml
腸管神経の成り立ち解明 神戸の理研 神戸新聞 8/20
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/0005314220.shtml
Comment: ヒルシュスプルング病って聞きなれない病名ですが、ご存知でしょうか?日本小児外科学会HPに掲載されています。
http://www.jsps.gr.jp/05_disease/gi/hirschsprung.html
認知症対策 入院よりも在宅目指せ 朝日新聞社説・・・すみません、リンク切れです・・・
Comment: 人間、年を取れば多くの方が直面する問題です。私の両親は幸いにして健在ですが、体力の衰えと共に記憶力低下が目立ってきました。他人事ではありません。
慣れ親しんだ場所を変わるということが老人にとってどれだけ大変で思い切りのいることか、身を持って少しずつですが理解できるようにもなりました。入院や施設への入所の選択肢もあるのでしょうが、年を取れば私自身も「終の住」を求めるでしょう。環境が変わる悪影響よりも自身が選んだ住まいで最後の時をゆっくりと過ごしたいという思いは多くの方が持つのも理解が出来ます。
在宅医療、在宅支援に対して医療財源が乏しいことを理由に削ぎ落としを国は考えているのでしょうが(特に在宅支援でしょうね)、国民が望んでいることが何であるかをもう少し真摯に捉え考えてもらいたいものですね。
「ホンナ」で秋田美人…メラニン抑制効果発見 読売新聞 8/22
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63593
Comment: 秋田の女性は常日頃「ホンナ」を食べてるから美人なんやぁ、ホンマかいなぁ・・・との私の早とちりでした。
私の場合、メラニン色素形成を促進することばかりしていますので、時すでに遅し・・・ですが。
救急医療情報キット導入進む…福岡 読売新聞 8/22
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=63618
Comment: こういった試みは数年前から地域医療連携推進というよりも、独居老人の孤独死を防止するといった観点から取り組まれていたことです。緊急時における処置や対応のみならず地域に密着した拠点病院としての役割を果たす方策としてもっと取り組まれていいのでは?と思います。さらに現在マイナンバー制など検討されていますが、こういったことが推進されて来れば、もっと安心して医療を受けられる世の中になるのでは?と思います。
ただし何度も申し上げてきていることですが、電子カルテなどの共有を含めインフラ整備が盛んに行われていますが、そのもととなるデータの標準化、互換性を高めるといったことはもっと積極的に取り上げられないと本当の意味で、安心して良質な医療をどこででも受けられる、世の中にはならないと思うのです。もっと事の重大さや本質を理解したうえで議論をしてもらいたいものです。インフラ整備による特需?などによりお金儲けをしたい方が多いのでなかなか進まないのが現状ですが・・・
少量血液でがん検査可能 富山のメーカー、チップ量産 共同通信 8/17
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012081701001593.html
Comment: このニュース、額面通りに受け取れば、感度も特異度も高そう、夢のようなキットだね!と思われる方もおられるかと思いますが、私は???です。何でもかんでも癌を捉えるとの誤解を生じるのでは?と危惧します。そもそも血中に癌細胞が出現するメカニズムについてはまだまだ未知の部分もあるわけで、癌なら転移があるのだから血中に出現するだろう?との発想は短絡的です。転移のメカニズムは血行転移だけではありません。さらに少量の血液でどの程度の癌細胞を捉えられるのか、についてはどうなんでしょう?記事を読んだだけで判断するのは駄目なのですが、疑問符があまりにも多すぎる内容です。
また初期癌については検出不可能症例があまりにも多いのでは無いかとも思いますし、記事に書かれている早期発見???私の頭では理解不能です。
医療サービスに「費用対効果」の考え方は必要か 日経メディカル 8/22
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/kumagai/201208/526439.html
Comment: 私はこういった内容が、議論に挙がること自体ナンセンスだと思っています。一応記事にも付け足しのように書かれてはいますが、「費用対効果」は患者の考えそのものでしょう?我々医療従事者は患者の良質な医療を提供するのが義務であり、患者側は良質な医療を受ける権利を有しています。その対価としてお金を支払うのだと思いますし、良質な医療を受けるための補助を国がかなりの額公的に負担するわけですね。
また良質な医療を提供するためには、それなりの設備投資も必要なわけで、その経営基盤を確立してからでないと十分なことは出来ません。
恐らく私も二十年くらい前の状態であれば、医療の質と経済的概念は相反事象であるというかもしれませんが、現実を見据えると、そんな考え方はまったくもって甘い!と思います。
患者さんの疑問に分かりやすく答えるのってホント難しい 日経メディカル 8/22
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/blog/azuma/201208/526421.html
Comment: これは実感!!!ですね!!!
医療従事者の中には(というか結構多いかも)難しい言葉で、言い方悪いですが、患者を煙に巻くことで優越感を感じておられるバカな方がおられます。こんなしょうもない見栄を張るのではなく、真のプライドを持ってもらいたいものだと横目で見ながらバカにしている場面もしばしば・・・
実習に来た学生にはいつも言うことなのですが、「難しいことを難しく説明するのは誰にでも出来る。真のプロフェッショナルは難しいことを本当に分かり易く説明するものだ」ということ。学校の先生でもそうなのですが、受け手(学生、生徒側)は授業を理解しに来ているのであって、聞きに来ているわけではありません。話し手側は、受け手側の理解というものが無ければ、授業、講義をしている意味が無いのです。その辺を勘違いされている方が多すぎるように感じます。
これは患者に対しても同様。インフォームドコンセント、いわゆる医療従事者側の説明と患者側の同意、ですが、その部分に患者側の理解というものが無ければ意味がないのでは?と私は常々思っています。
西ナイル熱、米で41人死亡 再流行を警戒 朝日新聞 8/23
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208230195.html?ref=comkiji_txt_end
Comment: 以前ほどの大流行ではないようですが、今後の動向に注意する必要があります。
西ナイル熱についての概略についてはこちら
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/
西ナイル熱Q&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/02.html
ハンセン病:療養所職員、厚労相が「増員へ努力」 毎日新聞 8/24
http://mainichi.jp/select/news/20120824k0000m010165000c.html
Comment: ハンセン病施設は我々のグループ施設でもあります。このニュースを読んで思ったのは、私の個人的な感想ですが、何もハンセン病施設のみが人員削減を余儀なくされているのではないということ。大臣が増員へ努力ということは、全体の枠組みの中で増員されるのか、それとも純増されるのか、どっちでしょう???人員削減だ、コストパフォーマンス向上だと叫んでいる現状を見ると前者の色が濃いようですが、となるとグループ内他施設とのバランスが崩れます。色々と熟考されてこういった発言をされたのか、非常に疑問を感じます。
総選挙もそろそろ匂ってきましたので、これ以上の記述はしません。
厚労省、病気腎移植を不承認 データ不十分と専門家会議 共同通信 8/23
http://www.47news.jp/CN/201208/CN2012082301001656.html
Comment: この不承認に関しては、まだまだデータが不足していると私も思いますので、妥当かな?とも思いました。
私の疑問点はそんなところではなくもっと根本的なところ。
そもそも全摘するような腎臓を移植なんてできないでしょうし、臓器移植への適応が限局性の病変に限られるのは素人の私でも分かります。ということは、別段全摘しなくとも良い腎臓(部分切除で済む)が全摘されるということになります。何か大きな矛盾を感じるのですが、如何なものでしょうか?素人考えですみません。
「オーソドックスな服装」の大切さ 日経メディカル 8/24
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/series/performance/201208/526461.html
Comment: 私自身も気をつけていることですが、病院という特殊な場所、業務に就いている以上、見た目ですね、出勤するときにはあんまり奇抜な格好であるとか、お粗末な格好をしないように心掛けています。部下にもTPOをわきまえろ!とよく注意するのですが、いまいち認識が甘いというか、我関せずのようなスタッフも存在します。
我々、医療従事者の中で一番服装に気をつけている職種は事務職です。それに引き替え、医療職、特に医師や看護師等においては、「何しに来てんの?」みたいな奇抜ないでたちで、しゃなりしゃなりと歩くお方も結構見受けます。これを患者が見た時にどう思うか!私が患者ならこんな人には触れてほしくはありません。こういうのって、一般常識の問題なのでしょうか?
ちなみに私自身、年齢も年齢に達してきましたから、普段着も気をつけるようにしています。だって私が変な格好やみすぼらしい身なりをしていたら子供がかわいそうですもん。
国立病院機構、2分の1が「S」評価- 経常収支8年連続黒字など高く評価 CBニュース 8/23
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37966.html
Comment: 我々が属するグループの評価が高いことは当たり前のことだという自負もありますが、昨年度から独立行政法人化した国立高度医療研究センターではどうだったのか・・・
循環器病研究センター、最高評価は3項目- 臨床志向の研究・開発推進など
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37930.html
長寿医療センター、昨年度評価は「S」2つ- 前年度は「S」ゼロ
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/37970.html
この結果となったのは、どういった理由からなのか、分かりませんが、評価指標の中に「経済性」というものがかなり色濃く位置しているのかな???と思うのですが・・・そもそも、両法人における評価指標の差があるだけなのでしょうか?ちょっと勉強してみます。