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0421-486号 医療ナビ:肉腫(サルコーマ) 骨や筋肉などにできるがん… [kensa-ML NEWS]


 昨晩は、とにかく一刻も早く自宅に戻り[ダッシュ(走り出すさま)]・・・JAXAライブを楽しもうと・・・幸い着陸する前に自宅に戻れました。戻るなり愛機PCにLANケーブルを繋ぎ、ライブを楽しみました[わーい(嬉しい顔)]・・・のつもりでしたが、家族の怒涛のような会話に押され[がく~(落胆した顔)]、少々音声が途絶え気味だったのが非常に残念。でも本当に無事帰還できて良かったですね。山崎さん、ミッション御苦労様でした。


 さて先日は40年前の大阪万博のニュースが出ていました。当時携帯電話と言わず、ワイヤレス電話・・・この40年間における技術革新はめざましいものがありますが、得たものと失ったものを比べれば、圧倒的に失ったものの方が多いような気がします。大きく失ったものの一つに「夢と希望」があるのでは?と私は思います。当時と比較し、圧倒的に異なるものはオリジナリティを容認出来る懐の大きさというか、そういったもののような気がします。今は均てん化というか均一化というか・・・個性と性質とが勘違いされている世の中になってしまったのではないかと。勿論「夢と希望」に満ち溢れ過ごされている方も多いかと信じたいところですが・・・皆さんは如何でしょうか?


 今日のコラムご紹介です。


天声人語 朝日新聞コラム 4/21 http://www.asahi.com/paper/column.html
 ホンダ、ソニーと紛らわしい「HONGDA」のオートバイや「SQNY」の乾電池が出回った国である。中国のコピー癖に今さら驚きはしないが、国の威信をかけたイベントまでとはニセモノ天国も半端じゃない
▼上海万博のPRソングが岡本真夜(まよ)さんのヒット曲にそっくりな件で、万博実行委が岡本さん側に「あの曲を使わせてほしい」と申し出た。遅すぎる依頼ながら、岡本さんは「とてもすてきなお話で光栄です」と応じたという
▼13年前の「そのままの君でいて」が、ほぼそのまま、なぜか中国の国家事業を盛り上げる運びとなった。先方は穏便にさばこうとしたのだろう。「盗作に抗議」「認めて謝罪」という手順をすっ飛ばした、お手軽にして珍妙な落着だ
▼この荒業、当方も冗談としては話していた。冗談を地で行く国である。例えは悪いが、万引きの犯人が「倍払うから許して」とひれ伏した図が浮かぶ。そして店側は「とてもすてきなお話」と
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「真似も長期間継続すれば本物になる。諦めて中途半端で終わったらそれは単なる猿真似」と若い人に機会があれば話をします。何事も学ぶということは「真似」から入るのだと思いますが、今回の一件は「盗み」ですね。似て非なるものですが、国家倫理をもう少し改められた方が良いのでは?と思いますし、今のままでは「識」の無い国として歴史に名を刻むことになるのでは?と危惧します。私ごときが危惧しても仕方のないところですが・・・岡本さんの懐の大きさが目立つ一件となりました[ひらめき]

 昨日のニュースでしたか、大阪万博と事業仕分けについて書かれていました。仕分け対象の独立行政法人は以下のURLに記載しています。 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100420-OYT1T01274.htm

 今回の仕分けにより、万博記念公園を管理する独立行政法人が仕分け対象に入ったとか・・・跡地はどのように整理されるのでしょうか?気になるところです。どうも独立行政法人がやり玉に挙げられていますが、私が所属する独立行政法人国立病院機構も仕分け対象に入っています。独立行政法人化後、黒字決算で来ている優良企業なのですが、これ以上どの部分を切り捨てるのか、ええ加減にせえよ[パンチ]と言いたくなります。民間に比べれば、非常に少ない人員で頑張っているのに、どこを見ているのか[むかっ(怒り)]と怒りさえ覚えますね。


 メインニュースに移る前に、救急に関するニュースを二点お届けします。

 まずは生命を守るべき徐細動装置が機能せず結果として患者が死亡したというニュースから。

 少し前にも別メーカー危機の不備が問われたところですが「うちは大丈夫だろう」の対岸の火事的な考えがユーザー側に無かったのか?ということも当然問われるべきであろうと思います。しかし先日の件も今回の件もですが、定期点検というか、始業点検的なものは作業プロトコル内に無いのでしょうか? 無いとすればそちらの方が重大な過失だと私は思いますし、メーカー側にのみ責任を移譲してはいけないのではないでしょうか? 因果関係は不明・・・無責任な言い回しです[ちっ(怒った顔)]


AED:故障、作動せず 心肺停止男性死亡--大阪の救急車
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100421ddm041040018000c.html
 大阪市消防局は20日、救急車のAED(自動体外式除細動器)が故障のために作動しないトラブルがあったと発表した。今月7日夜、心肺停止状態だった同市の男性(60)に使用したが、蘇生措置ができず、男性は搬送先の病院で死亡した。内部にあるトランジスタが何らかの原因で脱落し、胸部に取り付けるパッド部分に電流が流れなかったらしい。市は故障と死亡の因果関係は不明としている。・・・続きを読むにはここをクリック
 


 もう一点は診療報酬改定と救急医療に関しての話題提供です。


医法協/四病協に2次救急委員会の設置を提案へ 2次救急病院の検討組織の拠点に Japan Medicine 4/21 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/21/119288/
 日本医療法人協会は、21日に開かれる四病院団体協議会総合部会に、2次救急委員会の新設を提案する方針を決めた。同会の加納繁照副会長が17日、本紙の取材に応えた。
 救急問題については、2010年度診療報酬改定で救急車受け入れ数を具体的に評価しようという動きがあったが、政府の入院と外来の改定財源の明確化により、導入が見送られた経緯がある。加納副会長は、3次救急の救命救急センターについては、大学病院や自治体病院が多く、補助金と診療報酬の両輪で評価されているのに対して、2次救急医療については、担当している病院の経営主体が幅広く、改善に向けて具体策を検討する組織があいまいな点が課題だったと指摘。
 さらに、救急医療は、評価指標としてDPCの新たな機能評価係数として採用されているほか、社会医療法人の認定要件にもなっている。
・・・続きを読むにはここをクリック


 さて本日のメインニュースは、いつもと趣向を変えて、純粋に病気のお話。


 肉腫という言葉を聞けば、一般的にドラマなどにも取り上げたりされ、良く聞くのが骨肉腫。でも肉腫はかなり種類も多く多様な病態を示します。また肉腫と聞けば、かなり悪性度が高く、根治出来ない?との認識を持っている方も多いのではないでしょうか?

 記事の中にもあります、国立がん研究センター中央病院のサルコーマグループは以下のURLがリンク先です。ご一読いただければと思います。 http://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/sarcoma.html


【毎日新聞社ニュース 2010/04/21】
 医療ナビ:肉腫(サルコーマ) 骨や筋肉などにできるがん…

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100421ddm013100125000c.html
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◆肉腫(サルコーマ) 骨や筋肉などにできるがん。患者数が少なく、「忘れられたがん」とも言われる。
◇専門医不足、診断難しく
◇小児がんでは1/3にも 種類多く症状さまざま
 東京都内在住のプロダンサー、吉野ゆりえさん(42)が、海外で激しい腹痛に襲われたのは03年10月。帰国後、病院で「卵巣肥大なのでなんともない」と言われ、いったんは安心した。ところが1年後、再び激痛に見舞われた。検査の結果、10センチ程度の腫瘍(しゅよう)が見つかり、「良性の子宮筋腫」と診断。セカンドオピニオンとして受けた別の病院では「良性の卵巣のう腫」と診断され、腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた。だが、病理検査の結果は「後腹膜平滑筋肉腫」という悪性の腫瘍だった。術前診断の間違いから、不適切な治療によって肉腫(サルコーマ)細胞が体内に散らばり、その後計5回にもわたり手術を受けている。
 肉腫は、骨や筋肉、血液などの細胞の性質が突然変異で変化し、増え続ける病気だ。体内のどこにでも発生するが、胃や大腸などの表面を作る上皮細胞が腫瘍化するがんとは区別される。すべてのがんのうち、肉腫は1%程度と少なく、国内の年間発生患者数は1万人程度と推定されている。ただし、15歳未満の小児がんの場合、約3分の1も肉腫が占める。原因が明確でなく、予防法はない。
 肉腫は、がんに占める割合こそ低いが、種類が多い。骨にできる肉腫、軟らかい組織にできる肉腫に大別され、骨にできる肉腫は、骨肉腫や軟骨肉腫、ユーイング肉腫など約10種類、軟らかい組織にできる肉腫は、脂肪肉腫や平滑筋肉腫、悪性線維性組織球腫など約40種類もある。
 症状もさまざま。骨にできる肉腫は、最初から痛みや熱感があったり、骨が折れたりしてから気付くこともある。軟らかい組織にできる肉腫は、逆に痛みや熱感がなく、硬いのが特徴。体外からはわかりにくく、腹痛などの症状で気づくことも多い。
 治療は、手術による外科的方法が基本だ。腫瘍が大きくて手術で完全に除去できない場合、抗がん剤や放射線で治療する。子どもの場合、肉腫の増大が早く、転移しやすい種類も少なくないため、強い抗がん剤が必要とされる。肉腫の種類や進行度によっても治癒率が異なるが、除去できれば治る可能性は高いという。
 肉腫治療の大きな課題は専門医不足。そもそも患者数が少ないため、的確な診断を下せる専門医がほとんどいない。希少ながんのため、医師にも経験がほとんどなく、診断が難しい。がんの有無を調べる腫瘍マーカーなど診断キットもなく、術前術後の診断の難しさから、間違った治療を受けて亡くなる人が少なくないのが実情だ。
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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