SSブログ

0420-485号 国病機構/医療サービスの質的向上を目指し「臨床評価指標2009」を公表 [kensa-ML NEWS]


 今日は暖かな一日でした。朝からしょぼしょぼの雨が降っていましたし、風が強かったので過ごしやすく心地良いとは言えませんでしたが[バッド(下向き矢印)]・・・

 昨晩は検査当直をしながらJAXA実況中継に見入っておりました。残念ながら昨晩の着陸は無かったのですが、今晩、再びトライのようですね。山崎さんが無事ご帰還されることを願っています[るんるん][わーい(嬉しい顔)] 実況中継は以下のサイトにてご覧いただけます。
 
http://iss.jaxa.jp/iss/19a/library/live/live.html


 さて一昨日になりますが、衝撃的な光景を目にしました。トラキチならば涙された方もおられたのではないでしょうか? 私は泣けました・・・[もうやだ~(悲しい顔)]


天声人語 朝日新聞コラム 4/20 http://www.asahi.com/paper/column.html
 南北アメリカへと海を渡ったコロンブスは、西に進めばアジアだと疑わない一徹者だった。船員の暴動や座礁、病気などの試練を乗り越え、12年かけて大西洋を4往復した
▼阪神タイガース、金本知憲(ともあき)選手(42)の連続試合フル出場記録が、「新大陸発見」の年と同じ1492で途切れた。コロンブスに負けぬ頑健、そして粘りである。国内はもちろん、大リーグの記録もとうに破り、航海というより、どこかお遍路さんを思わせる一人旅だった
▼今季は肩の故障で開幕から不振が続いていた。11年をかけた前人未到、しかも年齢的に再挑戦は難しい記録である。周囲が「ご遠慮を」とは言いにくい。すると、本人が「これ以上出てもチームの迷惑になる。勝つための手段として外れます」と申し出たそうだ
▼個人記録とチーム事情は、時に相いれない。担当記者は「ある意味で阪神はタブーから解放された」と万感をこめた。プロの選手なら、シーズンオフの練習や体調管理も給料の内だろう。丈夫で長持ちといい、自ら退いた気配りといい、できた仕事師である
・・・続きを読むにはここをクリック


編集手帳 読売新聞コラム 4/20
 
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20100419-OYT1T01343.htm
 〈ボクサーはいいよな〉と渥美清さんは語ったという。〈タオルを投げてくれる人がいるからね。役者は自分で投げなきゃならないから〉。親交のあった永六輔さんが自著に書き留めている◆自分でタオルを投げる孤独な決断をするのは、役者だけではあるまい。ここにもいる。プロ野球・阪神、金本知憲選手(42)の「連続試合フル出場」の世界記録が1492試合で途切れた◆右肩の故障で攻守に精彩を欠き、このままでは結束して優勝を目指すチームに迷惑がかかる。「先発から外してほしい」。みずから監督に懇請したという◆自分の個人記録よりもチームが勝つために――1500試合の節目までわずか8試合を残して偉大な連続記録を断ち切る決断は、本人の申し出なくしては監督やコーチも容易になしえなかっただろう。途切れることによって、その途切れ方によって、いっそう光り輝く記録もある・・・続きを読むにはここをクリック


 人間引き際が肝心。その人の大きさが試される時でもあります。

 でも、引き際が美しいから良いと言っているのではなく、如何に自分自身を客観的に見ることが出来るかということが一番大切なのだと私は思います。人間は誰しも自分に甘いもので、弱い心を隠しながら生きています。無理しない程度に、かっこいい背中を後身の人に見せたいものですね。


 このところ、宇宙ネタばかりお送りしていましたので、私の頭の中は宇宙で一杯。宇宙が溢れんばかりのところにこのタイトルを見て、「ソユーズ?野口さんの話題かな?」と勘違いしたのは私くらいでしょうか?・・・(--; 薬用石鹸との関連性を考えた方は?少なからずおられるのでは? 正直に仰ってください・・・(--;


新・多能性幹細胞:東北大チームが発見 「ミューズ」と命名 毎日新聞 4/20
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100420ddm002040082000c.html
 大人の皮膚や骨髄の中に、さまざまな細胞になる能力を持つ多能性幹細胞があることを、出沢真理・東北大教授らの研究チームが発見した。分離・培養も成功した。胚(はい)性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)に続く多能性
幹細胞の可能性があるとして、「Muse(ミューズ)細胞」と命名した。既知の2種類に比べ増殖率は劣るが、がん化の恐れは低く、医療への応用が期待されるという。
 成果は、19日付の米科学アカデミー紀要に発表した。
 研究チームは、ヒトの骨髄や皮膚に含まれる細胞中にごくまれに現れるES細胞に似た細胞に着目。濃縮・培養すると、神経や筋肉、肝臓などの細胞に分化した。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 増殖が自動的に止まったり、腫瘍化しない、理想的な再生なのですが、実用化に向けてはどうなのでしょう?気になるのは増殖率というか、再生医療利用に耐えうるものなのかどうなのかということ。再生医療は時間が要求されることも多いので[猫]


 さて再生医療の発展が待ち望まれるところですが、その発展を待ちきれない患者さんも多くおられます。以前お伝えしたことがありますが、中学三年生の女の子の話題を覚えておられるでしょうか? その少女がようやく渡米出来るようです。無事帰国されることを祈念します。


高1女子、心臓移植で来月渡米へ 全国から支援寄せられる 共同通信 4/20
 
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042001000228.html
 拡張型心筋症で米国での心臓移植を望んでいる仙台市の高校1年寺町沙也さん(15)が、手術のため来月4日、渡米することが決まった。ニューヨーク市のコロンビア大病院で臓器提供を待つ。
 支援団体「さやちゃんを救う会」(札幌市)が20日、札幌市で記者会見して明らかにした。会の呼び掛けで集まった募金は約1億9千万円。寺町さんは両親と成田空港から米国に向かう予定。
・・・続きを読むにはここをクリック

 

 今晩、山崎さんの帰還生中継を見れそうにもありませんが、たまには自宅に早く帰ってテレビでも眺めてみたいものです・・・今日の前振りショーはこのくらいにして、メインニュースに移ります。


 医療分野で客観的に数字でその質を判断する。そのような取り組みは近年盛んになってきました。その数少ないものとして、臨床検査分野では、日本医師会臨床検査精度管理調査があります。検査データの質を点数で表すもの。また良い病院ランキング、名医ランキングなんてありますが、結構眉唾ものが多く、あまりあてにならないものも多く含まれることもこれまた事実。そういった意味で「臨床評価指標」の策定はかなり信憑性のある指数だと思います。まだまだアイテムが少なく、こんなもんで病院の善し悪しが分かるの?と思われた方もおられるかとは思いますが、今後様々な客観的評価指標が出てくると思いますし、もっと患者さんが病院を選びやすい状態になるのでは?と期待出来ます。医療従事者のモチベーション向上にもきっと寄与することだと思います。

 臨床評価指標について記載しているサイトは以下のところです。

 臨床評価指標2009の公表について  http://www.hosp.go.jp/news/detail.7.7020.html

 臨床評価指標のページ  http://www.hosp.go.jp/7,0,61.html

 臨床評価指標2009のページ
  
http://www.hosp.go.jp/7,7018,61.html
  http://www.hosp.go.jp/resources/content/7018/ci2009.pdf


【Japan Medicine 2010/04/19】
 国病機構/医療サービスの質的向上を目指し「臨床評価指標2009」を公表
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/4/19/119197/
==================================================
 国立病院機構はこのほど、「臨床評価指標2009」を公表した。国病機構は良質で病院ごとのばらつきが少ない医療サービスの提供を目指し、2007年度から独自に設定した臨床評価指標ごとの結果を公表している。09年度は国病機構145病院を対象に各指標に該当する病院の結果をまとめ、過去3年間の推移を比較しながら評価できるようにグラフ化して表記した。
 国病機構以外の病院でも、同様な方法で各指標の結果を得れば医療サービスの質を比較することができるようになる。国病機構は臨床評価指標の公表が、多くの病院にとって医療サービスの質的向上に向けた取り組みの動機付けになることを期待する。
  国病機構が設定する臨床評価指標は26項目にわたる。医療サービスについて、結果だけでなく、プロセスにも着目した指標を設けたことが大きな特徴だ。
  例えば「脳梗塞患者における早期リハビリ開始率」は、リハビリテーションの最終目標である社会復帰が達成できた結果を数値化した指標ではない。ただ、脳梗塞患者へのリハビリは早期に始めた方が有利とされており、国病機構では積極的に取り組む姿勢を評価する指標を導入することにした。指標の測定値については、計測期間内に退院した患者のうち、▽退院時の主病名が「脳梗塞」▽入院後に頭部CTスキャンもしくは頭部MRI検査を実施している▽50歳以上▽3日以上90日以下の入院の各条件を満たす患者に対し、入院日より4日の時点で身体機能リハビリ処方が開始された患者の割合と定義する。結果をみると、06年度35.1%、07年度35.9%、08年度40.8%と推移し、着実に進展したとみることができる。
  医療サービスの標準化を目指し、診療ガイドラインに基づく指標も積極的に取り入れた。例えば「脳梗塞における初期少量アスピリン投与率」がこれに当たり、診療ガイドラインが広く普及し、医療全体のレベルアップにつながることを後押しする。・・・続きを読むにはここをクリック
  

   
br_decobanner_20091222111615.gif   laboratorytest88_31_green_3.gif  medicalinfo88_31_lightblue_3.gif  medicalteam88_31_lightred_3.gif
   宜しければワンクリックにご協力下さいね[るんるん]

    gam_banner_2.jpg    gam_banner_3.jpg  現在公開中


nice!(41)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 41

コメント 0

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。