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0413-480号 【厚労省】省内事業仕分けがスタート‐“8原則”を提示 [kensa-ML NEWS]


 今日は少し肌寒い一日でした[ふらふら] 暖かくなったり寒くなったりと、非常にめまぐるしい天候に左右されるのは、体調だけではなく、作物にも大きな影響を及ぼしているようです。やはり旬のものは、メリハリのついた天候でないと美味しくいただけないようですね。昨晩のニュースでは、春キャベツの高騰が話題に上っていました。天候不良により、結球が進まず市場に出せる春キャベツが少なくなったことが原因のようです。今年の夏はどのような夏・・・の前に梅雨の心配をしないといけませんね。長雨やカラ梅雨にならなければいいのですが・・・[バッド(下向き矢印)]


 今日のコラムご紹介は、先日お亡くなりになった「井上ひさし」さんの話題です。私が確か中学生の頃、井上ひさしさんにサイン入り書籍をいただいたことがありました。どんな本だったか全く記憶にないのですが・・・サインとはほど遠い走り書きのような字で「作家なのに汚い字だなぁ・・・[あせあせ(飛び散る汗)]」みたいな記憶だけが残っています。
 「喜びのパン種である笑い」とは面白い表現ですね。亡くなって改めてその人物の大きさを知る・・・享年75歳、合掌・・・


余録:井上ひさしさんの標語 毎日新聞コラム 4/13 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
 江戸の黄表紙にカチカチ山のパロディーがある。狸(たぬき)の遺児が江戸まで兎(うさぎ)を追って敵討ちをする話だ。ついに狸が兎の胴を真っ二つに切ると、上は黒い鳥、下が白い鳥になる。「兎を二つに切たる鳥なれば、黒きを鵜(う)、白きを鷺(さぎ)と名付けし」
▲くだらないと怒ってはいけない。若き井上ひさしさんは図書館で読んだこのくだりに大笑いし「世界を抱きしめたくなる気分」になったのだ。東京の大学になじめず、ささいなことに恐怖を抱くようになっていた時だった
▲「この時ぼくは笑うことを回路にして世界と共感し結合していた」「一つの語呂合わせで状況はくるっと引っくり返ってしまう。音の響きを蝶番(ちょうつがい)にすれば、状況は扉の向こうへも押せるし手前に引くことができる」。ほどなく井上さんは浅草でコント作りを始めた
▲しゃれや語呂合わせ、方言を巧みに使い、言葉を現実の束縛から解き放った井上さんだ。自由になった言葉の戯れによってきらびやかな権威も、恐ろしげな権力もくるっと引っくり返った。その時の人々の笑いから新たな言葉の宇宙を組み上げた戯曲や小説の数々だ・・・続きを読むにはここをクリック


 さて医療系ニュースからちょっと脱線して私の興味本位話題からご紹介。昨日、本日と宇宙ステーションの話題で花盛りですが、科学衛星のニュースです。この手の内容には、ホント、目がないです・・・[目] でもちょっと疑問[exclamation&question]

 国内開発したものをわざわざ日本の反対側からなぜ打ち上げるのでしょうか?それもウクライナのロケットで?純国産ロケットで種子島から打ち上げという訳にはいかんのでしょうか? ま、いずれにしても天文オタクにはたまらんニュースです[ひらめき]

超小型衛星:11年8月打ち上げ 星の位置など観測 毎日新聞 4/12
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100413k0000m040033000c.html
 国立天文台は12日、東京大、京都大と開発した超小型衛星「Nano-JASMINE」(ナノジャスミン)を来年8月に打ち上げると発表した。星の位置や運動の観測を専門にした科学衛星で、欧州宇宙機関が89年に打ち上げた「ヒッパルコス」に次ぎ世界2例目。従来の星表(恒星の位置カタログ)の精度を高めることが期待されるという。
 ナノジャスミンは50センチ立方で重さ約35キロ。ウクライナのサイクロン-4型ロケットで、ブラジル北部のアルカンタラ発射場から打ち上げられる。衛星開発費約1億円は国立天文台の運営交付金で負担する。約12万個の星の正確な位置や運動を測定したヒッパルコス衛星の40分の1程度の重量で、同程度の観測精度を実現した。
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 天文オタクの話題はこの位にして、メインニュースに移る前に興味を惹いた医療系ニュースのご紹介です。なるほど、選択的窒息死を利用ですか・・・色々と考えるものですね。


呼吸酵素の構造解明 感染症の創薬に期待 県立大 神戸新聞 4/13
 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0002868793.shtml
 人間の生命維持に欠かせないタンパク質の一種「シトクロム酸化酵素(呼吸酵素)」の構造を、兵庫県立大生命理学研究科の吉川信也教授(69)らが大型放射光施設「スプリング8」(同県佐用町)を使って詳しく解明し、12日付の米科学アカデミー紀要の最新号に発表した。呼吸酵素の仕組みが細菌と人間で異なることが判明。「細菌の呼吸酵素の働きのみを抑える抗生物質など、感染症の創薬に応用が期待できる」(吉川教授)という。
 呼吸酵素は細胞中の小器官ミトコンドリアにあり、呼吸で取り込んだ酸素と食べ物から得た水素を化合させ、生存に必要なエネルギーを作り出している。
 吉川教授らは、人間に近い牛の心臓の筋肉細胞から呼吸酵素を取り出して結晶化し、実験を重ねてきた。その結果、呼吸酵素内の水素イオンの輸送の仕組みが判明。鉄を含む化合物「ヘム鉄」や酸素の役割が明らかになり、これまで同一と考えられていた細菌の呼吸酵素との違いが分かったという。
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 さて今日のメインニュースへの導入ニュース?を一題。私自身、兵庫、京都、大阪の施設を転々としていますが、地域性というか、そういったものを移るたびに痛感します。レセプト査定の違いに唖然とすることもしばしば。場所だけではなく、人によっても異なるときもあるようですので、このあたり、標準化というか、規格化が必要なんじゃないでしょうか?今回の診療報酬改定の解釈にしても、恐らく都道府県により微妙な差異が生じることでしょう。このあたり、不公平?の無い様に納得できる形で審査してもらえないものでしょうか?


「レセプト査定率」の支部間格差、厚労省が実態調査へ CBニュース 4/12
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27161.html
 厚生労働省が4月12日に実施した省内事業仕分けでは、大手企業の社員が加入する健康保険組合などの診療報酬について審査、支払いを行う特別民間法人「社会保険診療報酬支払基金」(支払基金)が仕分け対象となった。支払基金の中村
秀一理事長は、人員削減や余剰資産の売却などの改革案を提示したが、仕分け人の民間有識者からは「説明責任が足りない」「政策提案が必要だ」など厳しい声が上がった。各都道府県支部の審査委員会が行うレセプト(診療報酬明細書)審査で、保険診療のルールに適合していない「査定」の割合が支部間で異なる点について、長妻昭厚労相は「どういう理由でこれだけ離れているのか。それを是正するためにはどういう手法が必要なのか。サンプル調査も含めてきちんと現状把握をしていきたい」と述べ、実態調査に乗り出す意向を示した。
 事業仕分けで中村理事長は、▽国からの財政支出の削減▽2015年度までに少なくとも525人の職員を減らす「組織のスリム化」▽宿舎などの余剰財産の売却▽審査の充実や業務の効率化―の4項目から成る改革案を説明。
 仕分け人の河北博文氏(河北総合病院理事長)は、「もしかすると、一部の業務は民間の保険会社に委ねることも可能かもしれない」と民間企業参入の可能性について言及。一方、大久保和孝氏(新日本有限責任監査法人パートナー)は「競争原理の導入は不可避だ」と強調し、支払基金のガバナンスの在り方を提言した。
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 ようやく本日のメインニュースに移ります。

 事業仕分けがこれまで行われてこなかったのが、少々疑問でもありますが、とにかく「ムリ、ムラ、ムダ」を無くすことが大命題。昨年の仕分け作業では、少々「ムリ」な部分が多かった気もしますが、改革は短期間で進めなければ、改革と言えないのも事実。見せることだけではなく内容の伴った、国民の納得出来る仕分け作業を行ってもらいたいものです。


【薬事日報ニュース 2010/04/13】
 【厚労省】省内事業仕分けがスタート‐“8原則”を提示

 
http://www.yakuji.co.jp/entry18855.html#more-18855
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 厚生労働省は12日、省内事業仕分けとして、同省所管の独立行政法人や公益法人の事務・事業の無駄排除に向けた議論を、他府省に先がけてスタートさせた。冒頭、長妻昭厚労相は、「この仕組みを一時的なものではなく、10年後も役所業務の一環として、事業を見直す仕組みとなるよう埋め込めればありがたい」とあいさつ。さらに、“省内事業仕分け8原則”を示して独自性をアピールした。
 厚労相の省内仕分けには、大学、病院、シンクタンクなどの関係者や、弁護士、会計士、自治体首長ら民間有識者のほか、公募による厚労行政モニターが参加する。行政刷新会議と同様に、議事のカメラ撮影が全て可能なフルオープンで行わ
れ、「廃止」「移管」「見直し」といった評決は、基本的に刷新会議の方式に沿っている。作業は概算要求までに終える予定で、初日は、雇用・能力開発機構と社会保険診療報酬支払基金の2法人が対象になった。
 作業開始に当たって長妻厚労相は、「試行錯誤があるかもしれない」としながらも、省内仕分けの恒常化を図りたい意向を表明。民間仕分け人に対しては、「最終的な判断は、政務三役としてやらせていただくということで、この場で私どもの判断は示さない。われわれの気づかない点を厳しくご指導いただきたい」と期待を寄せた。
・・・続きを読むにはここをクリック
 
仕分け8原則の要旨
 [1]行政刷新会議の事業仕分け対策としてではなく、厚労省が自ら改革を実施するために行う
 [2]今年限りでなく恒常的な事業として位置づける
 [3]厚労省の事務・事業や所管法人の事業等のあり方を公開かつ外部の視点を入れて議論
 [4]最終的な改革案は政務三役で決定し、仕分け作業の場では最終的な判断を下さない
 [5]事前調査の結果や論点等を示して活発に議論
 [6]最後に仕分け人として外部の民間有識者から「廃止」「移管」「見直し」といった見解を明示
 [7]国民から傍聴者を募り公開の場で議論
 [8]メディアにもフルオープン。
 

   
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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