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0312-460号 糖尿病、検査1回で診断 学会が新基準 [kensa-ML NEWS]

 やっと、というより、もう週末の金曜日となりました。この一週間如何お過ごしだったでしょうか?

 春の人事異動の季節に合わせ、内示をもらった方も多数おられるのではないでしょうか?私は昨年神戸に舞い戻ったばかりですから、内示はありませんでした[わーい(嬉しい顔)]

 私自身五回転勤をしてきていますが、いつも心掛けてきたことは、当たり前のことですが 「初心忘れるべからず」。もちろん、初心を忘れる暇もないほど慌ただしく一年で転勤ということもありましたが[がく~(落胆した顔)]、あと二週間余り・・・送別会などイベントも多いこの季節、くれぐれもご自愛ください。

 さてこのところ、10年振りとか久し振りに改定しましたよねぇ・・・みたいなことが多数ありますが、先日の診療報酬改定もそう。また今日のニュースもその一つです。政権交代のおかげとは思いたくないのですが、やっぱりそんなものなのでしょうか[exclamation&question] しかしやたらパブリックコメント(パブコメ)が目立ちますね。でもパブコメを知らない国民は多数いるはず。政府広報も、もう少し力を入れていただきたいのと、民間による広告強化(新聞紙上などへの掲載⇒もしかしてしていました?していたとしても目立たないので意味なし)など考えられないものでしょうか? マスコミももっと協力したら良いのになぁ?と単純に思います。


採血基準、12年ぶりに改正へ-400ml、再来年度から男性は17歳以上に
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26728.html?src=bp
 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会の血液事業部会(部会長=池田康夫・早大理工学術院教授)は3月11日、今年度2回目の会合を開き、同部会が昨年末から議論していた採血基準の見直しに関する省令の改正案について、400ml全血採血の男性の下限年齢を現行の18歳から17歳に引き下げるなどとする厚労省案を了承した。同省では、来年4月1日の施行に向け、近く省令改正の手続きに入る方針で、採血基準の改正は12年ぶりとなる。同部会ではまた、献血や血液製剤の安定供給に関する来年度の計画案も了承し、同日、長妻昭厚労相に答申した。
 厚労省の「献血推進のあり方に関する検討会」が昨年2月にまとめた報告書を踏まえ、同部会では昨年末の前回会合で省令の改正案について協議。これを受けて同省では、今年1月末から1か月間、国民の意見を求める「パブリックコメント」を実施した。
 今回了承された改正案では、男性の全血採血基準について、200mlでは献血可能な血色素量の下限値を現行の「12 g/dL」から「12.5 g/dL」に増量。また、400mlでは献血可能な下限年齢を17歳に引き下げる一方、血色素量の下限値を
現行の「12.5 g/dL」から「13 g/dL」に引き上げる。さらに、男性の血小板成分採血基準については、上限年齢を現行の54歳から69歳まで大幅に拡大。ただし、65-69歳が献血する場合、60-64歳に献血経験がある人に限るとしている。
■来年度の目標血液量は202万リットル
 3月初旬の長妻厚労相の諮問を受け、この日の部会では、献血や血液製剤の安定供給に関する来年度の計画案も審議。
 献血の推進に関する計画案では、来年度に確保すべき血液量について、全血採血139万リットルと成分採血63万リットル(血しょう採血30万リットルと血小板採血33万リットル)の計202万リットル(約516万人分)とし、目標量を確保するため、子ども連れの主婦が献血できる「キッズスペース」を増やすなど、普及・啓発を促進するとしている。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 先日、あるテレビで献血率が話題となっていました。確か・・・40代女性と20代女性における献血率・・・みたいな内容でした(車運転中だったので、画面は・・・見てませんよぉ)。社会貢献なんてあんまり若い人は考えていないんじゃないの?と思われる方へのひっかけみたいな内容だったと思います。40代女性は貧血具合が一番ひどい年代なので、貧血により採血が出来ないとの説明がありました。若い方々にバンバン献血してもらいましょ[exclamation×2]


 さて本日のメインニュース。これは昨年11月に日本糖尿病学会で案として出されたものの決定版ですね。臨床側と患者側にかなりの混乱が予想されます。一番のポイントは、HbA1cの基準範囲、単位が国際標準に近付けるための第一歩を歩みだすため、当面の間、JDS値とNGSP値の両方を併記し用いるといったもの。この内容についてこの場で説明すると、結構時間がかかりますので、私のブログの新コーナーでも取り上げてみます。近日公開予定・・・としておきますね。ちなみに今回の改訂は約10年振りとなります。


【共同通信社ニュース 2010/03/10】
 糖尿病、検査1回で診断 学会が新基準

 
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031001000761.html
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 日本糖尿病学会(理事長・門脇孝東京大教授)は10日、糖尿病の新たな診断基準案を公表した。主な検査項目に、過去1~2カ月の平均血糖値を反映する「Hb(ヘモグロビン)A1c」を取り入れた上、従来の血糖値と同じ日に測定することを推奨し、1回の検査で糖尿病と診断できるようにするのが特徴。5月の同学会学術集会で正式決定する。
 これまでの基準は(1)空腹時の血糖値(2)75グラムのブドウ糖摂取2時間後の血糖値(糖負荷試験)(3)随時血糖値―に基準値を設定し、このうち1項目が基準値を上回り、別の日の検査で再び確認されれば糖尿病と診断していた。だが検査を受ける人の負担が大きく、1度目の検査後、2度目を受けず治療につながらないケースもあった。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

【毎日新聞社ニュース 2010/03/11】
 妊娠糖尿病:診断基準を厳格化

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100311k0000m040144000c.html
====================================================================
 日本糖尿病・妊娠学会、日本糖尿病学会などは、妊娠をきっかけに発症する妊娠糖尿病の診断基準を厳格化する方針を決めた。世界糖尿病妊娠学会が世界約2万3000人の妊婦を対象にした調査を基に取りまとめた診断基準を採用、より軽い高血糖の人にも治療を促すことにした。
 妊娠糖尿病は従来、妊娠前に発症した糖尿病も含んでいたが、同学会などは「妊娠中に初めて発見または発症した軽い高血糖とし、明らかな糖尿病は含めない」と変更し、一般的な糖尿病と区別した。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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