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0209-425号 がん拠点病院 都市部集中傾向強まる 2次医療圏の空白区が増加 [kensa-ML NEWS]

 今日は久し振りに暖かな朝を迎えました。昨日と同じようにマフラーしていたら汗ばんできました[あせあせ(飛び散る汗)]。最近野球をしていても汗一つかかないほどの、気温なのか、運動量なのか、は、ぼやかしておきますが[ふらふら] 体温を上げると免疫力も向上するとテレビでも盛んに言っておりますので、良いことなのでしょうね[ぴかぴか(新しい)]


 今朝新聞各紙社説やコラムを読んでおりますと、やはりトヨタのリコール問題、キリン・サッポロの合併話等を多く見受けました。その中で、朝日新聞社のご存じ天声人語をご紹介します。

天声人語2月9日 http://www.asahi.com/paper/column.html
 踏鞴と書いて「たたら」と読む。昔、足で踏んで溶鉱炉などに空気を送る送風機のことを言った。転じて「たたらを踏む」は空足(からあし)を踏むこと。段差のある場所で見当を誤り、よろけた経験は誰にもあるだろう▼車のブレーキを踏んでも利かない感覚は、「たたらを踏む」のに近いだろうか。1秒前後の利きの遅れとはいえ、違和感に運転者があわてれば、事故につながりかねない。あると思って踏んだ地面がなかった。大仰だが、ブレーキが利かないとはそんな印象である▼人気車種プリウスのブレーキの問題で、トヨタがとうとう国交省にリコールを届け出るという。全車の無償修理であり、欠陥を認めることでもある。発覚以来、不具合ではなく「運転感覚の問題」で片付けようとする姿勢に批判が高まっていた▼ひと月ほど前の小欄で、プリウスの成功を「一流の技術陣がアクセルを踏み込んだ時の馬力を思う」と書いた。組織にも「心技体」がある。技は一流でも、心や体が覚束(おぼつか)なければ信頼はついえてしまう
・・・続きはネットでご覧下さい


 この話題を何故持ち出したかと言うと、学生さんや若手技師などに私が良く話している言葉、「プライドは持っても、見栄は張るな」・・・この言葉を思い出しました。色々な作家のコラムなどを読んでいると、どうも見栄とプライドは同義語のような扱いを受けているのですが、私は違うと思うんですね。

 見栄:(1)見た目。外見。みば。みかけ。体裁。(2)人の目を気にして、うわべ・外見を実際よりよく見せようとする態度。と言うように記載されていますし、プライド:自尊心、自負心、誇り、と記載されています。どちらも自分を守るためのもの、実力以上に自分を良く見せようとすること、等の様に捉えられています。私にとっては、「不良品にはならなくても、『こんなものを納品したら会社の恥だ』と妥協しない人 の事をプライドのある人、みたいに理解しています。

 もっと分かりやすい言葉で置き換えると、自身の良心に背くのを見栄、背かないのをプライド・・・といったところでしょうか?それとも評価対象が他人であるのを見栄、自身にあるのをプライドと呼ぶのでしょうか?

 要するに、敵は自分の中にあり・・・ですね。

 何を話したかったのか分からなくなり、屁理屈の世界に入り込みそうですので[がく~(落胆した顔)]、お話を医療関係に戻します。


 昨日中医協総会が開催され、その内容について厚生労働省HPにUPされていますのでご紹介しておきます。また答申書付帯意見(案)を付けておきます。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/s0208-5.html
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/vAdmPBigcategory10/C85959CB1737CF6E492576C40027A9B1?OpenDocument

答申書附帯意見(案)2月8日中医協総会資料より抜粋
1 再診料や外来管理加算、入院基本料等の基本診療料については、平成22年度診療報酬改定における見直しの影響を検証するとともに、その結果を今後の診療報酬改定に反映させること。
2 一般病棟や療養病棟、障害者病棟を含めた横断的な実態調査を行い、その結果を今後の診療報酬改定に反映させること。
3 平成22年度診療報酬改定で講じることとした、病院勤務医の負担軽減及び処遇改善に係る措置の効果を検証するとともに、その結果等を踏まえ、いわゆるドクターフィーの導入の是非も含め、更なる取組の必要性について、検討を行うこと。
4 救急医療機関の勤務医の負担を軽減する観点から、保険者をはじめとする各関係者は、医療機関の適正受診に関する啓発を行うこと。また、その効果が現れない場合には、更なる取組について検討を行うこと。
5 看護職員の配置や夜勤時間に関する要件については、看護職員の勤務実態等を十分把握した上で、その在り方も含めて、検討を行うこと。
6 薬剤師の病棟配置の評価を含め、チーム医療に関する評価について、検討を行うこと。
7 訪問看護については、診療報酬と介護報酬の同時改定に向けて、訪問看護ステーションの安定的な経営や、患者の病状に合わせた訪問に対する評価の在り方について、検討を行うこと。
8 リハビリテーションや精神医療など、平成22年度診療報酬改定で大幅な見直しを行った分野については、その影響を検証するとともに、その結果を今後の診療報酬改定に反映させること。
9 平成22年度診療報酬改定以降順次実施するDPCの調整係数の廃止・新たな機能評価係数の導入については、その影響を十分に評価するとともに、これを踏まえながら、今後、最終的に設定する調整係数廃止後の評価方法等について引き続き検討を行うこと。また、併せて高額薬剤の取り扱い等についても検討を行うこと。
10 地域特性を踏まえた診療報酬の在り方について、検討を行うこと。
11 平成22年度診療報酬改定の実施後においては、特に以下の項目について調査・検証を行うこととすること。
 (1) 明細書発行の実施状況
 (2) チーム医療に関する評価創設後の医療内容の変化及び病院勤務医の負担軽減の状況
 (3) 在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況
 (4) 在宅歯科医療及び障害者歯科医療の実施状況
 (5) 義歯修理の実施状況、義歯に関する患者満足度の状況及び歯科技工士の雇用状況
 (6) 後発医薬品の処方・調剤の状況


 さてリンクしたような形になりますが、メインニュースは昨日の中医協総会資料の中にも記載されていた内容となります。

 他の医療体制も含め、「均てん化」と叫びながら、都道府県により対応が異なるとは、言っていることとやっていることが異なるわけですね。


【Japan Medicine 2010/02/08】
 がん拠点病院 都市部集中傾向強まる 2次医療圏の空白区が増加

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/2/8/115656/
====================================================================
 厚生労働省の「がん診療連携拠点病院の指定に関する検討会」(座長=垣添忠生・日本対がん協会長)が3日東京都内で開かれ、各都道府県から推薦された病院などの検討にあたった。その結果、拠点病院の総数は2009年度の375から変わらず、2次医療圏348に対して108%の達成率を保った。しかし、新規指定を認められた病院の8割が、拠点病院がすでに置かれていた2次医療圏内に位置する一方で、新指針に対応できない病院が指定を辞退して空白区が全国で7増えるなど、都市部集中の傾向が出ている。2次医療圏につき拠点病院1カ所の整備を原則としている厚労省の方針と、地域事情とのずれが浮き彫りになった形だ。
 がん診療連携拠点病院には、都道府県拠点病院と地域拠点病院があり、2008年3月に指定要件が見直された。今年4月から新たな整備指針が適用され、新指針では、次期更新までの期間がこれまでの2年から4年に延びる。昨年には、すでに37病院が新指針で承認を受けた。
 今回、各都道府県は新指針に対応するため、計319病院の指定更新を届け出たほか、29病院の新規推薦(県拠点・地域拠点の変更を含む)、15病院の指定失効を申請した。更新数が多数に上ったこともあり、すべての都道府県の担当者が検討会に出席。各5分間の持ち時間で委員への説明にあたり、質問に応じた。
 検討会の結論としては、319病院の指定更新(条件付き指定を含む)、15病院の指定失効をすべて認めた。しかし、29病院の新規推薦については、19病院を認めた(同)ものの、10病院の承認を見送った。
 新規推薦の内訳を見ると、県拠点と地域拠点の変更を届け出た4病院は、すべて認められた。これにより、徳島の県拠点は県立中央病院から徳島大学病院へ、佐賀の県拠点は県立病院好生館から佐賀大医学部付属病院へと変更される。これまで空白区だった2次医療圏にある福島、栃木、静岡の3病院も、すべて新規承認された。

・・・続きはネットでご覧下さい
 
 
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    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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