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1122-351号 新型インフル対策、ワクチン 過信は禁物 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんにちは。神戸の新井です。

 只今、淀川河川敷公園です[ひらめき] バーベキューに来たわけではなく、いつものように[野球]です。今は試合までの時間待ちなので、ちょっとPCを拡げてみました。野球に行ってまでPCはないだろうとの突っ込みはなしね・・・[ふらふら]
 モバイル回線を先週からイーモバイルにしてから通勤車中でも結構サクサクと快適に通信できるようになりました。河川敷公園はアンテナ三本。快適です[手(チョキ)]

 さてあまり時間も無いもので、ちょっと古い記事になりますが、国立高度専門医療センターの独立行政法人化にかかわるものが掲載されていましたので、お届けします。民主党政権に代わり、どの様なものになるのか、非常に注目をしていたのですが、具体的なものが見えてきませんね。

【Janan Medicine 2009/11/16】
 行政刷新会議 国公立病院改革検討チーム設置へ 「仕分け人」の長氏が語る

 
http://www.japan-medicine.com/news/news1.html
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 行政刷新会議は、来春にも国立病院機構、国立高度専門医療センター(ナショナルセンター)、公立・公的病院などパブリックセクターの改革論議を具体化させるための検討チームを設置する計画だ。17日、行政刷新会議の事業仕分けの第2ワーキンググループのメンバーである東日本税理士法人の長隆氏が、本紙の取材に答えた。国公立病院改革については、すでに仙谷由人行政刷新担当相が改革の必要性を指摘。特に、ナショナルセンターについては、来年4月の独立行政法人化を前に、組織・機能などに対する切り込みが行われる見通しだ。
・・・続きはネットでご覧下さい


 さて本日のニュース配信に移ります。
 新型インフルエンザによる感染拡大は只今ピークなのかな?という雰囲気がしますが、疫学的内容について、ようやく少しずつではありますが、その実態が一部明らかになってきました。とにかく有効な感染対策(これはスタンダードプリコーションの徹底しかないでしょうが)や、重症化対策について国民全体で正確な情報を共有化できるような環境を、行政は整えてもらいたいものです。現在は報道が一歩も二歩も前を進んでいる印象がしてなりません。

 出先からの配信ですので、あまり突っ込んだお話にならなくてすみません[ふらふら]


【読売新聞社ニュース 2009/11/22】
 新型インフル対策、ワクチン 過信は禁物

 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=17343
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 持病のある人や、小学3年生以下の子どもに対し、新型インフルエンザワクチン接種が行われている。大人なら1回接種で重症化を防ぐ効果があるとされる一方、感染そのものやインフルエンザ脳症の予防は、必ずしも期待できないという。なぜだろう。(今津博文)
 国産ワクチンの製法は通常の季節性インフルエンザのワクチンと同じ。ウイルスを鶏の有精卵に植え付け、培養して増やしたウイルスを薬剤処理で壊し、ヘマグルチニン(HA)というウイルス表面のトゲ状のたんぱく質を抽出したものが主成分なので、接種しても感染しない。
 接種後2~3週間たつと、HAに反応してウイルスを攻撃するIgGという抗体が血液中に増えてくる。3週間後に採血し、血清を40倍に薄めてもIgGの働きを確認できれば、重症化を防ぐ効果があるとされる。成人200人を対象にした臨床試験では、国産ワクチンの1回接種で78・6%の人が「効果あり」になった。
 当初は大多数の人が新型に免疫を持たないため、2回接種が必要と考えられていたが、臨床試験の結果、2回接種して「効果あり」となる人は77・6%で、1回接種と差がなかった。厚生労働省は11日、19歳以上への接種を原則1回とする方針を決めた。
 しかし、IgGだけでは感染は防ぎきれない。

猛烈な増殖
 血液と共に全身を循環するIgGは、侵入者が奥座敷に入り込まないように廊下を巡回するガードマンのようなもの。これに対し、インフルエンザウイルスが暴れるのは玄関口にあたる鼻やのどの粘膜が中心。猛烈な速度で増殖するため、廊下のガードマンだけでは対応しきれない。
 頼りになるのが、侵入者を片っ端から食べて処理するマクロファージやキラーT細胞などの免疫細胞。粘膜ではウイルスが感染した細胞を丸ごと溶かして封じ込めるが、疲労などで抵抗力が落ちるとウイルス側が優勢になり発症する。予防には、やはり十分な睡眠や休息が欠かせない。
 粘膜で分泌されるIgAという別の種類の抗体は、注射するワクチンで増やすことはできない。米国では病原性を弱めたウイルスを鼻の粘膜に噴霧してIgAを作らせる経鼻ワクチンも使われているが、感染による副作用もあるため、乳幼児や高齢者への使用は制限されている。国内ではウイルスの感染力をなくした経鼻ワクチンの研究が進んでいるが、実用化にはもう少し時間がかかりそうだ。

脳症も心配
 子どもで心配されるのがインフルエンザ脳症。季節性インフルエンザでは乳幼児が突然けいれんを起こして意識障害になり、年によるばらつきはあるが1~3割が死亡する。新型では16歳で発症して死亡したケースもあるなど、年齢層がやや高い。感染初期に容体が急変し、治療が間に合わないケースもあるという。
 神谷齊(ひとし)・国立病院機構三重病院名誉院長は「新型インフルエンザワクチンで、脳症が予防できるわけではない」と指摘する。季節性インフルエンザワクチンを使った研究でも、脳症を防ぐ効果を示す明確なデータはない。
 日本小児科学会新型インフルエンザ対策室長の森島恒雄・岡山大教授は「ワクチンは完全でないが、ある程度発症者を減らしたり、新型ウイルスの重症患者に多いウイルス性肺炎を抑えたりする効果を期待できる。子どもはできるだけ早く接種を受けた方がいい。その上で油断せず、手洗いなどの予防策を続けてほしい」と話している。
・・・続きはネットでご覧下さい


【毎日新聞社ニュース 2009/11/21】
 ワクチン行政:予防接種に提言組織 厚労省検討

 
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091121k0000e040057000c.html
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 厚生労働省は、独自の立場から予防接種行政に提言する専門家組織の新設へ向け検討を始めた。米国の「予防接種実施に関する諮問委員会(ACIP)」がモデルで、来年度予算の概算要求で研究費約1500万円を計上した。日本は欧米に比べ各種ワクチンの承認や接種の公費負担で遅れが目立ち、新型インフルエンザでも接種回数の決定などで混乱したが、ワクチン活用の戦略を立てる専門家組織があれば、今後新たな感染症が出現した場合にも対応の迅速化が期待できる。体制強化で「ワクチン後進国」の返上を目指す。【清水健二】
 ACIPは製薬企業と利害関係がない専門家や予防接種を受ける側の代表で構成し、検討結果を米厚生省などに勧告。接種を勧奨するワクチンや接種スケジュールなど、ワクチン政策を実質的に決めている。
・・・続きはネットでご覧下さい


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