1119-349号 医療ナビ:前立腺がんのPSA検査 血液中の抗原量測定 早期発見に有効 [kensa-ML NEWS]
皆さん、こんばんは。神戸の新井です。
昨日も寒い一日でしたね 通勤途中でもコートを着込んでいる人を見かけることが多くなりました。私は真冬を考えて、まだ我慢していますが、我慢も限界に近いかも? 年々寒さに弱くなってきますね・・・ これまで考えたことも無かったのですが、何故年をとると寒さがこたえるのでしょうか 老化とともに基礎代謝が落ちることにより体内の燃焼機構が弱るからだったですかね 違ったらご指摘くださいませ。
昨日の朝刊を賑わしたニュース・・・「しし座流星群」ですね
残念ながら私は見ることが出来なかったのですが、どなたか壮大な天文ショー見られましたか?
http://mainichi.jp/select/science/news/20091118k0000e040050000c.html
http://naojcamp.mtk.nao.ac.jp/phenomena/20091118/index.html
さて本日のニュースに移ります。
PSAの有用性について改めて申し上げるつもりはありませんが、かなり詳細に説明しているサイトがありますので、興味のある方はこちらをご覧下さい。
http://www.beckmancoulter.co.jp/campaign/blue_clover.html
http://www.sth3.com/zenritu/psa/
しかしながら本邦での実施率がこれほど低いとはちょっと驚きです。が、厚生労働省研究班がPSAは検診に必要なしであるとか、アメリカで過剰診断が多いとかのデータがあり、実施率が低いのですかね???
http://lumin.cocolog-nifty.com/jissyoudou/2007/09/post_cc96.html
http://blog.livedoor.jp/ytsubono/archives/51691953.html
前立腺癌診療ガイドライン(2006)はこちら。
http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0032/1/0032_G0000094_0001.html
私事で恐縮ですが、以前親父に「もう年なんだからPSAを検診の時に加えたら?」と検診を受けさせると、少し高値になったのですが、その時は加齢によるBPH(前立腺肥大症)と診断されました。毎年のフォローアップをしていたのですが、一昨年、年々上昇傾向にあった数値が警戒水域を超えたので、一度精査を!ということで検査入院しました。
その中に直腸診:http://medical-checkup.info/article/41597643.html があったのですが、「前立腺には問題なし、但し直腸にポリープ発見。気になるので内視鏡検査を行い、組織をとって細胞を調べてみます」との主治医からの回答。結果は「直腸がん」でした。偶然見つかったのですが、PSAを受けさせていなかったら、慎重だけど臆病でかつ能天気な親父のこと(複雑な性格かも・・・)、きっと手遅れになっていたでしょう。
ということで、私は個人的にPSA検診をお勧めします!
【毎日新聞社ニュース 2009/11/18】
医療ナビ:前立腺がんのPSA検査 血液中の抗原量測定 早期発見に有効
http://mainichi.jp/select/science/news/20091118ddm013100184000c.html
====================================================================
◇欧米で死亡率減少
◇「見つけすぎ」過剰治療も 医師の判断重要
男性特有の前立腺がん。米国ではその死亡率が減少しているのに、日本では増え続けている。なぜか。そのカギはPSA(前立腺特異抗原)検査にあるようだ。
前立腺は精液の一部をつくるクルミ大の臓器。膀胱(ぼうこう)の下にあり、尿道が中を通っている。前立腺がんは血管を破壊して大きくなるため、前立腺に特有のたんぱく質(抗原)が血液中にもれてくる。その抗原の量を血液検査で測るのがPSA検査で、がんの疑いがあるか見分けることができる。
米国では86年からPSA検査が広まり、現在、50歳以上の男性の約7~8割が検査を受けている。その結果、90年代初めから、死亡率は減少している。オーストリアでは約9割の男性が検査を受けており、死亡率はほぼ半分程度に低下した。
一方、検診率が約1割と低い日本では死亡率が上昇し続け、昨年は過去最高の約1万人が死亡した(厚生労働省調べ)。PSA検査の長所について、伊藤一人・群馬大医学部准教授(泌尿器科)は「早期の段階で発見できるので、いろいろな治療法が選択でき、がんによる死亡率を低くすることができる」と話す。
一般に前立腺がんの発見は遅れやすい。尿の出が悪いと思いつつ放置していたら、がんが肺や骨に転移していたというケースが意外に多い。がんが進行しても、痛みなど自覚症状がないのが特徴だ。PSA検査を受けないと、患者の約3割は転移した状態で見つかる。一方、50歳以降、毎年、PSA検査を受けると、約9割はごく初期か局所のがんの状態で発見できる。
治療には(1)がん組織を摘出する手術(2)放射線を当てる治療(3)男性ホルモンを抑えるホルモン療法、などがある。どの治療を選択するかは病気の進行具合、年齢、合併症の有無などを考慮して決める。だが問題は、がんが見つかっても、すぐに治療しなくてもよいおとなしい初期のがん患者が平均的に1割程度いることだ。これが早期発見・早期治療に伴う過剰治療の問題で、治療に伴って尿失禁や勃起(ぼっき)障害が起きることがある。
伊藤さんは「がんが小さくて悪性度が低く、PSA値が10以下なら、一定期間後に細胞検査を行うことを条件に、PSA値の変化を慎重に見ながら、とりあえず治療を待つことも選択肢の一つになる」と話す。
・・・続きはネットでご覧下さい
Facebook コメント
Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
https://www.facebook.com/gamdango
Facebook・・・最新情報はこちら
https://www.facebook.com/Project102.MT
PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い
遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか?
筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
宜しくお願いいたします。 http://enigata.com/index.html
人気ブログランキング、にほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください
臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。
さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。
現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。
ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。
NHO神戸医療センター
臨床検査技師長
新井 浩司
好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。
コメント 0