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1117-348号 診療報酬改定の基本方針、救急など重点課題に-厚労省がたたき台 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 今日は朝から冷たい雨[雨][ふらふら]の降る大阪、神戸ですが、皆さんのところでは如何でしょうか?

 新型インフルエンザも今がピークの感がありますよね。私の周りでももはや当たり前のように感染された方をお見受けします。私の知りえるエリアでは、どちらかというと神戸よりも大阪の方が感染拡大しているような気がします[あせあせ(飛び散る汗)]

 しかし大人の方でも風邪なのか、新型インフルエンザなのか、よく分からないといった方も多く見かけますので[がく~(落胆した顔)]、風邪気味かな?と自覚症状のある方は、くれぐれも周りに感染拡大しないよう、配慮をお願いしたいものです[バッド(下向き矢印)]

 昨日のニュースになりますが、がん診療連携拠点病院についての記載がありましたので、ちょこっと自施設の宣伝を兼ねて取り上げてみました[ひらめき]

 今年の4月に私の職場でもあるNHO神戸医療センターが認定されたのですが、
http://www.kobemc.go.jp/ 
さてがん診療連携拠点病院とは何ぞや?ということで、少しご説明をしてみたいと思います。

 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8C%E3%82%93%E8%A8%BA%E7%99%82%E9%80%A3%E6%90%BA%E6%8B%A0%E7%82%B9%E7%97%85%E9%99%A2
 がん診療連携拠点病院とは、がん患者の生存率を高める目的で全国に整備された病院のことである。一般的には、「がん診療拠点病院」とも呼ばれている。がん診療連携拠点病院は、既存の病院の中から都道府県知事が推薦し、厚生労働省が認可する形で指定され、その指定要件別に以下の4種類に分けられる。
 1. 国立がんセンター中央病院及び東病院
   特に、他のがん診療連携拠点病院への支援、並びに専門的医師等の育成等の役割を担うこととされている。
 2. 地域がん診療連携拠点病院
   診療体制、研修体制、情報提供体制の3項目について指定要件が盛り込まれている。各都道府県において、
  2次医療圏に1カ所程度を目安に整備するとされている。
 3. 特定機能病院としてのがん診療連携拠点病院
   2の指定要件に加えて、腫瘍センター等の設置や他のがん診療連携拠点病院への医師の派遣に関する要件が
  追加されている。
 4. 都道府県がん診療連携拠点病院
   2の指定要件に加えて、がんを専門とする医療従事者への研修の実施や都道府県がん診療連携評議会の設置
  などに関する要件が追加されている。各都道府県に概ね1箇所整備するとされている。


 神戸医療センターはこの区分からいけば、地域がん診療連携拠点病院、となるわけですね。

 また、国立がんセンターがん対策情報センターのURLは、http://ganjoho.ncc.go.jp/public/index.html

 厚生労働省のがん診療連携拠点病院の整備に関する指針は、
  
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/02/tp0201-2.html
となっています。以下ニュースの元データでもある集計報告書は、
  
http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/odjrh3000000hwsa-att/jicd2007_report.pdf

【共同通信社ニュース 2009/11/16】
 検診やドックでがん発見17% 32万人の患者、初の集計

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/11/16/111226/
====================================================================
 
全国のがん診療連携拠点病院を2007年に初めて受診した32万人のがん患者のうち、がん発見のきっかけが検診や健康診断、人間ドックだった人は計17%で、都道府県別では7~24%と差があることが国立がんセンターがん対策情報センターの分析で13日分かった。
 検診を受ける割合や、検診技術の質などに地域間で格差がある可能性も考えられ、同センターは今後、詳細に調べる。
 拠点病院が患者の診断、治療などの情報を集めた「院内がん登録」を初めて全国集計し、都道府県別に分析した。病院が立地する都道府県以外から患者が来る"越境受診"が都市部だけでなく地方でもあることも判明。良質の医療を求めて病院を選んだり、拠点病院の立地場所が影響したりしている可能性などが考えられるという。
 同センターは「がん患者が多いのに拠点病院になっていない施設は調査対象に含まれず、回答がなかった拠点病院があるなど精度に問題がある。だが実態を把握し、有効ながん対策を取る第一歩だ」としており、今後3年後の生存率など治療の効果も調べる。こうした取り組みは、適切な医療を求め病院を転々とする「がん難民」救済につながると期待される。
 305の拠点病院から約32万7800人の情報が得られた。別のデータから04年の新規がん患者は約65万人と推定され、その約半数に当たる数。
・・・続きはネットでご覧下さい


 さて前置きがかなり長くなりましたが、本日のニュース配信に移ります。

 以前ニュース 
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2009-07-14-1 でお伝えしたことのある社保審ですが、例年の予定よりは少し遅れ気味の審議開始となりました。

 社保審は、医療財政的基本方針が受持担当でしたね。この会議資料については、
 
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/3eb1130b850232e949257671002957cd/$FILE/20091117_6shiryou_all.pdf をご覧ください。但し、かなり容量が大きいので、くれぐれもお気を付け下さい。

 「平成22年度診療報酬改定の視点等について」は、
 
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb11GS20.nsf/0/3eb1130b850232e949257671002957cd/$FILE/20091117_6shiryou1~6.pdf の資料3をご覧ください。こちらはかなり容量小さいです。

 論より証拠。私がとやかくコメントするよりも、まずはご覧下さい。余計なことですが、字が大きくて見やすい資料です[わーい(嬉しい顔)]


【キャリアブレインニュース 2009/11/16】
 診療報酬改定の基本方針、救急など重点課題に-厚労省がたたき台

 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25209.html?src=bp
====================================================================
 
厚生労働相の諮問機関である社会保障審議会医療保険部会(部会長=糠谷真平・独立行政法人国民生活センター顧問)が11月16日、政権交代後初めて開かれ、厚労省側は来年度に実施する診療報酬改定の基本方針の骨子案を提示した。重点課題として、「救急、産科、小児、外科等の医療の再建」と「病院勤務医の負担軽減策の充実」の2点を掲げた。有床診療所も含めた地域連携による救急受け入れを推進するほか、急性期後の患者を受け入れる後方病床や、在宅療養の機能強化を図る内容。手術の適正評価にも言及している。
 一方、看護師や薬剤師など医師以外の医療従事者だけでなく、看護補助者といった医療以外のスタッフの役割も評価し、勤務医の負担軽減につなげる。
 昨年度の前回報酬改定で掲げた「緊急課題」から、産科や小児科、勤務医の負担軽減を引き継ぐ一方、外科や救急医療に配慮する方向も示した。
 厚労省は、25日に開く次の部会で取りまとめ案を提示し、基本方針の策定を目指す。
 骨子案では、7月と8月に開いた2回の部会での意見を整理している。
 重点課題のほか、 ▽充実が求められる領域を適切に評価する ▽患者からみて分かりやすく納得でき、安心・安全で、生活の質にも配慮した医療を実現する ▽医療と介護の機能分化と連携の推進等を通じて、質が高く効率的な医療を実現する ▽効率化の余地があると思われる領域を適正化する―の4つの視点も列挙した。
・・・続きはネットでご覧下さい


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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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