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1113-346号 診療報酬は増額より配分見直しが先決(社説) [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 二度目の配信となります。何度もすみません。
 今朝のニュースでもお伝えしましたが、事業仕分け、あちらこちらで波紋を呼んでいるようですね。しかし改革というものは緩やかになだらかになんてやっていたら絶対に達成出来ませんので、少々強引すぎるくらいでちょうど良いんじゃないでしょうか?

 診療報酬改定については私ごときが口出しすべきことではないです。しかし冷静に国の医療財政状況、国民負担等々鑑みると、診療報酬を全て底上げするなんてこと出来ませんよね、どう考えても。やはり配分見直しが妥当な線でしょう。また医師への十分な手当て、病院、診療所間の診療報酬収支差を埋めることは必要でしょう。でも私が見逃しているのか、聞き逃しているのか知れませんが、診療報酬を改定することにより、患者のQOLがどの様に変化するのか等、患者の視点による検証というものはどの様に行われているのでしょう?
 町のおじさん、おばさんが医療について議論して何が悪いんでしょう???


【日経新聞社ニュース 2009/11/13】
 社説:診療報酬は増額より配分見直しが先決

 
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20091112AS1K1200212112009.html
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 2010年度の国の予算編成の焦点のひとつは、公的な健康保険や患者が病院・診療所に払う診療報酬の改定だ。政府内では厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会が具体論を始め、行政刷新会議も事業仕分けの対象に取り上げた。
 長妻昭厚労相は10年度に診療報酬の底上げを図りたいと述べ、全体の水準を引き上げる考えを示した。財務省への予算要求では具体的な上げ幅を明示しない事項要求とした。
 だが初めから「引き上げありき」はよくない。医療費には、医療の内容を効率化して冗費を削る余地がある。大学病院などに勤める医師より診療所の経営者(開業医)のほうが収入が多い配分のゆがみも残されている。それらをひとつずつ片付けるのが先決である。
 民主党政権は診療報酬の改定過程を変え、刷新会議が事業仕分けの目玉に取り上げた。中医協の議論は医療関係者や健康保険の代表者など直接の利害関係者の意向を尊重する傾向がある。これに対し、事業仕分け人は広く納税者や保
険料負担者の視点から公開の場で判断する。画期的な方法であり、評価できる。
 仕分けの結果、(1)収入が極端に高い診療科の診療報酬を見直す(2)病院勤務医と開業医との間の収入差をならす――が決まった。ともに私たちが主張してきたことだ。一つひとつの診療行為の単価や初診・再診料などを決める中医協は仕分け人の結論を反映させてほしい。
 診療所の場合、整形外科医、眼科医、皮膚科医の収入が高いという調査結果がある。これら必ずしも人の生き死にに直結しない病気を診ることが比較的多い診療科の収入を下げて、外科や小児科に手厚く配分するのは当然だ。救急医療や難病の手術を手がける専門医なども、仕事の難しさや手技の高さに見合う収入が得られるようにすべきだ。
・・・続きはネットでご覧下さい


【キャリアブレインニュース 2009/11/13】
 診療報酬改定の上昇、抑えたい意向-長妻厚労相
 
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20091112AS1K1200212112009.html
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 長妻昭厚生労働相は11月13日の閣議後の記者会見で、次期診療報酬改定率の上昇をできる限り抑えたい意向を示した。健康保険組合連合会など支払側の団体から慎重な対応を求める要望書が出されたことについて見解を求められたのに対して答えたもの。
 長妻厚労相は、保険者や患者の負担への影響に加え、行政刷新会議のワーキンググループから薬価引き下げを求められていることなどを挙げ、「コストが引き下げられる部分は、できる限り引き下げていただいて、その差額を上げるべき部分に使う」などとし、引き下げ部分から捻出した財源の配分を見直し、改定率の上昇を抑えつつ、診療科間や病院・診療所の収支差を埋めていく意向を示した。


【毎日新聞社ニュース 2009/11/13】
 事業仕分け:診療報酬見直し「乱暴だ」--中医協

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20091113dde001010013000c.html
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 事業仕分けで、診療報酬の総額抑制基調が示されたことに対し、診療報酬改定を議論する中央社会保険医療協議会(中医協)は13日午前、大荒れとなった。頭越しの結論に、「中医協の議論を全く無視して、かなり乱暴だ」などと批判的な意見が相次ぎ、行政刷新会議に「意見書」を提出する寸前までいった。
 11日の事業仕分けでは、診療報酬を抑えつつ「病院と診療所(開業医)の配分を見直す」と判定された。これには医師の委員らから、「人民裁判でも見ているような気がする」「町のおじさんおばさんが集まって医療の議論をしている」との批判が噴出した。
・・・続きはネットでご覧下さい


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