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1014-325号 [補正予算]地域医療の再生には、補助金よりも診療報酬 厚労相 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 地域ネタですが・・・本日夕刻より雷ゴロゴロ[雷]で通り雨っぽい[雨]のが通過した後は急に冷え込んできました。ひと雨ごとに秋が深まり冬に近付くのだなあとノスタルジックな気分で季節をかみしめておりました・・・というより、私の帰宅する時間、駅までの経路、あまり人通りもなく非常にさびしい思い、またこれから二時間かけて自宅に戻らないといけないのかといった侘しさ。秋から冬にかけて特に感じてしまいます[もうやだ~(悲しい顔)]
 

と、つまらないお話[バッド(下向き矢印)]はともかくとしまして、今日はニュース内容が豊富ですので、早速ニュース内容にお話を移します[目]

 財源確保のため、補正予算を削りに削っておりますが、改革は急激に行わないと意味がない[exclamation]との強い意志は良く理解も出来ますし、支持もしますが、継続性を持って施行しなければならないことは数多くあるはずです。地域医療再生計画もその一つと言えますが、政府がどっちを向いているのか、国民に説明する責任も義務もあるはずですが、もうちょっと分かりやすいように噛み砕いて説明してもらえませんかね?

 現在も厚生労働省HPに掲載されている「地域医療再生計画」ですが、以下のサイトをじっくりとご覧下さい。

 
http://www.izai2.net/sinsin.html
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryou/saiseikikin/index.html

 この再生計画をもとに地域連携を基盤とした地域医療ユニットを目指すところでは様々な準備がされていたはず。かなり遡りますが、以下のニュースなどはかなり期待感の高いものでした。

【日経BPニュース 2009/06/17】
 新たな交付金は地域医療再生につながるか?
 
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090617/160748/
====================================================================
 厚生労働省は6月5日付の医政局長通知で、地域医療再生計画作成の方針を公表した。この計画は、今年4月に政府が定めた「経済危機対策」の一環として今年度の補正予算で付けられた、「地域医療再生臨時特例交付金」を受けるために必要となるもの。
 交付金の額は30億円70地域、100億円10地域の合計3100億円規模。通常の交付金と異なり、単年度でなく複数年にまたがって使えるほか、国庫補助率の規定がないため、地方自治体に予算の余裕がなくても受けられるのが特徴だ。
・・・続きはネットでご覧下さい

 そんなこんなで、先日出されたのが以下のニュースですが、診療報酬が久し振りに上がる[グッド(上向き矢印)]という喜びの裏には、補助金カット[バッド(下向き矢印)]が見え隠れします。頑張っているところには補助してあげてほしいなぁというのが単純な私の正直な気持ち。

 検査業界にとっても診療報酬改定により引き上げとなるのは非常に喜ばしいことですが、本丸を引き上げるのか、それとも周りから攻め落とすのか、戦略が非常に難しいですね。本筋から言えば、本丸なのでしょう・・・

 しかし一連のニュースを見れば見るほど、各種団体の思惑が見え隠れして、非常に複雑かつ怪奇ですね。私には到底理解の出来ない世界です[がく~(落胆した顔)]


【日経新聞ニュース 2009/10/11】
 診療報酬上げへ3000億円 厚労相、10年度予算で概算要求

 
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20091012AT3S1001V10102009.html
====================================================================
 長妻昭厚生労働相ら政務三役は、2010年度の診療報酬改定分として3000億円程度を来年度予算で概算要求する方針を固めた。約4%の引き上げに相当する計算で、実現すれば10年ぶりのプラス改定になる。長妻厚労相は医師不足などで医療体制が揺らいでいる救急や産科、外科などを抱える大病院に手厚く配分する考えだ。
・・・続きはネットでご覧下さい

【Japan Medicine 2009/10/14】
 地域医療再生計画(基金)/北海道は7圏域の計画を提出 16日に計画案提出
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/10/14/109103/
====================================================================
 今年度補正予算に盛り込まれた「地域医療再生基金」で実施する再生計画の選定作業を行っていた北海道は、8日に開催された北海道議会に、道内の20圏域から提出されていた再生計画から7圏域を選定し、1位から7位までの順位付けをして報告した。今月16日の国への計画案提出期限にあわせて提出する。選定された7圏域は、再編等に必要な事業(交付金上限100億円)が2圏域、提携強化等に必要な事業(同30億円)が5圏域。
 全体の順位1位となった北網圏域は、オホーツク海側の網走市、北見市を中心とした地域で、内科医師の大量一斉退職があった北見赤十字病院が地域の中核病院となっている。計画には、循環器・呼吸器科の診療機能の充実強化と救急体制の整備、遠隔画像診断システムの整備、周産期医療体制を整備して母体の圏域外搬送を解消する-などの事業が盛り込まれ、100億円事業規模となっている。
・・・続きはネットでご覧下さい

【WIC REPORT(厚生政策情報センター) 2009/10/14】
[補正予算]地域医療の再生には、補助金よりも診療報酬 厚労相
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/10/14/109127/
====================================================================
 長妻厚生労働大臣が10月9日に行った、閣議後記者会見の概要。平成21年度補正予算に盛り込まれた地域医療再生臨時特例交付金が750億円執行停止されることについて、地域医療の再生は重要な課題であるとした上で、「例えば、診療報酬の部分で地域医療に手厚く対応して行く、等々の措置が有効である」と の考えから、執行停止に踏み切ったことを明らかにした。
 またレセプトオンライン請求の義務化について、「最終的には100%のレセプトオンラインを実現したい」とし、「出来る限り速やかに進んでいただくような支援策を含めて、丁寧な進め方をしていきたい」と述べた。
 このほか、中医協委員の人選や、来年度予算概算要求についてコメントしている。
 
http://www.m3.com/tools/Document/WIC/pdf/200910_3/1163_4_1.pdf


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