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20060212-号外 論文紹介:コーヒーが女性における2型糖尿病の発現リスクを低下させる可能性 [kensa-ML NEWS]

皆さん、おはようございます。当直明けの新井です。

 いよいよトリノオリンピックが開幕となりましたね。開催期間中は寝不足の方も多いかと思いますが、HDレコーダーの普及で後で必要なところをゆっくりという方も増えてきました。自宅にもレコーダーはありますが、やはりライブの感動には劣るのでは?と私は思います。「まだかまだか・・・」と競技の合間に感じる、あの苛立たしさが、感動を増強させるアイテムとして私の感性には必要なのです。ということで開催期間中は、オリンピックの合間に仕事をします。寝ている暇はありません・・・(^^;

 さて本日は号外ということで論文を紹介させていただきました。昨今の健康ブームで、食品に対しても国民の関心を呼び、異常な盛り上がりを見せています。先日もコーヒーがサラサラ血液に効果的だとか、緑茶がHCVウィルス量の減少に効果的だとか論文がありましたし、数年前からイソフラボンだとか話題になっています。私も健康食品管理士の端くれですから、ここは画期的な商品を提案し、開発してもらいたいですね。新商品の名は「緑茶入り黒豆コーヒー」です! 誰が買うねん???
 いずれにしても専門的立場の人間が根拠に基づき一般の方々に説明をしないと、騙した、騙された・・・の世界になるでしょうね。食品関連のコンサルテーションって今後ますます大事だと思いますが、い時間をかけて培った先人たちの知恵には、現代人の知識は勝てっこないです

【Medscape 論文紹介 2006/02/06】
 コーヒーが女性における2型糖尿病の発現リスクを低下させる可能性

 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=SPECIALTY
====================================================================
大規模プロスペクティブ試験では、カフェイン入りおよびカフェイン抜きコーヒーは両方とも、適度に摂取することによって中年以下の女性の2型糖尿病のリスクを低下 
Laurie Barclay, MD  Medscape Medical News  Reviewed by Gary D. Vogin, MD
 
 コーヒーが中年以下の米国女性の2型糖尿病の発現リスクを低下させる、との大規模プロスペクティブ(前向き)コホート試験の結果が『DiabetesCare』2月号に掲載された。
 「コーヒーをたくさん飲むことは、西欧、米国および日本など、さまざまな集団において、耐糖能向上および2型糖尿病の大幅なリスク低下と関連がある」とハーバード大学公衆衛生学部(マサチューセッツ州ボストン)のRob M. Van Damらは記す。「しかし、どのコーヒー成分が糖代謝に対するコーヒーの明白かつ有益な効果と関連しているのかについては、解明されていない。カフェイン抜きコーヒーおよびコーヒーの淹れ方の違いと2型糖尿病リスクとの関連に関するデータは少ない」。

・・・続きはネットにて


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せんり会 東 正弘

糖尿病食パックについて:小生、吉政先生の患者で、「あなたは、あとは食養生だけが大切」 といわれます。ところが、いつまでも中性脂肪やコレステロール値が先生の意に背いている自分が情けないのです。そこで、糖尿病腎症むきのパックの資料を取り寄せて、先生にご相談しましたら、「今も食養生はしてるはずで、そんなに硬く考えないでよろしい」といわれました。ご意見をお聞かせください。
by せんり会 東 正弘 (2006-02-12 17:49) 

Koji

東さん、おはようございます。コメント有難うございました。的を得たお答えが出来るかどうかは判りませんが・・・
糖尿病の治療に際しては、食事(栄養)、運動、薬物、の三大治療法が確立されていることは、もうご承知おきのことと思います。しかしながら、様々な患者さんとお話してみて(私の場合経験不足甚だしいですが)感じることは、メンタル面のこと。病気、治療に対する関心・意識が薄まりすぎても、強くなりすぎても逆効果になりかねないということです。主治医の先生の治療方針もあるでしょうし、軽々に私がコメントすることは難しいことですが、一つ言えることがあるとするならば、食事にしても運動にしても薬物にしてもその人その人の個性があり、病状も日々刻々と変化しているため、一つ括りで「こうすれば良いんだ」といった断定的なことは無いのではないでしょうか?そういった意味で主治医の先生が「硬く考えないで・・・」と仰ったような気がします。私自身が経験したことをお話して恐縮ですが、その昔、自然食品に固執したことがあり、こうしなければいけないとか、こうしてはいけないとか、かなり自由度の無いものでした。食生活は確かにその人を癒しうるアイテムとして非常に重要なものですが、それだけではないということを後々になって実感したことがあります。
東さんのご質問に的を得ることが出来たかどうかは判りませんが、私自身の経験したことを含めてお答えさせていただきました。
by Koji (2006-02-13 06:44) 

せんり会 東 正弘

ご多用の先生からさっそくのご返事有難うございました。糖尿病食に興味を持ちましたのは、これらの商品がどのように購入・使用されているのか知りたくなり、自分なりにそれを食生活に利用できないものかと考えたからです。患者の食生活は、硬く考えないでも非常に難しいことを先生方も認識していただきたいものです。17日の糖尿病教室でまたお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。
by せんり会 東 正弘 (2006-02-13 08:13) 

まゆぷこ

長い時間をかけて培った先人たちの知恵には、現代人の知識は勝てっこないです、ってところにniceです。自分の規則正しい生活のリズムと食べ物の質を見直すことだけでも体の質が変わります。医者は検査値だけで動かず、患者のライフスタイル・性格・考え方なども変えられないと名医にはなれません。その先生に出会っただけで、人生の価値が変わる・・・、そう言われれば必ず病状も変わるでしょう。
すみません、理想論で。
by まゆぷこ (2006-02-22 11:59) 

Koji

いつもコメント有難うございます。「病は気から」と良く言いますが、その通りだと思います。人生観が変わるような出会いがあればきっと病状も良くなるでしょうね。私自身は側方、後方支援の立場ですが、患者さんに対しお話をさせていただく機会も少しながらあります。「一期一会」と言う言葉を肝に銘じて業務に就いています。人生観を変えるなんてことは私には出来ませんが、私のお話が患者さんにとって何か一つでも役に立つことがあればといつも思っています。理想と現実ということはあるのでしょうが、理想なくして向上は有り得ないでしょうね。
by Koji (2006-02-22 20:12) 

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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