0215-433号 タミフルが河川汚染? 耐性ウイルス懸念、影響調査へ [kensa-ML NEWS]
今日は朝から冷たい雨が降り続いている、大阪、神戸ですが、皆さんのところでは如何でしょうか?
さて12日の中医協答申を受けて、各施設ではかなりめまぐるしく対応に追われているのではないでしょうか? 私のところでも来年度改定に向けて、マスターの変更はもとより、国立病院機構の中期計画、当センターの年度計画をベースに検査部門運営の組み立て作業(プランの微調整)を行っているところです。今月中はその作業と新年度の新しい取り組み準備、政策医療業務とかなり忙しい状況です。多くの方々からご質問やご依頼を受けておりますが、少々お返事が遅くなる可能性が高いです。ご了承ください。
さて昨年夏に配信したニュースは衝撃的でした。環境汚染はここまで???みたいな記事でしたが、約半年間経過してようやくと言って良いのかな?具体的に動き始めたようです。約半年前に掲載した記事はこの記事となります。残念ながら読売新聞のリンク先は残念ながら切れているようです・・・
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/archive/20090815
一年以上も前にスウェーデンにおける環境調査についての記事はこの記事。
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/11/081126163722.htm
タミフル使用大国日本として放置しておけない問題であったことは、かなり以前より海外科学者たちに指摘されていたことなのですね
【朝日新聞社ニュース 2010/02/14】
タミフルが河川汚染? 耐性ウイルス懸念、影響調査へ
http://www.asahi.com/health/news/TKY201002130352.html
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新型の豚インフルエンザで使用が急増した抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」が生活河川を通じて環境に与える影響を探るため、日本薬剤師会(児玉孝会長)が全国調査を始めた。すでに国内の河川では、下水などから入ったとみられるタミフルの代謝産物が微量ながら確認されている。日本は世界中のタミフルの7割を消費するという推計も過去にあり、環境影響の把握が求められている。
代謝産物とはタミフルが患者の体内でウイルスを抑えるための形に変化したもの。
タミフルなど医薬品が河川に入り込む経路ははっきりしていないが、尿などの排泄(はいせつ)物や、のみ残した薬をトイレに流す場合などが考えられる。水鳥などがこれを飲んで体内でウイルスと接するうちに、突然変異で薬が効かず感染力が強いウイルスが生まれないかと懸念される。
環境への医薬品の残留はタミフルだけの問題ではなく、同会はこれまでも鎮痛剤や向精神薬などによる環境影響の調査に取り組んできた。今回もその一環で、タミフルを追加。新型の流行した昨秋から水道水の水源や下水処理場近くの河川計約50地点で水を採取、分析している。藤垣哲彦常務理事は「5月ごろまでにまとめたい」と話す。
2008~09年の季節性インフル流行時に、京都大学大学院・流域圏総合環境質研究センターの田中宏明教授らが京都で行った調査では、下水処理後の水域でもタミフルの代謝産物が検出された。
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遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか?
筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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