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0203-417号 機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い [kensa-ML NEWS]

 本日は節分。今朝、三ノ宮駅のアナウンスは特にありませんでした。

 JR特選恵方巻きなんて発売でもしたら今日もアナウンスするんだろうなぁ[猫] とか、しょうもないことを考えながら歩いておりました[あせあせ(飛び散る汗)]

 皆さんももうご承知だと思いますが、「節分」について紐解いてみます。もちろんウィキさんのお助けをいただきます。

節分 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%80%E5%88%86
 節分(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。特に江戸時代以降は立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。
 節分の日付は現在は毎年2月3日であるが、これは1985年から2024年ごろまでに限ったことであり、常にそうではない。1984年までは、4年に1度の閏年に2月4日だった。2025年から(2021年からになる可能性あり)は閏年の翌年に2月2日になる。
 節分は立春の前日であり、立春は太陽黄経が315度となる日である。このように、間接的に天体の運行に基づいているので、日付は年よって異なり、また未来の日付は軌道計算に基づく予測しかできない。なお厳密には、基準とする標準時によっても節分の日付は異なるが、日本以外では節分を祝う風習がないので、旧正月のように国による日付の違いが話題となることは少ない。


 毎年2月3日と限ったことではないとのこと。昔を思い起こしておりましたが、記憶にございません。立春の前日ということですから、考えてみれば、当たり前だなぁ[ひらめき]と納得しました[わーい(嬉しい顔)]


 さて本ニュースに移る前に、新聞コラムから・・・


【産経抄】2月3日 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100203/stt1002030309000-n1.htm
 北国の皆さんにはたかが1センチの雪で高速道路が通行止めになり、電車が遅れ、足を滑らせて骨折したケガ人を乗せた救急車があちこち走り回る光景は信じられないだろう。「雪が降る」こと自体、東京にとって今や“大事件”なのである。
▼朝が苦手な小欄も雪が消えないうちに、駒込の六義園(りくぎえん)に直行した。徳川綱吉の側用人(そばようにん)、柳沢吉保が愛(め)でた名園は、ツツジやシダレ桜で有名だが、雪景色を見られる機会はめったにない。「4年前の雪の日はもっときれいでしたよ」と茶店の女主人は言うが、白い薄化粧も捨てがたい。
▼明治初期、この名園を買い取ったのは、大河ドラマ「龍馬伝」のもう一人の主人公・岩崎弥太郎である。三菱財閥の創業者・弥太郎は、海運業で成功した後、六義園一帯の広大な土地を手にした。
・・・続きはネットでご覧ください


 私もその昔、[雪]の多いところで勤務したこともありましたので、雪道を走行[車(セダン)]するのは慣れています。若い時でしたから、雪道をノーマルタイヤで当たり前のように走っておりましたが、今はそんな無謀なこと出来ませんね。しかしながら都会に出てみると、都会人?の雪道走行の下手なこと、極まりないです。

 そんなことよりも、何故このコラムを掲載したかというと、臨床検査業界、特にメーカーやディーラー、外部委託業者の無機質化?無感情化?がこのところ目に付くから[パンチ] 私の心に響くMRさんって本当に少なくなりましたし、分業化のせいなのか、プロフェッショナルは本当に少なくなりました[バッド(下向き矢印)] その少なくなった方々と現在大切にお付き合いしているわけですが、このような状態になった理由は、何なのでしょう?

 先日ある所長さんとお話していて、やっぱりなぁと再認識したこと。

 臨床検査業界はコスト最優先意識が強まり、無駄な部分は切り捨てられる、ま、一般企業では当たり前のことなのですが、この当たり前のことが、必要な部分まで切り捨てる結果となり、いかんのじゃないかなぁと感じています。

 臨床検査業界でも当然のごとく、各種コンサルタントが入っており、経営面のみを重視した方針で業務を組み立てると、現場にとっては非常に不合理が生じます。企業側の経済面で言えば取るに足らないことかもしれませんが、良識あるユーザーにとっては非常に由々しき事態となります。企業側においては、現場を振り返る余裕というか懐の深さを見せるのか、無駄な部分と切り捨てるのか。私は良識のある業者とお付き合いがしたいですし、懐のない業者はお引取り願いたいと思っていますし、実際にそうしようと考えています。

 企業は現場にこられるMRさんの実績をどのように評価しているのでしょう? また営業成績やコストパフォーマンスだけで判断するような良識のないユーザーにはなりたくないですね。


 さてまたもや前置きが非常に長くなってしまいましたが、本日のニュース配信です。

 おそらくほとんどの皆さんが、「そんなことは分かっていたよ」とおっしゃる様な内容なのですが、「症状が続くのに『気のせい』と一蹴(いっしゅう)されると患者は不安になり症状が悪化する。患者の話を聞き不安を取り除くことが必要」と記事の中にもありますように、理解のない医師にかかると、病状が悪化する危険性が高いという事実からは、目をそむけてはいけないと思います。対話のない時代といわれて久しいですし、医療がサービス業だとも言われている昨今、私はかなりの違和感を感じます。ホテルライクな病院を目指すと仰っている施設も多いのですが、ホテルと病院とで全く異なるのは、医療は患者さんに参加してもらって何ぼのもの。チーム医療と叫ぶのであれば、ホテルなどのサービス業と一線を課すべきだと私は思います。チーム医療の中心は患者さん。そのことを忘れている方も多いのでは?

 ちょっと脱線してしまいましたが、患者さんにどのようにしたら安心感を与えることができるのか?が医療にとっての出発点・原点ではないでしょうか?


【毎日新聞社ニュース 2010/02/03】
 機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100203ddm013100196000c.html
====================================================================
◆機能性胃腸症 異常がないのに続く胃の不調、心理面との関係も深い
◇診断基準統一化の動き 人体図使い問診/抗不安薬で症状改善
 胃痛や胃もたれが続くのに、検査結果は「異常なし」--。こんな症状が特徴なのが機能性胃腸症(FD)だ。発症の仕組みについて、ストレスなどの心理面の影響も指摘されるが、目に見える異常がないため、周囲の理解を得られないことも多い。関連学会では保険適用を目指し、統一した診断基準作りを模索している。
 代表的な症状は胃痛、胃もたれのほか早期満腹感、みぞおちの灼熱(しゃくねつ)感など。以前は慢性胃炎と同じと見られていたが、胃の粘膜保護薬を処方しても症状が改善しないため、80年代ごろから医療関係者の間で注目されてきた。99年には国際診断基準も作られている。
 東北大病院(仙台市青葉区)の本郷道夫総合診療部教授(消化管生理機能)らが全国1万人以上を対象に行った調査では、全体の14%が該当する症状を経験したと回答した。本郷教授は「胃もたれ、胃痛の原因は胃の運動機能が低下したり、胃酸の分泌が過剰になることで起きている」と話す。
 大阪市立大病院(大阪市阿倍野区)の富永和作准教授(消化器内科)によると、主な患者は50~60代。女性が男性の倍ほどになるという。最近は20~30代の女性も増えている。
 検査で異常が見つからないうえ、発症の仕組みも分からないため、診断は患者に対する問診が頼りだ。しかし内臓の痛みの程度や部位を他人に的確に伝えることは難しい。
 大阪市大病院では08年から人体図を使った問診を導入した。みぞおち周辺に半年以上前に表われた強い痛みや不快感が、直近の3カ月で週1回以上続いた場合にFDと診断されるという。富永准教授は「『胸やけがする』と下腹部をさする患者もいる。図を使うことで症状が理解しやすくなった」と話す。
 内視鏡検査でかいようやがんなどの疾患がないことを確認したうえで、投薬による治療となる。胃痛には胃酸分泌抑制薬、胃もたれには胃腸機能改善薬を処方するケースが多いという。
 患者への精神的なケアも重要だ。洛西ニュータウン病院(京都市西京区)の中井吉英心療内科部長は「症状が続くのに『気のせい』と一蹴(いっしゅう)されると患者は不安になり症状が悪化する。患者の話を聞き不安を取り除くことが必要」と指摘する。
・・・続きはネットでご覧ください

 
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コメント 1

fumiko

Kojiさん

チェックありがとうございました♪
fumi(2・3)にとりましては、節分情報、勉強になりました。
by fumiko (2010-02-04 22:48) 

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