0126-406号 塩野義が「第3のインフル薬」 薬が飲めない患者にも [kensa-ML NEWS]
今日はイベントも多く何かと慌ただしい一日でした。疲れも溜まっているので、ちょっと一休みしたいところですが、疲れ以上に仕事が溜まっているので 何とかしないとなぁといったところです。
忙しい時くらいメールニュース休んだら?と優しいお言葉も何個か頂戴しているのですが、「もっと頂戴」との貪欲なご意見もそれ以上にいただいていますので、止められませんねぇ・・・ま、強制されて配信しているわけでもなく、全くの自主的配信ですし、どうしようもない状態であれば配信しませんので、ご心配無きように・・・ただ、たまの愚痴を聞いていただくことと、ブログのバナークリックにお付き合い下さい。
さて今日は久し振りに新型インフルエンザ、特にワクチンに関する話題を、二件お送りいたします。
良く聞かれるのが、
「ワクチン打ったからインフルエンザにかからないよね!」
「いえいえ、そんなことは決してありません。ワクチンは完全な予防薬ではないのです。はずれもあるし・・・」
詳しくはウィキぺディアでどうぞ。
ワクチン(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3
しかし承認まで早かったですねぇ・・・
タイミングも良かったのでしょうが、その気になれば出来るということです、はい
【共同通信社ニュース 2010/01/26】
塩野義が「第3のインフル薬」 薬が飲めない患者にも
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012601000820.html
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塩野義製薬は26日、新しいインフルエンザ治療薬「ペラミビル」(商品名ラピアクタ)を、27日に発売すると発表した。厚生労働省が審査を優先して承認し、スピード発売となった。
既存のタミフルやリレンザに次ぐ第3のインフルエンザ治療薬で、点滴注射用。口から摂取するタミフルなどと違い、人工呼吸器をつけるなどして薬を飲めない患者にも投与しやすい利点がある。
塩野義は「今年3月末までに約70万人分を供給できる」との見通しを明らかにした。小児用も3月末までに製造と販売の承認申請を行う予定という。
【毎日新聞社ニュース 2010/01/26】
新型インフルエンザ:ワクチン、国産か輸入か 製造法と効果検証
http://mainichi.jp/select/science/news/20100126ddm016040123000c.html
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新型インフルエンザワクチンの健康な成人(19~64歳)への接種が、1月から一部の自治体で始まった。海外メーカーによるワクチンが承認、輸入された。医療機関に在庫があれば、国産か輸入かを選んで接種を受けることもできる。それぞれのワクチンの製造法と効果をまとめた。【関東晋慈、清水健二】
■輸入2種に大差なし
輸入される2種のワクチンが国産と異なる点は、効果を高めるための免疫補助剤「アジュバント」が使われている点だ。グラクソ・スミスクライン社(英国)の製品は鶏卵で培養したワクチン原液に、接種直前にアジュバントを加える。この主成分はサメの肝臓からとれる脂質とビタミンE。免疫細胞の一つ、樹状細胞を刺激するという。
もう一つのノバルティス社(スイス)のアジュバントも主成分はほぼ同じ。さらに元のウイルス株の増殖に、鶏卵でなくイヌの腎臓の細胞から作り出した増殖力の強い「MDCK細胞」を使う。細胞培養法は国内でも日本脳炎ワクチンなどで利用されている。MDCK細胞は液体窒素で冷凍保存でき、鶏卵培養とは比較にならないほど生産効率が高いため、迅速に必要量を調達でき、卵アレルギーの人も心配なく受けられる。
薬品の安全性基準を審査する国立医薬品食品衛生研究所(東京都世田谷区)の山口照英・生物薬品部長によると、欧州各国では毎年冬に流行する季節性インフルエンザに対し、2年前から細胞培養で製造したワクチンを使っている。山口部長は「生きた細胞が体内に入った場合は良性の腫瘍(しゅよう)を形成する恐れが指摘されるが、細胞は最終的に取り除かれるため心配はない」と説明する。
臨床試験の結果はどうだったのか。各メーカーが成人100人に実施している。グラクソ・スミスクライン社製は、1回接種3週間後に95%の人が十分な免疫(抗体)を持った。一方で98%の人が痛みを訴え、疲労(46%)などの副作用が報告されている。ノバルティス社製は、1回接種後に81%、2回接種後に96%の人に抗体が確認された。注射した部位の痛みを訴えた人は68%に上った。両ワクチンに大きな差はなかった。
■「重症化・死亡」予防
インフルエンザは「感染↓発症↓重症化・死亡」という経過をたどる。このうち感染については、ウイルスは血液中の抗体の有無と無関係に細胞内に侵入するため、予防効果は期待できないとされる。
発症はどうか。データのそろった季節性ワクチンについて米国の専門家委員会は「健康成人に対する有効率は70~90%」と評価。これは、接種しない集団の発症率が10%だった場合、接種していれば発症率を1~3%に抑えられるという意味。リスクをある程度低くできるが、発症や他人への感染を止めるのは難しい。
厚生労働省が前面に出しているのが「重症化・死亡」の予防効果だ。同省によると、これまで新型ワクチンの推計接種者約1900万人(18日現在)のうち、免疫効果が表れるとされる接種3週間以降にインフルエンザに感染し死亡した報告は2件にとどまるという。しかし、死亡や入院した成人の約8割には持病があった。健康成人の重症化・死亡リスクがそもそも低いため接種のメリットも優先接種対象者ほど大きくない。
■副作用との兼ね合い
健康な成人は、ワクチンを接種した方がよいのか。
国立感染症研究所の岡部信彦・感染症情報センター長は「国民の大多数は新型インフルエンザに対する免疫を持っていない。ピークはいったん過ぎたが、来シーズンまでに基礎免疫を持つためにも接種してほしい」と話している。
季節性ワクチンでは、入院相当の副作用の発生率は07年度で100万人に3人、08年度は100万人に2人。接種と因果関係が疑われる死亡はなかった。ただ、呼吸困難などの過敏反応を起こすアナフィラキシーは10万人に1人程度の割合で起こるとされている。
輸入ワクチンは皮膚の下に注射する季節性ワクチンと違い、筋肉に深く注射。接種後の注射部位の腫れや痛みが出る割合も高い。国立病院機構三重病院の庵原(いはら)俊昭院長は「ワクチンの効果が高いほど予測される副作用も高い確率で出る。感染や重症化のリスクと比較し接種してほしい」と話す。
広田良夫・大阪市立大教授(公衆衛生学)は「ハイリスク者の家族やハイリスク者が多い施設の従事者は、積極的に接種した方がいい。また、健康診断の結果などを見れば、50歳以上は3分の1程度がハイリスク者と考えられる。
米国では未成年者などと並んで50歳以上の全員が勧告接種の対象になっている」と説明する。
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