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0715-294号 熱中症:防ぐ水分補給術 一日1.5~2リットル/渇き感じなくても一口… [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんにちは。神戸の新井です。

 昨日配信した情報で関東甲信地方梅雨明けとお伝えしました。この情報は間違いないのですが、ふと天気図を見ていると梅雨明けにしては太平洋高気圧は張り出してきていないし、日本海側には低気圧から伸びる前線があるし、本当に梅雨明け???と思ってしまいました。調べてみると九州北部から東海地方、さらに北陸から東北までは梅雨明けしていないのですね。納得!

 あまりの暑さに一昨日まではネクタイ締めてスーツ着こんでみたいなスタイルで出勤だったのですが、昨日からは今流行りの?クールビズになりました。(^^; 通勤途中でもネクタイ締めているだけでじろじろ、上着なんて着ようものなら「あの人何あれ?このくそ暑いのにバッカじゃない?」みたいな目で見られ、世間の冷たい視線にさらされた気の弱ーい私は・・・
 でも、暑さに慣れてきたらまた元のスタイルに戻そうかと思います。(^^)

 週末はグラウンドに立つことも多く、それこそ立っているだけで目まいするくらいなのですが、これからの季節、非常に気になるのが「熱中症」ですね。「熱中症」がなぜ起こるのか、についてはさておき、もし周りの誰かが「熱中症」みたいな症状で倒れたら・・・ということで救急処置について掲載しているサイトのご紹介です。あまり詳しくは書かれていませんが、
日本体育協会HP 
http://www.japan-sports.or.jp/medicine/guidebook1-8.html
です。ちょっと詳しいところでは以下のサイト。
厚生労働省HP 
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei33/index.html
ヘルスクリニック http://www.health.ne.jp/library/5000/w5000374.html

 色々と調べているとお天気大好き人間の私としては非常にうかつというか無知でした。熱中症計・・・知りませんでした。また「日本気象協会」の存在は知っていたのですが、熱中症計の販売までしているとは・・・
 くれぐれもお断りしておきますが、気象庁、日本気象協会との縁故は一切ございませんので、念のため。興味本位でご紹介です。


コンパクトで手軽に使える『携帯型熱中症計』発売開始!!~いつでもどこでも、熱中症予防対策を~
 
http://www.jwa.or.jp/content/view/full/2708/
 財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾 道彦)は、熱中症指標値をもとに熱中症の危険度ランクをLEDランプとブザーでお知らせし、コンパクトで外出時などにも持ち運びの便利な「携帯型熱中症計」の販売を、平成21年6月26日(金)より開始します。
 「携帯型熱中症計」は、計測した気温と湿度から日本気象協会の独自の計算手法により熱中症指標値(WBGT近似値)を算出し、熱中症の危険度ランクを表示することで、屋内外における職場環境やスポーツ環境、生活環境での熱中症予防に役立てることを目的に作られた製品です。
 これまで熱中症計は、ハンディタイプのものでも職場や学校などに1台程度設置して利用されるケースが多く、個人が気軽に携帯して活用することはまだまだ少ない状況でした。
 熱中症を発症するケースは、屋外・屋内問わず様々であり、これからはひとりひとりが熱中症に気をつけることが大切です。
 気軽に持ち運び可能な「携帯型熱中症計」を様々なシーンでご活用いただき、これからの夏場の必需品としてぜひ熱中症予防対策にお役立てください。※熱中症指標(WBGT)とは、暑熱環境による熱ストレスの評価を行なう指標としてISO7243に規定されています。
1.製品の特徴
 ・熱中症の危険度ランクを「LEDランプ」と「ブザー」でお知らせ(ブザーは「厳重警戒」「危険」の時に、それぞれ異なるパターンで鳴ります)
 ・ブザーが不要な場合にはOFFできるスイッチ付き
 ・電源ON時には、気温と湿度を常時表示
 ・電源ONボタンを押して10秒後、自動的に電源がOFF
 ・持ち歩きに便利なストラップ付
 ・ティアドロップ型で飽きのこないシンプルなデザイン
2.販売価格
 1台 1,050円(税込)
3.販売について
 ネットショップ(「てるてる君ショップ」
http://kisyou.ocnk.net/)で取扱いいたします。※ネットショップでの購入には、別途、送料や代引き手数料、振込手数料などが必要となります。詳細については、ネットショップをご覧ください。
4.取扱い上の注意
 熱中症の危険度ランクは測定条件によって大きく変化します。あくまでも目安としてお使いください。
 熱中症の危険度ランク(熱中症指標ランク)の考え方
 ※本製品の熱中症指標ランクは、日本生気象学会のものをベースとし、日本体育協会のものを参考とした独自方式で、日本気象協会と埼玉県熊谷市で構築した熊谷市熱中症予防情報発信事業のものを採用しています。


 なんか熱中症計って色々とあるものですね。初めて知りました。他のメーカーでもあるようです。
 台車屋A2K 
http://a2k.jp/daisha/37moni/index.htm
 レックス http://www.rex-rental.jp/anz/anz09.htm?gclid=CMHU6tO71psCFY0vpAod7ySR_w
 京都電子工業 http://www.kyoto-kem.com/ja/products/heat/wbgt203.html?gclid=CNm-uei71psCFZYtpAod7CL4AA

 ということで、本日のニュースです。連日重たい?話題をご提供でしたので、たまには軽い話題もよろしいかと・・・(^^)

【毎日新聞社ニュース 2009/07/14】
 熱中症:防ぐ水分補給術 一日1.5~2リットル/渇き感じなくても 一口…◇一日1.5~2リットル/渇き感じなくても一口/外出時は30分に1度/卓上に水筒、ポットを

 
http://mainichi.jp/universalon/clipping/news/20090714ddm013100137000c.html
====================================================================
 本格的な夏が目前だ。温暖化の影響で年々気温は上昇し、今年も熱中症の多発が危惧(きぐ)されている。特に高齢者と子どもは要注意。効果的な水分補給を心掛けたい。【小川節子】

■増える死者
 日本は100年間で平均気温が1度上昇した。特に東京は高層ビルや舗装道路による都市部のヒートアイランド現象により、この30年間で真夏日(最高気温が30度以上)が3週間以上増え、年間2週間だった熱帯夜(最低気温が25度以上)も約1カ月に。風も弱まり、熱中症になりやすくなっている。
 今年の夏はどうか。気象業務支援センター専任主任技師の村山貢司さんは「7月は蒸し暑く、8月は平年並みかそれ以上の暑さ」と予想。「気温が急に高くなった時は要注意。急激な暑さに体が対応できず熱中症になる人が多い」と警告する。
 熱中症の目安は気温だけでなく、湿度、輻射熱(ふくしゃねつ)なども取り入れた「WBGT」(湿球黒球温度)だ。気温が26度と低くても、湿度が70%以上あれば警戒域になる。情報は環境省熱中症予防情報サイト(
http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/)で見ることができる。簡易に使える計測機器も市販されている。
 症状は3段階。1度は「めまい、失神、筋肉痛、こむら返り」、2度は「頭痛、嘔吐(おうと)、倦怠(けんたい)感、虚脱感」。3度になると「意識障害、けいれん、手足の運動障害、高体温」が見られ、死に至ることもある。以前は労働現場が多かったが、最近は普段の生活やスポーツ時が目立つ。

■高齢者に多く
 厚生労働省の統計によると、68年から94年までの年平均死者数は86件だが、それ以後は282件と3倍に増加。年齢別では▽15~19歳がスポーツ時▽30~59歳が労働時▽65歳以上は家・居住施設--が大半を占める。全被害の6割は65歳以上の高齢者だ。
 なぜ高齢者に多いのか。人の体に含まれる水分の割合は新生児で体重の80%、幼児65%、成人男性60%、高齢者50~55%と、年とともに少なくなる。加えて代謝が落ちるため、発汗による体温調整機能が鈍り、のどの渇きも覚えにくくなる。
 高齢者の熱中症の半数以上は自宅など屋内で起きている。横浜市スポーツ医科学センターの医師、長嶋淳三さんは「高齢者は寒暖に対する感度が鈍くなっているため、30度を超えてもあまり暑さを感じない傾向がある。エアコンは28度に設定し、上手に使った方がいい」と強調する。
 エアコンのない場所では、水分を30分ごとにこまめにとる。のどが渇いていなくても、水を一口飲む。これで約20~30CCは摂取できる。1日に1・5~2リットルの水分を摂取することが大切だ。さらに、散歩や庭の草取りなどで戸外に出るのは、早朝か夜涼しくなってから。熱帯夜のような日にはできれば外出を避け、出る場合は必ず30分に1度は水を取るように
したい。
 また、子どもは体内の水分量のわずかな変化でも影響を受けやすい。乳幼児は自分からのどの渇きを訴えられず、知らぬ間に脱水症状になることが多い。戸外で遊ぶ時も忘れずに水筒などを持参し、こまめに水を飲ませることを忘れずに。

■塩分、ミネラルも
 食の安全、健康について問題提起している市民グループ「家庭栄養研究会」(東京都三鷹市)の松永真理子さんは「運動後や風呂上がりの一杯にビールを飲む人は多いですが、猛暑の夏は水分補給というより、逆効果」と話す。お茶やコーヒーなどカフェインを含むものは利尿作用があるので、できれば真水か麦茶がいい。コップに汗をかく程度の温度(5~15度)が適している。
 ただし、高齢者は冷たいものを飲みすぎると胃腸が弱りがちなので、冷蔵庫から出して少したったものを飲むほうが無難だ。こまめに飲むためには卓上に水筒やポットを置いておくと便利だ。水や麦茶だけでは飽きてしまうので、時には梅酢や黒酢、ドリンク用の酢を薄めて飲むのもいい。
 水や冷たいものが飲みにくい人は、薄味のお吸い物、昆布茶、梅干し茶なども利用する。ほどよい塩分もとれる。滋養のある「飲む野菜スープ」=レシピ参照=を大量に作り、冷やして飲むのもおすすめ。ミネラルが含まれ利尿作用が弱いので、水分補給に適している。
 また、汗をたくさんかいた時は、水だけでなく、スポーツドリンクを水で倍に薄めたものか、0・1~0・2%の塩水を飲むことも大切。日中にスポーツや肉体労働をする人は1時間に1度は休憩をとり、500~1000ミリリットルの水分を取ること。この際には0・1~0・2%程度の食塩と5%の糖分を含んだスポーツドリンクなどが最適だ。

・・・続きはネットでご覧下さい

お勧め書籍です
知って防ごう熱中症―正しい予防と迅速な処置のために (ビジュアル版 新体と健康シリーズ)
高温環境とスポーツ・運動―熱中症の発生と予防対策
医療職のための危機管理マニュアル
子どもの健康と応急処置
日本人には塩が足りない!―ミネラルバランスと心身の健康


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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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