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20060516-214号 明確化すべき「免責」の考え方 進むAED整備を活用するために [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。国循の新井です。

 昨日、ワールドカップの日本代表が決定しました。間もなく「ニッポン」を大声上げて連呼できる日々がまたやってまいります。非常に楽しみですが、代表決定の際には悲喜交々。個人的に応援する選手は、「小野」です。玄人好みするボール捌きと性格の良さそうな雰囲気が好きですね。

 ところで、GWが終わったと思ったら、はしか(麻疹)の集団発生のニュースが紙面を賑わしているようです。ワクチン接種を推奨しているようですが・・・皆さん、お気をつけくださいね。以下、毎日新聞夕刊より転載します。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/archive/news/2006/05/20060516dde041040007000c.html

【はしか:茨城・千葉で集団発生 流行の恐れ、感染研が注意呼びかけ】
 茨城、千葉両県の小中高校で、麻しん(はしか)の集団発生が相次ぎ、患者は計100人を超えた。流行は関東一円から全国にも広がる恐れがある。国立感染症研究所感染症情報センター(岡部信彦センター長)は「子供や、子供と接する機会の多い大人は、以前にワクチンを受けているか、はしかにかかった経験があるかを確かめて、どちらもない人は早めに接種を」と呼びかけている。【大場あい】
 同センターなどによると、茨城県牛久市の小学校と取手市の私立中・高校など、同県内の計11の学校や保育所などで4月以降、今月15日までに、疑い例も含め計83人の患者が出た。私立校には東京都や千葉・埼玉県からも生徒が通い、こちらにも流行が広がる可能性がある。千葉県鎌ケ谷市の高校でも4月から今月15日までに21人が発症した。・・・続きはネットで
 

 さて本日のニュース配信に移ります。
 以前よりAEDを含む救急救命については、メールニュースでも取り上げてきました。最近とみにAEDを見かけることが多くなりましたが、こちらが興味を持って接しているので目に付くのでしょうが、一般の方々はどのように捉えているのでしょう?市民公開講座などでもAEDが取り上げられることは良く聞く話ですが、実際に倒れた人を目の当たりにした時、医療関係者以外が躊躇なく操作できるとは、到底思えません。私自身、何度か心臓マッサージを実施したことはありますが、AEDは講習を受けただけで実際の操作を行ってはいません。私自身に置き換えても、とても「躊躇なく操作」できるとは到底思えません。
 全てを行政サイドの責任にすることはできませんが、ハードウェアを揃えてやったから、あとはご勝手に・・・のようなものではなく、もっとソフトウェアの充実や法的整備を行ってもらいたいものです。
 当センターでもACLSを含む院内外に対しての取り組みを定期的に、真摯に実施しておられますが、私も参加したい!と思っているだけで、現実問題、業務に追われ参加できていない自分がいます。目の前の患者さんをどのように対処するのか、自分に何が出来るのか、ということを再度見つめ直さねばと、自戒の日々です・・・(^^;

【Japan Medicine 2006/05/15】
 記者の視点 明確化すべき「免責」の考え方 進むAED整備を活用するために
 
http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html
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 2004年7月に出された厚生労働省通知で、「市民による自動体外式除細動器(AED)の使用」が認められた。これに伴って、全国の公共施設を中心にAED設置が盛んになっているが、実際に市民によるAED利用の救命行為が行われたかどうかの報告はそれほど多くはない。
 昨年5月には東京電力福島第二原子力発電所で50歳の社員が勤務後に倒れ、そばにいた人(バイスタンダー)である同僚社員や嘱託看護師によってAEDを使った処置で救われたほか、同じく昨年、愛知県で開かれた万博会場で倒れた41歳の男性が、会場警備員や居合わせた医学部学生らによって、AEDを使われ一命を取り留めたとの報道が目に付く。
 だがこれらの報道にも、一般市民がAEDについて正確な認識を持って迅速に対応したケースと見るには若干の無理がある。福島の場合は、事務所内医務室に勤務していたと思われる看護師がAED使用の主導権を持っていたと予測できるし、万博会場のケースは居合わせた医学部学生4人がいずれも6年生であり、AEDに関しては常識として持ち合わせていたと考えるべきで、医療担当者かそれに準じる人々がバイスタンダーとしており、そこにAEDが装備されていたという「幸運」があったと考えずにはいられない。
 むろんAEDがそこにあったことが、2人の男性を救う重要なポイントであり、AED設置の必要性が証明されたエピソードであることは間違いない。・・・続きはネットで


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    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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