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20060515-213号 救えた命:救急医療を問う 救急隊判断、重症の35%は過少評価--1万人の患者調査 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。国循の新井です。

 先週はあっという間の一週間でした。今週は会議にミーティングなど目白押しで、とにかく目まぐるしい一週間でした(^^;。この週末は田舎の方に行き、田植えの準備(代かきという作業)をしてきました。たまには自然に触れ合い、癒されるのも良いかな?とも思っていたのですが、自然は甘くありません。準備をした土曜日は一日雨。もう少しゆっくりと自然を満喫?したいものですね(^^;。少しシーズンはずれてしまいましたが、私の田舎は筍の産地。来年はどなたかご一緒に筍掘りなんて自然を満喫しに行きませんか?
(単に共同作業者を求めているだけだったりして・・・(^^;)

 さて先週金曜日に流そうと思っていたニュースを配信します。
この数年、救急救命などニュースやドキュメンタリー、ドラマなどでクローズアップされている割には、実際に従事している医療スタッフの数は伸びていません。むしろ先日から産婦人科医や脳神経外科医のなり手不足が表面化しています。この理由として「責任が重いから・・・訴訟が・・・」なんてものがありましたが、何とも情けない限りです。とはいえ現実問題として、非常に切実な状況に陥っていることは紛れもない事実のようで・・・

 我々検査業界も責任感の希薄な技師やメーカーの方々が確実に増えてきています。よく「権利と義務は表裏一体」なんてことを言いますが、義務を果たさずに権利ばかりを主張する方の何と多いこと。私のおかれている立場ですと、社会人がまず最初に来て、その次に国家公務員、国循のスタッフ、臨床検査部スタッフ・・・となりますが、まずは社会人としての自覚を持ち、義務を果たさないといけないのは当たり前。でも自覚がない一つの例を挙げれば、「挨拶」の出来ない方が非常に多い!これって社会人として「基本のき」だと思うのです。よく「チーム医療」だの「医療連携」だのと偉そうに言っていますが、あまりにも「コミュニケーション」の希薄さゆえに作り出された造語ではないかしら?と思ってしまいます。もっと普通に出来ないものでしょうかね?
 現在の幼少期における教育現場(幼稚園、小学校)では、「朝は、『おはようございます』、と元気よく挨拶をしましょう」なんて教育をしていないのかしら? 幼稚園にお戻りなさい、と言いたくなる方が多いですね(誤解なき様にも申しておきますが、私どもの検査部スタッフのことを言っているわけではありませんので念のため)。今年の実習生へのオリエンテーションでは、世話になる分野のスタッフだけではなく、検査部に限らず全ての医療スタッフに対して、挨拶、礼儀を欠かさないように、とわざわざ説明しました(^^;。

 おっさんの戯言、申し訳ありません。前置きが長すぎました。(^^;

【毎日新聞ニュース 2006/05/12】
 救えた命:救急医療を問う 救急隊判断、重症の35%は過少評価 --1万人の患者調査

 
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/medical/news/20060512ddm002100117000c.html
====================================================================
◇医師以外、限界の声
 救急車で病院に運ばれて医師が重症と診断した患者の35%は、救急隊が病状を中等症や軽症などと過小評価していたことが、東京消防庁の調査で分かった。特に、けが以外の内因性の病気では、過小評価は42%に達した。高度な医療が行える救命救急センターなどに患者が運ばれるのは、救急隊が「重症」と判断した場合に限られており、医師以外による判断の限界と危険性が浮かんだ。盛岡市で開催中の日本臨床救急医学会で11日に発表した。
 同庁本田消防署(東京都葛飾区)の相澤浩幸救急隊長らが杏林大の救急医らと共同で、東京都内のある消防署が03年中に救急車で病院に運んだ患者、計約1万人を調べた。
 その結果、病院到着時点で医師が、生命に危険のある「重症」と診断した患者が563人いた。しかし、このうち救急隊が重症と判断し救命救急センターなどに運んだのは364人(65%)にとどまった。残る199人は、救急隊や患者本人などの判断で、2次救急病院などに運ばれた。・・・続きはネットで


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東 正弘

 5月15日のブログ拝読しました。挨拶を知らない日本人を嘆いておられるのには、まったく同感です。多くのこころある人が考えているところでしょうから愚説は控えますが、一つだけ父親から聞いたことを述べます。父親の父は和歌山市からアメリカのカリフォルニアに単身移住をして農業を営んだ人でした。その祖父からの伝え聞いた事柄ですが、「アメリカでは、小学生でも、この百姓の日本人に朝会えば、『グモーニングサー! トウマッチレイン!(雨ふえりはいやですね)』と挨拶してゆく」とか。父はこれを幼い小生に話して聞かせました。せめてこれくらいの日本になってほしいものですね。
by 東 正弘 (2006-05-17 11:16) 

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