SSブログ

20060322-198号 記者の視点 06年度改定 紹介率算定の廃止 [kensa-ML NEWS]

皆さん、本当にご無沙汰しております。新井です。

 年度末のこの時期、非常に慌しく過ごされている方も多いかと思います。他聞に漏れず、私も年度末の報告物件に加え、講習会、講演会、勉強会など様々な業務が舞い込んで来ています。私のストレス解消、メールニュースを打つ時間も無く、電車の中でパチパチパッチンとキーボードを打つ音が、やけに気になる今日この頃です。このところ遊びが少しも無く、少しは憂さを晴らそうと、ブログに何でも書ける(打てる?)コーナーを作ってみました。ブログの方はアクセスしていただける常連さん(かどうかは全く分かりません)のおかげで、21日現在で、22000アクセスを超えました(^^)。私の拙い文章をお読みいただき、本当に有難うございます。

 さてWBC決勝戦が始まりました。日本選手の大活躍を期待しつつ、フェアな試合となることを祈っています。クロスプレーに一喜一憂する、これが野球の醍醐味だと思いますが、そこにはフェアなジャッジというものが必須です。人間ですからひいき目に見てしまうのは仕方がないと思いますので、それなら最初からそういったバイアスが入らないように、ここはリスクマネージメントですね!

「フールプルーフ」
 工業製品や生産設備、ソフトウェアなどで、利用者が誤った操作をしても危険に晒されることがないよう、設計の段階で安全対策を施しておくこと。正しい向きにしか入らない電池ボックス、ドアを閉めなければ加熱できない電子レンジ、ギアがパーキングに入っていないとエンジンが始動しない自動車、などがフールプルーフな設計の例である。「fool proof」を直訳すれば「愚か者にも耐えられる」だが、その意味するところは「よくわかっていない人が扱っても安全」。その思想の根底には「人間はミスするもの」「人間の注意力はあてにならない」という前提がある。安全設計の基本として重要な概念である。
 http://e-words.jp/w/E38395E383BCE383ABE38397E383ABE383BCE38395.html

・・・アンフェアな審判がミスジャッジをしても、複数審判の総意として判定を下す。しかし意固地で自分のジャッジをごり押しする球審がいれば何の役にも立たない。日本ー米国戦におけるフールプルーフは「愚
か者には耐えられない」。対策としては、フィギアスケートのようにビデオで確認する、一番近いところにいる塁審の意見を尊重するなど公平なジャッジが正当化できるようなシステムの改変が必要ですね。
・・・審判も人間。ミスはつき物であるといった考え方を基本とし、客観的な判定材料から明らかにミスジャッジが判明した場合には判定を覆すようにルールで明記する。メキシコー米国戦におけるフェイルセーフは、ボールにポールの塗料が付いているといった明確な根拠を持ったとしても、一番近い審判が自分の判断を固持するのであれば全く無効。日本ー米国戦とは全くの逆で、最終的判断は球審が行うことを基本原則にしないといけないですね。
     
「フェイルセーフ」
 故障や操作ミス、設計上の不具合などの障害が発生することをあらかじめ想定し、起きた際の被害を最小限にとどめるような工夫をしておくという設計思想。
 例としては、石油ストーブが転倒すると自動的に消火するよう設計されていることや、加圧水型原子炉の制御棒の電源が切れると制御棒が自身の重さで炉内に落下して自動的に炉を停止させるよう設計してあることなどが挙げられる。
 http://e-words.jp/w/E38395E382A7E382A4E383ABE382BBE383BCE38395.html

・・・「フールプルーフ」の2事例より、人間(審判員)はミスを犯すもの、といった基本的概念を持ち、明らかなミスを犯した審判員に対して、一度目はイエローカード、二度目はレッドカードを突きつける、迅速的な決定機関が必要ですね。また評論家がこぞって指摘しているように、アメリカの審判一色で固めるのではなく、国際試合では各国の国際審判員が勤めるといった制度確立が必要です。サッカーなどでは自国の審判はしないという基本があるのですが、何故野球は別にするのか、アメリカの見え見えのもくろみが見えて、非常に不快ですね。あのアメリカの審判は既に二回重罪を犯しているのですから、今大会において、審判員から除外するなどの英断が必要なのでは?アンフェアなのは誰か?というドラマがありますが、今大会においては明らかに、「アンフェアなのはアメリカ」です。
      
 さて久しぶりのニュースなので?非常に前置きが長くなりましたが、本日のニュース配信です。この二週間、複数の診療報酬改定説明会に出かけておりますが、何やら意味不明のことが多すぎます。
 最大の疑問は、「迅速検査加算」「全ての検査」の解釈が、「外部委託検査も細菌培養検査も含む」というもの。全くもって意味不明です。趣旨をはき違えた大きな誤解があるのでは?検査内容や実態を知らない素人さんが、解釈したとしか思えませんね。「あほか・・・」といった呆れる思いが強いです。地域連携パスも一疾患しか認めていないようですし、本気で医療の質評価をしたのでしょうか?また今後、本気で取り組む気あるのでしょうか?

【Japan Medicine 2006/03/17】
 記者の視点 06年度改定 紹介率算定の廃止 地域医療連携の流れ止まらず

 
http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten2.html
====================================================================
 4月施行の診療報酬改定が目前に迫ったが、急性期病院では、その評価が大きく2分されている。1つの見方は、今回の診療報酬改定が、まさしく自院が担う機能を最終選択していく改定になっているという見方と、紹介率を要件とする加算などを廃止し、これまでの医療連携の方向性に水を差す行政の意図が読めないという見方だ。こうした相反する現場の評価が出ている今回の診療報酬改定は、改定メニューが発表されると算定できる項目をめがけて一斉に走りだす従来の改定とは異なり、一歩踏みとどまって、今後の進むべき方向を熟慮する改定になっているようだ。
 急性期医療の視点から今回の改定を見ると、答申直後に医療現場から悲嘆と怒りの声が吹き出した紹介率を要件とする加算の廃止は、医療現場の影響度は大きく、大規模病院の減収額は軒並み億単位に上った。答申から1カ月が経過し、個々の医療機関では、紹介率廃止による減収分をいかに補てんす
るか、自院の総合力と今後の方向性を勘案しながら検討を始めている。そこでの切り札の1つは、何といっても入院基本料の選択だ。一般病床を持つ病院の場合、入院基本料1の看護実質配置7対1(現行の1.4対1)の選択の有無が、医業収入で大きな差がつく要因となる。・・・続きはネットで


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。