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20060207-184号 補助人工心臓の2人退院へ 国産埋込型で症状改善 東京女子医大病院 [kensa-ML NEWS]

皆さん、おはようございます。新井です。

 昨日は当センターの医療安全推進室主催の講演会が開催され、各部署から発表されていました。残念ながら仕事があったため途中退席しましたが、どのパネラーも強調されていたのは「部門間連携」ということ。これからの業務なり研究も部門間連携がますます主流になっていくことでしょうね。

 今日のニュースに関連したことですが、昨年微力ながら看護師さんの学会発表のお手伝いをほんの少しさせていただきました。細かい話は略しますが、人工心臓(LVAS)装着患者の長期入院における栄養管理的かつ免疫学的な発表でした。NSTは大流行で、殆どが入院期間短縮のためといったものですが、やはり長期入院されている患者さんに対しても栄養管理、特に多部門で連携しながら患者さんをサポートすることの重要性がいかに大切かを教えていただきました。とにかく多部門の方々との共同作業は楽しい!の一言です。以下のニュースのような内容が可能になったのも、多くの医療スタッフの連携があればこそだと思います。

【共同通信社ニュース 2006/02/07】
 補助人工心臓の2人退院へ 国産埋込型で症状改善 東京女子医大病院
 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=27974
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 心臓移植までのつなぎとして、国産の補助人工心臓の埋め込み手術を東京女子医大病院で受けた拡張型心筋症の男性2人の症状が改善、近く退院して在宅療養を始めることになり、同病院で6日、記者会見した。血液を循環させるポンプが体外にある体外式補助人工心臓によって心機能が回復した例や、外国製埋込型で退院した例はあるが、国産埋込型での退院は国内初。(・・・続きはネットで)

【共同通信社ニュース 2006/02/07】
 補助人工心臓
 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=27975
====================================================================
 補助人工心臓 心臓の働きが弱った患者に装着し、全身に血液を送り出す機能を補う。ポンプが体外にあるタイプ、ポンプを体内に埋め込みコードで電気を供給するタイプ、体内のバッテリーで動くタイプがある。一般に血栓ができやすくなるほか、故障や感染症対策などの課題もある。

【共同通信社ニュース 2006/02/07】
 予想以上に良い経過
 http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&categoryId=&articleId=27976
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 黒沢博身(くろさわ・ひろみ)東京女子医大教授(心臓血管外科)の話:これまでの体外式補助人工心臓は駆動装置が大きく心理的な圧迫感があり、外国製埋め込み型も小柄な日本人には合わなかった。今回の補助人工心臓は小型で非常に強力。患者の経過も予想以上に良い。永久に維持できる保証はまだないので心臓移植待ちに変わりはないが、待機中にデスクワークや通勤などの社会復帰が可能なのは非常に喜ばしい。


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    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
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