20051017-131号 HIVの迅速・時間外検査、自治体の3割が実施せず [kensa-ML NEWS]
皆さん、こんにちは。
学会モードもすっかり無くなってしまい、いつもの生活に戻ってしまった国循の新井です。
学会期間中は台風の影響かお天気には恵まれず、ジトジトとした不快指数の高い気候でしたが、昨日はカラッと秋晴れ、今朝はかなりの冷え込みで、秋を満喫?しています。
ところで学会発表のとき「つかみ(関西人特有のもの?)」で使用させて貰ったダイエーのキャッチコピーは(ボキャブラリー少ないものでコピーという文言が出てこず、キャッチセールスと言ってしまいましたが(^^;)、「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」から「私たちは、お客様とともに毎日のお買い物の楽しさを大切にします」に転換。でした。学会発表当日、朝のニュースを見ていたらこのフレーズがあったので早速使わせてもらいました。要は販売側の一方的な押し付けと大量販売路線から、顧客満足度に主眼をおいた戦略に転換ということでしょう。現在の社会的情勢を見れば、当たり前といえば当たり前、遅い位と言わざるを得ませんが、これは医療業界にもピッタリ当てはまるキャッチコピーです。患者を中心とした医療の推進なんて良く言いますが、本当に患者が何を求めて病院に来ているのか、常に意識する必要があると思います。アメニティー向上も勿論必要でしょうが、それよりも患者は「良い医療」を求めてきていることを忘れず、本末転倒にならないよう気をつけたいものです。
さて本日のニュース、これって新聞社も本当に勉強不足というか、情けない限りです。いわゆるどのような測定法を用いても結果は同じ(とは言っていませんが、基本的知識のない読者にすれば同じ意味です。定性法と定量法なんてあること知っている方は一般の方で非常に少ないのでは?)と言っているのは、納得がいきませんし危険だと思います。各自治体の取り組み自体、私はよく把握していませんが、簡易法と通常の高感度法を併用して行っているとは到底思えません。厚生労働省自体「各自治体は検査を受けやすい環境を早く整備してほしい」と言っていますが、簡易法で事足りるとは言っていない筈です。それであれば専門的知識を持つ職員を配置することとか、そういった設備を今後拡充、充実させていくなんてこと一切考えないのでしょうか?何でもかんでもコストパフォーマンス追求なんて「良い医療」を求めてきた患者に対して全くもって失礼だと思います。
【日経新聞社ニュース 2005/10/16】
HIVの迅速・時間外検査、自治体の3割が実施せず
http://health.nikkei.co.jp/news/gyo/index.cfm?i=2005101605298h3
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新井 浩司
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