20051007-128号 記者の視点 歩み寄り医療 [kensa-ML NEWS]
皆さん、おはようございます。
このところ、何やら体がだるいなぁ・・・と思っていたら、どうやら風邪をひいてしまったようです。「今日も元気そうだね!」と相変わらず周りから言われていますが。季節の変わり目、最近急激に朝晩は冷え込むようになって来ました。体調を崩される方も多い事でしょうから、くれぐれもお気をつけ下さいね。
さて本日のニュースにも出てきました「ロハス・メディカル」以下のサイトに紹介されております。
http://www.lohasmedia.co.jp/
9月24日の毎日新聞にも以下のように紹介されています。
<ここから>
ロハス・メディカル:3分受診のコツ伝授 医師と患者団体、無料月刊誌を発行 ◇症状はつらい順に/希望も遠慮なく
「3分診療」の中で患者に少しでも納得のいく医療を受けてほしいと、病院受診のコツなどをまとめた無料の月刊誌を、医師と患者団体が協力して作った。今月20日に創刊号5万部を発行し首都圏の大学病院など30病院の待合室に置いた。今後は全国配布を目指す。
雑誌は「ロハス・メディカル」でB5判32ページ。内科や外科、小児科などの医師35人と、患者団体「ささえあい医療人権センターCOML」(事務局・大阪市北区)が編集している。創刊号では「病院の上手な使い方」を特集した。
初診の場合に5分程度の診察を患者が有効活用する3カ条として(1)症状をつらい順に伝える。できればメモを作って行く(2)症状がいつから、どんな時に出たか伝える(3)飲んでいる薬を詳しく正確に伝える--を挙げた。
診断や治療方針を聞く時の心得としては「自分の希望も遠慮なく伝えるべきだ」と指摘した。その上で▽病名を正確に覚える。難しければ医師に書いてもらう▽治療法や治療期間、どこまで治るのか、などを理解できるまで聞く--などを勧めている。
詳細は同誌のホームページ(http://www.lohasmedia.co.jp)や編集部(ファクス03・3478・3955)へ。【山本建】
<ここまで>
こういった患者の視点にたった雑誌が創刊される事は非常に喜ばしいのですが、気になるのはマスメディアの影響力は非常に大きいと言う事。意外と素直な方が多いので(^^;、うのみにされてしまう危険性もあります。医者の言う事は全て疑ってかかりましょうなんて、書かれている雑誌も多数見受けますから、相互理解のためには非常に大きな障壁となります。一部を捉えて「このままだととんでもない事になりますよ」なんて番組もありますが、患者不安を増大し、変な先入観を与えかねない事も事実です。きちんと自分の病状を把握・説明できるよう支援する事はとても結構なのですが。
ところで、医療者側から患者さんに対し、短時間でどのように説明すればご理解いただけるのか、なんて雑誌は無いものでしょうか?インフォームドコンセントなんて、患者さんの理解が無ければ成立しないと思うのですが。
自分自身や家族などが診療を受けた時には、説明下手、口下手の医師が非常に多いことに唖然とする事も多々あります。非常に優秀でやっていることも素晴らしいのに、どうも患者さんに理解されない、結果、不信感に繋がってしまうなんてこと多いのではないのでしょうか?
まさに「医は仁術」だと思います。
朝から長文でごめんなさい。
【Japan Medicine 2005/10/05】
記者の視点 歩み寄り医療 敷キーワードは相互理解
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遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか?
筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
宜しくお願いいたします。 http://enigata.com/index.html
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