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0823-575号 【情報】 人間ドック受診「異常あり」9割 [kensa-ML NEWS 【情報】]


 まだまだ夏の日差しが強い今日この頃ですが、皆さん如何お過ごしでしょうか?

 この週末はいつものように日中、野球小僧たちと汗と泥にまみれ、夜はお仕事といった二日間を過ごしました。昨日のある少年野球の開会式では、熱中症と思われる症状で二十人以上が医務室に担ぎ込まれたとか・・・くれぐれもお気を付け下さい。昨日、リーグ戦終了後学校に帰ろうとしたところ、雷と大粒の雨が降ってきました。少し離れていたところでは晴れ渡っていたそうな・・・昨晩大阪では竜巻注意報も発令されたようで、異常な夏はまだまだ続きそうです。

 先日のニュースでエルニーニョ現象により、と申し上げたのですが、今年は逆のラニーニャ現象が発生の模様。この場をお借りして、謹んで間違いを訂正させていただきます。先日お伝えしました残暑は厳しく秋は短く寒波は厳しい、との予想はそのままです。お詫びとしてラニーニャ現象につき少し紐解いておきます。

ラニーニャ現象(らにーにゃげんしょう)
 
http://www.weblio.jp/content/%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%A3%E7%8F%BE%E8%B1%A1
 ラニーニャ現象はスペイン語で「少女」という意味で、東部太平洋赤道域の北緯4度~南緯4度、西経150度西経90度の海域をエルニーニョ監視海域とし、この海域での水温が低い状態(平年の-0.5度以下)で6ヶ月以上続く場合をラニーニャ現象と定義しています。数年に一度、ペルー、エクアドル海岸から東太平洋の赤道域にかけて、貿易風が普段よりも強まり、強い湧昇により、東太平洋の海面の水温が平年よりも低くなることがあります。これは、エルニーニョ現象により、東方へ追いやられた温水が西方に戻るときに発生するとされています。
 統計によれば、ラニーニャ現象が起こると、梅雨入りと梅雨明けが早まり、秋から冬にかけて気温が低くなる傾向がでています。中国の干ばつ、バングラディッシュの大洪水などは、ラニーニャ現象により引き起こされたといわれています。ラニーニャ現象がおこると、偏西風が蛇行して猛暑、渇水、寒冬など日本の気象にも影響が出るといわれています。1973年にラニーニャ現象が起きたときは、北陸や東北地方で大雪に見舞われました。


 この週末、カンカン照りのグラウンド上ではそれこそ気温が50度ほどに達していたと思いますが、木陰では風も流れていたせいか若干しのぎやすい状況でした。野球小僧たちと同様、暑い思いをしている審判の方々のご苦労も大変です。逃げ場が無いですから。ちなみに私も昨日一時間弱、塁審を務めましたが、とにかく大変。主審もそうでしょうが、キャッチャーなんかもう脱水になって大変です。うちの野球小僧たちは日頃からの鍛錬のせいか、誰一人倒れるものもおらず、本当に元気。野球終了後、解散してから童心にかえって?一緒になって遊んだりもするのですが、小僧たちの相手で余計に汗だく。小僧たちは本当に元気です。審判を務めるよりも厳しいかもしれません。いい年こいてやめときゃいいのに・・・と周りから思われているだろうと思いつつ・・・(--;


天声人語 朝日新聞コラム 8/23 http://www.asahi.com/paper/column.html
 言葉ひとつにも暑苦しいものと涼やかなものがある。「深窓の佳人」などと聞けば、それだけで体感温度はやや下がる。たとえば避暑地の、緑の木立に開いた窓を思えば、佳人の姿はさておき涼気にふれる心地がする▼そんな窓とは縁遠い「浅窓の中年」だが、せめてもの涼をと「緑のカーテン」を育ててみた。5月に植えたヒョウタンがネットを這(は)って窓を覆っている。ハート形の葉が重なって日差しを和らげてくれる。浅緑色の実がぶら下がり、グラマーな曲線美に気分もなごむ▼気分だけでなく、実際に温度も低くなる。吸い上げた水分を葉っぱから蒸散させ、周囲の熱を奪ってくれる。サツマイモを約100平方メートル植えると、1時間あたりの冷却能力は6畳用エアコン10台分という試算もあるそうだから、植物を侮れない▼緑に加えて打ち水も、試してみると結構なものだ。地面のほてりを鎮めて風情がある。かすかな風を感じるのは、気のせいでなく、打った水が蒸発して周りの空気が流れ込むためという。ローテクながら奥の深い納涼の知恵である▼きょうは二十四節気の処暑。暑さが収まる意味だが、夏の「炎帝」は暴君のうえ長逗留(とうりゅう)を決め込んでいる。とはいえ先日郊外を訪ねたら、薄(すすき)の穂が伸び赤トンボが里を舞っていた。もうひと辛抱、だといいのだが
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 さて今年は、宇宙関連ニュースが面白く、先日の「はやぶさ」帰還は記憶に新しいところだと思います。今年の夏はJAXAまで出向きたかったのですが、時間がとれず断念。ニュースでも伝えられていましたが、はやぶさカプセルの公開では、連日大盛況のようですね。回収カプセル中身の解析は行われているところですが、ホットニュースが近日中に飛び込んでくるかもしれませんね。非常に楽しみです。


余録:はやぶさカプセル 毎日新聞コラム 8/23 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
 「立ち止まらないでくださーい」。係員の容赦ない声を聞きつつ小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルを見た。昼下がりの東京・丸の内。子どもより大人の姿が目立つ▲展示のメーンは「インスツルメントモジュール」。この中に小惑星「イトカワ」のカケラを収めたはずの筒状容器が入っていた。容器は取り出して解析中。大気圏突入の熱からカプセルを守った耐熱シールドも管理が難しいという理由で引き揚げられた後。そのためか、伝わってくる「はやぶさ」の命はもうひとつだ▲いや、むしろ「はやぶさ」があそこまで擬人化されたことが不思議なのかもしれない。「機械に感情移入するのは日本人特有では?」という声も聞いた。モノに命を吹き込むかどうかには文化的違いがあるのだろうか▲ロボット作りも日本は独特だ。自分そっくりのロボット作りで知られる石黒浩さんらが、今度は遠くの知人がそばにいるように感じられる人型ロボットを開発した。特徴のない外見だが、遠隔操作する人の動きや声を再現する。いなかの祖父母の家に置き、孫が操作すると、ロボットが孫に見えてくる仕組みらしい
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特集ワイド:ザ・るぽ 盛んな夏 旅人の名は「はやぶさ」
◇偉業果たし満身創痍の帰還 「涙」でかすんだ?最後の地球 毎日新聞 8/20
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100820dde012040011000c.html
 小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰還し、日本中を熱狂させてからはや2カ月。人気はいまだ衰えず、総見学者は19日、10万人を超えた。老若男女の心をわしづかみにしたはやぶさの魅力は何なのか。カプセルの展示会場に行ってみた。【山寺香】
 「感動して、言葉になりません」
 JR東京駅前の商業施設「丸の内オアゾ」で15~19日、はやぶさのカプセルなどが一般公開された。見学を終えた自由業、浜田健作さん(34)は、半ば放心状態でこうつぶやいた。「耐熱カバーが部分的に炭化していて、大気圏再突入時の衝撃が伝わってきた。はやぶさは満身創痍(そうい)で帰還し、自らは燃え尽きながらも、卵(カプセル)を地球に生み落としてくれたんです」
 カプセルの公開は、7月末の2日間で約3万人を集めた相模原市立博物館(神奈川県)を皮切りに、オアゾが3カ所目。夏休みとあって、初日の15日は午前2時から人が集まり、整理券配布が始まった午前7時には約1800人が行列を作った。
 公開されたのは、小惑星「イトカワ」の試料を納めたカプセル本体や耐熱カバー、搭載された電子機器など。カプセル本体の大きさは直径約40センチほど。長時間並んだ割には見学時間はわずか1分ほどと短いのだが……。
 前日に大阪から上京し、午前6時から並んだ会社員、松吉由佳さん(28)は、「技術的なことはよく分からないが、はやぶさは通信途絶など何度も危ない目に遭いながら、技術者の呼びかけにけなげに応えてきた。実物を見られてうれしい」と満足そう。千葉県市川市の無職男性(60)も「今時、こんなに奇跡のように明るい話はない。(終戦から27年ぶりにグアムのジャングルから帰還した)横井庄一さんを見た時の感動に似ている」と感慨深げだ。
 宇宙を題材にしたゲームキャラクターのぬいぐるみを抱いた男性もいた。福島県の自営業、矢吹圭一さん(39)で「少しでも多くの人に日本の科学技術に関心を持ってほしくて、この格好で来た。はやぶさは本当によく帰ってきてくれた」としみじみ。
 カプセルが公開された広場の向かいにある大手書店「丸善」には、はやぶさ関連書籍がずらり。ビル内の飲食店やショップでは、「はやぶさそば」「流星みつ豆」「いん石おむすび」などの特別メニューが用意された。普段はビジネスマンが多いエリアだが、まるでプロ野球の優勝セールのような雰囲気だ。
 今さらではあるが、はやぶさの“偉業”を復習しよう。はやぶさは、人類初となる小惑星からの岩石採取を目指し、03年5月に打ち上げられた。大きさは軽自動車ほどで開発費は127億円。無事「イトカワ」に到着したものの、帰路では姿勢制御用エンジンの燃料漏れや通信途絶など深刻なトラブルが相次ぎ、帰還は約3年も遅れた。電気推進エンジンの長時間運転などの成果も上げ、6月13日に地球に帰還。大気圏再突入時に自らは燃え尽き、カプセルをオーストラリアの砂漠に投下した。ただ、試料が採取できたかはまだ不明で、現在内容物の解析が進められている。
 科学ジャーナリストの松浦晋也さんは「はやぶさ帰還をオーストラリアまで見に行ったが、日本に帰国した時の盛り上がりぶりには驚いた。こんな熱狂は1969年のアポロ11号の月面着陸以来ではないか。オアゾの飲食店で『はやぶさカレーうどん』を見た時、ブームは本物だと確信した」と語る。宇宙開発を取材してきた松浦さんにとっても、予期せぬ盛り上がりだったようだ。
 一体どこに魅力があるのだろうか。
 松浦さんは「遠くから帰ってきた旅人(はやぶさ)が、手紙(カプセル)を手渡して事切れる。こんな劇的なストーリーはないと、SF作家の野尻抱介さんが言っていた。旅人が苦難を乗り越えて帰ってくるという分かりやすいストーリーが共感を呼ぶのではないか」と言う。
 もう一つは、日本のプロジェクトが世界初の偉業を成し遂げた点だ。「明治維新後以降、日本人は欧米をまね、追いつけ追い越せと頑張ってきた。しかし、バブル経済崩壊以降は何をすればよいか分からなくなっていた。そんな時にはやぶさは『誰もやらないことに挑戦しろ』という明確な答えを示したのではないか」

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 さてもう一篇、アマチュア天文家が木星への小天体衝突を捉えたとのトッピク。ところでこの観測が持つ意味は何でしょう???珍しいだけ???


木星:小天体衝突で発光 アマ天文家が撮影 毎日新聞 8/22
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100823k0000m040019000c.html
 木星で21日未明、小天体の衝突が原因とみられる発光が起き、熊本市花立2のアマチュア天文家、立川正之さん(52)がビデオ撮影に成功した。連絡を受けた国立天文台の渡部潤一教授は「発光現象がとらえられるのは極めて珍しい」として、国際天文学連合(IAU)に報告した。
 立川さんによると、21日午前3時22分ごろ、自宅の望遠鏡で木星を撮影中に、赤道近くで2秒ほど小さな光が輝いたのに気付いた。「ノイズかと思ったら、確かに映っており、本当に驚いた」と話している。
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 さてここからは医療関連ニュースに移ります。

 改正臓器移植法施行後、第三例目の症例が昨日発生しましたが、マスコミも何やらもう珍しくない当たり前のこと、のような対応。手の平を返したような商業主義丸出しのような行動に走らないでもらいたいと思います。最初から粛々と騒ぎ立てず冷静なスタンスを貫いてほしいと思うのですが、如何でしょうか?


家族承諾のみの脳死臓器提供 改正法3例目 東海の病院 朝日新聞 8/22
 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008220081.html
 日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は22日、東海地方の病院に入院中の50歳代の女性が、改正臓器移植法に基づいて脳死と判定され、臓器提供が行われる、と発表した。心臓や肝臓などが同日取り出され、各施設に搬送されて移植手術が始まった。7月17日の改正法の本格施行以降、提供の意思を書面で残していなかった人が家族の承諾だけで脳死と判定され、臓器が提供されるのは3例目。女性は生前、口頭でも意思を示していなかったという。
 移植ネットによると、今月19日に主治医が家族に、病状が深刻であることを伝え、あわせて臓器提供についても説明。21日に家族が詳しい説明を希望したため、病院から連絡を受けた移植ネットがコーディネーターを派遣した。同日午後4時40分、家族は書面で臓器提供を承諾した。家族は「だれかの役に立てたい。体の一部が生きていてくれたらうれしい」と話したという。
 移植ネットは、健康保険証の記載や移植ネットのシステムに登録していないことから、女性は提供を拒む意思を示していなかったと確認したとしている。家族は女性と臓器提供について話したことがなかったという。
 1回目の脳死判定は同日夜、2回目は22日午前5時40分過ぎに終わり、死亡が確定した。家族は心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、小腸、眼球の提供を承諾した。
 心臓は東北大病院で30歳代女性に、肝臓は大阪大病院で60歳代男性に、膵臓と腎臓は名古屋第二赤十字病院で30歳代女性に、それぞれ移植する手術が同日始まったほか、両方の肺は東北大病院で20歳代女性に、腎臓は藤田保健衛生大病院(愛知県豊明市)で40歳代女性に移植される。小腸は該当者がいなかった。

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 ここでちょっと話題を変えて我々にも密接な関係のある、介護についての話題。

 介護の現場というものは本当に厳しいものだと聞いてはおりましたが、以前は介護する側の方々との接点があまり無かったもので、想像がつかないものでした。数年前よりうちの家内が介護の仕事をやるようになり、非常に身近なものとして感じられたのは私にとって大きな収穫でした。特に介護される側の視点からばかりに目が向きがちでしたが、事業者側から、実際に介護現場で従事する方々側の視点からと三方向より見ることが出来るようになってきました。正直言って介護現場がこんなに厳しいとは思っていなかった私はある意味、カルチャーショックを受けています。本当に厳しい状況なのだとつくづく思います。ヘルパーサイドで出来る医療行為の規制緩和は良い側面と悪い側面があります。患者(利用者)側にとっては信頼のおけるヘルパーであれば非常に安心できるシステムかもしれないのでしょうが、やはり責任問題やそのバックアップ体制など、行政側は勿論、事業者側もしっかりと現場をサポートできる体制作りしてもらわないと、現場の人間が困る話です。このような状況なので、仕事をするにあたり実際に介護現場で働く方々が二の足を踏むのも非常に理解出来ます。ヘルパーが事業所と利用者の狭間に立たされるようなシステムでは今後働いてみようと思う方がますます減少するでしょうね。また給与待遇面からみれば、責任の重さや労働の厳しさなどから考えると本当に報われない仕事だと私は思います。恐らく利用者側のことを真剣に考えると辞めるに辞められない事情をお持ちのヘルパーが本当に多いことだろうと思います。


原則禁止の医療行為「経験ある」9割超 デーリー東北 8/22
 
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2010/08/22/new1008221102.htm
 八戸大学人間健康学部の篠崎良勝准教授(40)=介護労働=が全国の介護職員を対象に実施した調査で、原則として医師や看護師などにしか認められていない医療行為を「やったことがある」と回答した職員の割合が、9割を超えることが明らかになった。介護現場で医療措置が必要な高齢者が増えている一方で、看護師が足りないため、「やむを得ずしている」という実態が浮き彫りとなっている。
 調査は全国17都道府県の介護サービス事業所などに勤務するホームヘルパーやケアワーカーなど約千人を対象に、今年6月から7月末まで実施。171人から回答があり、速報値としてまとめた。
 厚生労働省が医療行為に指定している行為について、「1年以内に一つでも行った経験があるか」の問いには、9割が「ある」と回答。多かったのは「体温測定後の数値判断」(75・4%)、「血圧測定後の数値判断」(69・0%)「市販の外用薬の塗布」(66・1%)など。たんの吸引やチューブで栄養剤を体に流す経管栄養処置など、専門知識が必要な行為も挙げられた。
 一方、自分が利用者の立場なら誰に処置してほしいかでは、「看護職に頼む」が「介護職に頼む」または「どちらでもいい」を上回った。
 また、いずれ医療ミスや事故につながるのでは―と考えていると答えた割合は約8割に上った。しかし、全体の半数近くが「医療行為を行わなくなったら明日にでも亡くなる利用者がいる」と答えており、やむを得ない事情で実施していることがうかがえる。
 厚生労働省は現在、介護職員がたんの吸引や経管栄養などを行うことは原則として禁止。やむを得ない場合は、介護職員としてではなく、ボランティア行為で実施したものと位置付けている。アンケートではこの制度上の問題が浮き彫りとなった格好。8割が介護職員として可能になるよう、「介護報酬を設定すべき」と訴えている。

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「潜在ヘルパー」有資格者の79% CBニュース 8/20
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/29166.html
 ホームヘルパー(ヘルパー)資格を保有しているにもかかわらず、訪問介護事業所で働いていない「潜在ホームヘルパー(潜在ヘルパー)」が、資格保有者全体の79%に上ることが、8月20日までに日本総合研究所の調査で分かった。
 調査は、昨年10月、ヘルパー1-3級のいずれかの資格を保有している18-79歳の全国3000人を対象にインターネット上で実施。全員から回答を得た。
 調査結果によると、訪問介護事業所で訪問介護員またはサービス提供責任者として就労していない潜在ヘルパーは2369人(79.0%)だった。このうち、ヘルパーとして一度も働いたことがない未経験者は1190人(39.7%)、過去にヘルパーの就業経験がある経験者は1179人(39.3%)。また、潜在ヘルパーで、介護施設で介護職として働くなどしている人は541人おり、現役ヘルパーと合わせると医療・福祉分野の就労者は1172人(39.1%)だった。
 未経験者の潜在ヘルパーに、ヘルパーとして就業しなかった理由(複数回答)を尋ねたところ、「給与条件等が悪い」(424人、35.6%)が最も多く、これに「仕事の内容が体力的に大変そうと感じた」(386人、32.4%)、「仕事の内容が精神的に大変そうと感じた」(358人、30.1%)などと続いた。
 経験者の潜在ヘルパーが、ヘルパーの仕事を辞めた理由(複数回答)は、「仕事の内容が体力的に大変だった」(324人、27.5%)、「給与条件等が悪かった」(310人、26.3%)、「仕事の内容が精神的に大変だった」(299人、25.4%)の順に多かった。

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 先日もサプリメントに関する話題を配信したばかりですが、非常に気になる報告がありましたのでご紹介します。拙い私のコメントよりも本文をご覧ください。


カルシウムサプリで心筋梗塞リスクが1.3倍に 日経メディカルオンライン 8/23
 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/bmj/201008/516325_2.html
 骨粗鬆症の予防や治療を目的としてカルシウムサプリメントを使用する高齢者は少なくない。しかし、ニュージーランドAuckland大学のMark J Bolland氏らが行った無作為化試験のメタ分析で、カルシウムの投与が中高年者の心筋梗塞リスクを1.3倍に高めることが明らかになった。論文は、BMJ誌2010年8月7日号に報告された。
 多くのガイドラインが、骨粗鬆症の予防または治療に欠かせないものの1つにカルシウムの適切な摂取を挙げている。既に、50歳以上の人々の間で、カルシウムサプリメントは広く利用されている。カルシウムサプリメントの利益は予想しやすいが、リスクには注意が払われていない。
 カルシウム摂取が血管の石灰化を促進し、心筋梗塞や心血管イベントのリスクを高めると報告した研究もあることから、著者らは、カルシウムサプリメントの投与が心血管イベントリスクを高めるかどうかを調べるメタ分析を行った。
 Medline、Embase、コクランセントラル比較臨床試験登録などに2010年3月までに登録された研究の中から、以下の条件を満たすものを選んだ。無作為化試験で、カルシウムサプリメント(500mg/日以上)または偽薬を100人以上の成人(40歳超)に1年以上投与した研究。介入群にビタミンDとカルシウムを、対照群には偽薬のみを適用した研究は除外し、介入群にビタミンDとカルシウム、対照群にはビタミンDのみ投与した研究は組み込み可能とした。
 15件が条件を満たしたが、4件は心血管アウトカムに関するデータを報告していなかった。残りの11件中5件については、登録された個々の患者の情報(計8151人、追跡期間の中央値は3.6年、四分位範囲は2.7~4.3年)を入手できた。6件からは、臨床試験レベルのデータが得られた(3770人、追跡期間は3.8年)。
 主要エンドポイントは、初回心筋梗塞、初回脳卒中、心筋梗塞/脳卒中/突然死を合わせた複合イベントに、2次エンドポイントは全死因死亡に設定した。
 最初に、患者レベルのデータを提示していた5件の研究を対象に分析した。心筋梗塞を経験したのは、カルシウムに割り付けられていた143人と偽薬群の111人。偽薬群と比較したカルシウム群の心筋梗塞のハザード比は1.31(95%信頼区間1.02-1.67、P=0.035)となった。
 有意ではないが、脳卒中の罹患率にも上昇傾向が見られた(167人と143人でハザード比1.20、0.96-1.50、P=0.11)。同様に、複合イベントのリスク(293人と254人でハザード比1.18、1.00-1.39、P=0.057)、全死因死亡のリスク(519人と487人でハザード比1.09、0.96-1.23、P=0.18)も上昇傾向を示した。
 以上のデータは、カルシウムサプリメント摂取を5年間継続すると、69人に1人の割合で心筋梗塞を経験、100人中1人が脳卒中となり、61人に1人が複合イベントを経験、77人中1人が何らかの原因で死亡することを意味する。
 8割を超える患者について年齢、性別、喫煙歴、糖尿病といった交絡因子に関する情報が得られた。これらの交絡因子で調整しても上記の結果に変化は見られなかった。

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 さて本日のメインニュースに移ります。

 この結果がどうこう言うつもりでメインニュースに取り上げたのではありません。記事の記載内容で読者が誤った認識を持っていただきたくは無かったため、敢えて掲載しました。

 人間ドックによる血液検査のみで、異常の有る無しを判断するのはおかしいなと思います。そもそも記載内容を見ていると「正常範囲」について述べているようですが、実はあくまでも統計学的な「基準範囲」から外れたものを指しているのだということです。

 正常範囲と基準範囲とは似て非なるもので、混同しやすいものです。従来の言い回しでは正常範囲とか正常値と呼ばれ方をしていたものが多かったと思いますが、これは基準範囲とか基準値と呼ぶよう近年、訂正が加えられています。この内容については以前私のブログでご紹介しましたので、こちらをご覧いただければと思います。ご一読ください。
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2010-03-22


【読売新聞社ニュース 2010/08/22】
 人間ドック受診「異常あり」9割

 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=29741
=================================================
 2009年に人間ドックを受診した人のうち「異常あり」という結果が出た人は90・5%と、前年に引き続き過去最高を更新したことが日本人間ドック学会の調査でわかった。
 約301万人を対象に調査。異常があった人の割合が高かった項目は、高コレステロール(26・5%)、肥満(26・3%)、肝機能異常(25・8%)の順だった。人間ドックで見つかったがんの内訳をみると、胃がん(28・1%)、大腸がん(17・6%)、肺がん(7・9%)と続いた。


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chunta

暑いですものね
天気予報でも「運動禁止」って出てます
水分 大事ですよね~
by chunta (2010-08-23 21:05) 

Koji

chuntaさん
コメント有難うございました。毎日暑い日が続きますね。
私の場合、野球に出ている時にはしょっちゅう水分補給をしているのですが、職場に居る時は水分補給に無頓着になりがちで、コーヒーも頻回に飲むため利尿作用と相乗して、脱水症状がでてきます。PC作業が多いので、指が攣ってきて困ったことになっています。
by Koji (2010-08-24 13:43) 

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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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