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0818-572号 【情報】 細菌:新種の感染が拡大 ベルギーで初の死者 [kensa-ML NEWS 【情報】]


 今日も朝から強い日差しが肌を直撃しておりますが、私の場合は時すでに遅し。もはや日本人では無い様なカラーになっていますので、今から日焼けしたところで誤差範囲。恐らくかなり深部にまで色素が沈着しています。手のひらが異様に白く思える今日この頃。もっとも、お腹は以前も今も白いので、念のため。

 さて昨日から感染や免疫に関する二つのニュースでネットは大賑わいの状況ですが、このニュースについてはまた後ほど。まずは今日の社説のご紹介から。

 昨日、教育問題について少し熱く語ってしまいましたが、今日は冷静にまいります(http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2010-08-17)。IT技術革新がもたらすものは非常に多大なものがありますが、人と会話をする際にネットなどを通じると、どうしても相手の表情や声のトーンが分からず、文字は無機質なためどうしても感情的になってしまうことがあります。やはり一方向通信やバーチャルなものは味気ないものです。私自身、メールでやり取りをしていて議論が過ぎて感情的もつれ、いわゆる喧嘩になったこともありますが、そのような時には相手に電話をしたり、それですまなければ直接お会いしたりしてきました。教育現場では色々なものが共有でき、データベース化も簡単なため、記事のようなことにもなるのでしょうが、やっぱり人と人との付き合いは直接会って挨拶をする、話をする、そこからがスタートです。教育は知情意と言いますが、全てがバーチャルでは情緒面での成熟がおろそかになることもあるのではないかと思います。あくまでもITはツールの一つ。


未来の教室―情報化で学びが変わる 朝日新聞社説 8/18
 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
 202X年、ある小学校の教室。
 ――先生が電子黒板に触れるたび、モニターの音声つき動画が次々切り替わる。子供の机にあるのはかさばる教科書でなく、iPadのような、あるいはもっと薄型の情報端末だろうか。校内には無線LANが張り巡らされている。ネットで調べ、タッチペンで書き込む。先生が「A君の解き方を見てみよう」と映し出す――。
 ICT(情報通信技術)化という大波が、学校現場に押し寄せようとしている。
 小中高校に配備されたコンピューターは現在、子供6.4人当たり1台。政府はそれを2020年度までに1人1台にする目標を打ちたてた。総務省、文部科学省それぞれの実証研究が、各地のモデル校で始まる。
 デジタル教材・教科書の研究開発も急ピッチだ。先月末には、情報通信や教育関連企業による協議会が発足。ソフトバンクの孫正義社長は「通信代はタダ。我々も応援します」とぶちあげた。市場は大きく、いろんな思惑が超高速で駆けめぐって
いる。
 大切なことを忘れてはならない。ICT化によって子供たちの「学び」がどう変わるか、ということだ。
 東京都日野市教委は早くから態勢を整え、パソコンのグループウエアソフトを使った授業に取り組んできた。たとえば班ごとに理科実験の様子をデジカメで撮り、載せる。すると他の班の子が「うちの班はこうだよ」と意見を書き込む。「へえ、そうかあ」とヒントをもらった子がまた考える。
 ネットワークでつながった子同士が互いに学び合い、高め合う。遠くの学校との共同授業もできる。そんな可能性を広げるツールになると、同市立平山小の五十嵐俊子校長は強調する。
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 さてここからは医療関連ニュースに移ります。まずはサプリメントの話題から。

 健康ブームというか、当たり前のことですが健康に対する関心が年々高まっている状態ですが、医食同源とも言うように食事は健康を保つ上で非常に重要なものであることは今さら言うまでもありません。しかし、食事の質に関してはまだまだといった印象を私は持っていますが、その理由としてすぐにサプリメントに頼ってしまう方が多いということが挙げられます。効果が不明確で高価なサプリメントを継続的に摂取している方も多く、その摂取方法も量が多ければ良いんじゃないの?みたいな方も多く拝見します。摂取し過ぎると逆効果のこともありますし、しっかりとした知識を身につけたうえで摂取していただきたいというのが正直なところ。実際、私自身約五年前に健康食品管理士という認定資格を取得するまではかなり無頓着な状態でしたが、この資格取得により少しは意識するようになりました。周りの方に指導するとまでは至っていませんが、色々な方からご質問があった時だけお答えするようにしていすのが実情です。いかがわしいサプリメントも情報も氾濫していますし、一度しっかりと勉強してみては如何でしょう?

健康食品管理士認定協会 http://www.ffcci.jp/aboutus/index.html
国立健康・栄養研究所 http://www.nih.go.jp/eiken/
健康食品ナビ http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/anzen/supply/index.html


医療ナビ:サプリメント 医薬品との飲み合わせ次第で薬効への影響が指摘されています 毎日新聞 8/18
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100818ddm013100193000c.html
◇効果確かめ自己管理を
◇制度上は食品扱い 「副作用なし」不明確
 「高齢者では、処方薬を日常的に服用している半数以上の人がサプリメントも服用している。中には知人から成分の分からないサプリメントを勧められ、心配しながら使っている人もいた」。高齢者の薬やサプリメントの飲み合わせなどについて調査した草間真紀子・東京大助教(医薬品評価科学)はそう話す。
 調査は昨年10~12月、広島県薬剤師会などとともに、同県内の薬局を利用した高齢者508人を対象に実施。普段飲んでいる医薬品やサプリメントを持ってきてもらい、実態を調べた。医師の処方せんが必要な薬を服用している人は97%(493人)で、平均6・6剤を飲んでいた。
 このうち55%(269人)はサプリメントも服用していた。使い始めた動機は「自分の健康のためにテレビや雑誌などで調べた」という人が最も多かったが、「知人の勧め」という人も2割以上いた。中には、10種類のサプリメントを日常的に使用していた人もいた。
 梅垣敬三・国立健康・栄養研究所情報センター長によると、日本では「サプリメント」の明確な定義がなく、同じ成分を掲げていても、製造工程や含有量などは製品によって異なる。制度上は食品と同じ扱いで、医薬品のように強い効果が出たり、「絶対に飲んではいけない人」「飲んではいけない組み合わせ」という「禁忌」の事例はない。だが、サプリメントに含まれる特定の成分の量が多ければ、医薬品の働きを弱めたり、逆に想定以上に強めて副作用を招くことがあり、治療に影響を及ぼすことがあるという。
 たとえば、ビタミンKには血液を固まりやすくして出血をコントロールする役割がある。このため、血液を固まりにくくして血栓などができないようにする薬「ワルファリン」を飲んでいる人がビタミンKを多く含むサプリメントや青汁などを飲むと、医薬品の効果が薄れてしまう。
 薬効が薄まる可能性がある組み合わせには、他に▽中性アミノ酸とパーキンソン病の薬「レボドパ」▽セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)とワルファリン、インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、テオフィリン(気管支拡張薬)、経口避妊薬--などがある。逆に、薬の働きを強めすぎるのは、イチョウと血液を固まりにくくする抗血小板薬などの組み合わせが考えられる。
 梅垣さんは「サプリメントは足りない成分を簡単に摂取できる半面、健康への影響に関する情報は十分ではなく、絶対に副作用がないとはいえない。想定外の症状の変化に備え、処方薬を服用していたり、アレルギーのある人でサプリメントも使いたい場合は、飲んだタイミング、量などを記録するなど自己管理が必要だ」と話す。
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 お次は、前立腺がんのマーカーでもあるPSAの話題。

 私の父親がBPH(前立腺肥大)でPSAが若干高めでずっと経過観察をしてもらっており、その数値が高くなったということで精密検査を受け、直腸診をしてもらい、初期の直腸がんがたまたま見つかり手術で事なきを得たという経験があります。

 PSAと直接関係の無い話題から入り申し訳なかったのですが、以前PSAが市場に出回りかけたころ、データを取ったことがあり、今回記事の指摘のような結論と若干なった経験があります。勿論個体差や前立腺の大きさなどによりPSAの濃度も異なりますので、完全に統計学的一致をみるものではありませんでした。

 ただ低いからと言って問題が無いわけでもなく、逆もしかり。リスクマネジメントと同様、備えあれば憂いなし、なのでしょう。


PSA低値の前立腺癌患者の半分以上が低リスク 過剰診断、過剰治療の恐れ 日経メディカルオンライン 8/17
 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/etc/201008/516324.html
 前立腺癌と診断されたが、その時点のPSA値が4.0ng/mL以下だった患者の半分以上が低リスク(高悪性度や遠隔転移のリスクが低い)であることが、米Dean and Betty Gallo前立腺癌研究センターのYu-Hsuan Shao氏らの検討で明らかになった。こうした患者の大多数は、PSAが4.0~20.0ng/mLの患者と同様に積極的な局所治療を受けていた。論文は、Arch Intern Med誌2010年7月26日号に報告された。
 今や前立腺癌の9割は癌が局所に留まっている段階で発見される。早期発見、早期治療が可能になったおかげで、それらの患者の5年相対生存率はほぼ100%だ。しかし、早期発見、早期治療に力を入れたために、過剰診断、過剰治療も増加した可能性がある。
 PSA値を指標とする前立腺癌スクリーニングについては議論があるにもかかわらず、スクリーニングを受けた患者に生検を勧めるPSAの閾値を下げるべきだと主張する研究者がいる。しかし現時点では、PSA検査後に生検によって発見された癌が進行の早いタイプか否かは見分けることができない。
 著者らは、前立腺癌と診断されたがその時点のPSA値が4.0ng/mL以下だった患者のリスクレベルを調べ、実際に適用された治療が適切であったかどうかを評価しようと考えた。
 国立癌研究所(NCI)によるSEER(Surveillance Epidemiology and End Results)システムに04~06年に登録されたデータを用いて、必要な情報がそろっていた12万3934人の新規診断前立腺癌患者の特性と適用された治療のパターンを調べた。
 患者のリスクレベルは、American Joint Committee on Cancer(AJCC)病期分類による臨床病期、PSA値、グリーソンスコアに基づいて3段階に分けた。
 低リスク(病期T2a以下、PSA10.0ng/mL以下で、グリーソンスコア6以下)、中リスク(病期T2b、PSA10.1~20.0 ng/mL、またはグリーソンスコア7)、高リスク(病期T2c以上、PSA20.0ng/mL超、またはグリーソンスコア8以上)。
 適用された治療は、根治的治療(前立腺全摘除術:RP 、放射線治療:RT=外部照射または小線源療法)と保存的治療(RP、RT以外の治療)に分けた。
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 次の話題は冒頭にもお伝えしましたように、免疫関連ニュースのご紹介。

 本日のメインニュースとも絡みのある話で、がん診療に限らず、感染症対策にも応用できそうな内容ですね。また内容的に理解が出来るというか、私自身非常に興味のある分野でもあり、かつ分かりやすく書かれていたため、嬉しくなってしまいました。キラーにヘルパーですか・・・サプレッサー君は?と突っ込みを入れられた方もおありかな?もしかして。

 がん治療に関しては記事の通りですので、私が注釈を入れるまでも無いのですが、感染症に関してちょこっとコメント。感染症対策は抗菌剤や抗生物質などが主体と思われている方もおられるのでしょうが、薬剤の乱用により耐性という厄介なものがあるということ、ご存じの方も多いかと思います。この耐性菌に対してどのように処置するかとの問いに対し、主治医には「薬を止める勇気を持って欲しい」とお話ししたことも多々あります。かといって薬に頼らざるを得ない状況の方も多いのも事実。ここで登場するのが、免疫力のUP。NST(栄養管理サポート)に関しては、究極の感染管理だと思いますし、こちら方面から入られた方も多いのではないかと思います。栄養をつける→免疫力を向上させる→感染症を撃退する・・・みたいな構図となりますので、NSTやICT(感染症制御)、褥瘡などは全て関連性のあるものであるため、何故もっとリンクしていかないの?と疑問を感じる施設を見ることもしばしば。

 いずれにしてもこれからの医療の大きなテーマは「免疫」です。さらに言えば、臨床検査のテーマは、「免疫を目で見て状態把握できるようにすること」です。

 ちょっとニュース内容から外れてしまってごめんなさい。


がん免疫治療:北海道大が新ワクチン 2細胞を同時活性化、免疫力増強 毎日新聞 8/18
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100818ddm041040111000c.html
 がんの免疫治療法で免疫細胞として知られる「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」を同時に活性化させるワクチンを、北海道大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(免疫学)ら研究グループが開発した。二つの働きをともに高めることで免疫力を増強させることができるといい、抗がん剤や放射線治療が効かない患者のがんを消失させる効果が確認された。22日から神戸市で始まる国際免疫学会シンポジウムで発表する。
 ヘルパーT細胞はリンパ球の一種でがんなど抗原に対する司令塔役で、がんを直接攻撃するキラーT細胞に働きかける。従来のワクチン療法は、キラーT細胞だけの活性化を狙いにしていたが、西村教授らは双方の活性化に着目。アミノ酸が数個結合したペプチドと呼ばれる物質の中から抗がん作用のある約40個のアミノ酸を人工的に結合させた「H/K-HELP」(人工ヘルパー/キラー・ハイブリッドがんペプチドワクチン)を合成した。

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がん攻撃細胞2種を同時活性化 北大チームが新ワクチン 免疫増強、がん消失例も 北海道新聞 8/17
 
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/246690.html
 北大遺伝子病制御研究所の西村孝司教授(免疫学)らの研究チームは17日、がんを撃退する免疫細胞「ヘルパーT細胞」と「キラーT細胞」を同時に活性化させるワクチンを開発したと発表した。抗がん剤などが効かない患者のがんが消えるな
ど、臨床試験で効果を確認した。22日から神戸市で開かれる国際免疫学会で発表する。
 人間の免疫ががん細胞を撃退する場合、「ヘルパーT細胞」という免疫細胞が「キラーT細胞」に指令を出し、がん細胞を殺す。こうした細胞が活性化すれば、人が本来持つ免疫システムそのものを活用・強化することで、がんの治療を進めることができる。
 従来の研究では、アミノ酸が数個結合したペプチドと呼ばれる物質を投与し、がん細胞を直接攻撃するキラーT細胞の活性化に力点が置かれていたが、西村教授らは、見過ごされてきたヘルパーT細胞に注目。40個のアミノ酸を人工的につなぎ、ヘルパーT細胞とキラーT細胞を同時に活性化させるペプチド「H/K-HELP(人工ヘルパー/キラー-ハイブリッドがんペプチドワクチン)」を人工的に合成することに成功した。
 北大病院や近畿大医学部などで臨床試験を行ったところ、一定の投与を終えた6人のがん患者のうち、4人にがんへの免疫反応の増強を確認。近畿大では乳がんから転移し、抗がん剤や放射線療法が効かなかったリンパ節のがんが消失した例があった。北大では大腸がんが転移した肺で病巣の増大を抑えるなどの効果がみられた。重い副作用もなかった。
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 さて本日のメインニュース。


 昨日あらゆる報道機関で取り上げられていたため、ご存じの方がほとんどだと思います。ですから私の拙いコメントは必要無いと思います。が、三言だけ。海外との危険な接点を増加し感染症を拡大するようなツーリズムは絶対反対、ということ。また先ほども述べましたように、お薬に頼るのではなく患者本人の免疫力向上させるプログラムの開発が急務だと思います。さらに、客観的評価をするためにも、免疫力向上が目で見て分かるシステムの開発も必要。結論、臨床検査は無くてはならないもの。


【朝日新聞社ニュース 2010/08/17】
 耐性菌、医療ツーリズムで?拡大 インドから欧州へ

 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008170101.html
=================================================
【ワシントン=勝田敏彦】ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性細菌がインド、パキスタンから欧州に広がっていることがわかった。安価な医療などを求めて世界を旅する「メディカルツーリズム」が拡大を助けたとみられる。英国、インド、パキスタンなどの国際チームが論文を発表したが、インドからは反発も出ている。
 英医学誌ランセットの伝染病専門姉妹誌に先週掲載された論文によると、チームはインド、パキスタン、英国の患者から分離された大腸菌などを分析。幅広い抗菌効果を示す抗生物質カルバペネムに対する耐性遺伝子「NDM1」を持つ細菌の試料をインド、パキスタンから計143例、英国で37例見つけた。
 カルバペネムは重症の感染症の治療の「最後のとりで」ともされる重要な薬。耐性菌の発生を防ぐため、乱用は強く戒められているが、論文によると、インドでは処方箋(せん)なしで大量に使われ、耐性遺伝子発生の温床になっているという。
 英国の患者の多くは、美容外科手術などを受けるために、医療費が安いインドやパキスタンに旅行していた。チームは、患者は現地で感染して帰国したとみている。
 今回見つかった細菌は病原性がそれほど高くないと見られるが、チームは、耐性遺伝子がほかの細菌へと飛び移って耐性が広がりやすい性質に注目。ほとんど抗生物質が効かない病原性の高い菌が生まれるおそれがあり、「世界的な医療問題になる可能性がある」と監視の必要性を訴えている。
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【毎日新聞社ニュース 2010/08/18】
 新種の細菌:欧州で感染拡大 ◇健康なら無害--荒川宜親(よしちか)・国立感染症研究所細菌第2部長

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100818ddm012040187000c.html
=================================================
 今回出現した新種の細菌は、多くの人々が腸管内に一般的に持っている肺炎桿(かん)菌や大腸菌が新しい遺伝子を獲得したもの。国内でも、ほとんどの抗菌薬が効かない多剤耐性の緑膿(のう)菌などによる院内感染が起きたことはあるが、多剤耐性を獲得し、しかもまん延する現象は珍しい。健康な人では万一感染しても多くは無害だが、糖尿病などの悪化や手術をきっかけに、新種の細菌による敗血症や肺炎などになると、抗菌薬による治療が困難になる。


【毎日新聞社ニュース 2010/08/18】
 新種の細菌:欧州で感染拡大…抗生物質効かず--死者も
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100818ddm012040184000c.html
=================================================
【ブリュッセル共同】インド、パキスタンが発生源とみられ、ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌に感染した患者が欧州などで増えており、ベルギーで16日までに最初とみられる死者が確認された。
 欧米メディアによると、英国、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、米国、カナダ、オーストラリアで感染が確認され、今後さらに拡大する恐れがあるという。
 英医学誌ランセット最新号によると、何種類かの細菌が特定の抗生物質を分解する酵素「NDM1」を作り出す遺伝子を持ち、ほとんどすべての抗生物質に対して耐性を持つようになった。こうした細菌に感染すると死亡率が非常に高くなるため、
感染への監視強化と新薬の開発が必要だとしている。
 同誌によると、英国では約50件の感染が確認されている。感染者の多くは、医療費の安いインドやパキスタンで美容整形手術などを受けており、同誌は感染源は両国との見方を示している。

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【毎日新聞社ニュース 2010/08/17】
 細菌:新種の感染が拡大 ベルギーで初の死者

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100818k0000m040031000c.html
=================================================
 インド、パキスタンが発生源とみられ、ほとんどの抗生物質が効かない新種の細菌に感染した患者が欧州などで増えており、ベルギーで16日までに最初とみられる死者が確認された。欧米メディアによると、英国、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、米国、カナダ、オーストラリアで感染が確認され、今後さらに拡大する恐れがあるという。
 英医学誌ランセット最新号によると、何種類かの細菌が特定の抗生物質を分解する酵素「NDM1」を作り出す遺伝子を持ち、ほとんどすべての抗生物質に対して耐性を持つようになった。こうした細菌に感染すると死亡率が非常に高くなるため、感染への監視強化と新薬の開発が必要だとしている。
 同誌によると、英国では約50件の感染が確認されている。感染者の多くは、医療費の安いインドやパキスタンで美容整形手術などを受けており、同誌は感染源は両国との見方を示している。

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    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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