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0603-514号 厚労省 医師数の算定要件緩和 医療機関の立入検査要綱を一部改正 [kensa-ML NEWS]


 今日は検査当直なのでゆっくり出勤なのですが、溜まっている仕事もあり、睡眠時間を削るしかない状況です。眠たい[眠い(睡眠)]ですが、理念、信念こそわが命[ひらめき]・・・と考えていたところに今朝の天声人語。納得するやら反省するやら、ですが・・・


天声人語 朝日新聞コラム 6/3 http://www.asahi.com/paper/column.html
 去年9月の小欄で、中曽根元首相がかつて、新党さきがけの代表幹事だったころの鳩山首相に辛口の注文をつけた話を書いた。「政治は、美しいとか、キラリと光るとか、形容詞でやるのでなく、動詞でやるものだ」と
▼鳩山さんは、「行動の前に哲学的な形容詞を大事にするべきではないか」と反論していた。たしかに、形容詞を欠く政治はやせ細った代物だろう。とはいえ動詞なき政治は絵に描いた餅にすぎない。中曽根さんの指摘は、この日を見通していたようでもある
▼甘い感傷を詩歌にうたう人を「星菫(せいきん)派」などと呼ぶ。辞意を表明した民主党の両院議員総会での演説も、鳩山さんは持ち味を発揮していた。「ヒヨドリがそろそろ自宅に戻って来いよと……」などと言って総理大臣を辞める人も珍しい
▼普天間への真摯(しんし)な「思い」も繰り返した。それが国民に分かってもらえなかったと嘆くが、多くの人は分かっている。「思い」を果たすために、米国とまともに交渉した痕跡さえないことに失望しているのだ。へなへなと萎(しお)れて沖縄を裏切った
▼元首相の吉田茂に逸話がある。新聞記者にコップの水をかけた吉田が、さる貴い人から「気持ちはわかります」と言われたそうだ。「水をかけたいと思うだけなら、誰でも思います」と吉田は答えたという。「大事なのは、水をかけることでございます」
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 なるほど・・・形容詞よりも動詞・・・確かに、目に見える行動というものは、人を納得させるのに必要かつ不可欠なもので、どこぞの世界でも背中を見せられる指導者、リーダーは非常に少ないのが現実、本当にレアケース。今の世の中、想像力・創造力が欠如している場面にあまりにも多く遭遇するが故、それがこの頃のご時世なのだと諦めてしまうことも多々あります。そういったことを考えると「動詞」は変化していくもの、「形容詞」は揺るぎないもの、なんじゃないかな?と思いました。また昔・・・と言っては語弊がありますが、リーダーとバイプレーヤーの役割分担がもっと明確であったのでは?とも思います。今の世の中、自分の立場を弁えられない方が多すぎますから。いずれにしても、宇宙人の通訳が地球人には伝わらなかったのでしょう。

 天声人語に書かれていることは、形容詞は理想、動詞は行動、といった意味であるのだろうと推察しますが、私の読み、甘いですかね?

 私の言いたいことは、何度も言って恐縮ですが、理念は変わらないもの、理想はその時々で変化していくもの、行動は目に見える形で実現するもの、との認識です。


 昨日は、首相辞任問題で少し影が薄かったのですが、お昼休みにしっかりLIVEを拝見しました。でもインターネットからのLIVEは実況映像がほとんどなく、NHK速報の方がよっぽど良かったよ・・・という声も多く聞かれました。とにかく野口さん、ミッションお疲れ様でした。地球に変えられるとなかなか自分のペースで進まないでしょうが、とにかくゆっくりとお風呂に入って、英気を養われてください。


野口宇宙飛行士:「まずは風呂」 元気に帰還 毎日新聞 6/2
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100603k0000m040101000c.html
 国際宇宙ステーション(ISS)から2日、ロシアのソユーズ宇宙船で無事帰還した野口聡一飛行士(45)は、着陸後間もなく元気な姿を見せた。昨年12月の打ち上げ時とはうって変わって夏の緑にあふれたカザフスタンの草原。「まずは風呂に入りたい」と、5カ月半ぶりの地球を喜んだ。
 米航空宇宙局(NASA)の中継映像などによると、帰還モジュールから担ぎ出された野口さんは、専用のいすに座ると、出迎えた先輩飛行士の若田光一さん(46)とがっちり握手した。笑顔で親指を立て、体調の良さをアピール。宇宙航空専門医の診断を受けながら「(体調は)ばっちり」と日本語で質問に答えた。その後、3人の飛行士はいすごと医療用テントに移動し、より詳しい診断を受けた。
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 さて本日は他にも色々とお伝えしたいニュース満載ですが、今号では、地域医療連携に関すること、メインニュースは診療報酬絡みの話題に留めます。

 これまで何度も申してきましたが、地域医療連携にとっての最大懸案事項は医師の確保と連携をどのようにするのか?という問題であることは間違いのないところです。我々の立場でその解決策を云々といったことは申せませんので、臨床検査技師の視点、観点といったことで書かせていただきます。

 地域医療連携にせよ政策医療連携にせよ、基礎となる各種データの共有化、互換性確保が必要かつ不可欠な事項ですが、その各種データが有効活用できていない状況では連携もままならず、ローカルエリアの議論に留まってしまいます。やはりまず為すべきことは各種データを標準化し互換性を持たせることで、大きなユニットとして情報を共有化し、競争力をつけるということが大切だと思います。根本的議論を各担当職種の方々は早急に活性化しなければならないのでは?

 臨床検査部門では検査データの標準化推進が、各種連携に参画出来るための大きな切り口になるものと思います。勿論、スキルミックスを促進して自身のスキルとプレゼンスを向上させることが大前提ですが・・・「何かしてもらうことよりも、何か出来ることを大切に

 待ち受けの受け身的体質、指示待ち症候群では何の発展性もありません。


【Japan Medicine 2010/06/02】
 日本医療情報学会/「地域医療再生計画」などをテーマに企画セッション
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/2/121115/
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 日本医療情報学会春季学術大会が5月28日から29日まで、高松市で開かれた。企画セッションは11題のテーマを取り上げ、各会場で熱心な討論を行った。
●地域医療再生計画の概要を解説 厚労省・馬場医療確保対策専門官
 大会初日の28日には「地域医療再生計画」をテーマにした企画セッションがあり、厚生労働省医政局指導課の馬場征一医療確保対策専門官が地域医療再生計画の概要について解説した。
 馬場専門官は、厚労省が各都道府県に策定を求めた地域医療再生計画の趣旨は個々の病院の増改築で機能強化するなど「点」に対する支援ではなく、対象となる2次医療圏全体の「面」に対する支援で地域医療の課題を解決することにあると強調。各地域の医療機関などは、それぞれの役割分担を明確にした上で連携体制を構築することが重要になると指摘した。特に医師確保対策については、2次医療圏ごとの取り組みではなく、各都道府県が全県単位で取り組む必須事業に位置付けられていることに理解を求めた。厚労省は地域医療再生計画に対する評価や助言を行う「地域医療再生計画に係る有識者会議」を設置し、各都道府県へのフォローアップを継続することも説明した。
 同省医政局政策医療課の秋山祐治医療技術情報推進室室長補佐は、地域医療再生計画に医療情報システムの構築を盛り込むケースが散見されると指摘。その目的に医療連携の推進が掲げられているが、2次医療圏ごとに異なるシステムでは情報連携に不都合が生じることも懸念され、これを避けるためにも厚労省などが進める標準規格の採用が求められると強調した。
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【Japan Medicine 2010/06/02】
 厚労省・地域医療再生計画/2年目の実施計画出そろう 医師確保事業は大学の寄付講座、奨学資金など

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/6/2/121113/
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 厚生労働省の地域医療再生基金による地域医療再生計画は、各都道府県で2年目の実施計画が出そろった。地域医療再生基金の1つの目的となっている医師確保事業では、全体的に大学病院を中心にした寄付講座、奨学資金、研修医等への助成などが多い傾向にある。一方、病院間の統合・再編では、京都府舞鶴市の中丹医療圏で市立病院・国病機構病院・日赤病院という設立母体が異なる病院間での再編・連携に向けた検討が動き出している。厚労省は、地域医療再生計画について「地域医療再生計画に係る有識者会議」(座長=梶井英治・自治医科大地域医療学センター長 )で評価していく。
宮城県は大学に地域医療研修センターを設置
 医師確保事業では、大学に寄付講座を設置する県が多く、地域医療再生計画で各大学が果たす役割の大きさが浮き彫りになっている。その内容は、各県の特性を生かしたものにしようとしている。
 具体的に宮城県では、大学に寄付講座の設置と、奨学金制度を実施する計画だ。大学に地域医療研修センターを設置し、すべての世代がスキルアップできる環境を整備していく。しかし、岩手県では、寄付講座ではなく、医学部の入学定員増に対応する奨学金制度の拡充を図る計画だ。また、同県では、地域病院において初期診療の段階で総合的な診療を行い、患者の状態に対応し必要な処置を行うことができる「地域病院担い手医師」養成のための研修プログラムの検討なども予定している。
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【Japan Medicine 2010/06/02】
 厚労省 医師数の算定要件緩和 医療機関の立入検査要綱を一部改正

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/28/120899/
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 厚生労働省医政局は、2010年度の医療機関等の立入検査において、常勤医師の取り扱いなど、立入検査要綱の一部改正を行い、都道府県に医政局長通知(5月17日付)を発出した。要綱の一部改正では、医師数の算定対象にならない「長期にわたって勤務しない者」の対象範囲から、育児休業および介護休業の取得者を基本的に除外することが盛り込まれた。さらに、四病院団体協議会から要望が強かった非常勤医師の常勤換算については、時間外労働などによって通常の診療体制を敷いていれば、常勤医と非常勤医の区別することなく取り扱うことができるとの解釈を示した。
非常勤医師の常勤換算も実態を反映へ
 厚労省の2010年度の医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査要綱の一部改正では、常勤医師等の取り扱いについての見直しが盛り込まれた。それによると、労働基準法で認められている育児休業(1歳6カ月)、介護休業(93日間)の取得医師については、「長期にわたって勤務しない者」の範ちゅうに含めないことが明記された。これまでは、産前・産後休業(14週間)を取得の女性医師については、「長期にわたって勤務しない者」から除外していた。今後は、当該医師が、労基法などで定める期間以上に産前・産後休業、育児休業、介護休業を取得する場合には、取得が認められた期間を3カ月超えた時に「長期にわたって勤務していない者」と認められることになる。
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

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                新井 浩司

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