1011-323号 看護師の業務範囲はどこまで拡大すべきか? [kensa-ML NEWS]
皆さん、おはようございます。神戸の新井です。
朝晩は本当に寒くなりましたね 風邪気味の方も多いのではないでしょうか?くれぐれも体調管理にはお気を付け下さい。
一昨日はオバマ大統領がノーベル平和賞受賞するというニュースが飛び込んできて、「とにかく素晴らしきこと」だとか「いやいや期待だけの段階では時期尚早だ」との賛否両論が飛び交っておりますが・・・私は結果も勿論大切ですが、プロセスが大切、先ず声を挙げたものが素晴らしい、と思います 日本の非核三原則、すなわち以前ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作首相が唱えた、「核兵器を持たず、作らず、持ち込まさず」という国是(「こくぜ」とは、その国の大部分の政策の方向性を決定付ける、国民の支持を得た方針)は被爆国として当然かもしれませんが、素晴らしい主義主張だと思います。
この非核三原則、感染、特に院内感染というものに置き換えてみれば、「院内で感染症を持たず、作らず、持ち込まさず」当たり前の原則ですが、この当たり前がとにかく守られないため、院内感染がこれだけ蔓延するのでしょうね。今般の新型インフルエンザも同様。但し、「持ち込まさず」は働きかけを積極的にしなければなりませんが、現実的に不可能だということは実証されていますので、一番大切なことは、「作らず」ということでしょうね。
新型インフルエンザは現在急速に拡大を見せており、特に北海道、大都市圏において非常に厳しい状況となっています。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009100901000423.html
またグーグルにインフルエンザ流行状況が新規立ち上げとなっています。
http://www.google.org/flutrends/jp/
さて本日のニュース配信です。
「看護師は医者の雑用をしたいのか?」みたいな意見もサイトに取り上げられておりましたが、非常に失礼な話ですね。もちろん、業務制限があり、法的措置に委ねなければいけない部分もありますが、実際の医療現場とあまりにも乖離した意見も見られますので、そのような批判的な意見を述べられるのであれば、そのような方は一度臨床の厳しい現場を見られてみては如何でしょうか?
とにかく、法的整備が待たれるところです。
第2回チーム医療の推進に関する検討会についての議事は以下サイトに掲載されています。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/10/s1005-6.html
【キャリアブレイン 2009/10/09】
看護職員確保対策でヒアリング-厚労省検討会
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24495.html
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チーム医療の在り方を検討するため、8月末にスタートした厚生労働省の「チーム医療の推進に関する検討会」(座長=永井良三・東大大学院教授)。議論を進める上で障害となっているのが法律の壁だ。保健師助産師看護師法(保助看法)では、看護師の業務について「療養上の世話又は診療の補助」(第5条)と定めており、診療の補助を行う際は主治医の指示に従わなければならない。患者の命を預かる現場では、状況に応じて弾力的に運用されているが、チーム医療を考える上で、事故発生時の責任の所在を明確にする必要もある。看護師の業務範囲はどこまで広げるべきなのだろうか。(敦賀陽平)
医師法では、「医師でなければ、医業をなしてはならない」(第17条)と定めており、「医業」について、2005年の医政局長通知では「医師の医学的判断及び技術をもってするのでなければ人体に危害を及ぼし、又は危害を及ぼすおそれのある行為を、反復継続する意思をもって行うこと」としている。
一方、保助看法では、「保健師、助産師、看護師又は准看護師は、主治の医師又は歯科医師の指示があつた場合を除くほか、診療機械を使用し、医薬品を授与し、医薬品について指示をしその他医師又は歯科医師が行うのでなければ衛生上危害を生ずるおそれのある行為をしてはならない」(第37条)と定めている。
療養上の世話に関しては、基本的に医師の指示を必要としないが、厚労省の「新たな看護のあり方に関する検討会」が02年度にまとめた報告書では、「療養上の世話を行う場合にも、状況に応じて医学的な知識に基づく判断が必要となる場合もある。このため、患者に対するケアの向上という観点に立てば、看護師等の業務について、療養上の世話と診療の補助とを明確に区別しようとするよりも、医療の現場において、療養上の世話を行う際に医師の意見を求めるべきかどうかについて適切に判断できる看護師等の能力、専門性を養っていくことが重要である」としている。
それまで医業とされてきた行為が、診療の補助に組み込まれた例もある。02年9月には「静脈注射」の解釈が変更され、07年12月には「薬剤の投与量の調節」と「救急医療等における診療の優先順位の決定」も明示された。
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新井 浩司
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雑用うんぬんの話は見ました。とても失礼ですよね。
by 看護師求人 (2009-10-13 00:32)