kensa-ML NEWS 号外：１・１７に思うこと

ご無沙汰しております。連日身を切るような寒さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか？　国循の新井です。

　長らくニュース配信を停止しておりました。数多くの方々から、様々な激励のお言葉など頂いておりながら、日常業務に忙殺され配信できずにおりました。この場をお借りしてお礼を申し上げるとともに、お詫びを申し上げます。本日は例年申し上げていることですが、私にとって思い入れの強い一日です。１４年前に経験したこと、感じたことを形骸化することはできませんので、配信させて頂きました。また本日が私にとって一年の始まりの一日と考え、本日よりニュース配信を再開させていただきます。今後ともどうぞ宜しくお付き合い頂きますようお願い申し上げます。

　さて最近私自身がとみに感じ残念に思うことは「仲間意識の希薄」ということです。チーム医療などと声高に言われているにもかかわらず、「仲間」と呼べるスタッフに皆さんどの位恵まれていますか？「仲間」を感じていますか？

　１４年前の出来事により私自身が大切にしていることは「仲間」です。うちのスタッフには、本当の「仲間」ってそんな甘いもんじゃないよっ・・・てよく話しているのですが、なかなか理解されません。気楽で仲良しが「仲間」と勘違いしている方が多いように感じます。もちろん価値観の違いもあるでしょうし、求める目標が異なるのであれば仕方のないことだと「諦め」ている部分が年々大きくなってきつつあり、そんな自分に自己嫌悪を覚えるのもこれまた事実。でも１月１７日を迎えるたびに、志半ばで亡くなった仲間が私に託したこと、苦労を共にした仲間と語り合い約束しあったことなどなど多くの記憶が蘇り、折れそうになる自分自身を立ち直らせてくれるような気がする、そんな大切な一日です。

　「うざい、くどい」と言われようが、私が生を受けている限り、伝えていかねばならないと使命感を再認識させてくれるそんな一日です。

　多くの亡くなった方々を偲び、あなた方の思いは決して無にしませんよと、思いを新たにしています。この世に「生」を受けていることに感謝。

　支離滅裂な文章で申し訳ありませんでした。

                                        国立循環器病センター　新井　拝