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20060215-188号 在宅療養の支援を新設 救急、小児科は引き上げ 病院、医院の初診料統一 06年度診療報酬改定 [kensa-ML NEWS]

皆さん、おはようございます。新井です。

 連日連夜、応援しているのですが、どうも日本選手の調子が上がらないようですね。実力といえばそれまでなのでしょうが・・・昨日会議があって、部長が話された内容に対し、非常に納得したというか、頷いてしまいました。今オリンピックに参加しているのは、怖さ知らず世間知らずの若手か、引退直前のベテラン選手(先生はこんな失礼な言いかたしておられませんが)。結局のところ世代交代がうまくいかず、働き盛りの中堅が不足していると。我々医療業界に属するものも、この点(特に人材育成)を注意していかねばなりませんと。 仰る通り!

 さて皆さんも昨日は診療報酬改定の話題で盛り上がった(盛り下がった?)のではないでしょうか?昨日の午前中に改定内容が提示されたとの情報が入りましたので、早速情報収集しましたが、予想通り厳しい内容ですね。各種加算が盛り沢山で、読むのと理解するのとでかなり苦労しました。改定内容の詳細については、以下のサイトに掲載されています。・・・ちなみに今は金曜日に開かれる「せんり会」の講演資料を必死こいてか、遊びながらか良く分からない状態で作成しております。(^^; とにかく今後は対策にどの施設も奔走することでしょうね(他人事じゃあ、ありませんが)。しかし、加算していただけた!だけでも!!有難いのでしょうが!!!外来迅速の加算・・・1点はちょっときついなあ・・・採らぬ狸の皮算用された方も多いのでは?

全日本病院協会 http://www.ajha.or.jp/sinryou/20060215/index.html

 以下、重複する内容が多いですが、各社ニュースを列挙しておきます。

【共同通信社ニュース 2006/02/15】
 在宅療養の支援を新設 救急、小児科は引き上げ 病院、医院の初診料統一 06年度診療報酬改定

 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=28121
====================================================================
 中央社会保険医療協議会(中医協)は15日、2006年度の診療報酬改定案を公表した。昨年の政府、与党の医療制度改革大綱に沿って在宅医療を推進するため、在宅療養支援の制度を新設した。診療報酬全体は昨年末の予算編成で3・16%の引き下げが決まったが、改定案では救急医療や小児医療など、
改革大綱が重視した分野は引き上げた。
・・・続きはネットで

【共同通信社ニュース 2006/02/15】
 医療の過不足是正を促す 高齢者は「在宅」移行へ

 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=28122
====================================================================
【解説】2006年度の診療報酬改定案では、2年後の新高齢者医療制度導入を視野に入れた長期入院の是正と在宅医療への移行や、人手不足の小児科や産科、救急医療の強化など、現行医療制度の過不足を是正する方向が示された。
 診療報酬全体の改定率は、昨年末、厳しい財政事情を反映し、過去最大の引き下げ幅で決着。限られた財源や診療科別の医師の偏在が目立つ人的資源を、国民のニーズに応える形で再配分することが、個別の報酬改定の課題になっていた。
・・・続きはネットで

【共同通信社ニュース 2006/02/15】
 診療報酬改定案の要旨
 
http://www.m3.com/news/news.jsp?sourceType=GENERAL&articleId=28123
====================================================================
 2006年度診療報酬改定案の要旨は次の通り。

【患者に分かりやすい医療、生活の質を高める医療の実現】医療費の内容が分かる領収書の無償交付を義務付け。患者から求めがあった時は、詳細な明細書の発行に努める▽患者やその家族がセカンドオピニオン(主治医以外の意見)を希望した場合の診療情報提供料を新設▽服薬を前提とした生活習慣病指導管理料を引き下げ▽ニコチン依存症患者への禁煙指導料を新設

【医療機能の分化・連携を推進】在宅医療の要件を整えた「在宅療養支援診療所」を新設。24時間の往診や在宅ターミナルケアを加算するほか、在宅みとり数の報告などが条件▽在宅療養支援診療所の医師によるケアハウスや特別養護老人ホーム入所者への訪問診療で、診療料を算定▽初診料は病院を引き上げ、診療所を引き下げて両者を統一▽再診料は引き下げ。病院より診療所を大きく引き下げ、両者の格差を是正▽疾患別リハビリテーション料を新設▽地域連携診療計画管理料、地域連携診療計画退院時指導料を新設

【今後重点を置くべき医療領域の評価】乳幼児深夜加算を新設▽小児入院医療管理料を引き上げ▽低体重児手術は加算▽小児食物アレルギー負荷検査を年2回まで算定▽合併症などで母体や胎児にリスクが高い分娩(ぶんべん)の管理料を新設▽紹介率を要件とする入院基本料加算を廃止▽診療報酬明細書(レセプト)のオンライン化を進めるため電子化加算の新設▽心臓移植、脳死肺移植、脳死肝臓移植および膵臓(すいぞう)移植を新たに保険適用とするとともに、脳死判定と脳死判定後の医学管理料を新設

【医療費の配分を効率化】慢性期の入院で医療の必要性の高い患者に対する医療の報酬を引き上げ、医療の必要性が低い患者に対する報酬を引き下げ▽入院時食事療養は1日単位から1食当たりに設定▽かかりつけ歯科医初、再診料を廃止▽後発医薬品の使用を促すため、医師が先発品と後発品の変更の可否を示しやすい処方せんの様式を追加▽慢性維持透析患者の外来医学管理料は引き下げ▽人工腎臓について、夜間、休日加算を引き下げ。貧血の改善が期待されるエリスロポエチン製剤の薬価を含め包括的に算定

【読売新聞ニュース 2006/02/15】
 小児医療に重点加算、再診料下げ…診療報酬4月改定
 
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060215ik09.htm
====================================================================
 厚生労働省は15日午前、2006年度の診療報酬改定案を中央社会保険医療協議会(中医協、川崎厚労相の諮問機関)に提示した。
  再診料を病院で10円、診療所で20円引き下げるなど、医療費の削減に重点を置き、総額はマイナス3・16%と過去最大の下げ幅となる。厚労相は同日中に答申を受け、4月から新報酬を実施する。
  診療報酬は、診療の対価として病院などが保険機関から受け取る報酬で、政府が価格を決める。患者は年齢などに応じ、1~3割を窓口で負担する。今回の改定案では、再診料の引き下げなどで約6000億円圧縮する一方、小児・救急医療など医師不足が指摘される分野では約1500億円上積みしている。
・・・続きはネットで

【朝日新聞ニュース 2006/02/15】
 初診・再診料下げ小児科は手厚く 診療報酬改定案答申へ

 
http://www.asahi.com/health/news/TKY200602150226.html
====================================================================
 厚生労働省は15日午前、治療や薬の公定価格である診療報酬の06年度改定案を中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に示した。同日午後、答申を受ける予定。治療や調剤など本体部分をマイナス1.36%にするため、初診料・再診料や、医療の必要度が低い長期入院(社会的入院)の報酬などで1.8%(医療費換算で約5990億円)分を圧縮。一方で医師不足が深刻な小児科や産科、救急医療などは手厚くして0.44%(同約1475億円)増と配分にめりはりをつけた。大半は4月から実施される。 ・・・続きはネットで


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    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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