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0127-627号 あなたの処方箋:/73~76 肌の乾燥 [kensa-ML NEWS 【情報】]


 寒さ厳しき折ですが、皆さん、如何お過ごしでしょうか? 昨晩は今月4回目の当直デーでした。夜な夜なせっせと溜まっているお仕事に挑んでおりました。まだ病院で作業中で~す・・・(--;

 さて報道では、あれだけ新型インフルエンザの大流行や、高病原性鳥インフルエンザなどと騒がれているにもかかわらず、マスクを着用している方はほとんど見かけないというお寒い風景を目の当たりにします。何か事が起こらないと、直接的に身に降りかかるようにならないと、危機感を感じないのは平和ボケした国民性のせいですかね?モスクワ空港でも自爆テロが発生していますが、邦人が犠牲となっていないからなのか、我が事と思わないんでしょうね。さらっと流されています。

 これは多くの職場にも言えることで、自らの置かれている立場を危機的に捉えている方は少ないです。職場に対して、組織に対して「これをしてもらいたい、あれもしてもらいたい」との希望は出されますが、「何で貢献できるのか?自分に何が出来るのか?」を考えない、考えたとしても自らに還元されることばかりで、組織に対して、というものを考えない。とにかく我が身を冷静に分析し、判断できる冷めた目、いわゆる客観的評価が出来るよう、若い時からの積み重ねは大切でしょうし、初期教育の重要性をますます痛感する今日この頃です。それには指導的立場の方々が、良いものとダメなものの区別をはっきりさせる必要があるでしょうし、そのジャッジが時として嫌われることもあるでしょう、が、ものの区別をはっきりさせることや嫌われることを恐れていては、先に進めません。最近頓に、社会人に必要だと思うのは、自律心と自立心。あとは周りに対する配慮かな?


 申し訳ありません。低次元な話はこのぐらいにして、夢多き話題に移ります。

 昔より、漫画や映画の世界で良く語られていたことですが、人工光合成について。現在エコプロジェクトなどでは太陽光発電などが盛んに行われていますが、これは皆さんもよくご存じのように、二酸化炭素増大による地球温暖化を防止するプロジェクト。しかし根本的解決には結びつくものではなく、あくまでも対症療法的なものと私は思っています。根本的解決にはやはり、出さない苦労よりも要らないものを有効利用することだと思います。今回のプロジェクトでは何年かかるか分からないのかもしれませんが、少しでも早く取り掛かった方が良いことは当たり前。地球全体の問題なのに、我が国だけが資金提供するのはおかしいなどといったやぼな発言は無しね。相田みつをさんのお言葉。「けれど、けれどで、なんにも、しない」


社説:人工光合成 夢見る気持ちを大切に 毎日新聞 1/26
 
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110126k0000m070127000c.html
 「できるかどうかの問題ではなく、いつできるかの問題だ」。クロスカップリング反応でノーベル化学賞を受賞した根岸英一・米パデュー大特別教授が、このところ「人工光合成」について力強く語っている。
 植物は太陽光をエネルギー源に、水と二酸化炭素から炭水化物と酸素を作り出している。根岸さんはこの植物の力を人工的に再現する研究を旗印に、新しい化学反応の探索プロジェクトを「オールジャパン」で進めようと旗振り役を務めている。先週は文部科学省に出向き協力を求めた。すでに全国120の研究室が参加を表明しているという。
 光合成は何段階ものステップが関わる非常に複雑な反応だ。そう簡単に実現できるとは思えない。「ノーベル賞学者の言うことだからと、うのみにはできない」「そんなことに予算を費やすのはもったいない」と感じる人もいるだろう。
 しかし、根岸さんも単なる思いつきで提案しているわけではない。ノーベル化学賞の対象となったクロスカップリング反応にはパラジウムという金属が触媒として使われている。「dブロック遷移金属」と呼ばれる性質の似た金属グループのひとつで、鉄や銅、ニッケルやチタンなども同じ仲間だ。
 根岸さんはこの仲間の金属の触媒作用をさらによく研究することで新しい化学反応の手がかりが得られるはずだとみる。人工光合成はその象徴的な目標だ。
 科学の歴史を振り返ると、まさかと思うところから大きなブレークスルーが生まれることはよくある。人工光合成が実現すれば二酸化炭素の増加に伴う地球温暖化やエネルギー問題、食料問題の解決に役立つ可能性がある。研究が医薬品などの新しい合成法開発につながることもあるだろう。真剣に検討する価値のある分野ではないだろうか。
 研究体制も予算もこれからだが、お金がつきそうだからと群がるだけではだめだ。研究戦略や成果をきちんと評価し、本当にやる気とアイデアのある人に投資する。その過程を透明化し、国民に示す。既存の権威に頼らず、若い人をどんどん起用すれば新しい研究環境も開けるはずだ。
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 さて一昨日の新聞紙面のトップを賑わしていたのが、イレッサ訴訟に関する記事でした。既にご存じの方は殆どだと思いますが、関連記事を時系列に近い形でお届けします。元々副作用の少ない抗がん剤としてかなり有名になったものですが、副作用の無い薬は薬でないと私は思っています。患者さんに対して医師がどのような説明をされたのか?といったことは除外するとして、「医療において不可避の副作用の責任を問えば、全ての医療は困難になり医療崩壊になる」とのコメントは理解できる話だと私は思います。

 昨晩行っていたお仕事は、2/10にチーム医療研修会ということで、がん療法に関わるお話を臨床検査技師の視点からさせていただく予定で、その資料作りでした。まだまだ先は長いのですが、とにかく副作用対策に尽きるといっても過言でない抗がん剤療法でありますが、個体特異性や食品からも影響を受ける可能性があり、抗がん剤による副作用の原因を追究するにはバイアスがかかり過ぎて非常に困難というのが率直な感想です。


副作用の和解勧告は「医療崩壊」 国立がんセンターが批判 共同通信 1/24
 
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012401000594.html
 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟で東京・大阪両地裁が出した和解勧告に対し、国立がん研究センターの嘉山孝正理事長が24日、記者会見し「医療において不可避の副作用の責任を問えば、全ての医療は困難になり医療崩壊になる」と批判した。一方で、原告側が求める抗がん剤による副作用被害の救済制度は「創設すべきだ」との見解を示した。
 嘉山理事長は、副作用の「間質性肺炎」は漢方薬や抗生物質などでも発症するとし「薬害エイズ訴訟などの明らかな人為的過誤による薬害被害とは全く異なる」と強調。国の承認過程や添付文書の記載に問題はないとして「副作用の説明を医者から受けていないとすれば、医者の説明義務違反。だがそれは別問題だ」と述べた。
 理事長特任補佐の境田正樹弁護士も「(国が)和解に応じることは、承認過程の違法性を認めることだ」と指摘した。
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イレッサ副作用死:投薬訴訟 輸入のアストラゼネカ社「和解拒否」 毎日新聞 1/25
 
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110125ddm041040063000c.html
 肺がん治療薬「イレッサ」の副作用で被害を受けたとして、患者1人と遺族14人の計15人が国と輸入販売元のアストラゼネカ社(大阪市)に総額約1億8000万円の賠償を求めている訴訟で、ア社は24日、東京・大阪両地裁が出した和解勧告(今月7日)を拒否する方針を両地裁に書面で回答した。ア社は「副作用の警告は十分しており、適切に対応してきた。法的責任はない」としている。
 致死性の副作用である間質性肺炎は、承認(02年7月)直後の添付文書(医師向けの説明書)の2ページ目で他の副作用と共に記載されていたが、国が緊急安全性情報(同年10月15日)を出した後、冒頭の警告欄に赤字で記載されるようになった。両地裁の和解所見は「十分な注意喚起がなかった。国も行政指導するのが適切だった」と指摘。緊急安全性情報よりも前に服用した原告について被告は「救済を図る責任がある」とし、緊急安全性情報の後に服用した原告とも誠実に協議するよう求めた。
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「協議応諾が国の責務」 原告・弁護団が声明 共同通信 1/25
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2011/1/25/131469/
 イレッサ訴訟でアストラゼネカ社が裁判所の和解勧告受け入れ拒否を決めたことを受け、原告・弁護団は24日、態度を明らかにしていない国に対し「勧告を真摯(しんし)に受け止めて和解協議に応じ、ア社にも協議の場に着くよう働き掛けることが責務だ」とする声明を発表した。
 声明は、ア社については「被害者と遺族に二重三重の苦しみを与えるもので、最大限の社会的非難が加えられるべきだ」と批判、協議に応じるよう再考を求めた。
 弁護団は「国が和解協議の席に着けばア社も無視できなくなり、和解解決の道も開ける。また国とは和解し、ア社だけに対して判決を待つという選択肢も考えられる」としている。
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イレッサ訴訟、国が和解勧告拒否の方針 読売新聞 1/25
 
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110124-OYT1T01183.htm
 肺がん治療薬イレッサ(一般名・ゲフィチニブ)をめぐる訴訟で、政府は24日、国の責任を認めた東京・大阪両地裁の和解勧告に応じない方針を固めた。
 「イレッサの承認過程に問題はなく、副作用の危険性については適切な注意喚起を行った」との理由からだ。和解は、新薬導入をめぐる日本国内での承認体制の在り方など、薬事行政への影響が大きすぎると判断したものだ。政府はこの方針を、両地裁に対する回答期限前日の27日をメドに正式表明する。
 この問題で、政府内では枝野官房長官と細川厚生労働相、江田法相が協議を重ねてきた。その結果、政府内では、「副作用に関する情報提供は適切だった。和解を受け入れれば、新薬の承認の期間を短縮する流れにある今後の承認体制に大きな影響がある」(厚労省幹部)との意見が強まった。細川厚労相も「医薬品行政の根幹の問題であり、慎重に検討する必要がある」と述べていた。
 両地裁は今月7日に示した和解へ向けた基本的な考え方(所見)で、厚労省が輸入販売元の製薬会社「アストラゼネカ」(大阪市)に対し、緊急安全性情報を出すよう指示した2002年10月15日までにイレッサを投与され、副作用の間質性肺炎を発症した患者5人について、「国と同社に救済する責任がある」と結論づけた。
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イレッサ副作用死:投薬訴訟 政府、和解拒否で調整 医療現場萎縮を考慮 毎日新聞 1/25
 
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110125ddm041040068000c.html
 イレッサの副作用被害を巡る訴訟で、政府は24日、東京・大阪両地裁の和解勧告を拒否する方向で調整を始めた。政府内では、厚生労働省を中心に「国の承認審査や市販後の安全対策に問題はなかった」との意見が根強く、仮に1審で敗訴しても高裁の判断を仰ぐべきだとの考えが有力になっている。
 輸入販売元のアストラゼネカ社が同日、東京・大阪両地裁に和解勧告は受け入れられないとする回答を書面で提出。政府としては、国が勧告を受け入れ責任を認めてしまうことで、抗がん剤などの承認審査や医療現場が萎縮してしまう影響も考慮した模様だ。
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 さて臨床検査部門が一元管理している施設が多くなってきた輸血管理部門の話題に移ります。恐らく臨床検査部門の方や関係業務に就かれている方は、眉をしかめて記事をお読みになったことだと思います。先日のHBVとHIVの誤りもそうでしょうが、私もその一人。何故このような事態を招いたのか、理解出来ない部分が多々あります。また病院側のコメントで、「患者が急を要する事態だったこともあり、確認ができていなかった。深くおわびする」・・・こんなおバカなコメントしか出来ないのか?と少々あきれてしまいました。

 いくらマニュアルを整備しようが、個々のスタッフがその内容を熟知し、正しく実践しないことには、再び同じことを繰り返すと思います。個々に対する客観的評価的なガイドラインを作成し、ある一定レベル以上でないとその業務に従事できないような制度を設定しなければならないんじゃないでしょうか?しかしこういったことを逆手にとって、「やらず得」みたいに考える人もいるのでしょうね。こうなってくると、医療従事者というより社会人としての「適性」の問題ですね。今回の看護師さんに対して申し述べているのではありませんので念のため。


医療事故:市大病院輸血ミス B型の患者にA型血液 /大阪 毎日新聞 1/26
 
http://mainichi.jp/area/osaka/news/20110126ddlk27040443000c.html
 大阪市立大学付属病院(阿倍野区、原充弘病院長)は25日、治療中に大量出血した血液型B型の男性患者(50)に、誤ってA型の血液(280CC)を輸血する医療事故があったと発表した。男性は輸血ミスが原因とみられる溶血(ようけつ)の症状が確認され、集中治療室で治療中。現在は溶血の症状はなくなったが、重症という。
 同病院によると、男性は今月14日に消化管出血を起こし、府内の別の病院から転院。18日午後、出血を止めるため血液を固める薬剤を腸に注入する治療中、大量に下血し、輸血したという。ところがこの際、女性看護師(22)が保冷庫から誤った輸血パックを持ち出し、輸血時も別の女性看護師(26)らが確認を怠った。約30分後、輸血パックの取り換え時に看護師がミスに気付いたという。
 同病院の輸血マニュアルでは、輸血パックのバーコードを機械で確認するか、複数でパックに記載された患者の氏名、血液型を照合することになっていた。同病院は男性の家族に謝罪し、24日に厚生労働省や府警などへ経緯を報告。調査委員会を設置し、再発防止策も作成する。
 同病院は「患者が急を要する事態だったこともあり、確認ができていなかった。深くおわびする」と謝罪した。


輸血ミス 男性患者重症、大阪市大病院でパック取り違え 読売新聞 1/26
 
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20110126-OYO1T00339.htm
 大阪市立大付属病院(大阪市阿倍野区、原充弘院長)は25日、血液型B型の男性患者(50)に、誤ってA型の血液製剤を輸血した、と発表した。看護師(22)が別の患者の輸血パック(280ミリ・リットル)を保冷庫から取り出し、輸血前にも別の看護師(26)が氏名などのチェックを怠っていた。男性は重症で、同病院は大阪府警阿倍野署と近畿厚生局に報告。近く、外部委員を交えた事故調査委員会を設置する。
 男性は肝硬変と糖尿病などのため、14日に別の病院から転院。18日午後、結腸の静脈瘤(りゅう)の治療中に下血し、輸血が必要になった。看護師が保冷庫から輸血パックを取り出す際、パックが置かれた棚を間違え、別の患者のパックを持ち出した。
 同病院のマニュアルでは、輸血開始前に、パックと患者の手首バンドのバーコードで本人確認を行うよう規定。バーコード確認できない場合、パックに記入した患者の氏名と血液型を確認する必要がある。しかし、パックを受け取った別の看護師は、コンピューターの動作が遅かったためバーコードと目視のいずれの確認も怠り、午後3時40分に輸血を開始した。
 午後4時すぎ、パックを取り出した看護師が取り違えに気づき、輸血を中止。男性には赤血球が破壊される溶血反応が現れ、集中治療室で治療を続けている。
 原院長は記者会見で、「患者、家族にご迷惑をかけ、心からおわびする。再発防止策を早急に作成、実施したい」と話した。



 さて本日のメインニュースに移ります。

 この時期、空気が非常に乾燥しているのでお肌の荒れが気になりますね。今年は特に観測史上最大のラニーニャということで、日本では太平洋側が非常に乾燥、日本海側が大雪らしいですね。この気候はまだまだ続くとか。

 私の場合、当直業務の朝は当直中に何度も手洗いするせいか、大荒れです。ハンドクリームも塗りたいところですが、キーボードを打つ時にあまり手がベタベタしていると作業効率が悪くなるので塗らないから余計にひどくなります。

 本日のメインニュースとしてはふさわしくないかもしれませんが、今年は特に空気の乾燥がひどいので取り上げてみました。


【毎日新聞社ニュース 2011/01/24】
 あなたの処方箋:/73 肌の乾燥/1 ナイロンタオルが原因にも
 
http://mainichi.jp/life/health/news/20110124ddm013100139000c.html
=================================================
 乾燥する冬は肌がかさかさし、かゆくなりがちだ。埼玉県の女性(38)も毎年冬が来るのが憂鬱だった。寝る前に保湿剤をたっぷり塗ってもかゆみで眠れず、寝ている間にかきむしってしまうこともあった。
 昨秋、かきむしった部分が炎症を起こし、皮膚科を受診した。医師に体の洗い方を聞かれ「肌のくすみが気になるので、毎日全身をナイロンタオルで念入りに洗っている」と答えた。医師は「それが原因かもしれません」。勧められた手洗いに変えると、肌の調子が一変。この冬はかゆみに悩まされることがほとんどないという。
 生活用品メーカー、ライオンが20~30代の女性約500人を対象に昨年8月実施した「体の洗い方に関する意識調査」によると、「手洗い派」は35%で、前年より2割増。そのうち手洗いに変えて肌の状態が変わった人は6割に上り、多くが「肌の乾燥が気にならなくなった」という。それでもスポンジやタオルで洗う「ゴシゴシ派」は依然多く、全体の58%に上る。
 東京逓信病院の江藤隆史皮膚科部長は「体をナイロンタオルで洗うのは、高級な革バッグをたわしでこするようなもの」と警告する。表皮は厚さ0・2ミリ前後で、角質層、顆粒(かりゅう)層、有棘(ゆうきょく)層、基底層から成る。角質層の内側部分と顆粒層は水分保護バリアーと呼ばれ、ラップ1枚程度(約0・02ミリ)の厚さで潤いを保っている。だがゴシゴシ洗いで角質層を荒らすと、水分保護機能は瞬く間に低下する。
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【毎日新聞社ニュース 2011/01/25】
 あなたの処方箋:/74 肌の乾燥/2 入浴後20分以内に保湿剤を塗ろう
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20110125ddm013100020000c.html
=================================================
 皆さん、毎日歯磨きしますよね。肌も同じ。毎日のお手入れが大切です」。東京逓信病院(千代田区)で不定期開催される「アトピー教室」。医師がさまざまな皮膚疾患の患者たちに、皮膚の仕組みやケアの方法、薬の使い方などを丁寧に教え、好評だ。
 厚生労働省研究班が作成した「アトピー性皮膚炎治療ガイドライン」で、スキンケアは原因特定や薬物療法と並ぶ治療の3本柱の一つに挙げられている。最近はスキンケア指導をする医療機関が増えており、江藤隆史皮膚科部長は「アトピー患者向けのスキンケアは、乾燥肌傾向の人にも効果がある。肌の乾燥がひどくて悩んでいる人は、一度近くの皮膚科などに相談してみてほしい」と話す。
 江藤医師によると、最も重要なのは風呂上がりのケアだ。入浴中は水分が浸透し、肌の水分量は入浴前の倍近くまで増える。ところが風呂から上がると急激に失われ、約20分後には入浴前とほぼ同程度になる。さらにそれ以上たつと入浴前より乾燥した状態になってしまう。肌に浸透した水分が蒸発する際、元々あった水分まで奪われていくためだ。
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【毎日新聞社ニュース 2011/01/26】
 あなたの処方箋:/75 肌の乾燥/3 ステロイド剤、怖がらずしっかり塗って
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20110126ddm013100156000c.html
=================================================
 肌の乾燥でかゆみが激しくなり、かいて炎症を起こして皮膚科を受診すると、ステロイドの塗り薬が処方されることがある。強力に炎症を抑える効果があり即効性も高い一方で、副作用を心配して使用を控える人も少なくない。
 乾燥肌に悩む東京都の女性(27)は昨年、湿疹が出たため近くの皮膚科を受診し、ステロイド剤を処方された。「何となく不安」と少量しか塗らず、症状が治まったので使用をやめた。すると湿疹は再発し、同じことを繰り返すうちに症状は悪化。医師に相談すると「薬をきちんと塗っていませんね。今の薬は段々効かなくなるので、今度はしっかり塗ってください」と強いステロイド剤を処方された。今は湿疹が治まっても指示通り塗り続け、再発はしていないという。
 神奈川県立こども医療センターの馬場直子皮膚科部長は「自己判断で使用をやめると悪化を招くことが多い。一見良くなった状態になっても、組織レベルで炎症は残っている」と指摘する。馬場医師によると、ステロイドの塗り薬は強さが5ランクに分かれ、症状の出る場所や程度に応じて医師がランクや期間を判断する。内服薬と異なり全身的な副作用はほとんどなく、塗った部位の皮膚が薄くなったり血管が拡張したりすることがあっても、ステロイド治療が終われば元に戻るという。「必要以上に怖がって中途半端にしか使わないと炎症がくすぶり続け、結局は長期間塗り続けることになります」
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【毎日新聞社ニュース 2011/01/27】
 あなたの処方箋:/76 肌の乾燥/4 完治難しい「乾癬」
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20110127ddm013100030000c.html
=================================================
 ただの乾燥肌と思っていたら、実は難治性の皮膚病ということもある。
 東京都杉並区の大蔵由美さん(52)は中学生のころ腕に湿疹に似た炎症ができ、頭のふけのように皮膚がめくれ始めた。「乾燥して肌が荒れたのか」と思ったが、受診すると「乾癬(かんせん)」という病気だった。
 乾癬は表皮が通常の10倍以上の速さで次々と入れ替わる病気で、皮膚が赤く盛り上がり、角質がかさぶた状に厚くなってはがれ落ちる。国内には20万~30万人の患者がいるとみられるが、原因はまだはっきり解明されておらず、完治が難しいとされる。
 患者の大半は皮膚症状やかゆみが中心の「尋常性乾癬」だが、進行すると全身の関節に炎症や変形が起きて関節リウマチに似た症状が出る「関節症性乾癬」になることがある。
 大蔵さんも初めは炎症の部分が小さく塗り薬で対処していたが、発症から十数年後に突然、全身に広がり、関節の激痛に襲われ職場で倒れた。1年ほど寝たきりになり、仕事を辞めて治療に専念する中で出合ったのが、患者会「東京乾癬の会P-PAT」だった。
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
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