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0921-593号 【情報】 明日はある…か?:どうする負担増 [kensa-ML NEWS 【情報】]


 この三連休は、初日近江八幡まで研修会に出かけており、通信状態極めて不良。二日目、三日目は日中野球小僧たちと至福のひととき、夜は調べものをしながらうたた寝、とニュースを配信することが出来ませんでした。申し訳ありません。今日は検査当直で社長出勤でしたので、通勤車中でニュース材料を厳選?しておりましたのでご期待下さい。

 朝晩はかなり涼しくなってきましたが、日中はまだまだ暑いですね。これから秋、冬に向けて美白変身していこうかとひそかに思っておりますが、なかなかその機会は訪れることもなく「南海の黒豹」の異名?の如く日本人とは思えない風貌で一年を過ごすことになる可能性が非常に高いですね。この色で得をすることと言えば、冬場は熱吸収率が良いもので湯たんぽの代わりにもなりますし、遠赤外線を出しているかもしれないので、ぽかぽか感が周囲を含めて持続します。夏場は暑苦しいと思われているだけなのでしょうが、満員電車では他の方より少しすき間を感じることと、肩などが当たった時には必ずと言って良いほど「すみません」と謝られること・・・週明けからアホな事ばかり書いてしまい申し訳ございません・・・(--;


 さてこのところ「節操」というものを強く意識させていただけるのが、この話題。今朝の報道ではスマップ公演まで中止されたとか・・・各旅行会社も苦労されているご様子ですが、対国の報道操作というか誘導には呆れさせられますね。乗せられる人民も人民ですが・・・インターネットにも規制が入っているのでしょうから、仕方ないことなのでしょうかね???

 「国」全体としてのの節操無さを憂います。


余禄:外交 毎日新聞コラム 9/21 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
 英国の外交官、H・ニコルソンが記した外交論の古典によると、外交には「慎重な、控えめな陳述を意味するため」に用いられる用語がある。相手を怒らせたり無礼になることもなく、互いに辛辣(しんらつ)なことを言える表現の仕方だ(「外交」東京大学出版会)▲尖閣諸島沖の海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件は中国では巡視船が漁船にぶつかったと報道されているという。加えて、日本の駐中国大使が休日の未明に異例の呼び出しを受けたり、ガス田開発の条約締結交渉の延期が突然発表されたりもした▲それでも日本側はこれまで「遺憾」の表明でとどめてきた。刺激的な表現は避け、中国側に非を認めさせようという意図からのようだ。ニコルソンが言う慎重で控えめな外交用語ということだろう▲辞書によれば、「遺憾」とは思い通りにいかず心残りなことを表す。使い方によって相手の期待にそむいた時の釈明にもなるし、逆に相手を軽く非難する意味にもなる。この言葉のもつあいまいさのためか、日本側の真意が先方には一向に通じていないようなのは残念である
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 節操無い地球を飛び出し、遠く宇宙に思いを寄せましょう。但し人類が宇宙を侵略の場所と考えるのであれば、痛いしっぺ返しを食らうことは目に見えることです。今生きている地球人がしっぺ返しを食らうのでなく、未来の方々に尻拭いさせるようなことは決してしたくないものですね。くれぐれも身の程を弁えましょう。


電波望遠鏡:惑星系の誕生追う「アルマ」 日米欧がチリに建設 毎日新聞 9/21
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100921ddm016040006000c.html
 日本から飛行機を乗り継いで1日半以上。南米チリの高地にあるアタカマ砂漠で、日米欧が共同で作る電波望遠鏡「ALMA(アルマ)」の建設が進んでいる。ハイテクを駆使して、人類が目にしたことのない惑星系誕生の現場や、宇宙で最初の銀河の観測を狙う。現地を訪ねた。【青野由利】
■標高5000メートル
 望遠鏡が建設されるのは、標高5000メートルの山頂施設だ。空気の薄さに加え、強い紫外線が降り注ぐ。過酷な環境だが、この「乾燥した高地」こそ、電波観測の適地だ。空気中の水分は宇宙からの弱い電波を吸収するため、観測の邪魔になる。標高が高いと気圧が下がり、水蒸気も減る。ここアタカマ砂漠は年間降水量も100ミリ以下と、好条件がそろっている。
 現地を訪ねたのは7月。標高2900メートルの山麓(さんろく)施設では、望遠鏡の「目」に当たる日米欧のアンテナの調整が続けられていた。8月末までに7台が、山頂施設に運び上げられたという。
 最終的には、直径12メートルと同7メートルのアンテナを合計66台設置し、一つの望遠鏡として働かせる。「干渉計」と呼ばれる技術で、観測対象によってアンテナの配置を変える。最大まで広げると、直径約18キロ。東京のJR山手線がすっぽり収まるほどの巨大望遠鏡となる。12年の完成が目標で、来年前半にも観測した電波を処理した「ファースト画像」が見られそうだ。
■高感度で観測
 アルマの「視力」は、高度約600キロで周回するハッブル宇宙望遠鏡の10倍だ。「東京から大阪にある1円玉が見分けられるくらいの性能」と、国立天文台アルマ推進室長の立松健一教授(電波天文学)が説明する。感度も従来の電波望遠鏡の30~100倍と高い。非常に弱い電波を検出できるだけでなく、観測時間も短くて済む。感度が100倍上がると、それまで1日がかりだった観測が、10秒で済む計算だ。
 こうした高性能は、ハイテク技術が支える。アンテナは、表面の鏡の凹凸を髪の毛の太さの3分の1以下に抑えた。氷点下20度~20度と寒暖の差が激しく、吹きさらしの山頂でも観測精度が保てるよう、設計や素材に工夫を凝らした。
 受信機は雑音を極限まで抑え、多数のアンテナが受け止める信号の処理には、日本が独自に開発した専用スーパーコンピューターが活躍する。
■目指す対象三つ
 アルマは、波長0・1~10ミリの短い電波(ミリ波とサブミリ波)をとらえることができる。恒星や惑星の材料となる分子雲や星間物質がよく見える。目指す対象は主に三つ。一つは「惑星系誕生の現場」だ。
 私たちの太陽系の形成には「標準モデル」がある。太陽の誕生と同時に、ガスやちりでできた軽い円盤が生まれ、その中にできた微惑星同士が衝突・合体を繰り返して惑星になる--という考え方だ。
 95年以降、このモデルに合わない惑星系が宇宙で次々と見つかっている。確かめるには、誕生の現場を詳しく見なければならないが、惑星は小さく暗い。そこでアルマの視力と感度が威力を発揮する。
 2番目は、宇宙初期の銀河誕生の様子。宇宙は137億年前にビッグバンで生まれ、その4億年後に最初の星が誕生したと考えられている。現在最古の銀河は、ハワイにある日本の「すばる望遠鏡」がとらえたビッグバンから8億年後の姿。アルマは、さらに古い「夜明け直後の宇宙」に誕生した第1世代の銀河の様子を突き止めると期待される。
 3番目は生命に関係する分子の発見だ。たんぱく質を構成するアミノ酸が宇宙空間に見つかれば、生命誕生の謎に迫れる。
■初の国際計画
 日本が負担するアルマの建設費は256億円。全体の25%にあたり、応分の観測時間が配分される。日本が作るアンテナは66台のうち16台で、「いざよい(十六夜)」の愛称が付けられた。求められるアンテナの性能は共通だが、実現する技術は日米欧で異なる。
 「欧米と対等な立場で進める国際大型プロジェクトは、基礎科学ではアルマが初めて」。現地で観測所全体の副プロジェクトマネジャーを務める長谷川哲夫・国立天文台教授が強調した。協力と競争が混在する国際プロジェクトは、日本の科学の弱点を克服し強みを生かすための方策を考えるきっかけにもなりそうだ。

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 ようやく朝晩は秋の気配を感じられるようになり、たまにですが日中でも爽やかな風を感じることも出来るようになってきました。もっぱらグラウンド上はまだまだ過酷な環境であり、救急車出動もよく見かけられる光景です・・・しかしうちの野球小僧たちは大変元気にしています。試合の合間も体力温存しておれば良いものを、時間があれば炎天下でも走りまわっております。このシュールな小僧たちにしてみれば、夏バテ、秋バテなんて有り得ない話かもしれませんが、私を含めて虚弱体質な現代人はそうも言っていられない状況です。そのようなシュールでない現代人の皆さんに少々古い記事にはなりますが、酷暑を過ぎてから注意すべき点についてお届けします。


猛暑過ぎたら… “秋バテ”に御用心 神戸新聞 9/17
 
http://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/0003444959.shtml
 秋風が吹き、しのぎやすくなったこの時期、猛暑で疲れた体が“秋バテ”していませんか。日中は汗ばむ陽気でも、夜はぐっと冷え込むなど、急激な寒暖差に体が対応しきれず、体調を崩してしまうことも。健康管理のためのポイントをまとめました。 
【ミネラルも忘れず補給 体調管理】
 記録ずくめの猛暑だった今年の夏。熱中症の危険性はかなり低くなったが、お年寄りは体力を消耗している。水分摂取は引き続き必要だが、カリウムなどミネラルの補給を心掛けたい。
 在宅医療に取り組む尼崎市のさくらいクリニック院長の桜井隆さん(54)によると、高血圧症などの持病があり、利尿剤と降圧剤を合わせた「配合錠」を日常的に服用している高齢者は特に要注意。「利尿作用のため体内の塩分やカリウムが不足しがち。手軽だからといって、簡単な麺類だけで食事を済ませていると、栄養バランスが崩れる」と話す。
 在宅診療などで気になるのは「エアコンは体に悪い」と考えるお年寄りが依然多いこと。往診先では、使わない期間が長いためリモコンの電池切れに気付かなかったり、操作法が分からなかったりする人もいた。「高齢になると、寒暖の差が分か
りにくくなるので、家族は気を付けてほしい。日中などに『暑いな』と感じたらすぐに水を飲ませたり、室内の温度を調整したりしてほしい」と話す。
 また、ウイルスの活動が活発になるのもこれからの季節。「夏に比べて、感染リスクが高まります。うがいや手洗いを徹底し、インフルエンザに備えて」と念を押す。(黒川裕生)
【温かいものに切り替え 食事】
 旬の食材などを使った料理で健康を維持するセミナーや老人ホームへの献立提供などを手掛ける神戸市垂水区の栄養士、小野槇玲(まり)さん(36)は「冷たい食べ物は消化にエネルギーを要し、体に負担をかける。できるだけ温かいものを」と話す。
 口当たりがいいからといって冷たい飲食物に頼りきりだと、胃の活動が鈍り、さらに消化が悪くなる。空気が乾燥しやすい秋は夏同様にのどの渇きを覚えやすい。ほうじ茶や紅茶など体を温めるものを選び、飲む際は常温以上で。よくかむことで食材の温度が上がり、消化を助けることにもなる。
 お勧めは利尿作用のあるトウガンやキュウリなどの食材。生野菜は避け、温かいスープやいためものにし、ショウガなどの食材を加えると体を温めるのに効果的という。
 「何を食べれば? とよく聞かれますが、食べないことも大切」と小野さん。疲労時は栄養価の高いものと考えがちだが、食べ過ぎは胃腸を疲れさせ、さらにばてるという悪循環に。早めに夕食を済ませ就寝する日があってもいい。その際は腹部が冷えないように注意しよう。
 「足のむくみや便秘などは体が発するお疲れサイン。早めに感じ取ってこの季節を乗り切って」(萩原 真)

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 さてこのところ、少し話題の中心から外れ気味なのか、潜行しているだけなのか、それともそれどころじゃないのか分かりませんが、各種「モンスター」についての記事は見かけませんでした。今朝久し振りに記事を見つけましたのでご紹介します。

 今回の記事内容は医療従事者側から見た「モンスター」ですが、患者側から見た「モンスター」も多々あると思います。やはり一般常識の欠如と申しましょうか、やはり「格」「識」の薄れつつある現代社会を反映しているものですね。但し、自らの都合が悪くなっての「モンスター」扱いをしているケースも多いようですので、これは我々医療従事者自身も注意しなければならないことだと思います。医療業界の常識って一般社会から見ればおかしいことも多々ありますもん。

 しかしそもそも嫌煙ブームなどと排他的な社会構造に拍車がかかるご時世ですが、寛容でない社会構造がもたらした悪影響は多々あると私は思います。私がその昔、事務当直時にあった事件?は現在であればきっと警察をすぐ呼んで対応するようなことだったと思います。その当時の施設で受診された患者さんが診療内容や医師の対応で不満があり、当直室に刃物を持って文句を言いに来られました。来られた時にはかなり興奮しておられ、私と刺し違えて自殺するなどともお話しされていましたが、二時間ほどかけてじっくりお話を伺い、その方の勘違いであったことが判明し説明を加えたら納得をされた・・・といったことがありました。その後、その方は何回かご来院され、来られるたびに缶ジュースをわざわざ私のところまで差し入れだと持ってきてくれるようにもなりました。私の当直中の対応が良いのか悪いのかは今でも判断がつきませんが、まずは真摯にじっくりと話を聞くといった「ゆとり対応」が現代社会にはもっと必要なのではないか、とも感じています。


◇困った患者2010 Vol.1 多様化する“困った患者”の実態 医師1000人調査で浮き彫りに
 日経メディカルオンライン 9/21

 
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t108/201009/516622.html
 医師5人のうち4人が、クレームや迷惑行為を経験──。日経メディカルの調査からは、依然として多くの医師が患者トラブルを経験している実態が明らかになった。ただしその患者像は多様化しており、悪質な迷惑患者に加え、悪意はないものの無理な要求をしたり、医師の指示に従わない自己中心的な患者も出現している。
 日経メディカルが医師1015人(開業医140人、勤務医846人、その他29人)を対象に行った調査では、77.2%の医師が、2008年以降、患者やその家族からのクレームや迷惑行為を「経験した」と回答した。
 08年10月号で行った同様の調査では、86.5%の医師が、過去5年間にクレーム、迷惑行為を「経験した」と回答。母集団などが異なるため今回の調査と単純に比較はできないが、「クレームや迷惑行為の経験頻度はずっと高止まり状態にあるといっていい」と、患者トラブルに詳しい大阪府保険医協会事務局次長の尾内康彦氏は話す。
自己中心的な患者が増加中
 近年、医療崩壊が世間に知られるようになったほか、医療者にとって理解不能な“トンデモ判決”が減ってきていることもあり、医療訴訟の件数自体は減少傾向にある。しかし調査の自由記述欄を見ると、「本当にひどいクレーマーは増えている印象はないが、治療内容に疑問を呈するような“小さなクレーマー”が最近かなり増えた印象がある」(50歳代男性、勤務医)、といった意見が目立った。医療訴訟自体は減っているが、その“火種”は逆に増えていることがうかがえる。
 医療機関の経営コンサルティングを手掛ける船井総合研究所チーフコンサルタントの高野昌則氏も、「患者の気質が従来とは変わってきているようだ」と話す。
 これまで医療機関で問題視されてきたのは、大声を上げて要求を通そうとしたり、医療者に暴力を振るったり、暴言を吐くような、いわゆる“モンスター”と呼ばれる患者だった。しかし最近、こうした患者に加え、悪意はないものの、医師に様々な要求を押し付けて困らせる自己中心的な患者が目立ち始めた。
 今回の調査では、“モンスター患者”にありがちな悪質で暴力的な迷惑行為が08年以降「増えている」と回答した医師は35.4%にとどまったのに対し、自己中心的な態度による迷惑行為が「増えている」とした医師は71.0%にも上った。
 また、最近の経済事情を反映して、治療費の未払いや、検査・治療を拒否する患者も増加傾向にある。実際、経済的事情に起因する迷惑行為が「増えている」とした医師は60.2%もいた。
 今回の調査では、それぞれの迷惑行為が日常診療に与える影響度と、医師が経験する頻度も調べた。その結果、「医師の治療方針に反論、従わない」などの自己中心的な態度による迷惑行為や、「金銭的理由による検査・治療の拒否」は、「(身体的な)暴力、言葉による恐喝、大声で騒ぐなどの粗暴な行為」より日常診療への影響度は小さいものの、経験頻度は高いことが分かった。
 自己中心的な態度や経済的事情に起因する迷惑行為を働く患者は、“モンスター患者”のように警察ざたに発展する心配はほとんどない。しかし、診療に納得せず、検査や治療を拒否するといった行為により、医師は思うように診療できなかったり、説得に多くの時間や労力を奪われたりする。対応に追われてほかの患者からのクレームが2次的に発生する可能性もある。目に見える被害がなく、解決方法も患者によって様々なので、ある意味 “モンスター患者”より厄介といえる存在だ。
 こうした要求をしてくる“困った患者”の特性について、『一億総ガキ社会』(光文社新書)の著者で精神科医でもある片田珠美氏は「医療の世界に限らず、自己中心的な人間が増えていることが背景にある。我慢することを嫌がり、とにかく自分の要求を通そうとする。いわゆる暴力的な患者以外にも自己中心的な考え方が広がってきたため、こうした患者が登場してきたのでは」と分析する。
医療情報を都合よく解釈
 自己中心的な患者の中でも、テレビやインターネットなどから入手した医療情報に絶大な信頼を置き、医師がそれとは異なる治療方針を示すと反論したり、従わなかったりする患者が特に増えてきているようだ。背景には、患者が医療情報を得やすくなったことがある。
 この数年間で、健康や医療に関するテレビ番組が多くなったほか、新聞や雑誌では、最先端の医療技術や新しい治療法などを取り上げた記事がよく目に付くようになった。さらに、インターネットの普及により、これまで簡単に得られなかった専門的な医療情報を医師でなくても容易に入手できるようになった。
 ところがバラエティー色の強いテレビ番組や雑誌では、情報を誇張したり、極端な症例を紹介したり、センセーショナルに演出された内容が少なくない。このため患者が間違った情報を身に付けてしまうことがある。
 今回の調査でも、クレーム、迷惑行為が増えている要因として、「マスコミによる医療報道の過熱化」を挙げた医師が68.5%に上り、最も多かった。
 一方、インターネットでは、利用者自身がキーワードを設定して情報を検索するため、断片的な情報しか得られないことも多い。このため患者が情報を誤って解釈してしまう可能性がある。調査では25.1%の医師が迷惑行為が増えている要因に、「インターネットを中心とした医療・健康情報へのアクセスの向上」を挙げた。
 自分や家族の健康に関連する医療情報を集めること自体は、決して悪いことではない。しかしメディアから得られる医療情報は、断片的で中途半端なものもあり、患者が情報を正確に選別して解釈するのは難しい。その結果、自己中心的な気質と相まって、間違った医療知識を振りかざす患者が増えているわけだ。
 クレーム、迷惑行為の要因として、「医療に対する過剰な期待」を挙げた医師も60.4%に上った。船井総研の高野氏は、「患者は、医療機関にかかる前から病医院のホームページや評価サイト、個人のブログなどで、既にドクターショッピングを始めている。いくつもの医療機関を比較して自分に一番合った医療機関を選んだつもりでいるので、『ここなら私の思い通りの治療をしてくれるはず』という期待が高くなっている。そして思い通りにならなかったときに、クレームに発展する」と話す。
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 さて本日のメインニュースは私が最も苦手とする保険についての話題。この手の話題はこれまで避けて通ってきたのですが、いつまでも避けてばかりもいられず、また自身も勉強しなければということで敢えて取り上げてみました。正直言って、的を得たコメントなんて出来ませんが、少しずつ勉強していきますので、よろしくお願いします。

 保険の話題ではないのですが、私自身、国家公務員になり、今問題となっている出向なども経験をしてきている訳ですが、世間一般で言われているような出向=天下り推進・・・なんて我々の身分ではあり得ませんし、ひとくくりにされることは
誠に心外。出向や転勤を重ねるたびに貧乏になっていく現実。一般企業がバブルで賑わっている頃など、我々の給料が飛躍的に伸びるなんてことはあり得ず、指を咥えて一般の方々は羨ましいなぁと見ている状態。今度不景気になったら民間給与に合わせるために優良決算であろうがカットしろとの世論。一般の方々はこういった現実をご存じなのか?とも憤慨していますが・・・国家公務員は国民の公僕であり続けるべきであるとお上からも世間からも言われ続け「最低限の生活を保障」されているのではなく、「最低の生活を余儀なくされている」と自嘲してきたのです。

 コメントではなく、単なる愚痴になっちゃいました。すみません。


【毎日新聞社特集 2010/09/20】
 明日はある…か?:どうする負担増/1 社員の社会保険料、正直に払えない

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100920ddm001040067000c.html
=================================================
◇企業、偽装で節減 「退職」「倒産」生き残るため
 「まじめに社会保険料を払ってたら、会社がもたないよ」。健康食品会社の女性社長は、いら立ちを抑え、語り始めた。保険料を節減するため手を染めた「偽装工作」。指南したのは、決算を相談していた会計士だった。
 手口はこうだ。従業員約10人を表向きには退職させ、厚生年金と健康保険の加入対象から除外。実際には、新たに設立した派遣会社で再雇用し、保険料の会社負担がない国民年金と国民健康保険に移ってもらった。退職させなかった社員4人も給料を半分に過少申告し、年200万円の保険料を節減した。それでも、本業では主力の高級輸入食材の売上高がリーマン・ショックで半減し、09年度は約700万円の赤字に陥った。「悪いことだとは思うけど、やらなきゃつぶれる」
 法人企業は厚生年金、健康保険の保険料を従業員と折半で負担しなければならず、個人事業でも常時5人以上が働いていれば加入義務がある。だが、総務省が06年9月に公表した調査結果では、厚生年金に加入すべき事業所のほぼ3割に当たる63万~70万カ所が加入漏れの可能性があり、これらの従業員は約267万人に上る。東京都内の社会保険労務士は「社会保険料を払わなくて済む抜け道はいくらでもある」と話す。
 茨城県で運送業を営む男性(50)は9年前、社会保険料を逃れる手口を「社会保険事務所の職員に耳打ちされた」と証言する。営業を続けながら休業を装い約100人の従業員全員が休職したとする「全喪届」を出し、年4000万円の保険料を浮かした。
 従業員のうち30人を「全喪」扱いにしている北海道南部の建築業の男性(63)は別の手も使っている。全喪扱い以外の従業員40人に少人数単位で個人事業主グループを作らせ、それぞれと契約する形にし、多い時で年5000万円の保険料を節減した。休業どころか倒産を装って保険から抜け、別会社で事業を続ける偽装倒産も後を絶たない。
 「社員の安心のため社会保険は必要」。ゼネコンの2次下請けで鳶(とび)業を営む都内の男性(40)は、同業者のほとんどが加入していない厚生年金と健康保険に88年の創業時から入っている。保険料負担のない同業者はその分、工事単価を引き下げる体力があり、入札で勝つのは容易ではない。「保険料がさらに上がれば、払っていない会社との差は開くばかり。『社員の安心のため』とはいえ、会社がつぶれたら元も子もない」
 会社にとっては生き残りのための保険料節約だが、従業員は将来不安にさらされる。厚生年金から国民年金に替わると、保険料は安くなるが年金の平均給付額は3分の1程度に減ってしまう。機械メーカーと委託販売員の契約を結ぶ東京都八王子市の男性(46)は、勤務実態は正社員と同じだが、個人事業主扱いとされ厚生年金に入れない。「会社は保険料コストを削りたいのだろうが、老後はどうなるんだろう」

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【毎日新聞社特集 2010/09/20】
 明日はある…か?:どうする負担増 保険料頼み限界 膨張する社会保障費
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100920ddm003040177000c.html
=================================================
 少子高齢化の影響で、医療、年金、介護などを賄う社会保障費は、保障の水準を切り下げない限り、毎年1兆円超も膨らみ続ける。支える財源は税金と社会保険料だが、景気低迷と減税で税収は落ち込み、企業や個人の社会保険料逃れも後を絶たない。本格的な増税に踏み切るか、毎年保険料を引き上げるかという具体的な財源論議を進めない限り、給付増の借金による穴埋めが増え、将来世代へのツケは大きくなるばかりだ。【田畑悦郎、永井大介】
 「保険料を生活費に使えると楽になるが、子どもが急に病気になったりすれば大変なことになる」。社会保険加入の建設会社で働く男性(32)の今年6月の月給は45万円。健康保険と厚生年金の保険料計約5万5000円が天引きされ、税金なども差し引くと手取りは約38万円。住宅ローンなどの返済も月約17万円あり、妻、子ども2人との生活は「かつかつ」。子どもが大きくなれば教育費もかさむ。「保険料がこれ以上、引き上げられたら、払えなくなる」
◇企業収益も圧迫
 大和総研によると、年収600万円のサラリーマン世帯で、10年度の厚生年金、健康、介護、雇用の各保険の負担総額は年84万2900円。所得税の13万円、住民税の24万円を大きく上回る。10年前の70万2300円から約20%、20年前の60万500円から約40%も社会保険料は増えた。
 サラリーマンの社会保険料は企業が折半負担するため、上昇すると企業収益も圧迫される。価格競争の激化で「聖域なきコスト削減」を迫られている企業は正社員を減らし、社会保険の加入条件から外れた非正規社員に置き換える動きを加速。90年に20・2%だった非正規の割合は09年、33・7%と3分の1を上回るまでになった。第一生命経済研究所の熊野英生氏は「社会保険料の上昇は、コストを下げたい企業に従業員の非正規化を促す要因になっている」と話す。
◇逆進性も問題
 社会保険料の逆進性も問題だ。厚生年金や中小企業などが入る協会けんぽの保険料には上限があるため、収入に占める保険料負担の割合は高所得層ほど低くなる。年収900万円以下では14・05%だが、2000万円で9・81%、3000万円は6・99%にとどまる。一方、厚生年金や協会けんぽに加入できず、国民年金、国民健康保険に入っている非正規社員の場合、収入が低いほど保険料負担率は高くなる。
 国保の保険料が全国平均に近い兵庫県西宮市のケースを大和総研が調べたところ、年収400万円世帯の社会保険料負担率は20・46%、300万円は24・44%、200万円では30・79%に上った(年金は夫婦2人分、免除申請しない想定)。試算した是枝俊悟研究員は「国民年金は定額負担。国保も定額部分があり、子どもがいれば負担が増える。低所得者に重い逆進的な制度だ」と分析する。
 社会保障に詳しい小塩隆士・一橋大教授は「これ以上、保険料負担が増えると、社会保障による安全網の枠外に弱者が放り出されてしまうという皮肉な状況になりかねない。税財源の充実が必要」と指摘する。
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【毎日新聞社特集 2010/09/21】
 明日はある…か?:どうする負担増/2 介護保険料、日本一の町
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100921ddm001040022000c.html
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◇安心、高過ぎる対価
 八甲田山のすそ野に開ける青森県十和田市。09年4月、3年ごとに見直される介護保険料が全国市町村で最高になった。65歳以上の人が毎月払う介護保険料は基準額で5770円と全国平均(4160円)を4割近く上回り、最も安い福島県檜枝岐(ひのえまた)村(2265円)の2・5倍に達し、年金暮らしを直撃する。
 市中心部の特別養護老人ホーム「八甲荘」には高齢者50人が暮らす。入居費用は月6万~7万円で、年金生活でも無理をすれば何とかなる。入居前は1人暮らしだった女性(81)は八甲荘での生活が7年目。「家族のように介護してくれて安心」と話すが、介護保険料の負担は重い。
 市区町村で運営する介護保険制度が始まった00年度の介護費用は日本全体で3・6兆円だったが、高齢化の進展で09年度は7・7兆円になった。このうち1割は利用者が負担、残りを公費と40歳以上が払う保険料で折半しており、仕組みが変わらない限り、保険料は上がり続ける。
 高齢者が多いほど保険料は高いのが普通だが、十和田市は高齢化率が約24%で県内40自治体の下から7番目。それなのに保険料が高いのは、特養など公的施設に入れない高齢者の受け皿として民間施設開設が相次いだためだ。市内には民間高齢者住宅、有料老人ホームが11施設あり、5施設が建設中。民間施設は訪問介護サービスを利用することが多く、コストがかかる。
 民間施設の増加で、十和田市では介護認定を受けた人のサービス受給率が95%と全国平均の81・5%を大きく上回る。施設数が追いつかず、なかなか介護を受けられない首都圏に比べ高齢者の安心感は大きいが、民間施設の利用には重い負担への覚悟も必要だ。

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


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 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
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         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

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