0916-592号 免疫の不思議 [kensa-ML NEWS 【特集】]
今日は神戸大学医学部保健学科1回生の方々が見学実習に一日来られました。昨年、新しい試みとしてスタートしたこのイベントですが、もう一年経ってしまったのかと感慨深く思ったり、昨年来られた学生さんたちはどうしているのだろうと思ったりしておりました。しかし目がキラキラしていますね。こちらも非常に刺激を受けると同時に、この人たちに良い道を残せるようにと改めて気が引き締まる思いの一日でした。
さて朝晩はすっかり秋めいてきたこの頃ですが、急に冷え込んできたので体調を崩される方も多いのではないでしょうか?ひと雨ごとにますます秋が深まってきますね。この季節、衣替えの時期でもありますが、まだまだ日中は暑いので、非常にタイミングが難しいですね。もう少ししたら中秋の名月。秋の夜長を楽しみたいものですが、10月は特に色々とやるべきことが多く、悩める秋になりそうです。今日は季節感漂う内容の天声人語をまずご紹介します。
天声人語 朝日新聞コラム 9/16 http://www.asahi.com/paper/column.html
駅への途中にあるお宅の、道路にまでしだれている萩に、紫の花がつき始めた。きのうの朝は、その葉が雨滴をのせて光っていた。夜の雨は、猛暑でほてりにほてったものみなを、静かに冷ますように降った▼「けさの秋」という季語がある。もう夏のものとは思われない気配に、ふと気づく朝をいう。例年ならお盆過ぎだろうが、今年は遅かった。東京だと、それはきのうだったようだ。身を潜めていた秋が急に姿を見せたような空気になった
▼青春から朱夏をすぎて、秋は白秋。〈秋野(しゅうや)明らかにして秋風(しゅうふう)白し〉の一節が中国唐代の詩人、李賀にある。その秋風を、日本では「色なき風」と表した。夏の湿気が払われて、透き通って寂(さ)びていく景色。もともと風に色はないが、そこに「色なき」を見るセンスに頭が下がる
▼白雲愁色の季節でもある。〈明月帰らず碧海(へきかい)に沈み 白雲愁色蒼梧(そうご)に満つ〉は、遣唐使だった阿倍仲麻呂の「死」を李白が悼んだ一節だ。仲麻呂は帰国の船が難破して沈んだと思われたが、今のベトナムに漂着し、唐に戻って異土で没した
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さて秋とは全く関係のない話ですが、もう一編コラムをご紹介します。
私が週末ごとに楽しんでいる少年野球なのですが、うちのチームはやんちゃな子もいますが記事に書いてあるような「感情のコントロールが出来ない」『コミュニケーション能力不足」「規範意識の欠如」という子はいません。これは団体競技といったスポーツをしているせいなのか、元々の親御さんのしつけが行き届いているのか、それは分かりませんが、一番監督やコーチがうるさく言ってきたことに、「礼儀作法」というものがあります。勿論礼儀作法の中に挨拶も含まれる訳で、近頃はうちのチームは「野球だけではなくマナーも良い」と周りのチームからもっぱらの評価を受けています。人間関係の始まりは挨拶から始まるとも言われますので、このあたり、学校でもしっかりと指導すべきなのではないかとも感じます。しかしその前にもっと大切なことは、大人が「礼儀作法」をきちんと出来ていないことには話になりません。模範となるべき大人のマナーが問われているとも思います。 「子供は親の育てたようにしか育たない」です。
余録:増える小学生暴力 毎日新聞コラム 9/16 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
「やんちゃ」とは小さな子がだだをこねて無理を言ったり、わがまま勝手な振る舞いをするさまだ。それをかわいいと見る意味合いもふくんでいる。で、近年はもっと年上の世代の「若気のいたり」といった意味で使われることも多い
▲青少年の反社会的な非行はどの国でもだいたい17~18歳がピークで、20歳代に入ると急に減るという。増え出すのはだいたい13歳ぐらいからというのが常識である。この時期の不行跡を「やんちゃ」などと、ちょっと大目に見てきたところもある今までの大人社会だ
▲だが驚くのは昨今の暴力行為の低年齢化である。文部科学省によると、昨年度の全国の小中高校生の暴力行為は過去最多の6万913件だったが、高校では減っている。急増したのは小中学校で、とくに小学校の加害児童数は06年度と比べ各学年とも約2倍になった
▲全体としてかつての荒れる学校のような集団による器物破損などは減っている。これに対し教師への乱暴など、個人による衝動的な暴力が増えているのが近年の傾向だ。つまりはキレる子供らが低年齢化しているのである
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さてメインニュースに移ります。本日は「免疫」について非常に面白い記事が二篇ありましたのでご紹介します。
常々このメールニュースでもお話していますように、これからの医療は「免疫」に今よりもさらにスポットが当たると私は思います。やはり人間が元来持つ自身の免疫力をいかに高めるか?ということが、どのような疾患、症状に対しても最重要課題になるといっても過言でないと思います。
一篇目の「HOZOT」については私自身全くのノーマークでした。2006年の段階で、既に発見され研究が進められていたのですね。2006年に出された記事と、最新情報についてご紹介します。
【林原生物化学研究所】新たな制御性T細胞を発見‐抗癌・免疫抑制作用を併せ持つ 薬事日報 2006/12/18
http://www.yakuji.co.jp/entry1867.html
林原生物化学研究所(社長林原健氏)は、抗癌作用と免疫抑制作用を併せ持つ新規の制御性T細胞を世界で初めて発見した。「HOZOT」(ホゾティ)と名付け、その用途などについて特許出願中だ。
「HOZOT」は、ヒト臍帯血の細胞を培養する実験で、増殖因子を添加しなくても増殖するヒト血液細胞として見出されたもの。その生理活性について調べた結果、癌細胞などへの細胞障害活性を持ちながら、従来の制御性T細胞と同様の免疫抑制活性も併せ持っていることが分かった。
細胞障害活性については、臍帯血細胞の増殖を助けるために支持細胞として用いたところ、マウスの間質細胞を殺しながら増殖する現象が見られている。そこで、各種の癌細胞への作用についてin vitroで調べられた結果、HOZOTと癌細胞の4対1の共存で、ヒトメラノーマ細胞で約33%、ヒト大腸癌細胞で約91%を死滅させるという非常に強い細胞障害活性が認められている。
一方、「HOZOT」は、細胞表面抗原の解析から、「CD4+CD25+T細胞」として知られている制御性T細胞の一種と考えられている。そこで、免疫を過剰に活性化する働きを持つヘルパーT細胞に対して抑制作用を発揮するかについて、in vitroで調べた結果、ヘルパーT細胞の増殖を対照の約10分の1に抑制することが分かった。
さらに、既知の制御性T細胞との違いを調べたところ、炎症を抑える生理活性物質として知られるIL‐10を産生する能力が非常に高いことも確認されている。
抗癌治療への制御性T細胞の応用としては、モノクローナル抗体を投与して制御性T細胞の機能を弱め、自己免疫反応を高める方法などが検討されているところだが、「HOZOT」は、細胞障害活性も持ちながら、かつ免疫反応を抑える働きを持っていることから、各種の臨床応用が期待されている。林原生物化学研究所では、癌をはじめ、自己免疫疾患やアレルギー疾患、臓器移植後の拒絶反応の抑制など、各種疾患の治療応用に向けて、今後さらに研究を進めて行く予定だ。
既に、新規の制御性T細胞とその用途などに関しては特許出願しており、研究成果は11月13日に大阪で開催された日本免疫学会で発表された。
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免疫細胞:がん死滅を確認 臍帯血から作成 毎日新聞 9/16
http://mainichi.jp/select/science/news/20100916k0000e040016000c.html
ヒトのへその緒にある臍帯血(さいたいけつ)をもとに作成した免疫細胞が、がん細胞の中に入り込んで内部から細胞を死滅させたと林原生物化学研究所(岡山市)が15日発表した。こうした現象が確認されたのは世界で初めて。新たながん治療法の開発が期待されるという。
この免疫細胞は2006年に同研究所が発見し「HOZOT(ホゾティ)」と名付けた。研究で、ヒトのがん細胞とHOZOTをまぜたところ、HOZOTががん細胞に近づき、侵入。その後、約2~4時間で徐々にHOZOTが死滅し始め、同時にがん細胞の生存率も低下した。死滅したHOZOTから細胞を死に至らせる物質が漏れ、がん細胞の構造を壊すのが原因とみられる。正常な細胞には侵入しなかっ
た。
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血液細胞侵入でがん死滅 岡山・林原生化研が世界初確認 山陽新聞 9/16
http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2010091523524020/
林原(岡山市北区下石井)グループの林原生物化学研究所(同)は15日、血液細胞が、がん細胞に侵入し死滅させる現象を世界で初めて確認した、と発表した。新たながん治療につながる可能性があり、22日から大阪市内で開かれる日本癌(がん)学会で発表する。
血液細胞は、同研究所が2006年に発見し「HOZOT(ホゾティ)」と名付けた免疫細胞のT細胞。ヒトの臍(さい)帯血の白血球から独自技術で培養する。
同研究所基礎細胞研究部門の竹内誠人主任研究員によると、ホゾティは積極的にがん細胞に近づき、内部に侵入。ホゾティが死んでいく際、細胞にダメージを与える数種類のタンパク質を放出し、がん細胞を死滅させる。
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さて本日最後のニュースは、非常に興味深いというか記事そのものでかなりの勉強が出来るというか、お得感のある記事内容です。非常に分かりやすく免疫機序や最新情報について網羅されています。とにかくじっくりとお読みください。
【読売新聞社 2010/09/16】
京都大学 品川セミナー 免疫の不思議―なぜ免疫の病気は先進国で増えているのだろう―
http://osaka.yomiuri.co.jp/university/shinagawa/si100916a.htm
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再生医療というのは壊れた臓器を再生し、治療につなげることだが、免疫が自分の体を攻撃する病気では、何をターゲットにするかが重要になる。
例えば、1型糖尿病はインスリンを作る膵臓(すいぞう)の細胞がリンパ球によって壊される。膵臓の細胞を再生しても、すぐそばからリンパ球が壊すわけだから、ターゲットにすべきは膵臓ではなくリンパ球だ。関節リウマチも同じで、変形した骨や軟骨をいくら再生しても根本的な治療にはならない。リンパ球とは、体内を網の目に走るリンパ管や血液中を流れる免疫細胞で、二つに大別できる。一つは心臓の上にある胸腺で作られるT細胞で、もう一つは骨髄で作られるB細胞だ。
病原体から体を守ってくれるが、自分の体を壊す自己免疫病を起こしたり、毒物でも何でもない花粉に反応して炎症を起こす花粉アレルギーの原因になったりもする。人の腸には腸内細菌がたくさんいて通常は共存するが、免疫が細菌に反応して腸炎を起こし、毎日下痢になる病気もある。
自己免疫病には、糖尿病や関節リウマチのほか、脳の神経が壊れる多発性硬化症や、甲状腺の組織が侵される甲状腺炎とバセドー病などいろんな病気がある。重要なのは、人口の約5%が何らかの自己免疫病にかかっているほど頻度が高いということだ。
モナリザの指をよく見ると、関節リウマチの人のように関節が腫れている。ルノワールは関節リウマチがひどくなって指が変形し、亡くなる直前には筆が握れないため包帯で指に巻き付けて描いていた。こういう病気は決してまれではない。
自己免疫病のカギ握る「制御性T細胞」
それでは、免疫はなぜ自分の体に反応せず、どういう状況で自分と反応して病気になるのだろうか。現在の免疫学には、三つの考え方がある。一つは自分に反応するリンパ球が出てきても、すぐに壊されて排除されるというもの。二つ目は、自分を認識するリンパ球はいるが、反応しないように不活化されるという説。三つ目は、誰の体にも自分に反応するリンパ球がいるが、悪いことをしないように別のリンパ球が抑えているという考え方だ。
このうち、最近は三つ目の考え方が注目されている。ある時は自分に反応して悪いことをするかも知れないが、自分の体から生じた"自分もどき"のがんをやっつけるなら、そういうリンパ球もいた方がいいからだ。あまりに悪いことをするなら抑えるが、体にいい行いをすれば抑えるのを緩める、というバランスをうまく保っているという考え方だ。
三つ目の説を証明するため、自分に反応して病気を起こすリンパ球を抑え込む「制御性T細胞」というリンパ球を取り除くと、自己免疫病が起きるはずだと考え、マウスを使った実験を始めた。すると、甲状腺炎や胃炎、1型糖尿病、炎症性腸疾患、関節リウマチといった病気が実際に起きることが分かった。逆に、制御性T細胞を補えば、いろんな自己免疫病を抑えられることも確かめられた。
病気の原因を考える際には、この制御性T細胞と、自分の体を攻撃する「自己反応性T細胞」のバランスが重要だと明らかになった。健康な人も自己免疫病を起こすリンパ球を持っているが、うまくコントロールされている。しかし、遺伝的、環境的な影響でバランスが崩れると自己免疫病が起きる。逆に、バランスを是正すれば自己免疫病の治療や予防が可能になること分かり始めた。
制御性T細胞の重要性を示す証拠になったのは、自己免疫病、アレルギー、炎症性腸疾患がすべて現れる「IPEX症候群」と呼ばれる希少疾患だ。「Foxp3」というたった一つの遺伝子異常で起きる。この遺伝子は制御性T細胞で特異的に働き、変異が制御性T細胞の機能異常を引き起こすことを発見した。マウスの普通のリンパ球にこの遺伝子を組み込むと、制御性T細胞に変えることができ、遺伝子治療への応用も可能になることが分かった。
先進国で増える自己免疫病
先進国では、感染症が減少する一方で、自己免疫病やアレルギーの増加がみられる。フランス免疫学者による2002年の報告では、はしか、おたふく風邪、結核、A型肝炎といった感染症は減っているが、自己免疫病の1型糖尿病や多発性硬化症のほか、ぜんそく、アレルギーも増えていることが分かった。特にスウェーデンやノルウェーは傾向がはっきりしていた。日本でも、最近は花粉症になる子どもが多いが、私が子どもの頃は花粉症の同級生はいなかった。
こうした逆相関は何を意味するのか。衛生的な先進国で免疫病が起きやすくなる現象は「衛生仮説」と言われる。理由はよく分かっていないが、筋肉を使わなければ細くなるのと同じで、制御性T細胞の力だって弱まってくるのだろう。
ひと昔の子どもたちはしょっちゅう風邪をひいて青っ鼻を垂れ、小学校に上がる前までにほとんどの感染症にかかっていたが、こういう状況はある意味では重要なことかも知れない。今はちょっと風邪をひくとすぐに抗生物質を飲むが、これが本当にいいのかどうかはなかなか難しい問題。
我々の体は、石器時代の環境に合うようにできているのではないか、とも思う。今や衛生的な環境になったが、体そのものは石器時代からそんなに変わったわけではないのだから。
がんと免疫
次にがんについて触れる。自分の体から生じたがん細胞に反応するリンパ球の半数は、異常な細胞ではなく、正常な細胞を認識して攻撃する。つまり、がんに対する免疫反応は、自己免疫反応の一部だという考え方が成り立つ。制御性T細胞は、自己免疫病が起きないようにするが、同時にがんに対する免疫も抑えていることになる。
実際に、マウスにがんを植え付ける実験で確かめたところ、正常なマウスではがんがどんどん大きくなって死んでしまったが、制御性T細胞を除いたマウスではがんが小さくなった。詳しく調べると、制御性T細胞は通常、リンパ節に約10%含まれているが、がんの中には多数存在していることが分かった。がんを攻撃するリンパ球以上に、抑えるリンパ球が集まるので、うまくがんを攻撃できないわけだ。
制御性T細胞を壊す抗体を投与すると、攻撃するリンパ球が増えた。このように、自己免疫病の理解は、自分もどきのがんに対する治療につながる。がん細胞は自分もどきなので、正常な自分の組織も若干壊れるぐらい強い免疫反応がないと、免疫だけでがんを治すのは無理だろう。言わば「肉を切らせて骨を断つ」ということだ。
臓器移植と免疫
臓器移植も免疫と深いかかわりがある。自分でない臓器を入れるため、免疫が排除しようとする拒絶反応が問題になるからだ。例えば、白いマウスに黒いマウスの皮膚を移植すると1か月以内にすべて拒絶される。ところが、白いマウスの制御性T細胞を投与すると、ほとんどのマウスに拒絶反応が起きなくなった。他者の臓器を排除しようとする免疫細胞の働きを抑えたわけだ。
つまり、免疫抑制剤を使わなくても、制御性T細胞を増やせば臓器が拒絶されなくなる。実際に、人でも免疫抑制剤を使わずに臓器移植がうまくいった症例もある。
今の医療では免疫抑制剤を使うのが標準だが、副作用がある。免疫をすべて抑えるために感染症が起きたり、長期間使っているとがんが生じたりすることもある。今後は、制御性T細胞を増やすことで、免疫抑制剤を使わなくても拒絶反応を起こさない移植が可能になると期待している。
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PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い
遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか?
筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
宜しくお願いいたします。 http://enigata.com/index.html
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NHO神戸医療センター
臨床検査技師長
新井 浩司
好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。
免疫の仕組みが医学的に解明されるのはいったいいつになるんでしょうね
検疫のシステムが広く解明されれば70%の病気が治るそうですね
そう簡単にわかるといろいろな社会的問題が出てくるので 一概に喜べませんが
by エコピーマン (2010-09-17 12:50)
エコピーマン さん
コメント有難うございます。
恐らくここ十年で飛躍的に進歩することでしょう。また臨床検査の世界もここ数年で大きく変革する情報も入ってきていますので、患者主体の医療をさらに展開できるようになるでしょうね。
by Koji (2010-09-19 00:26)