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0915-591号 人種で異なる遺伝子異常 [kensa-ML NEWS 【情報】]


 昨晩の検査当直はなかなかのものでした。夕方からほぼ真夜中までひっきりなしに検査をしていたような気がします。シャワーを浴びることが出来たのは午前三時過ぎ。それから朝までまとめものをしていたので、ほぼ徹夜(30分くらいは仮眠取りました)となりました。少々頭が重たいもので今日は軽めの記事となりますが、ご勘弁ください。しかし心地良い疲れですね。私自身は現場に出る機会は殆ど当直業務のみといった状況ですので、この時とばかり検査を堪能しちゃいますが、周りのスタッフからは「ドM の変態」と思われているかもしれません。(--;

 さて昨晩、仕事の合間にニュースを見ていると、ほぼ100%民主党代表選挙の話題でした。国会議員と国民との距離を改めて露呈したような感がありますが、演説の中でやはり一番印象に残ったのは「私には夢がある」という言葉。この「夢」は、理念に基づいているものか、理想に基づいているものか、そのあたりは今後の動向を見ていれば一目瞭然でしょうね。いずれにしても「国民のための政治」を実践してもらいたいものです。


正平調 神戸新聞コラム 9/15
 
http://www.kobe-np.co.jp/seihei/0003437441.shtml
 これを「民意」と呼んでもいいだろう。民主党代表選で菅直人氏が大差で再選された。小沢一郎氏の追い上げも、一人一人の地方の党員・サポーターの心を動かすには至らなかった◆国会議員の支持では当初、「小沢氏優位」が伝えられた。一方、世論調査では菅氏が終始、リードした。永田町と、地方や一般市民の乖離(かいり)が浮き彫りになったが、最後は世論が、国会議員も含め「菅氏支持」の流れを決めたといえる◆こわもての小沢氏が言葉を尽くした演説に、「説得力がある」との声も聞かれた。しかし、結局は「政治とカネ」に反発する市民感覚が反映されたとみていい◆ただ、この14日間、代表選は何かと話題の中心だった。メディアの影響もあろう。大人だけでなく、小学生までが両氏の力量を“品定め”した。ふだんよりも国政が身近に感じられたことは確かだ
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 少子高齢化と呼ばれて久しい本邦の状況ですが、お年寄りや高齢者と呼ぶには、まだまだ若々しい方が多いですね。その昔、私が二十代だった頃、四十代の方はかなり「おっさん」「おばさん」に思えたものですが、実際に自分がその年になってみると、全く実感はありません。しかしまだまだ若いもんには負けん!なんて言ったら、ほんまもんのおっさんですね。でも、好齢者の知恵は日本の財産です。


特集ワイド:「老」に定義なし 目指せ“好”齢者 毎日新聞 9/14
 
http://mainichi.jp/life/today/news/20100914dde012100008000c.html
 20日は「敬老の日」。お年寄りを敬い大切にする日だが、一方で、高齢者の所在不明も問題になっている。「老」の字に抵抗を覚える向きもあるが、そもそも老いるとはどういうことだろう? 老いについて考えてみた。【小松やしほ、山寺香】
◇生物学的には学者の数だけ説 「規格」は今や崩壊
 「敬老の日」の発祥の地は兵庫県野間谷村(現・多可町)である。1947年、当時の門脇政夫村長が「日ごろの苦労を癒やしてもらい、お年寄りの知恵を大切に、村づくりをしていこう」と、農閑期の9月15日に村主催の敬老会を催し「としよりの日」としたのが始まりだ。その後、門脇村長らの働きかけで66年、「敬老の日」として国民の祝日になった。ハッピーマンデー法により03年から、9月第3月曜日になった。
 「敬老」に抵抗感を抱く人もいる。知人の女性(64)は、孫の運動会で敬老席に案内され「おばあちゃん扱い」と怒ったという。ちなみに、野間谷村での最初の敬老会に招待されたのは55歳以上だった。
 世界保健機関(WHO)の定義では高齢者とは65歳以上のこと。とはいえ、昨日までは64歳だったのに、誕生日を迎えた今日から「高齢者=老人」と言われても、ピンとこないだろう。生物学的な「高齢者」の定義はあるのか。
 創薬研究を行っているジーンケア研究所元副所長で「細胞寿命を乗り越える」(岩波科学ライブラリー)などの著書があるサイエンスライターの杉本正信さんによると「老いとは、加齢とともに、特に生殖期以降、肉体的、精神的に衰えること」。杉本さんは老いの原因について「細胞の機能の衰え」を挙げる。私たちは生きている間、細胞分裂を繰り返している。分裂するたびに、テロメアと呼ばれる染色体の端部分が短くなり、ある長さに近づくと細胞は分裂できなくなり、やがては死ぬ。この危機的状況をうまく利用してがん細胞に移行するものもある。高齢者にがんが多いのは、その確率が高いからである。
 「なぜ老化するのかは、学者の数だけ学説があるともいえる」という東京都健康長寿医療センター研究所老化制御研究チーム研究部長の田中雅嗣さんは「細胞の老化にはミトコンドリアが関係している」という説を唱える。「テロメアは酸化的ストレスで短くなる。その酸化的ストレスの大本がミトコンドリアだと考えています」
 ミトコンドリアは細胞内の小器官の一つで、酸素を使い体内のエネルギー通貨と呼ばれる物質アデノシン三リン酸(ATP)をつくり出すため、ミトコンドリアからは酸素がもれやすくなる。もれた酸素が鉄と結びつき活性酸素となり、細胞のたんぱく質や脂質、テロメアを攻撃する。「細胞にさびができるようなもの。女性は貧血気味で体内の鉄分が少なく酸化的ストレスも少ないので、男性の方が老化が早い、とも言われています」
 人が老い始めることについて、杉本さんは「閉経が老化への大きな節目」という。閉経は女性だけだが「生殖を終えた後」という解釈で、男女ともに45~50歳から老化が始まる。「昔は老化という考えはなかった。野生動物は肉体的に衰えれば命を落としやすくなる。つまり老化する暇もなく、死に至る。人間も同じ。老化は文明の進歩によって、クローズアップされてきた問題なのです」
 田中さんも「遺伝子的に考えれば、生物は次の世代を残せば、個体としては消えてなくなってもいいのです。生殖をしなくなってからの期間(後生殖期)が長いのが人間の特徴」と話す。
 それはなぜか。「おばあちゃん仮説」というのがある。子育て期間が長いヒトの場合、娘が出産の際に死んでも、おばあちゃんが健在であれば孫を育てられる。また、長老の知恵により群れ全体の生存が可能になる。こうして子孫の繁栄に貢献するため、長寿の遺伝子が選択されたという考えだ。
 田中さんは「老化現象が表れてくる60歳ぐらいまでは、遺伝子の『保証期間』。その後の『保証期間外』をいかに上手に生きるかが老後」と言う。
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 中高年ということでもう一題。

 健康志向、エコブームで加速した感のある「自転車ブーム」ですが、私も少し前まではチャリンコであちらこちらと徘徊するのが楽しみでした。この数年は野球小僧と戯れるのが一番の楽しみとなっていますので、チャリンコは封印していますが、封印が解除した後は楽しもうと思っています。記事にもありますように、夫婦でツーリングなんて羨ましいなぁと思いますが、私の場合、走り出すと百キロ近く走り込んでしまいますので、家内には敬遠されるかも。何でも程々が良いようで・・・


風を感じて自転車ツアー 中高年に健康志向 読売新聞 9/15
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=30863
 健康志向やエコブームなどの影響で、自転車の旅を楽しむ中高年が目立っている。のんびりと風景を楽しめ、壮快な気分や達成感を味わえるのが魅力のようだ。行楽シーズンを前に、自転車で参加するツアーも人気を集めている。
 奈良県生駒市の木島敏宏さん(69)、妻の郁子さん(67)は、夫婦で自転車旅を楽しんでいる。この夏も、熊本県を自転車で旅する2泊3日のツアーに参加し、阿蘇山周辺から熊本城までの約40キロを10人ほどで快走した。
 木島さん夫妻は健康増進を目的に、4年ほど前から自宅周辺の寺社や公園を自転車で回っており、1日に20~30キロ走ることも。「自転車旅は体力を使うが、のんびりと景色を見ながら風を受けて走るのが楽しい」と口をそろえる。来年には富士五湖巡りの旅を計画中だ。
 夫妻が利用したのは、初心者も参加できる自転車旅専門の旅行会社「サイクリングツアーズジャパン」(奈良市)。昨年11月から自転車のツアーを企画しており、これまでに、のべ300人が参加した。
 瀬戸内海の絶景を楽しみながら、愛媛県から広島県までの約70キロを走る「しまなみ海道」ツアー、京都、奈良の寺社などを訪ねる「古都めぐり」ツアーなどが人気で、大半が1泊2日。現地まで参加者の自転車をトラックや飛行機で搬送し、宿泊、食事付きで料金は1人2万円~7万円ほど。参加者の約7割が60歳以上で、東京や神奈川などから参加する人もいるという。
 ただ、自転車旅は安全への配慮が必須だ。同社では、自転車の整備方法などの講習会を事前に行っているほか、走行中はインストラクターや支援車が随行し、パンクやけがなど急なトラブルに対処するという。
 一方、自転車旅を企画する一般の旅行会社も目立ってきた。「クラブツーリズム」(東京)では昨年9月から、自転車ツアーを始めた。東京の山手線に沿って1周したり、富士山のすそ野を巡ったりするツアーを販売しており、日帰りもある。やはり、中高年の参加が目立つという。
 このほか、レンタサイクルも手がける「京都サイクリングツアープロジェクト」(京都)では、京都市内の観光を散歩感覚で楽しめるガイド付き自転車ツアーが人気を集めている。
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 さてここからは医療関連ニュースに移ります。

 先日から頻回に話題提供している「ホメオパシー」ですが、騒動の発端ともなった訴訟により、全国的な実態が明らかになり、それに対する対抗措置ともいえる今回の指針改定ですね。ビタミンKと言えば我々の臨床検査と切っても切れないものであり、そのような内容のものを補足しておきます。なお凝固系は非常に奥深く、一言では言いきれませんので、ここではビタミンK依存因子のみの補足とさせていただきます。

凝固因子とは?
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%87%9D%E5%9B%BA%E3%83%BB%E7%B7%9A%E6%BA%B6%E7%B3%BB
 凝固系(血液凝固因子)とは出血を止めるために生体が血液を凝固させる一連の分子の作用系であり、そうして固まった血栓を溶かして分解するのが線溶系(線維素溶解系)である。

ビタミンK依存因子とは?
 
http://www.chugokuh.rofuku.go.jp/kensa/blood/coag98/coag98.html
 凝固因子のほとんどは肝臓で合成されますが、その中でもプロトロンビン(第Ⅱ因子)、 第Ⅶ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子はビタミンKの働きを受けてはじめて凝固活性をもつ 正常因子になります。これらの因子をビタミンK依存因子とよんでいます。 血栓予防薬のワーファリンは、このビタミンKの働きを邪魔することで 凝固活性をコントロールします。
 ところがこのビタミンK依存因子は、ビタミンKがなくても合成が進み、 いわば出来損ないの凝固因子ができます。これを称してPIVKA(ピブカ)といいます。 この出来損ない因子のPIVKAは、正常の活性型因子に拮抗して邪魔をします。


新生児脳出血予防:指針改定、ビタミンK投与増やす 3カ月まで週1回--小児科学会 毎日新聞 9/15
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100915ddm012040017000c.html
 新生児の脳出血などを予防するためのビタミンK投与について、日本小児科学会は、投与期間の延長と回数を増やすため、「生後1カ月までに3回」とする現在の指針を「生後3カ月まで週1回」と改定した。新投与法では発症例がないことが分かったためで、助産院や自宅で出産した場合でも適用するよう求めている。
 ビタミンKは母乳にはあまり含まれず、乳児は不足しがちだ。学会によると、80年ごろには主に母乳で育つ乳児1700人に1人が脳や消化管から出血するビタミンK欠乏性出血症を発症し、死亡することもあった。
 ビタミンK2シロップ(2ミリグラム)を1カ月検診までに3回投与する予防法が普及し、発症率が10分の1以下に減った今でも年に少なくとも十数人が発症しているとみられる。だが、欧州の研究で、毎日か週1回投与している場合、発症例がないことが分かった。
 新指針では、生後すぐと退院前に1回ずつシロップを飲ませ、その後は3カ月まで毎週1回投与することを推奨。粉ミルクなど人工栄養の場合は、1カ月以降は与えなくてもよいとした。ただし、シロップ投与のために通院しなければならず、自宅に持ち帰れる製剤が認可されるまでは旧指針を適用する。指針改定にかかわった白幡聡・北九州八幡東病院長は「この病気はほぼ完全に防げる」と話す。

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 さて本日のメインニュースに移ります。

 近年の科学進歩により、多くの疾患に関する発生原因などが解明されてきています。またオーダーメード医療をはじめとする、患者個々に応じた医療を展開するためには遺伝子解析を含めた最新技術導入が不可欠であることは、皆さんもご存じのことと思います。本日のニュースは肺がんに関連する遺伝子異常についてのものですが、EGFR(上皮成長因子受容体)とか、K-RAS遺伝子とか、聞いたことはあるけど詳しくは知らないといった方もおられるかと思います。既にご存じの方は釈迦に説法ですが、私同様詳しくは知らないやーという方は、抗がん剤などとの関連性について少しだけ理解できるかもしれません。本文に移る前に簡単な説明を加えておきます(一部引用していますので詳しくはサイトの方をご覧ください)。

上皮成長因子受容体
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E7%9A%AE%E6%88%90%E9%95%B7%E5%9B%A0%E5%AD%90%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93
 上皮成長因子受容体(Epidermal Growth Factor Receptor; EGFR)は、細胞の増殖や成長を制御する上皮成長因子 (EGF) を認識し、シグナル伝達を行う受容体である。チロシンキナーゼ型受容体で、細胞膜を貫通して存在する分子量170 kDa(キロダルトン)の糖タンパクである。HER1、ErbB1とも呼ばれる。
 EGFRの発現は上皮系、間葉系、神経系起源の多様な細胞でみられる。細胞膜上にあるこの受容体に上皮成長因子(EGF) が結合すると、受容体は活性化し、細胞を分化、増殖させる。正常組織において細胞の分化、発達、増殖、維持の調節に重要な役割を演じているが、このEGFRに遺伝子増幅や遺伝子変異、構造変化が起きると、発癌、および癌の増殖、浸潤、転移などに関与するようになる。
悪性腫瘍におけるEGFR:過剰発現
 EGFRはさまざまな悪性腫瘍で過剰発現がみられる。腎癌の50-90%、非小細胞肺癌の40-80%、前立腺癌の40-80%、頭頸部癌の36-100%、卵巣癌の35-70%、胃癌の33-74%、大腸癌の25-77%、乳癌の14-91%等で過剰発現がみられる[20]。癌のEGFR過剰発現は予後不良因子である。
抗EGFR抗体: セツキシマブ(Cetuximab、開発コード名C225、商品名ErbituxR)はEGFRのリガンド結合部位に結合し、EGFRの活性化、二量体化を阻害するモノクローナル抗体である。変異のないEGFRにも有効であり、大腸癌等で使用される(日本では2008年7月に“EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌の治療薬”として承認)。マツツマブ(Matuzumab、開発コード名EMD72000)も同様の抗EGFRモノクローナル抗体である。臨床試験が進行中である。

K-ras遺伝子とは
 
http://www.falco-genetics.com/gene_analysis/clin_gene/kras.html
 K-ras遺伝子は、正常細胞では細胞増殖を進めるアクセルとしての機能を持っていますが、K-ras遺伝子に変異が起こるとそのアクセルが恒常的に働き、がん化(大腸がん、肺がん、膵がんなど)に進むと考えられています。特に大腸がんでは約40%の症例において遺伝子変異が検出されます。

K-ras遺伝子変異とセツキシマブ
 抗EGFR (上皮成長因子受容体)抗体薬であるセツキシマブ(商品名:アービタックスR)は、「EGFR陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」を適応とした新規治療薬として2008年9月に承認されました。最近の研究により、K-ras 遺伝子変異陽性例ではセツキシマブの効果が期待できないことが示されており、 K-ras遺伝子変異は本剤の効果を予測する有力なバイオマーカーとして期待されています。
 セツキシマブによりEGFのEGFRへの結合がブロックされ、細胞増殖のシグナル伝達を遮断することにより、抗がん剤としての効果を発揮します。しかし、下流のK-ras遺伝子に変異があれば、セツキシマブによるブロックに関り無く、下流のシグナルが恒常的に活性化し、細胞増殖(がん化)が進むと考えられています。


【毎日新聞社サイエンス 2010/09/15】
 Dr.中川のがんから死生をみつめる:/74 人種で異なる遺伝子異常
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100915ddm013070175000c.html
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 芸能リポーターの梨元勝さんは、たばこを吸いませんでしたが、肺がんで亡くなりました。欧米では、肺がんの原因の9割がたばこと言われる一方、日本では、たばこを吸わなくても肺がんになる人が少なくありません。人種による遺伝子の違いがあるためです。
 がんの原因は、細胞の増殖をコントロールしているたんぱく質に異常が起き、細胞が際限なく増え続けてしまうことです。細胞増殖にかかわるたんぱく質の一つに「EGFR」というたんぱく質があります。EGFRは「上皮成長因子受容体」の略称で、細胞の表面に存在します。このたんぱく質に「増殖因子」が結合するとスイッチがオンになり、EGFRからの信号が細胞の核に伝えられ、細胞増殖が始まります。
 しかし、一部の肺がんでは、EGFRを作る遺伝子に異常が起き、増殖因子が結合しなくても、EGFRのスイッチが常にオンになります。このため、EGFRからの指令が常に出続け、異常な細胞増殖が起き、肺がんができるのです。
 欧米人には、アルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」を解毒する酵素の遺伝子の異常がないため、お酒で顔が赤くなる人はまずいません。日本人の3~4割は「部分欠損型」のため、顔が赤くなります。こうした人が深酒すると発がんの危険が高まります。
 同じように、EGFR遺伝子の異常は、欧米人の肺がん患者では1割くらいにしかいませんが、日本人では肺がんのおよそ3~4割にEGFR遺伝子の異常がみられ、これが発がんの原因となっています。EGFR遺伝子の異常は、日本人をはじめとするアジア人に多いほか、女性、そして肺がんの中でも「腺がん」の患者に多くみられます。たばこを吸わないのに肺がんになった人の多くで、EGFR遺伝子の異常が関係していると考えられます。
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Azumino_Kaku

こんばんは、今日は涼しくて身体が楽でした。
自転車の旅は良いものですね。
気候に左右されたり、クルマにまみれたり、厳しい面もありますが、達成感も、なかなかのものです。私も年をとっても続けたいと思っております。
今後ともよろしくお願いいたします。
by Azumino_Kaku (2010-09-15 22:51) 

Koji

ご来訪いただいた皆さん、いつもお世話になります。
有難うございました。

Azumino_Kaku さん
コメント有難うございました。
自転車で走っていると、夢中になれるというか、無心になれるというか、風との一体感がとても気持ちいいですね。私の場合、トレーニングを兼ねて走ることが多いので、それこそがむしゃらに走るばかり・・・でも走っている時は嫌なことは一切忘れて没頭できます。
今度再開する時にはもう少し余裕を持って走りたいと考えています。
by Koji (2010-09-16 18:39) 

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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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