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0830-579号 【情報】 命を削る:高騰する薬/中 「夢の治療」コスト重く [kensa-ML NEWS 【情報】]


 今日も蒸し暑いですね。こちら神戸では午前中に突然のにわか雨が降り、余計に蒸し暑くなってしまいました。今晩は検査当直ですので、帰りの蒸し暑さ?を感じることもなく快適なホスピタルライフ?を過ごしますが、明日期限の原稿があり、今宵はいつもの如くPCと一夜を共にします。(--;

 最近、あまり話題に挙げていませんでしたが、一昨日から少年野球は後半戦に突入。昨日は午前6時半に集合し、朝8時20分からリーグ戦の一試合目を行い、4回11対0でコールド勝。幸先の良いスタートとなりましたが、後半戦は現在のところ11大会が予定されています。さらに大会が増えることも予想されていますが、野球小僧たち、暑い夏に負けることもなく、非常に元気。昨日は珍しく公式試合一試合しか予定されておらず、小学校に帰っても本格的な練習をするスペースも無かったので、のんびりとした一日を過ごしました。野球小僧たちよりもむしろ監督、コーチ陣の方が疲れが溜まってきているようでしたので、良い休養になったかな?と思います。

 仕事の方と言えば、夏季休暇等もあり比較的のんびりとした一か月を送って来られた方も少なくないと思います。しかし明後日からはもう9月。のんびりとする時間もない状態が年末まで続きます。まだまだ残暑厳しき折ですので、皆さんもご自愛いただき、合間合間で気分転換を図りながら後半戦を頑張っていただきたいと思います。


 さて本日の社説、コラムのご紹介からまいります。

 電車の時間待ちをする際、プラットホームで過ごすことは日常茶飯、切っても切れない縁の如し・・・です。このプラットホームで過ごしているとき、非常に危険だなぁと思う光景が多々あります。注意深く観察をしていると安全だと思い込んでいる方が本当に多いことに気付かされます。

 私の場合、政策医療とか標準化とか十数年前より行ってきていることは何度か折に触れお話ししておりますが、そのことで関係者と思われる方々(匿名でお越しになりますので)から各種嫌がらせメールや自宅への無言電話、郵送によるお届けものなど妨害工作に遭ってきています。その中に「電車を待つ時にはプラットホームの先頭には立たないように・・・」などといった脅し文句もありましたので、念のため、この十数年は常に背中を意識しながら通勤などもしてきています。そのような危機感を持った意識で見ているものですから、プラットホームだけではなく街の中には危険が数え切れないほどあるということに改めて気付かされることが多いです。

 最近、自殺を含めた人身事故のニュースが慢性化してきている昨今ですが、個人主義だか何だか知りませんが、あまりにも他人への関心が低いと同時に公共の場といった意識の欠如は、世も末だなぁと感じてしまいます。たちの悪い酔っ払い親父についてはもう言語道断、命がけでお酒など飲まないでください。いや、飲まれているのかな?このお話しについては再掲することもないかな?とも思いましたが、念のため?以下をご覧ください。
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2010-06-29
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2010-04-30

 私は「心に安全柵を設ける」というよりも、やっぱり今基本的に欠如しているものを何とか子供たちに教育することの方が適切かな?と思います。

「見て分からないものは聞いても分からない」
「善悪の区別、人に迷惑をかけない、嘘をつかない」


 もはや、荒廃した大人たちに期待するよりも未来の子供たちに期待しなければならないような危機的状態じゃないでしょうか?

 「識」「格」の無い大人の方々には、正直言って無理な話だと思います。


駅という公の場―ホームと心に安全柵を 朝日新聞社説 8/30
 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
 「駅のプラットホームは『急流に渡した一本橋』のように、いやそれ以上に危ない場所に見える」
 早くからそう警鐘を鳴らし、安全対策を訴え続けたのは、新幹線の生みの親の故・島秀雄さんだった。遺言はなかなか実現せぬまま、「橋」の犠牲者が続いている。
 先週は帰宅ラッシュの東京・京王線新宿駅で、77歳の大学学長が亡くなった。酔った男が並んでいた人の列にぶつかり、押し出されて到着した電車とホームとの間に挟まれた。痛ましい事故だった。
 国土交通省の調べでは、ホーム上で、あるいは線路に転落して列車に接触した死傷事故は、昨年度は193件。6年前の1.8倍にも増えている。近年は酔客の事故が目立つ。
 駅でとりわけ恐怖を感じているのが高齢者や障害者だ。昨年は東京の私鉄駅で、81歳の車いすの女性が傾斜したホームから転がり落ちる死亡事故も起きた。視覚障害者の事故も絶えない。
 橋には欄干があるように、ホームと線路を切り離すホームドアや、可動式の柵(さく)があれば、事故の多くは防げるはずだ。ところがその対策が、遅々として進まない。3月末時点で可動柵を設けているのは全国の308駅、ホームドアは141駅に過ぎない。
 都市圏では鉄道会社間の相互乗り入れが進む。車両の扉の位置がまちまちで、設計上、ホームドアを設けにくい路線がある。過密ダイヤの中、開閉の時間ロスも無視はできない。何より、一駅あたり数億円以上かかる投資も重荷になるという。
 利便性や速さの追求の陰で、安全が置いてきぼりになってはならない。政府や自治体、鉄道会社で知恵を出し合い、ホームの安全柵を増やす策を工夫するべきだろう。
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 もう一つ社説のご紹介。

 読者の方々から怒られたり、反発を買ったりすることを覚悟の上で書きますが、天下りが完全に悪いことだとは私は思いません。欠如しているのは、正当な評価基準の設定であったり、透明性の担保であったりと思うからです。もう少し平たい言い方をすると、能力のある方ならば、天下りであろうが何だろうが構わないんじゃないですか?その選別に際しきちんとした選別理由を示し、公に示すということをすれば良いんじゃないですか?公務員は悪だとか言う前に、きちんとした能力を判断判定したうえで評価すれば良いのではないですか?

 年功序列は悪だとかいうくせに、いざ能力評価を行いますよ!と言ったら本音のところ尻込みしてしまう方々が多いのはどういうことですか?私には全く理解できません。言っていることとやっていることに整合性を持たせてもらいたいものです。

 最初の話に戻りますが、適材適所を目指すのであれば、公務員だとか、天下りだとかの議論の前に、天下りをされた方々が本当に適材適所となっていたのか、いなかったのか、そこから議論を始めないと、いつまでたっても負のスパイラルです。


社説:公務員の出向 これでは失業対策だ 毎日新聞社説 8/30
 
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100830k0000m070099000c.html
 やはり事実上の天下りではないか。各府省の幹部職員を独立行政法人の役員や民間企業に出向させる人事が本格化しそうだ。再就職のあっせんを政府が禁じたためベテラン職員が滞留しており、出向という形で受け皿を作る狙いがある。
 行き場を失った幹部を救済する、あたかも失業対策のような交流人事が行われるとすれば、本来目的の逸脱である。特に独法への出向が無原則に広がれば、天下り規制は形骸(けいがい)化する。十分な監視が必要だ。
 強い行政の権限を持つ幹部公務員が政府系機関や民間企業に出向することは府省による統制を強めかねないとして、厳しく制限されてきた。その方針を変更したのが政府が6月に決めた「退職管理基本方針」だ。もともと政府は鳩山内閣の下で、公務員OBが役員を務める独法について、後任の役員は公募で選考することを決めていた。ところが、基本方針では現役幹部を出向させる場合、公募の対象外とした。
 さらに基本方針が官民人事交流の一層の推進を打ち出したことを受け、人事院は規則を改正。これまで認めていなかった各府省の所管関係にある民間企業への部長・審議官級幹部の出向を解禁した。
 政府が出向の大幅緩和に動いた背景には、天下りあっせんの禁止に伴い各府省の幹部人事が停滞し、40~50代の職員がだぶついている事情がある。政府は「出向の場合は、元の府省に戻る。このため退職金を2度もらう弊害はなくなる」として天下りと異なると強調している。
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 さてここからは医療関連ニュースのご紹介に移ります。まずはピンクリボン運動月間の話題から。

 乳がんでも何でもそうですが、病気から身を守るためには、早期発見・早期治療が有効だということに関しては異論が無いものと思ってきました。しかし早期発見することで無用な治療を余儀なくされることもあり、ケースバイケースだのような批判も最近耳にします。このことについて先日ブログでも取り上げたところですが、何だか負の屁理屈スパイラルだと私は感じていました。というのも、早期発見が悪であれば早期発見しなかったケースの転帰はどのようになったかとの議論は全くされないこともありましたので。やっぱり早期発見・早期治療が現代医学の大原則であることについては揺るぎのないものだと思います。

 今回、マンモグラフィーについて取り上げられていましたが、乳腺超音波検査については、さらに被験者に対し非侵襲性で診断精度の高いものなのですが、このことについては全く触れられていません。何故かな?と大きな疑問を抱きつつ記事を読んでおりました。またマンモグラフィーにしても超音波検査にしても、あくまでも存在診断であり統計学的な予測診断です。すなわち腫瘍が有るのか無いのか、という域を超え過ぎると誤解を招きます。あくまでも最終診断は細胞を採って調べる病理学的検査であること、このことをお忘れなき様に。


10月17日、全国どこでも乳がん検診 読売新聞 8/30
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=30011
 乳がんの早期発見を訴える「ピンクリボン運動」月間の10月に、第3日曜日を全国どこでも乳房のエックス線撮影(マンモグラフィー)検診のできる日にしようという取り組みが広がっている。名付けて「ジャパン・マンモグラフィー・サンデー(JMS)」。
 NPO法人「J.POSH」(大阪市)が初めて呼びかけた昨年度は218医療機関が参加。今年10月17日には、270を超える病院などで検診を受け付ける。
 女性の約20人に1人がかかる乳がんの発症は、40~50歳代でピークを迎える。厚生労働省は40歳以上に、隔年で視触診とマンモグラフィーの受診を勧めている。
 しかし、受診率は20・3%(2007年)にとどまっている。受診施設や機会が限られ、仕事や育児に追われる女性にとって不便なのが原因だ。同省は、医療機関に土、日曜の検診実施を求めてきた。
 乳がんについての啓発に当たってきたJ.POSHはこうした現状から、JMSを企画。昨年は218か所で3000人以上が受診。利用者の多くから、「休日なので来ることができた」との声が寄せられた。
 同省は昨年度、子宮頸(けい)がんも含めた女性がんの検診一部無料化を実施。乳がんは40~60歳、子宮頸がんは20~40歳で特定の年齢を対象にクーポンが配布された。
 昨年に続いてJMSに参加する、JR大阪駅に近い茶屋町ブレストクリニック(大阪市)は、平日午後7時まで診療し、帰宅途中に慌ただしく来院する女性も多い。
 脇田和幸院長は、受診率が低迷している背景について、「がんは人ごと、という意識が根強く、受診を先送りする人が目立つ。『検診で仕事を休むのは気が引ける』という声もよく聞く」と話す。
 今年は16人の受診枠を設ける。脇田院長は「クーポン発行で検診の認知度は高まってきた。今後、医師として受診しやすい環境づくりを進めたい」と力を込める。
 千葉県流山市の東葛病院も昨年に続く参加で、50人の枠を設ける。病院独自に催し、3000人が訪れる「健康まつり」の日にも重なり、「乳がん検診の重要性を広く啓発できる。希望があれば予約なしでも柔軟に対応したい」と意欲的だ。
 医療機関にとって、休日診療はスタッフの確保が難しく、人件費の問題があるが、JMSの趣旨に賛同する公立病院や自治体もある。
 広島県大竹市の国立病院機構広島西医療センターは、20人程度の受け入れを決めた。医師や放射線技師ら約10人が休日出勤で対応。「住民の健康づくりに貢献する姿勢を示せる」と、嶋谷邦彦外科医長はとらえる。12年度、健診センターの開設を控えており、地域に開かれた病院を印象づける好機にしたい考えだ。

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 昨日も脳死臓器提供が発生し、今月だけで5例となったことは皆さんもご存じのことと思います。これは臓器移植法制定後における月間適応症例数としては最多となりました。しかしこのハイペースがこのまま続くかどうかは神のみぞ知るといった領域であることは従来通り変わらないものであり、全ての臓器移植が必要な患者に対し充足するものではありません。人工臓器や再生医療など、最先端医療が全ての患者を満たすことのできる時はいつ来るのでしょうね。自然の摂理などを維持するようにとの意見も相次ぐ中、スパイラルは正に向かっているのか、負に向かっているのか、これこそ神のみぞ知る・・・でしょうね。


法改正 条件緩和で、脳死移植ペースアップ 読売新聞 8/30
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=30048
3週間で計5例 / 臓器提供、月間最多に
 改正臓器移植法の全面施行後、この3週間で5例の脳死臓器提供が相次いだ。日本臓器移植ネットワークは29日、蘇生(そせい)後脳症で関東甲信越地方の病院に入院していた40代男性が、改正法に基づき、脳死と判定されたと記者会見で発表した。本人の臓器提供の意思は不明で、家族が提供を承諾した。
 1997年の臓器移植法施行以来、今月は、月間の脳死提供例としては2009年1月の4例を上回って最多で、法改正による提供条件の緩和が影響している。
 法改正前の脳死臓器提供は、年平均10例足らず。今のペースが続けば、日本移植学会が試算した年間80例を超えそうだ。
 従来、腎臓と膵臓(すいぞう)は心停止後に家族の承諾で提供できた。心停止での提供は毎年100例前後。同学会は、法改正により、心停止での提供の一部が、脳死提供に移行するとみる。

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 さて本日のメインニュースに移ります。


 新薬開発は多くの患者に対し恩恵をもたらしていますが、同時に身につまされる問題も生み出しています。実際問題、国民皆保険制度の崩壊は、命を金で買う時代に拍車をかけるものでしょうし、必要のない投薬が社会的問題となっている現在、薬価制度や投薬プロトコルの見直し等を含めて抜本的な対策が必要でしょうね。

 私自身に、また私の家族に、高価な投薬が必要となるような事態が発生した時、どのような選択方法があるのか、その選択方法についてちょっと勉強しておかなければならないなぁと正直思ってしまいました。
 また治験、研究等、ますます困難となっている状況ですが、こういった分野への規制緩和を是非にと思ってしまいます。・・・とにかく、個人のプライバシーを守ることは必要だと思いますが、現在あまりにも過度すぎないか?とも感じています。


【毎日新聞社特集 2010/08/29】
 命を削る:高騰する薬/上 新薬、のしかかる負担 血液難病、年4500万円

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100829ddm001040058000c.html
=================================================
 「命をつなぐ薬なので心から待っていました。治療法がほぼ尽きていましたから」。免疫をつかさどるリンパ球が異常増殖する血液のがん「多発性骨髄腫」の患者、東京都の無職、本多良和さん(62)は顔をほころばせた。だが、笑顔は続かず、ため息に変わった。「新しい薬はどんどん高くなるんですよね」
 今年6月に厚生労働省に承認された多発性骨髄腫の新薬「レブラミド」。薬の値段は月約93万円もする。本多さんの自己負担(3割)は約28万円。国の高額療養費制度を使えば、上限の4万4400円を超えた分は還付されるが、一時的な立て替えが必要だ。
 本多さんは05年、仕事中にものを足の指に落として大量出血。1週間以上たっても出血が止まらず、血液検査の結果、多発性骨髄腫と分かった。自分の造血幹細胞を移植する手術をしたが効果は長続きせず、09年8月ごろから承認薬のサリドマイドを使い始めた。それ以降医療費の支払いが頻繁に月10万円を超えるようになった。
 今年に入り、より高い効果が期待される高価な薬「ベルケイド」も併用し始め、支払いはほぼ倍に。その薬も最近は効きが悪くなった。9月から使う新薬レブラミドで支払いはさらに増える。
 年金暮らしの本多さんは、月18万円の収入を医療費のほか自宅のローン返済や税金、国民健康保険料の支払いなどに充てる。生活は妻の収入でしのぐが、不安はぬぐえない。
 今年6月には毎年首都圏で家1軒が買えるほど高額な承認薬も発売された。血液難病「発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)」の治療薬「ソリリス」。年間の薬代は約4500万円に達する。PNHは血中の赤血球が早く破壊される病気。治療薬がなく、重い貧血などを起こし、発症後5年以内に約3分の1が死亡していた。
 製造元のアレクシオンファーマのヘルマン・ストレンガー社長は高額化の理由を「開発費が大きいうえ、製造費や次の新薬開発に向けた費用などが必要。それに対し(国内約440人と)患者が非常に少なく、1人あたりの薬代が高くなる」と説明する。
 薬の高額化は、薬価を審議する中央社会保険医療協議会でも「高額な薬剤を一生使い続けるのは、患者も大変な負担だが、(各健康保険組合など)保険者にとっても相当な負担だ」(白川修二・健康保険組合連合会専務理事)と深刻に受け止められている。ソリリスを使う患者は「薬ができたのはありがたい。でも、病気で働けなくなり、収入が減ったときが心配」と語る。
 国民の2人に1人がかかるがんや、患者が約100万人に上る関節リウマチなど、治療が難しく、患者数が多い病気でも新薬の高額化が目立っている。

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【毎日新聞社特集 2010/08/30】
 命を削る:高騰する薬/中 「夢の治療」コスト重く
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100830ddm001040070000c.html
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 「これを見てください」。大腸がん患者で中部地方の無職、須永重雄さん(65)は1枚の紙を示した。がんの再発などの発見に有効な血液中の物質「腫瘍(しゅよう)マーカー」の数値を示すグラフだ。上昇を続けていた値が、新薬「アービタックス」を使い始めると急降下。2カ月半後には健康な人とほぼ同レベルになり、「これほど効くとは思わなかった」と目を丸くした。
 大腸がんは04年4月に見つかった。手術したが肝臓などに転移し、08年7月ごろからマーカーが急上昇。その直後、アービタックスが発売された。アービタックスは「オーダーメード医療」から生まれた薬だ。オーダーメード医療は、患者の遺伝情報の違いに応じ、一人一人に合った治療を目指す。効果が高く、副作用が少ないと期待され、「夢の治療」とも呼ばれてきた。
 アービタックスは、細胞増殖を促す遺伝子が正常など、条件に合う人だけが使える。須永さんは条件をクリアし、08年11月から使い始めた。すると肝転移したがんが手術可能な大きさに縮小、09年3月に切除できた。肺への転移も切除でき、今は毎日ゴルフを楽しめるまで回復した。だが、この薬は標準的な使い方の場合、月約57万円もする。須永さんは「(負担が続くと)助かる命も助からないかもしれない」と心配する。
 新薬は、なぜ高くなるのか。今年7月、東京・有明で開かれたシンポジウムで、大手製薬企業の研究者が、その仕組みを解説した。「研究開発費が増え、(新薬も生まれにくくなり)承認数が減った。結果として1品目当たりの価格が大幅に上昇した」
 米国研究製薬工業協会(PhRMA)によると、新薬開発に必要な費用は約1500億円(06年当時)で、30年前の約9倍になった。一方、米食品医薬品局(FDA)が09年に承認した新薬はわずか19個。13年前の7割近くも減ったという。
 もう一つの背景が、「2010年問題」だ。製薬企業に莫大(ばくだい)な利益をもたらしてきた主力医薬品の特許が、今年を含む前後数年で次々と切れる。製薬企業の研究所に勤務した経験がある佐藤健太郎・東京大特任助教(有機化学)は「高血圧などに比べ、がんなどは患者が少なく、開発が進んでいなかった。それらが新たなターゲットになっている」と指摘する。

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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