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0531-511号 臓器移植 息子のカード:5~6 [kensa-ML NEWS]


 今日も爽やかな一日でした。朝晩は結構冷え込んでいますので、体調管理など非常に気になるものの、過ごしやすいですね。でも一年中このような気候だと、食欲一年中となってしまいますので、これはいかん!です[がく~(落胆した顔)]

 風邪をひかれて咳など結構辛そうな方を良くお見受けしますが、長引く咳は風邪ではなくって、こんな場合もあることを頭に入れておいてください。


百日ぜき、大人も注意…患者の5割超が成人 読売新聞 5/31
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=25855
 百日ぜきの成人患者の割合が、この10年で急増していることが、国立感染症研究所の調査で分かった。
 今年は全体の5割を超え、20歳未満を逆転した。感染研は「せきが出た場合は感染を広げないためマスクを着用し、長引くようなら早めに医療機関を受診してほしい」と注意している。
 感染研は小児科の定点医療機関約3000から報告された患者数をまとめ、分析している。その結果によると、今年の成人患者は16日時点で56・0%を占めた。2001年の2・8%から右肩上がりに増えている。同日まで1週間の全体の患者数は134人で、過去10年で2番目に多かった。
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 近年、環境悪化に伴って?と思われる感染症など非常に増加してきているのが実感ですね。環境汚染に関わる話題を一題。ギロチン実施前というか直後は、環境破壊とか、暴挙とか、環境保護団体も報道も含めて大騒ぎでしたが、ある一定期間を過ぎると、このような声も聞かれてくるのが世の常というか、どういったものでしょうね? でも開門は地元住民の長年の夢というか、元通りにしてくれとの切実な願いですからね・・・単純に考えて、農業用水の確保をすれば問題は無いと考えてしまいましたが、一度変化させた環境を元通りにするのは至難の業なのでしょう。


筆洗 東京新聞コラム 5/31
 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2010053102000064.html
 茶色く濁った「池」がどこまでも続く。長崎県の諫早湾を分断する潮受け堤防を先日、二時間かけて歩いた。汚れた干拓地側の調整池と有明海の青さは驚くほど違っていた▼大量発生したユスリカが口や目の中にひっきりなしに飛び込む。池にたまったヘドロが餌になっているらしい。海に流れる排水を目指して一メートル近いスズキが何十匹と群れていた。栄養分の多い淡水に集まる小魚を狙っているのか、不気味な光景だった▼約七キロの潮受け堤防が閉め切られてから十三年。鋼板が次々と海中に落ちてゆく強烈な「ギロチン」の映像は、「止まらない大型公共事業」の象徴だったが、政権交代で流れは決定的に変わった▼有明海沿岸漁民の声を受け、政府・与党の検討委員会は「開門調査の実施が適当」とする報告書を先月、赤松広隆農相に提出した。農相は近く、開門を正式に表明するとみられている▼干拓地には、二〇〇八年以降に入植してきた農業法人などが、土地の規模を生かしてレタスやタマネギなどの野菜づくりをしている。開門されると、淡水の調整池に海水が入り、農業用水に使えなくなると嘆く声も聞いた・・・続きを読むにはここをクリック


 環境破壊の進む地球に、いよいよ6/2に野口さんが戻ってこられます。約半年弱の宇宙生活で、何を考え、何を悟り、今後地球で何をしたいと考えておられるのでしょうね。私が非常に楽しみに拝読していたツイッターはどうなるのでしょう?地球に戻られても様々なつぶやきをしてもらいたいものです。

 野口さんが戻ってこられる様子はライブ中継されます。以下のサイトがお楽しみ。私は正座して無事ご帰還されるのをお待ちしております。 
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/noguchi/library/live/


 環境とは全く異なる話題となるのですが、ギリシャの財政危機はこのようなところにまで影響を及ぼしているのですね。患者団体の気持ちも企業の気持ちも理解出来るだけに、何ともコメントし難いです。


ギリシャへの糖尿病薬供給を停止 デンマークの製薬2社 共同通信 5/31
 
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010053101000132.html
 【ローマ共同】ギリシャからの報道によると、財政危機に陥った同国政府が緊縮策の一環として薬剤購入価格を一方的に25%引き下げたことに抗議して、デンマークの製薬2社が30日までにギリシャへの糖尿病治療薬などの供給を停止すると発表した。他の多くの製薬会社が追随する可能性もある。
 ギリシャでは処方薬の購入費の一部を国庫補助、政府にとり重い財政負担となっていた。供給停止を決めたのはノボノルディスクとレオファーマで、特にノボノルディスクの糖尿病治療薬は5万人以上の患者が使用、供給停止で大きな影響が出るとみられる。患者団体は「社会的責任を放棄した行為」と批判。
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 さて国内ではチーム医療花盛り・・・となっていたのですが、ここに来て取得要件の困難さなどで少し陰りが見えてきたような感があります。本来の患者を中心とした医療体制確立のための「チーム医療」となってもらいたいものですが、狂い始めた歯車はなかなか修正困難かもしれません。何度も言って恐縮ですが、他職種に対する敬意や配慮を忘れては、我田引水以外の何物でもありません。誤解なき様に弁明しておきますが、この特定看護師のことだけではなく、認定制度や連携業務全般のことを指しておりますので念のため。
 各種認定資格の教訓として忘れてはならないこととして、自身の本業というか本分を忘れては自身の足場を崩すことに繋がってしまうということ。今はまだおぼろげにしか目に見えてきませんが、数年後には目に見える明らかな壁として、また自身の首を絞める材料として存在しないことを祈ります。でも結局は使う人次第だとも思いますが。


「特定専門看護師」創設へ―看護系大学協議会が了承 CBニュース 5/31
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27870.html
 専門看護師(CNS)の教育課程を認定している日本看護系大学協議会(会長=中山洋子・福島県立医科大看護学部教授)は、従来の看護ケアとキュア(治療)の融合による高度な知識や技術を駆使し、医師の包括的指示の下、特定の医行為を担う「特定専門看護師」(APN)を創設し、来年度から教育課程の認定申請を受け付けるとする計画案を、5月28日の総会で了承した。現在のCNSの発展型として位置付け、看護系大学院での教育課程を現行の26単位から43単位に引き上げるとともに、実習内容も拡充する方針だ。
 同協議会では当初、CNSに代わる新たな資格として「高度実践看護師」(38単位)を創設するとしていたが、厚生労働省の有識者会議が検討している特定看護師(仮称)の動向を踏まえ、シミュレーターや模擬患者での実習に関する5単位を加え、より臨床に重点を置いたAPNを創設することとした。
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 さて本日のメインニュースとなります。


 確か6回シリーズと書いてあったと思いますので、最終章ですかね?何ともコメントしようがないのですが、自分ならどうするのか? 恐らく自分自身のことであれば、迷いなくドナーになりたいと思うでしょうが、家族の気持ちともなれば、それこそ自分の子供が、家内がそういった立場になれば、そうするだろうか?と考えると、なかなか即決は困難ですね。でも恐らく本人の意思に従う対応をするだろうと思います。自信は全くありません・・・


【朝日新聞社ニュース 2010/05/29】
 臓器移植 息子のカード:5 「人のために」孫に伝わった

 
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201005290195.html?ref=reca
=================================================
 トラック運転手だった息子は仕事中の事故で脳を損傷。「脳死」と判定された後、目、心臓、肺、腎臓、肝臓、膵臓(すいぞう)が摘出され、移植を待つ患者たちに提供された。それは意思表示カードに込められた息子の意志であり、母である自分(60)の思いでもあった。
 手術から3日後の葬儀に、約800人が参列した。新品の作業着と、気に入っていた息子の4歳の頃の写真をお棺に入れた。臓器提供のことは小さな町に広がっていたが、非難する声は聞かなかった。葬儀社の人たちも「僕らの精いっぱいの気持ちです」と祭壇を飾り立ててくれた。
 同級生や仕事仲間が「がんばったな」と次々とあいさつに訪れ、会場に入れず外で手を合わせる人がいた。知らない顔も多く、「こんなに人気者やったんや」と驚いた。同級生は「最後に、誰もできひん、ごっついことをやってのけたな」と弔辞を読んだ。
 「私は今、東京マラソンにチャレンジしたいと思っています。二人分の力で走れるところまで走りたいです」
 「おかげさまで、大学院に戻ることができました」
 息子の臓器の移植を受けた患者たちから、臓器移植コーディネーターを通して手紙が届く。どこの誰かは分からない。でも、息子がマラソンを走り、大学院で勉強している――。手紙を読むたび、息子から便りをもらっているような気がして、悲しみを乗り越えることができる。
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【朝日新聞社ニュース 2010/05/30】
 臓器移植 息子のカード:6 情報編 家族の判断、より大事に
 
http://www.asahi.com/health/ikiru/TKY201005300113.html
=================================================
 臓器移植法が施行された1997年以降、国内では脳死になった人からの臓器提供が計86例あった。日本臓器移植ネットワークによると、提供された心臓や肺、肝臓といった臓器の移植は合計374件という。
 提供が年間約8千例の米国などと比べ、圧倒的に少ない。現在、ネットワークに登録して心臓移植を待つ患者は166人、累計422人。心臓提供は70例あった。
 全国の救急や脳神経外科の施設を調べた厚生労働省の研究班(主任研究者=有賀徹・昭和大教授)によると、脳死と判断されるケースは少なくとも年間2千例ありそうだという。臓器提供に至るのはごく一部だ。
 昨年成立した改正臓器移植法は、臓器提供を増やすことが最大の目的だ。これまでは、自分が脳死になったら臓器を提供する、という本人の意思が書面に残されていることが必要だった。改正法が施行される7月17日からは、本人の意思がわからなくても家族の同意で提供できるようになる。
 「患者を生きる 息子のカード」で紹介した家族は、最初は意見が割れた。医師でもある親族の一人は「本人の意思が、親族など周囲の気持ちを一つにして進ませる大きな力になった」と振り返る。新制度については、「脳死についての考え方は人によって様々。それぞれの考え方に合わせていろんな選択肢がとれるようになったと考える。家族の考え方がより大事になると思う」と話す。
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コーミン

kojiさんへ
記事とは関係ありませんが、母が退院し特別養護老人ホームへ昨日入所しました。 最初から本入所はまったく無理で、ショートステーを半年でその間に本入所できないと他に移ることになりますが、ほんの数週間で入所出来たことはレアーケースだそうです。
入院時は全く食事も出来なくて点滴で栄養を摂るような状態でしたが、昨日は流動食ながら完食するほど回復していました。
by コーミン (2010-06-01 12:56) 

Koji

コーミンさん
お母さまのご退院おめでとうございます。家内にも良く聞くことですが、入所に関してはタイミングが良かったというか、仰るようにレアケースでしょうね。
それとお母さまのかなりの回復ぶり、本当に良かったですね。やはり点滴ではなく口からものを摂取するということは非常に重要なポイントだと思います。腸管は使わないと退化する一方ですし、腸は免疫機構に非常に重要な役割を果たしているのでなおさら喜ばしいことです。
私も高齢になりつつある両親を抱えていますので、とても他人事とは思えません。
by Koji (2010-06-01 13:45) 

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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