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0531-510号 中医協総会 12年度診療報酬改定/2号側が検討課題を提案 10年度改定の付帯意見を踏まえた内容に [kensa-ML NEWS]


 昨日は日曜参観日。久し振りに息子だけではなく、普段野球を一緒にやっている小僧たちの野球以外の姿を見に行きました。いつもユニフォーム姿に見慣れているせいか違和感がありましたが、それは向こうも一緒。コーチ陣が大挙して各小僧たちの教室を徘徊するものですから、小僧たちは緊張する子や気になって授業に打ち込めない子等様々でした。しかし父兄を見渡しても、コーチ陣の姿はすぐに見分けることが出来ました。この季節にもかかわらず異様に浅黒く日焼けした顔、その額は比較的白いといった特徴・・・ま、それは私も一緒ですが・・・[がく~(落胆した顔)]


 ブログ限定でおまけです。うちの少年野球チームが朝日新聞の地域限定版に掲載されました。私も居ますが、どこに居るのかは秘密。 http://osaka.pop.co.jp/ssc
あさすぽ_20100523.jpg
                                                 

 さて今朝の社説、コラムコーナーに移ろうと思いましたが、皆さんもご存じのように社民党政権離脱関連話題が花盛り。パッとしたものがありません。報道も、前に習え的な動きをするので面白くないですね。かといってそうではないはぐれ者の報道は、非常に偏った客観性が乏しく実現不可能な主張ばかりを繰り返すものばかり。性質ではなく個性を重視する(要するにポリシーのある軸のぶれない)ような報道であってもらいたいものです。

 さて少年野球関係の話題に少し触れます。

 近年胸部強打による心停止に対する知識やいざという時の救命処置なども指導者に求められつつありますが、今日掲載したニュースは数年前からもはや常識とされている内容です。指導者に対しても数年前から講習会など開催されておりました。何故今頃???の感もありますが・・・あと記事にある、胸押し続けて・・・は、単に胸を圧迫する、の意味ではなく、心臓マッサージを続けて・・・の意味ですので念のため。AEDもかなり普及してきましたが、原理について、また使用方法について、良く知っておく必要があります。日本心臓財団HPをご紹介しておきます。

 日本心臓財団 
http://www.jhf.or.jp/aed/massage.html


.心肺蘇生:胸押し続けて 人工呼吸しなくても効果…京大 毎日新聞 5/30
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100530k0000e040007000c.html
 心肺蘇生には人工呼吸より、とにかく胸を押し続けて--。従来の救命措置の“常識”を覆す簡単な手法の普及に京都大の石見拓(いわみたく)助教(救急医学)らが取り組んでいる。「救命措置法の普及の壁を破る手法」として海外での評価も高く、今年秋には国際指針となる見込みという。
 事故などで心肺停止に陥った時、蘇生が1分遅れると救命率が約10%下がるとされる。日本救急医療財団は一般の人向けに、人工呼吸と、胸部を一定のリズムで圧迫する心臓マッサージとを組み合わせた心肺蘇生法のガイドラインを策定しているが、口と口をつける人工呼吸への抵抗が根強く、普及は頭打ちになっていた。
 石見助教らは、病院外で心停止した大阪府の18歳以上の男女約4900人の1年後の状態を、心臓マッサージによる胸部圧迫だけと、人工呼吸を併用した場合とに分けて調べた。その結果、胸部圧迫だけでも4.3%が脳機能を回復しており、人工呼吸を併用した場合の4.1%と差がなかった。胸部を押すことで脳にも血液が送られたとみられる。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 さて本日のメインニュースに移ります。

 この医療の質評価については、本年2/2にも話題提供しています。
 
http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/2010-02-02

 患者さんの選択肢を広げるため、またその選択における情報を提供するため、更に医療従事者のモチベーション向上にもつながるため・・・など様々なメリットがありますが、大切なことはその評価内容。偏った内容にならないことを期待するとともに、我々のグループがコンペに勝てること、祈っています。世界最大の医療ネットワークを使わない手は無いと思うのですが・・・

 あと二つのニュースはおまけです。特にコメントはありませんが、最近かなり腹立たしいというか、理解不能なのは、チーム医療に各職種が我田引水を持ち込むこと、他職種に配慮がかなり不足していること、などなど・・・これはこれ、それはそれみたいな訳の分からない議論が横行しています。これは各種会議でも良く感じられますね、残念ながら。そういう方々とは一線を画したいと思います、私は。


【Japan Medicine 2010/05/28】
 厚労省の医療の質評価事業/病院団体こぞって応募へ 6月の対象2団体選定はコンペの公算
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/28/120897/
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 医療の質の評価を行うための臨床指標の選定や臨床データの集計・分析など、医療の質の向上や質の情報の公表などを推進する厚生労働省の2010年度「医療の質の評価・公表等推進事業」に、日本病院会、全日本病院協会、日本赤十字社、VHJ機構が応募する方針であることが、25日、本紙の電話調査で分かった。さらに、国立病院機構、全国社会保険協会連合会なども検討を進めている。厚労省医政局総務課は、「予算上、同事業では2団体を選定する。2団体より多い応募になった場合はコンペになる」としている。2団体の選定は、6月下旬に行われる予定だ。

国病機構 全社連なども前向きに検討
 「医療の質の評価・公表等推進事業」に申請できる団体の要件について厚労省は、臨床指標を選定し、同事業に協力する病院の臨床データを収集・分析し、臨床指標を用いた医療の質の評価・公表を行うことを求めている。評価や公表では、問題点の分析などを行うための体制が整備されていることとしている。この事業協力病院については、25以上の病院で構成される団体としている。
 6月4日午後5時の応募締め切りに向け、各団体が協議している。その中で、日病、全日病、日赤、VHJは、同事業に応募する方針を決めている。具体的に事業協力病院を募っている段階としている。
 さらに、組織としての決定はまだだが、前向きに検討を進めているのが、国病機構、全社連。厚生農業協同組合連合会は、各県の厚生連と連絡を取りながら事業協力病院の手配を進めている。まだ、最終決定には至らず、検討中としている。 また、社会福祉法人恩賜財団済生会は、同事業への応募について検討中としている。済生会本部では、同事業への参加するかどうかの組織的判断とは別に、各済生会病院では、きちんと臨床指標を用いる体制につなげていくようにしていきたいとしている。
 また、日本医療法人協会と日本精神科病院協会も検討中としている。日精協は、会長から事務局に事業の詳細など情報収集などが指示されている状況とした。

全自病、北海道社会事業協会は見送り
 これに対して全国自治体病院協議会は、会員病院から同事業に対する問い合わせなどが寄せられているというが、申請に向けた体制整備が時間的に難しいと判断している。また、社会福祉法人北海道社会事業協会は、同事業への応募は見送る方針を決めた。
 こうした動きからも厚労省のコンペは避けられない状況だ。評価のポイントについて厚労省は、医療の質の評価・公表の推進への貢献度や、申請団体の実施体制、実績、計画遂行能力などを評価していきたいとしている。これまでの実績などから、必要な人材確保を含めた整備計画の遂行が可能かどうかなどを評価していく。同事業は、6月4日午後5時の締め切りで、6月下旬に補助金支給団体が決定される。7月から事業がスタートされるとしている。
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【Japan Medicine 2010/05/28】
 幅広く情報収集求める意見相次ぐ チーム医療推進の看護業務検討WG

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/28/120899/
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 厚生労働省の「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ(WG、座長=有賀徹昭和大医学部救急医学講座教授)」が26日開かれ、特定看護師(仮称)の要件について専門的・実証的な検討を行うための「モデル事業」や、看護師の業務範囲の拡大や特定看護師が実施する「特定の医行為」の範囲を決定するための「看護業務実態調査」について議論した。モデル事業については、日本看護協会(日看協)の認定看護師や専門看護師がどのように教育され、現場で活動しているのかなど幅広く情報収集するための計画案を事務局でまとめ、6月14日の次回会合で議論することとなった。同WGは今後、看護業務実態調査などを経て、12月中に一定の結論を取りまとめる計画。
 事務局が示したモデル事業案では、今年3月に取りまとめられた「チーム医療の推進に関する検討会」の報告書の提言を受け、既に類似の看護師の養成に取り組んでいる大学院修士課程の実態・実績に関する情報を収集するためにモデル事業を実施すると明記。実施期間は原則として今年度中を予定している。事業内容は<1>「『特定看護師モデル養成課程』と称すること」「教員・指導者に相当数の医師が含まれること」などの条件を満たす修士課程を「モデル事業実施課程」として選定<2>モデル事業実施課程においては、一般的に「診療の補助」に含まれないと理解されてきた行為の実習を実施して差し支えないこととする-となっている。
 これに対し、「モデル事業は教育の実態調査なのではないか」(井上智子委員<東京医科歯科大大学院教授>)「現在の認定看護師や専門看護師が、現場でどう役立っているのかを聞くのが筋」(有賀座長)などの異論が相次いだ。これを受け、
事務局は意見を幅広く集める方法をまとめ、次回会合で提案する予定。
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【Japan Medicine 2010/05/28】
 中医協総会 12年度診療報酬改定/2号側が検討課題を提案 10年度改定の付帯意見を踏まえた内容に

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/28/120898/
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 中医協総会(会長=遠藤久夫・学習院大経済学部教授)が26日開かれ、2号側(診療側)委員の総意として次期診療報酬改定に向けた今後の検討課題について提案された。中医協は、これまで厚生労働省が準備した検討テーマに沿って議論を進めてきたが、診療側委員から「お仕着せの議論ではなく、自分たちの問題意識で議論を進めたい」との考えから検討されてきたもの。提案内容は、2010年度診療報酬改定での付帯意見を踏まえた項目と独自項目から構成。これを受け1号側(支払い側)の白川修二委員(健保連専務理事)は、次々回総会に支払い側の意見を示したいと述べた。

基本診療料など付帯意見から12項目を列記
 次期診療報酬改定に向け診療側委員が検討課題としたのは、<1>再診料や外来管理加算、入院基本料などの基本診療料の在り方<2>ドクターフィー導入の是非を含め、病院勤務医の負担軽減・待遇改善などにかかわる取り組みの必要性について<3>DPCの調整係数廃止、新たな機能評価係数の導入に関する影響と評価について<4>地域特性を踏まえた診療報酬の在り方について<5>看護職員の配置や夜勤時間に関する要件の在り方を含め、看護職員の負担軽減と処遇改善の措置について<6>薬剤師の病棟配置の評価を含め、チーム医療に関する評価-など付帯意見から12項目。独自の検討課題については、医療行為に見合った診療報酬の評価や、診療報酬で評価する部分と、補助金でカバーする部分の整理など4項目が提案された。

エビデンス構築で調査項目が膨大に
 診療報酬の基本となる基本診療料の課題では、具体的な検討事項として、「技術」と「モノ」の評価の分離や、病院における複数科同日受診の再診料の算定について議論すべきとしている。また、基本診療料に含まれるとされる建物・設備などのキャピタル・コストや人件費などの積算根拠の明確化なども具体的検討項目として挙げている。
 こうした検討課題について根拠に基づく議論にしていくためには、技術評価の調査や、基本診療料および技術料に係る中間消耗材料費などを含むコスト分析調査、病院における複数科同日受診の実態調査などが必要としている。こうして同提案では、12項目の検討課題ごとに、具体的な検討事項、それを下支えする各種調査項目が列記された。

調査量の克服には工夫が必要
 診療側の提案について、公益委員の森田朗委員(東京大大学院法学政治学研究科教授)は、「(膨大な量に上る)調査は可能か。非現実的ではないのか」とし、ITを活用する工夫が必要だと指摘した。これに対して嘉山孝正委員(国立がん研究センター理事長)は、調査を通じてのエビデンス作りが必要だと指摘し、「これまでエビデンスのないところで政策が決まってきた。情報が取れるシステム化を1歩でも進めないといけない」と述べた。邉見公雄委員(全国公私病院連盟副会長)は、
医師不足が言われて久しい今になって厚労省が医師不足調査に乗り出すという現状を踏まえ、地域ごとの医療提供、医療需給調査は是非、実施してもらいたいと指摘した。また、邉見委員は、厚労省が政府に要望できるよう今の時期に診療側委員として検討課題を提案したと説明した。
 さらに、同提案では、看護職員の負担軽減と処遇改善の措置について言及されている。坂本すが委員(日本看護協会副会長)は、看護職員の負担軽減と処遇改善の措置については理解しながらも、具体的な検討項目に、入院基本料における夜勤72時間要件の抜本的な見直しが盛り込まれている点を問題視。「看護師の労働条件が悪化することのないようにしてもらいたい」とクギを刺した。こうした意見を踏まえ遠藤会長は、「1号側の意見を待って検討したい」と述べた。
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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