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0517-500号 国立病院機構 千葉医療センター/耐震・免震構造の新病院を公開 急性期中核病院として6月開院 [kensa-ML NEWS]


 今日は暑いくらいの眩しい日差し[晴れ]が差し込んでいる神戸です。この土日も朝晩はまだ冷え込んだものの、日中はかなり暑く、涼を求める方々もおられたのではないでしょうか?


 さて本号でようやくkensa-ML NEWSは通算500号[ぴかぴか(新しい)]となりました。足掛け6年(輸血関連ニュースを入れると7年)を経過しました。輸血関連ニュースは私自身勉強してきた分野でもありましたから、それなりに苦も無く配信することが出来たのですが、医療関連情報ともなると、やはり専門外のジャンルの話題がほとんど途中、配信が途切れたりと皆さんにご心配をおかけしましたが、何とか一つの区切りを迎えました。ブログも今年8月で丸6年となります。通算500号を迎えたからといって何が変わるわけでもないのですが、一区切りをつけてちょっとホッとしています。今後、どのような進化?変化?を遂げるのか分かりませんが、本メールニュースを継続させていこうと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


 記念すべき500号の記事ですから、何か特別なもの・・・というものは一切ありません[ふらふら] ただ趣味話題が多いだけ・・・昨日のコラムから。


余録:「狼桃」の季節がようやく 毎日新聞コラム 5/16
 
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20100516ddm001070058000c.html
 「狼桃(おおかみもも)」の季節がようやく訪れた。ただ、出荷はままならないようだ。トマトの学名をブランドの名にした逸品は四国・四万十川の山あいではぐくまれ、時を待つ。直径5センチ程の自然の青臭さを失わない「野生派」トマトだ。濃厚な甘さに加え、程良い酸味がある▲栽培しているのは1年前に小欄で紹介した野中勝さん、朋子さんの40代夫婦だ。大阪から移り住んだIターン農家である。昨年の今ごろは出荷を終えていたが、この春の天候不順だ。野菜の生育を遅らせ、価格高騰を招いたのは記憶に新しい▲「今期は収穫時期に入ってから太陽の光を浴びたのが数日のみという異常な3カ月でした」。狼桃に添えられた朋子さんのたよりだ。「こんなにも太陽が恋しい年はありません」ともあり、何とも切ない▲自然の思惑は計り知れない。自然と向き合い太陽の恵みに感謝する夫婦の姿が、そこにある。都会に暮らすと「お天道(てんと)さま」のありがたみを忘れがちだ。都市生活者は地方のなりわいで生かされているとつくづく思う ・・・続きを読むにはここをクリック


 実はこのトマトの存在を知ってはいましたが、まだ食したことがありません。今年度分は既に予約分完売[もうやだ~(悲しい顔)]。来年度覚えていたら予約するとします。トマトと言えば桃太郎、と代名詞にされているくらい有名なのですが、この桃太郎、タキイ種苗と言うところで1981年に誕生した品種なのですが、現在では本邦で70%のシェア―を誇ります。以前もお話ししましたように私は友の会に入っていたくらい大のタキイファン。ホームセンターなどで苗などが販売されていたら必ずチェックしてしまいます。 http://www.takii.co.jp/
 またベランダで簡単に野菜作りをと考えておられる方は、http://www.takii.co.jp/veranda/ をご覧ください。アイリスオーヤマからも家庭菜園ドットコムというサイトが開設されています。 http://www.iris-saien.com/


 私の趣味話で終始してしまいましたが、もう一編。金星探査機の話題です。いよいよ明日に打ち上げが行われます。成功することをお祈りしています。ライブ中継もあるそうなのですが、私は残念ながら通勤車中です。電車の中でライブ中継見れるかな? http://www.jaxa.jp/countdown/f17/live/index_j.html


H2A:金星探査機「あかつき」搭載し発射場へ 種子島 毎日新聞 5/17
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100517k0000e040019000c.html
 鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから18日早朝に打ち上げられる日本初の金星探査機「あかつき」を搭載したH2Aロケット17号機の機体が17日、発射場に移動した。燃料充てんなど、打ち上げに向けた最終段階に入る。
 午前6時すぎ、大型ロケット組み立て棟から、全長53メートルの大きな機体が姿を現した。移動発射台に乗せられ、約500メートル先の発射場まで約20分かけてゆっくりと運ばれた。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 さて話題を医療関連ニュースに移します。

 先週の5/12に、第1回チーム医療推進会議が開催されましたが、「特定看護師」を含め、チーム医療の在り方について議論されたようです。

 これまで何度も申してきましたが、私は、チーム医療と言う用語は大嫌いです。それぞれの医療従事者がそれぞれのテリトリーを保持しつつ・・・のような感覚があるからです。実際、チーム医療の定義的には、「チーム医療は、医師(歯科医師含む/以下省略)と看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士などの他の医療スタッフ(コ・メディカル)が互いの専門性を尊重し、最大限の能力を引き出し合うことによって最善の治療をおこなう医療現場の取り組みです。医療スタッフ全員がひとつのチームのように結束して治療にあたる形態から、チーム医療と呼ばれるようになりました。」
 http://www.fukumana.net/e_words/wordspage/teamiryo.html
などと書かれているものが多いのが現状です。昨年あたりから「スキルミックス」という用語を目にすることが非常に多くなりましたが、やはり医療従事者は、連携、協働するだけではなく、融合し、その融合された良質なものを患者さんにご提供することが一番大切であると私は考えているからです。この十年間ほど言い続けてきたことですが、
「連携と融合:Collaboration and Fusion」が一番大切。ただし、Fusionではなく、Confusionでは話になりませんが[ふらふら]


「特定看護師」養成のモデル事業を実施へ 厚労省 第1回チーム医療推進会議 Japan Medicine 5/14 
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/14/120269/
 医療機関における多職種連携に関して、今後の方向性を左右する第1回目のチーム医療推進会議が12日、厚生労働省で開かれた。会議では、「チーム医療の全体像」「チーム医療における看護業務」の両テーマに対応して、2つのワーキンググループ(WG)が設置される予定だ。また、特に看護業務については、全国的な実態調査を実施するほか、大学院と協力して特定看護師(仮称)養成のためのモデル事業を始める方針が示された。
 チーム医療推進会議では、昨年8月から今年3月に開かれた「チーム医療の推進に関する検討会」の報告書を基に、具体的方策の実現に向けて検討を進める。座長には、永井良三・東京大大学院医学系研究科教授が選ばれた。

2つのWGを設置
 WGについては、全体像について検討する「チーム医療認定検討WG」と、「チーム医療推進のための看護業務検討WG」を設置する案が示された。
 前者は、チーム医療を推進する医療機関の認定基準や、医療機関の認定主体がテーマとなる予定だったが、「医療機関がチーム医療をやっている、やっていないという要件を決める趣旨であれば、日本医師会としては賛同できない」(藤川謙二・日医常任理事)との意見が出たほか、「認定」という言葉を使うことへの懸念が委員から示された。このため、「チーム医療推進方策WG」などの名称に変わる方向となった。
 看護業務については、看護師の業務範囲や、特定看護師が手掛ける「特定の医行為」の範囲を検討するため、病院・診療所や介護関係施設など約3500カ所を対象としたアンケート調査を実施する。関係団体の代表者へも聞き取り調査する。また、特定看護師に類似した看護師養成に取り組んでいる大学院修士課程の関係者らと協力してモデル事業も手掛け、WGはその実施状況について随時報告を受ける予定だ。

 この資料については、以下のサイトで資料を閲覧できます。 http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13GS40.nsf/vAdmPBigcategory30/5753A3E0C3ACE2BD492577220022862C?OpenDocument


 今日のメインニュースに移ります。

 我々のグループ施設であり、私の友人の所属施設でもある千葉医療センターが掲載されていましたので、その記事をご紹介します。

 新病院の設計や建設、各関連機関への調整など本当に大変な作業であったと思います。恐らく間際までシュミレーションやその検証などで連日遅くまで皆さん作業を行われていることでしょうね。

 以前、長崎医療センターに見学したときのことを思い出しますが(まだ外来診療棟は工事中でした)、その免震構造は目を見張るものでした。しかしそれ以上に感銘を受けたのは、患者導線とスタッフ動線を明確に分けてしまった構造、また各所に配置されたギャラリーでした。患者さんに快適に過ごしていただけるにはどうしたら良いのか、というコンセプトに満ち溢れていました。そういえば、長崎医療センターも間接照明でしたね。

 先日よりブログ仲間の作品を検査科ギャラリーに公開させていただいていますが、患者さんからの感想をお伺いすると、やはり殺風景な病院にこういったゆとりがあると、ホッとする、とのものが大半でした。こういったゆとりが我が施設にも広がっていけば良いなぁと思います。おそらく千葉医療センターもそういった患者アメニティーに工夫されているのでしょうね。是非とも見学に行きたいものです。500回配信記念ということでご招待!なぁんてないよなぁ・・・[わーい(嬉しい顔)]

 冗談はともかく、開院まであと少し。スタッフの皆さん、頑張ってください[ひらめき][手(チョキ)]


【Japan Medicine 2010/05/14】
 国立病院機構 千葉医療センター/耐震・免震構造の新病院を公開 急性期中核病院として6月開院

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/14/120271/
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 国立病院機構千葉医療センターは建築中の新病院が竣工し、6月1日に開院する。これに先立ち、11日に耐震・免震構造を持つ新病棟などの建物・設備が報道関係者に公開された。増田政久院長は、「入院を主体とする当院は、急性期医療を担う中核病院として地域に貢献していきたい」と述べた。
 同院は1945年に旧陸軍病院から厚生省に移管された国立千葉病院を前身とする病院で、病床数は455床(一般410床、精神45床)となっている。6月1日の開院時の標榜科は全27診療科となる。
 増田院長は開院に際し、千葉県の循環型医療連携システムの一角を担い、救急医療を担う中核病院として地域に貢献していきたいとし、入院医療を中心としつつ国立病院機構の施設として政策医療を提供していくとした。
 新病院の最大の特徴は建物構造にある。8階建ての病棟・中央診療棟は免震構造(鉄筋コンクリート造・一部鉄骨)で、3階建ての外来・管理棟は耐震構造となっている。延べ床面積は3万2255平方メートル。このほか敷地内には独立したリニアック棟、エネルギー棟、看護学校、地域医療研修センターがある。病棟で消費する電力はエネルギー棟から供給される。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

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春分

「あかつき」は注目です。
もっとも再来月は「はやぶさ」に釘付けかな。
by 春分 (2010-05-17 21:48) 

Koji

春分さん

コメント有難うございます。
明朝は釘付けですね。
「はやぶさ」は来月の6月13日帰還予定ですよー
by Koji (2010-05-17 22:36) 

ゆうのすけ

500記事おめでとうございます。& 御苦労さまです。

国立千葉、もう工事が終わったんですね!いつぞや傍を通った時は、囲いがありました。近くを通った時は、外から様相だけでも眺めてみようと思います!

やはり地元のこととなると 気になりますね!^^
by ゆうのすけ (2010-05-17 23:19) 

Koji

ゆうのすけさん

コメント&祝福有難うございました。
国立千葉の友人によると、先週の土曜日に総合リハーサルが終了、日曜日に開院記念式典と内覧会、祝賀会も終了とのことです。
検査も一部機器を除いて設置完了とのことで、最終調整段階とのことです。きっと地域に貢献できる良い施設としてリスタートすることでしょうから、期待されていてください。
by Koji (2010-05-18 16:13) 

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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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