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0513-498号 [チーム医療] 看護系大学院で「診療の補助」外の行為を試験実施  厚労省 [kensa-ML NEWS]


 当直明け、かなり溜まっている事務仕事と調整作業を終えてみれば、既に夕方。夕方からは私の部門の主任会議もありましたので、かなりヘトヘト[ふらふら]・・・でもまだまだお仕事はありますので、頑張っています。議論は好きなのでいくらでも受けて立ちますが、議論や会話にならない場合にはどうしたら良いものでしょうね・・・[がく~(落胆した顔)]


 さて議論といえば、我が国のお手本のはずであった英国の議会制度が歴史的なことになりました。どこぞの国も内乱気味・・・わが国も内輪揉めしている場合じゃないのに・・・[むかっ(怒り)]

春秋 日本経済新聞社コラム 5/13 http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE2E5E0E7E2EBE5E2E3E1E2E7E0E2E3E29F9FEAE2E2E2;n=96948D819A938D96E08D8D8D8D8D
 明治初年の日本をたち、列強諸国をつぶさに見て回った「岩倉使節団」は英国でも驚いてばかりいた。随行した久米邦武による「米欧回覧実記」は、英国議会や政党の様子をこと細かに記して面白い。すでに二大政党が丁々発止なのだ。
▼下院議員は「政府党」と「抗政党」に分かれ、2つの党の勢力しだいで政府党が決まる。首相は「国民ノ希望」を託された多数党から選ばれ、そのとき「政府ノ体面ハ全ク、一変スルナリ」。などと記述は続くのだが、それからずっと日本が議会制民主主義の手本にしてきた英国で、二大政党制にきしみが生じた。
▼どの党も過半数を取れなかった総選挙を受け、保守党が中道左派の自由民主党と連立を組んだ。労働党からも言い寄られていた自民党が、路線の隔たりの大きい保守党を選ぶという「ねじれ」である。ギリシャ不安のさなか、政治空白への危機感も募ったに違いない。この民主主義の先達にして、憂いは深かろう。
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 ホント、それどころじゃないです。もう一編。

【産経抄】5月13日 産経新聞社社説
 http://sankei.jp.msn.com/world/asia/100513/asi1005130339001-n1.htm
 「第二次世界大戦直後の日本は、アジアでもっとも貧しい国のひとつでした。そのとき、一番豊かだった国がどこか知っていますか? フィリピンなんですよ」。15年ほど前にフィリピン人記者と食事をしていて、聞いた話だ。▼この人は、かつてのマルコス独裁政権下で弾圧を受け、中国に亡命した経歴をもつ。だからその後の故国が、日本はもちろん、ほかのASEAN諸国と比べても、経済発展で後れを取った理由ははっきりしていた。「すべては、マルコスの腐敗政治のせいです」。▼そのフィリピンで行われた大統領選で、ベニグノ・アキノ上院議員(50)が、圧勝した。マルコス政権に立ち向かい暗殺された元上院議員を父に、夫の遺志を継いだコラソン・アキノ元大統領を母にもつ。そのイメージを前面に押し出した選挙戦が功を奏したようだ。▼一方で、故マルコス氏の地元では、イメルダ夫人(80)と長男、長女がそれぞれ下院、上院、州知事選での当選を果たした。汚職疑惑の絶えなかったアロヨ現大統領も、元大統領の娘である。有力な政治家一族による政権のたらい回しが、今も続いている印象もある。・・・続きを読むにはここをクリック


 いずれにしてもその場しのぎの軽薄な判断はご法度・・・です。歴史的なものが絡む重大な問題ですから、慎重に取り組んでもらいたいと思いますが、国民とのお約束に拘り過ぎているようでは駄目でしょうし、野党もその部分、あまり追い詰めない方が国益に繋がるんじゃないかな?と思います。

 ましてや国民を盾にしては駄目でしょう[バッド(下向き矢印)]


 さて医療系ニュースに移ります。リウマチ関連ニュースが二題、神経関連ニュースが一題、ご紹介です。私自身、知らないことばっかりで勉強になりました。


リウマチ治療薬:投与やめても症状悪化せず…産業医大調査 毎日新聞 5/13
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100513k0000e040010000c.html
 慢性関節リウマチの治療薬インフリキシマブ(商品名レミケード)の効果が確認された患者の半数以上が、投与を1年間やめても症状が悪化しなかったことが、産業医大(北九州市)の田中良哉教授らの調査で明らかになった。医療機関はこれまで8週間おきを目安にこの薬を投与していたことから、田中教授は「薬が高価なため服用を断念していた患者に朗報となるのでは」と話している。
 田中教授によると、調査は06年から同大を中心に全国26の病院で共同実施。インフリキシマブを半年以上投与し効果が確認された患者102人を対象に、投与を1年間中止した。その結果、56人について効果が持続し関節の破壊も進行しなかった。重症患者にも同様の結果がみられたという。ただ、副作用の恐れもあるため、治療は当面、専門の医療機関で実施する必要があるとしている。
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 これって、あんまり理解出来なかったのですが、これまでの薬剤投与方法が間違っていたということではないのでしょうか?治験段階でのデータはどうなっていたのでしょう? まぁ、投与後の経過をみる検討は良くあるプロトコルですが、いったん投薬を中断してその薬効を調べるなんてこと、聞いたことありませんから、致し方のないことなのでしょうか? でも体内の薬剤拡散具合や代謝経路などなどを鑑みると予想できることではないのでしょうか? 素人考えですが・・・(--;


関節炎防ぐ小分子を発見 国立成育医療研究センター 共同通信 5/12
 
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000623.html
 老化や免疫異常により関節の軟骨が破壊され、痛みや運動障害の症状が出る関節炎を防ぐのに重要な役割を果たす小さな分子を見つけたと、国立成育医療研究センターの浅原弘嗣システム発生・再生医学研究部長らが12日付米科学誌電子版に発表した。
 マウスの実験で、この分子を増やすと関節炎になりにくいことを確かめた。浅原部長は「関節炎やリウマチの新しい治療法につながる可能性がある」としている。
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 この「miR140」が多く含まれること・・・って単純に不思議なのですが、元々発見されていたものなのでしょうか?これをターゲットにしようとした観察力というか、洞察力が凄いのでしょうね。私はこの分野、不勉強なので、出直してきます[もうやだ~(悲しい顔)]

 
脳の神経変性、酵素が防ぐ 秋田大解明、治療に可能性 共同通信 5/12
 
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010051201000816.html
 脳の神経細胞で働く酵素が、脳疾患につながる神経変性から細胞を守る働きをしていることを、佐々木雄彦秋田大教授(医学)らの研究チームがマウスの実験で解明、13日英科学誌ネイチャー電子版に発表した。パーキンソン病やハンチントン病など神経変性疾患の治療法開発につながる可能性があるという。
 チームは、体内で脂質を分解する酵素で役割が未解明な「INPP4A」に着目。この酵素を持たないマウスを作ったところ、四肢が激しく震えるなどして歩けず、症状が人のハンチントン病などの特徴に似ていた。
 調べると、マウスの脳で運動をつかさどる部位の神経細胞が死んでいた。また酵素を働かなくさせた神経細胞にグルタミン酸を与えると、細胞死することも突きとめた。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 なるほど・・・としか言いようがないです。グルタミン酸と言えば味の素くらいしかネタがありませんでしたが、ちょっと調べてみると、へぇ・・・でした。お断りしておきますが、ニュース内容とは全く関連性がありませんので念のため。


グルタミン酸(一部抜粋)
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B
3%E9%85%B8
 グルタミン酸(グルタミンさん、glutamic acid, glutamate)は、アミノ酸のひとつで、2-アミノペンタン二酸のこと。2-アミノグルタル酸とも呼ばれる。Glu あるいは E の略号で表される。小麦グルテンの加水分解物から初めて発見されたことからこの名がついた。英語に準じ、グルタメートと呼ぶこともある。
 酸性極性側鎖アミノ酸に分類される。蛋白質構成アミノ酸のひとつで、非必須アミノ酸。動物の体内では神経伝達物質としても機能しており、グルタミン酸受容体を介して神経伝達が行われる、興奮性の神経伝達物質である。
 グルタミン酸がたくさんつながると、納豆の粘性物質であるポリグルタミン酸になる。
 存在:コンブ、チーズ、緑茶などに大量に含まれるほか、シイタケ、トマト、魚介類などにも比較的多く含まれていることが知られている。
 利用:主に、食品添加物であるL-グルタミン酸ナトリウム(グルタミン酸ソーダ、mono sodium glutamate、MSGあるいはグル曹とも呼ばれる)の中間原料として製造、利用される。グルタミン酸そのものは酸味を持つため、そのナトリウム塩であるグルタミン酸ナトリウムが調味料(うま味調味料)として利用されている。L-グルタミン酸ナトリウムを主成分とする調味料として、日本では味の素などがよく知られている。


 以前、グルメ番組で、みそ汁などにダシの代わりにケチャップを入れると非常にコクがあり美味だと言っていたので、みそ汁にケチャップを入れたことがあります。その時は入れ過ぎてケチャップの味ばかりになってしまい、とても美味だと言えた代物ではなかったのですが[もうやだ~(悲しい顔)]、なるほど[ひらめき]納得してしまいました。ケチャップはトマトの濃縮体ですからね・・・でもくれぐれもケチャップの入れ過ぎにはご用心[あせあせ(飛び散る汗)] ケチャップのお好きな方は良いのでしょうが・・・ところで良く、マヨラーと言いますが、ケチャップはケチラーとかケチャラーとは言いませんよね。ネットで早速調べてみると、ケチャッパーと言うそうな。一味を何にでもかける方は、一味党と言うそうです。


 話が段々ずれてしまってしまいましたので、このあたりでドまじめ路線に軌道修正いたします。

 本日のメインニュースの前に、厚生労働省医政局長から各都道府県知事宛に出された通知文書をご紹介。これって以前出された文書を少し改編加筆したものですね。NST加算が今回の診療報酬改定で出された時も、かなり疎外感を感じましたが、今回も同様。チーム医療って何なの?とやっぱり私は「チーム医療」という用語が大嫌い[パンチ]。チーム医療の内容で検査技師が明記されているのは、ICTのみといった状況。やるせない気持ちになってきました[もうやだ~(悲しい顔)]。事務部の方々も同様の感覚をお持ちでないでしょうか?めげずに諦めずに前向きに頑張るしかないですね・・・(--;


医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について(平成22年4月30日医政発第0430第1号)(PDF,221KB)【医政局医事課 医師法関係】
 
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T100506G0010.pdf


【WIC REPORT(厚生政策情報センター)ニュース 2010/05/12】
 [チーム医療] 看護系大学院で「診療の補助」外の行為を試験実施 厚労省

 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/5/12/120120/
 http://www.m3.com/tools/Document/WIC/pdf/201005_3/1297_7_1.pdf
=================================================
 チーム医療推進会議(第1回 5/12)《厚労省》 厚生労働省が5月12日に開催した、「チーム医療推進会議」の初会合で配付された資料。チーム医療を推進するため、厚労省では「チーム医療の推進に関する検討会」を開催し、議論を深めてきた。3月19日には検討会の報告書がまとまり、そこでは(1)看護師への包括的指示要件の明確化(2)チーム医療を推進する医療機関を認定する仕組みの検討―などが提言されている(p9~p24参照)。 同会議は、この提言を受け、(1)チーム医療を推進する医療機関の認定の在り方(2)チーム医療を推進するための看護師業務の在り方―の2点を検討するために設置されたもの。 初会合となったこの日は、議論の進め方や、看護業務実態調査、モデル事業について厚労省案が示された。 まず、議論の進め方としては、「チーム医療認定検討WG」と「チーム医療推進のための看護業務検討WG」を設置して具体的な検討を行う。各WGで医療機関や特定看護師(仮称)の認定基準等を詰め、年内に一定の結論を取りまとめたい考えだ(p6参照)。 看護業務実態調査は、特定看護師(仮称)が行える「特定の医行為」の範囲決定のために行われる。具体的には、採血や気管挿管、副作用出現時の薬剤変更などを、現在、看護師が実施しているか、また今後実施することが可能か、などについてアンケート方式等で行う予定(p7 参照)。・・・続きを読むにはここをクリック


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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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