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0510-495号 命を削る:高額医療の断面 負担軽減、届かぬ情報 [kensa-ML NEWS]


 昨日、一昨日は良いお天気[晴れ]に恵まれました。まさに行楽日和[イベント]でしたが、炎天下で汗まみれになっている身としては、もう少し遠慮というものをしてほしいなぁと、ちょっと思った二日間でした。

 昨日は、朝六時集合・・・朝八時からの試合のため(準々決勝)だったのですが、またもや同点抽選負け・・・七回連続だったかな?九回連続だったかな?連続で抽選負けし続けています。うちのクラブは伝統的?にか、抽選には恵まれないというか、勝てないですね。子供たちは頑張っているのに、ホントかわいそうになります。これだけ抽選に負け続ける確率というものは、まだまだ天文学的数字とはならないでしょうが・・・[がく~(落胆した顔)]


 ・・・なんかこじつけのような導入ですが、本日の社説ご紹介です。


朝日新聞社社説 はやぶさ帰還へ―宇宙で輝く日本の得意技 5/10
 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit2
 日本の小惑星探査機「はやぶさ」が7年ぶりに地球に帰ってくる。6月13日に大気圏に再突入し、本体は燃え尽きるが、切り離されたカプセルはオーストラリアの砂漠に落下する。
 日本の宇宙技術にとって、大きな一歩をしるすことになるだろう。
 往復の成功ばかりではない。カプセルには、小惑星で採取を試みた表面物質のサンプルが入っていると見られている。その回収に成功すれば、世界初の快挙となるからだ。無事な帰還とカプセルの中身を楽しみに待ちたい。
 打ち上げられたのは2003年5月。約20億キロを旅して05年秋、目的地である長径500メートルほどの小惑星「イトカワ」に到着した。表面がでこぼこの細長いピーナツのような形の星だ。
 小惑星は、太陽系が誕生したときに惑星を形作った材料がそのまま残っているとされ、太陽系の歴史を探る貴重な手がかりを与えてくれる。
 はやぶさが撮影した写真や組成に関する観測結果は、世界の科学者たちを驚かせた。米国の科学誌サイエンスは、はやぶさ特集号まで発行した。「これだけでも真にすばらしい」と、大先輩である米国の惑星探査関係者からは最大級の賛辞が寄せられた。
 サンプル採取は、着陸した瞬間に弾丸を発射し、舞い上がるほこりをとらえる仕組みだ。実は、弾丸はうまく発射されなかったらしい。だが、着陸の衝撃で舞い上がったほこりがとらえられたのでは、と期待されている。
 冷蔵庫を一回り大きくしたような0.5トンほどのはやぶさの機体には、ぎっしりと各種の装置が詰め込まれている。観測だけでなく、将来の本格探査に備えて新型エンジンや自律航法を試すのも大きな目的だったためだ。
 はやぶさは、精巧なロボットといってもいい。イトカワまでは電波の往復だけで40分かかり、いちいち地球からの指示を待つわけにはいかない。イトカワの表面の様子をカメラでとらえ、自力で観測や接近、また着陸などの作業をこなさなければならなかった。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 本当に帰還が楽しみ[わーい(嬉しい顔)]ですね。この話題結構注目していたので、以前からHP等頻回にチェックしていたのです。はやぶさ帰還の前にこのようなニュースもあります。以前ご紹介した内容ですが・・・間もなく金星探査機「あかつき」が5/18に打ち上げられます。特設サイトは、http://www.jaxa.jp/countdown/f17/index_j.html に掲載中ですが、もっと知りたいという方は、http://www.stp.isas.jaxa.jp/venus/index.html 本当に楽しみです[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]


 さてこの辺でガラリと話題を変えます。


 先週の読売新聞社から出された、「経済再生に向けた緊急提言」は既に多くの方が詠まれたことだと思いますが、この緊急提言は、非常に具体的で現実的な提言であり、医療業界にとっても非常に大きな問題だと思われましたので、遅ればせながら、配信させていただきます。各項目の具体的内容についてはあまりにも長文になるため、リンク先を記載しました。記事全般を読んでいて感じたのですが、現政権政党は、理念と理想が混同しているのではないかということ。だから浮世離れしたような話がポンポン出てくるのだと思いました。あまりにも、庶民感覚とギャップがありすぎますね。


【読売新聞社ニュース 2010/05/07】
 読売新聞提言を閣僚が評価…「方向性は一致」

 
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100507-OYT1T00489.htm
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 読売新聞社が発表した経済再生に向けた緊急提言に対し、鳩山政権の閣僚から7日午前、評価する声などが出た。
 平野官房長官は閣議後の記者会見で、「現在の経済の実情を打破していくうえで、経済成長を促進する考え方、目標を明確にして財政再建を図る考え方は、鳩山政権と方向性は一致している」と述べ、鳩山政権として成長を重視し、財政再建に取り組む意向を表明した。国民新党代表の亀井金融相は「上出来だ。『財源なき政策』は絵に描いたモチだ。経済全体をいかに活性化するかがないと(いけない)。介護や医療分野に政府が投資することは大事だ。(提言を)もっと参考にすればいい」と語った。
 前原国土交通相は消費税率引き上げについて、「年金目的税として、消費税の議論は逃げるべきではない。ムダを削ったうえで、消費税を上げ、法人税は下げないと、国際競争力で勝てない」と指摘した。
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【読売新聞社ニュース 2010/05/07】
 読売新聞社緊急提言 経済再生へ政策転換を

 
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt100507.htm
=================================================
 日本経済は今、衰退の縁(ふち)に立たされている。一部に景気の回復傾向は出てきたものの、深刻さを増す「10年デフレ」に克服のメドは立っていない。経済は低成長にあえぎ、財政は破綻(はたん)の瀬戸際にある。一刻も早く鳩山内閣は財源なきバラマキ政策を改め、成長を促す政策に転換しなければ日本は危機から脱することはできない。法人税実効税率の20%台への引き下げを目指すとともに、新たな通商戦略を策定するなど、読売新聞社は経済再生に向けた5項目の緊急提言をまとめた。

提言のポイント

1.マニフェスト不況を断ち切れ
  
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt10050701.htm
   政策ミスで日本を破滅させるな
 
2.コンクリートも人も大事だ
  
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt10050702.htm
   デフレ脱却に公共投資は必要だ 

3.雇用こそ安心の原点
  
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt10050703.htm
   福祉は産業活性化に役立つ 

4.内需と外需の二兎を追え
  
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt10050704.htm
   官民で海外需要を取り込め 

5.技術で国際競争を勝ち抜け
  
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/keizaiteigen/kt10050705.htm
   先端分野に集中投資しよう 

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 本日のメインニュースに移ります。

 科学技術推進もさることながら、医療業界にとっても、行政刷新会議:事業仕分けは非常に大きな影響を及ぼしています。勿論無駄を省くという本来の目的はかなり達している部分もありますが、必要な部分も削っているのではないか?といった批判を各関係団体や、国民から浴びているのも事実です。こういった無駄を削るということは国の再生に必要だと思いますが、削るばかりではなく、机上の空論となっては駄目ですが、付加する部分も大いにあっても良いのでは?と私は感じます。

 その一つに、弱者に対する擁護(弱者という用語が適切だとは思えませんが)があるのでは?と思います。その最たるものは「命を削ってはいけないのではないか?」ということだと感じているのですが、やはり経済再生が最重要課題なのでしょうか?

 また制度が確立されているにもかかわらず、あまり広報されておらず、国民が十分に理解していない事項も多数あるのでしょうね。マスメディアがこれだけ発達している日本で、知らないことが多すぎるというのは何やら違和感を感じます。


【毎日新聞社ニュース 2010/05/10】
 命を削る:高額医療の断面 負担軽減、届かぬ情報

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100510ddm001040044000c.html
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 「なぜだれも高額療養費制度を教えてくれなかったのか」。慢性骨髄性白血病の長男(36)を持つ関東地方の女性(64)は、長男の治療費を工面するため、借金を繰り返すまでに追い込まれた。
 長男は95年、突然の下痢に襲われて血液検査を受けたところ、白血病と診断された。抗がん剤を使う治療費の負担は重く、自己負担は毎月約10万円になった。長男の収入が少なかったため、夫婦が年収約600万円の中から治療費を支援した。だが、住宅ローンもあって家計は「火の車」。最後は、親族に頭を下げ、計約200万円を借りた。「息子のためとはいえ、親族に借金するのは情けなかった」と女性は振り返る。
 国の高額療養費制度の存在を女性が知ったのは08年。患者会の会報で読んだ。申請すると、治療費の自己負担は半分程度に軽くなった。女性は「対象者全員に制度を知らせる仕組みが必要」と訴える。
 高額療養費制度では、患者からの申請を受けた健康保険組合などの保険者が自己負担上限額の超過分を支給する。厚生労働省保険課は「高額療養費制度などの説明を(支給とは直接関係ない)病院だけに求めるのは難しい。支給方法なども異なるので、保険者に対応してもらうしかないのではないか」と話す。
 例えば大企業のサラリーマンなどが加入し、比較的財政の安定した健康保険組合では、患者が申請しなくても上限超過分を自動的に支給する組合があるほか、全体の7割は自己負担分を減らす「上乗せ支給」をしている。一方、財政状況の厳しい国民健康保険や中小企業の従業員らが加入する協会けんぽは高額療養費制度の上乗せ支給はなく、格差が生じている。さらに、国の定める負担上限額も数年に1度のペースで改定されている。健康保険組合連合会の大村孝雄指導員は「患者にとって制度が非常に複雑で、分かりにくい」と指摘する。
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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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