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0506-493号 検証 医療ツーリズム元年(4)先端医療を日本から世界に [kensa-ML NEWS]


 GWは如何お過ごしだったでしょうか? 良いお天気[晴れ]にも恵まれ、観光スポットではかなりの行楽客で賑わったようですね。今日から通常勤務という方がほとんどだと思いますが、くれぐれもお疲れを出されませんように・・・[わーい(嬉しい顔)]

 私の方は相も変わらずの日々で、炎天下?で野球小僧たちと土と汗にまみれていましたので、5月上旬という状況で既に一皮向けて、更に真っ黒といった状態[がく~(落胆した顔)]。一体どこまで黒くなるのか・・・(--;

 予定していた報告書は未だ完成できていませんが、頭の中はかなりクリアになりましたので、追い込み作業に今週は没頭です。


 さてこのGW中一回しかニュース配信出来ませんでしたが、配信したいニュース、言いたいことは山盛りです。全て消化することは不可能ですが、一部をご紹介します。まずは各社社説より・・・

 昨日はこどもの日ということもあり、全国各地でイベントが多数催されたことと思います。私の参加している野球クラブでも昨日の午後、様々なイベントが行われました。地元?朝日新聞社の「あさスポ」も取材に来られていましたので、イベントの一部が掲載される予定です。

 その野球クラブの監督達がいつも子供たちに伝えていること。「物を大切にしろ」「感謝の気持ちを持て」です。子供たちは、チームの監督やコーチだけではなく、多数の保護者の方々、地域の方々、それこそ多数の方々に支えられて野球が出来ているわけです。また道具は親が一生懸命働いて稼いだお金で購入したものであり、大切にするのは当然。このような考えで指導を行っているわけですが、逆に大人も子供たちから様々な感動を与えてもらっているだけではなく、いわば自律というものを考える良い機会を与えてもらっているわけです(言った以上はやらなくっちゃみたいな)。職場の方々やその他大勢の方々に、週末の度に大変ですね、と良く言われますが、子供たちからパワーをもらうことで、また一週間頑張ろうと思えるわけですから、時間的制約もまた楽し・・・なのです。

 ですから子供に対する親の虐待という闇を見るにつけ、やるせない気持ちがわいてきます。子供の将来を奪うということも勿論ですが、親の成長も無くしてしまう負の連鎖はどこかで食い止めなければならないと思いますが、具体的にどうしたら良いものでしょうね・・・一般論になってしまいますが、やはり地域や周りとの密接な関係作りに尽きるのでしょうか?

 また子供が親の悪口を「言わない」、当然それもあるのでしょうが、「言えない」事例も多数あるのでしょうね。「保護者」というものについて改めて深く考える時期に来ているのではないかと思います。


社説:こどもの日 この笑顔を守るために  毎日新聞 5/5
 
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100505k0000m070106000c.html
 闇の深さに目を背けて明るい未来を語るのはむなしいから、あえて虐待の話をしたい。
 新聞で児童虐待の記事を見ない日はないほど各地で悲惨な事件が続いている。生後6カ月の長男の頭を水道の蛇口にぶつけてくも膜下出血の重傷を負わせた父を逮捕。1歳7カ月の男児の腹を何度も強く押して小腸裂傷で出血死させた母の内縁の夫を逮捕。生後1カ月の次男の頭を壁に強くぶつけた父を逮捕。自宅の壁に生後9カ月の長女を投げつけ骨折させた父を逮捕--。これらは4月に起きた事件のごく一部である。「あやしても泣きやまないのでイライラした」「取り込んだ洗濯物で遊んでいたので腹が立った」。何も言えず逃げることもできない乳幼児への暴力は、どこにでもある日常の小さなことが引き金になる。
 親の悪口を言わない子どもが多い。三重県鈴鹿市で母の内縁の夫から虐待された小学1年の次男が脳内出血の大けがをした事件では、3カ月前に学校が虐待に気づいていた。長女が真冬にヨットパーカ1枚で外に出されているのを近所の人たちが目撃し警察に通報したが、「入ってはいけない部屋に入った私がいけない」と長女は話した。顔のあざや目が腫れていたことも何度かあった。「足を滑らせて転んだ」と長女は大人たちをかばっていた。
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 5/4ならびに5/5ニュースでかなり大々的に報道に取り上げられていましたこのニュース。私も支援者の一人です。元気になって日本に戻ってきてもらいたいものです。こういった究極の選択を取らなければならない、また選択肢のない患者さんも多数おられることを忘れてはなりませんね。健康であることに感謝です。


心臓移植へ 寺町さん渡米 読売新聞 5/5 http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=24436
 重い心臓病「拡張型心筋症」の仙台市青葉区、高校1年生寺町沙也さん(15)が4日、米国で心臓移植手術を受けるため成田空港からニューヨークへ出発した。
 沙也さんは2007年11月に倒れ、昨年12月に余命半年と宣告された。支援団体が移植のための募金を呼びかけ、約1億9600万円が集まった。同級生が寄せ書きしたTシャツを着た沙也さんは空港で、支援者に「頑張ってきます」と笑顔で話した。父貴史さん(43)、母直美さん(41)らが付き添い、コロンビア大病院で臓器提供者を待つ。


 心臓移植を受けた後は、免疫抑制剤と各種感染症(特にウィルス)とのバランスをかけた闘いが待っているわけですが、ここに最も関与しているのが個体の免疫機構。人が生を受けて大事が無ければ、まず最初の試練?ともなる「突発性発疹」について解説していた記事がありました。ご紹介します。


医療ナビ:突発性発疹 乳幼児特有の病気 毎日新聞 5/5
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100505ddm013100149000c.html
◆突発性発疹 乳幼児特有の病気。高熱が3~5日続き、下がり始めると顔や体に発疹が広がる。
◇水分補給し安静に 発熱中の見極め困難、熱性けいれんなど合併症に注意
 東京都多摩市に住む芳賀優喜子さん(34)は3月末の夕方、1人で遊んでいた1歳4カ月の長男漣(れん)ちゃんの体が熱いのに気づいた。顔も赤くなっており、測ってみると38・6度の高熱。鼻水など風邪の症状はなく、熱のわりに元気だったという。しかし翌日夜にどんどん熱が上がり、一時は40度近くになった。
 高熱でぐったりした漣ちゃんに、「本人も苦しそうだったし、田舎の祖父母まで心配した」と芳賀さんは振り返る。その夜をピークに熱は下がり、代わって翌日昼ごろから赤い小さなポツポツがおなかに出てきた。ポツポツは大きくなっておなか全体に広がったが、漣ちゃんは元気を取り戻し、ポツポツも3日程度で跡形もなく消えた。
 漣ちゃんを診察した同市のまえはら小児科院長の前原幸治医師は「漣ちゃんは典型的な突発性発疹(ほっしん)のケースだった」と話す。
 突発性発疹は生後6カ月~2歳の乳幼児がかかる病気だ。38~40度の突然の高熱が3~5日程度続き、熱が下がり始めたころから細かな赤い発疹が顔や体に広がる。前原医師によると、発疹は一般的にかゆみはなく、しだいに薄くなって2~3日できれいに消える。鼻水が出たり便がゆるくなることもあるが、機嫌は悪くないことが多いという。
 発熱中にのど全体が赤くなり、上部に「永山斑」と呼ばれる赤い小さな膨らみが見られることもあるが、「永山斑」ができないことも多く、医師でも見分けは難しい。他に特徴的な症状がないため、熱が下がって発疹が出てから初めて特定できることが多いという。
 突発性発疹は、大阪大研究グループが88年、世界で初めて患者の血液からウイルスの分離に成功、ヒトヘルペスウイルス6型が主な原因だと突き止めた。その後の研究で、一部だが、ヒトヘルペスウイルス7型が原因になることも分かった。
 同大で研究に携わった山西弘一医薬基盤研究所理事長によると、これらのウイルスは一度感染すると常時ヒトの唾液(だえき)などに存在している。周囲に突発性発疹の感染者がいないのに、乳幼児が突然この病気にかかるのは、身近な大人のウイルスが、子供に感染した場合が多いという。山西理事長は「ウイルスの感染力は弱いが、お母さんが赤ちゃんにキスしたり、口移しで食事を与える時に感染するのではないか」と分析する。
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 さてこの辺で話題を変えます。先の事業仕分けでもかなり問題視されていた、独立行政法人に対する天下り。私ども下っ端中間管理職には全く関係しない部分ですが、ちょっと本質的な論点が双方ともずれているんじゃないの?と感じた記事です。


【主張】公務員採用半減 安易すぎる数合わせ対応 産経新聞社説 5/4
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100504/plc1005040254001-n1.htm
 政府が、一般職国家公務員の新規採用を来年度は半減する方針を打ち出した。実数で約4500人もの抑制で、5月中旬にも閣議決定する。
 官僚組織の肥大化は、税金の無駄遣いに直結する。合理的な範囲の人員削減なら大いに進めてほしい。しかし、景気回復の現状を見れば、国自らが今、大規模な新規採用の見送りを決める影響は大きく、あまりにも対応が安易すぎる。
 直嶋正行経済産業相が「民間企業にも雇用面の配慮をお願いしている。景気にもマイナス要因とならぬよう対応すべきだ」と語るなど、閣僚からも雇用や景気への影響を懸念する声が聞かれる。
 半減の具体策は、国の出先機関の採用を原則「2割以内」に抑えることが中心となる。出先機関は大幅な統廃合を目指すとした政府方針にも合致しているが、一時的措置にせよ組織の年齢構成がいびつになれば、当面の行政サービスにも影響が出かねない。
 異例の手段に訴えざるを得なくなった理由は明らかだ。鳩山政権が掲げる「官僚の天下り斡旋(あっせん)の全面禁止」が、具体的な受け皿整備もないままに進められてきたからだ。民主党は、国家公務員の総人件費2割削減も、昨年の衆院選で政権公約に掲げた。夏の参院選を前に、目に見える形で人員の抑制策を示しておきたい事情も政府にはあるようだ。
 しかし、完全年功序列のピラミッド型組織や給与体系にメスを入れず、天下り禁止を叫ぶだけでは中高年のベテラン官僚が退職しなくなるのは当然の成り行きだ。
 本来なら、天下りしなくとも能力に応じて定年まで働ける環境を整備するのが先である。今回の方針は、それを怠ったツケを新規採用に回しただけともいえる。
 新規採用者の半減と合わせて、政府は定年前退職者などへの処遇を定めた「退職管理基本方針」も閣議決定する方向だ。ところが、その中身もまた、一般常識とかけ離れた規定が少なくない。
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 何でもかんでも天下り禁止というのは、私自身おかしいんじゃないか?と思っています。良い人材を確保するという大前提であれば、宜しいのではないでしょうか?またどの企業でも頭を悩ませていることでしょうが、やる気の無い能力の無い方をどのように処遇するのか?ということ。せめて給料分くらいは働いてもらいたいと思われている方も多いのではないですか?年功序列制度を完全否定する気は無いのですが、しっかりとした業務査定が行えるシステムが欲しいですね。またやる気の無い方々よりもやる気満々の新人の方が当然ながら欲しい人材です。そういった意味で、公務員採用半減というのは短絡的でおかしな結論付けだと思いますし、それよりもやる気の無い能力の無い方をどのように処遇するのかが先決問題であると思います。労働者として守られるべき権利というものはありますが、その前に義務や責任があるのでは?


 さて本日のメインニュースに移ります。

 ここは日本ですから、外国人優先とも思えるような施策は如何なものか?と思うのが私の正直な気持ちです。私は外国人排他主義ではないですし、外国人の方々にも多く労働していただいて、自国への還元も果たしていただきたいと思います。ただここは日本ですから、言葉の壁は自力である程度カバーしてもらいたいものです。日本人が外国に留学、就業した時、受け入れ国のスタッフは日本語で全て話すのでしょうか?皆さん、ご自分でそのお国の言葉を必死になって覚えられるのではないですか?


【CBニュース 2010/05/04】
 検証 医療ツーリズム元年(3)「言葉をつなぐ」
 
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/27457.html
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■医療通訳士養成、難易度高い講義
 「日本語の『上皮小体』は、そのまま読むとシャンピーシャオティですが、通訳としては間違っています。中国語で上皮小体は『甲状傍腺(ジャージョウパンシェン)』、これが正解です」。
 東京都千代田区の語学スクールで行われている中国語の医療通訳養成講座の一コマ。講師が受講生に示すのは、人体の構造をイラストで図解した日本語のテキストだ。
 受講生は、臓器や各器官の名称を日本語と中国語の両方で確認しながら、それぞれの仕組みや他の臓器とのかかわり、病気の種類や治療法に至るまでを学ぶ。中国語が母語の受講生でも、講義に付いて行くのに必死だ。
 講師は現地の医師免許を取得している中国人で、日本の大学でも研究歴が20年以上に及ぶ。このため、日本語での解説も実に流ちょうだ。
 受講生10人の年齢層は30-50歳代で、8人が中国人。医療通訳を目指す動機もさまざまだ。観光通訳として長年活躍してきたが、病院での通訳を頼まれたものの専門知識が無く、言葉の解釈をめぐりトラブルになりかけた苦い経験を持つ人もいるという。
 講座を開いた東京通訳アカデミーの岡村寛三郎学院長は、医療ツーリズムが世界規模で急激に広がる中、近い将来、日本国内でも医療通訳の需要が高まるとにらんでいる。昨年9月に開講して1期生を募ると、中国語のクラスには12人が集まった。
 医療通訳に必要な知識を体系立てて教えるノウハウや前例がなく、すべてが手探りの状態だ。岡村氏は「命にかかわわる医療現場が活躍のフィールド。知識が足りないよりは必要以上の知識を身に付けてもらうため、難易度は高くせざるを得なかった」と話す。
 現在の2期生は、今年3月からの4か月間で必要な知識を習得し、7月にはアカデミー独自の技能検定試験を受ける。これまでに試験に合格した1期生たちは、国内に仕事が少ないため、中国の邦人系病院などで医療通訳として働いているという。しかし、今後は日本国内でも、医療機関や地方自治体、旅行会社などで医療通訳が求められる可能性が高い。
 岡村氏は「受け入れからアフターケアまで、言葉をつなぐ役割はすべての段階で重要。医療通訳の養成が、国内の医療ツーリズムの成否を分けるといっても過言ではない」と意気込みを見せる。
■経産省、課題解決策を検証
 医療ツーリズムを軌道に乗せようと、官民が共に動きを活発化させている。
 経済産業省は4月、日本による医療ツーリズムを発展させる上での課題を明確しようと昨年度に実施した「国際メディカルツーリズム調査事業」の報告書を公表した。医療ツーリズムへのニーズが高く、地理的に日本に近いロシアと中国を「有望な市場」となる可能性が高いとする内容だ。
 報告書では、外国人患者の受け入れ拡大に向けた課題として、▽医療ツーリズムを行う医療機関の裾野拡大▽海外の保険会社との連携▽帰国した患者からの問い合わせ対応などのアフターフォローの充実▽日本の医療の認知度向上-などを挙げている。
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 本日のメインニュース二本目。まず前ニュースとして三重医療ネットワークのニュースからご紹介し、医療ツーリズムに関するニュース配信です。

 医療の均てん化などと叫ばれて久しいですが、どの医療ネットワークでも軽視?といいますか、あまり問題視されていないのが臨床検査データの共有化。よくEBM(根拠に基づいた医療)などと言われている割には臨床検査データの標準化、共有化は進んでいません。勿論各種多様な問題が山積しているためですが、国策としてしっかりと取り組まなければならない問題であり、ようやく動き始めている所です。また海外マーケットに目を向けるのは勝手なのですが、先日も申しましたように、国内全般にわたる医療充実政策を図らなければ、本末転倒なのでは?と感じてしまいます。

 根本的問題を先送りすることは、医療の質確保という根幹部分を切り捨てる?とも取れかねないことであり、近い将来に大問題として大きな壁となること必至です。

 本当の国際競争力とは?ということを考えるに、まず自身のネットワークを整備し、そのネットワーク内における各種データを共有化すること、いわば標準化することが必要かつ不可欠なことであり、そういった観点から約十年余り活動を行ってきています・・・が、ようやく芽が出たところといった感がある今日この頃です。


三重医療安心ネットワーク 6病院で試験運用  読売新聞 5/4
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=24401
情報共有で利便、普及費用が課題
 三重大病院(津市)など県内の6病院が先月、インターネットでカルテなどの医療情報を共有するシステム「三重医療安心ネットワーク」の試験運用を始めた。
 病院間で受診歴や治療内容、薬の情報などが共有され、病院が変わっても一貫した治療を受けられるなど、患者側のメリットは大きい。一方で、システムの整備には、多額の設置費と維持費が必要で、参加医療機関の確保など、普及へのハードルの高さも目立つ。
 和歌山県内の50歳代の男性は昨年春、膵臓(すいぞう)にできた腫瘍(しゅよう)の検査のために三重大病院を訪れた。検査の結果、腫瘍はがんではなく、男性は薬による治療を受けた。現在も、コンピューター断層撮影(CT)などの検査や診察を受けるため、毎月1回は約3時間かけて三重大へ通う。
 しかし、今月からはその必要がなくなる。紀南病院(御浜町)で検査を受け、その結果を同大の医師も確認する遠隔医療が可能になったからだ。
 主治医の桜井洋至・三重大がんセンター連携部門長は、「和歌山県から通院する時間や費用も節減でき、患者の利便性は大いに高まる」と話す。桜井医師は、システムが全国に普及した近未来の医療連携の姿をこう解説する。
 「旅行先で心臓発作を起こして搬送されたとしましょう。真夜中で三重大の主治医と連絡がとれなくても、ネットで過去にどんな病気で治療を受け、何という薬を服用しているのか迅速に把握できる。不必要な検査をせずに手術ができ、治療のミスも防げる。だから“安心ネット”なんです」
 北海道函館市などではすでに本格運用されており、技術的には県境を越えた情報共有も可能だ。往診に出向いた医師が携帯電話で、電子カルテを閲覧することもできる。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

【CBニュース 2010/05/05】
 検証 医療ツーリズム元年(4)先端医療を日本から世界に
 
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/27458.html
=================================================
 神戸港内に浮かぶポートアイランドの一角、「先端医療センター」などが立ち並ぶ医療エリア―。来年春には、「神戸市立医療センター中央市民病院」(912床)が700床規模にダウンサイジングしてエリア内に移転・開院する予定だ。
 その後は、神戸国際フロンティアメディカルセンターなど高度専門病院を周辺に集積する。将来的には、先端医療センターが保険外診療を、フロンティアメディカルセンターなどが高度医療を、中央市民病院が通常の保険診療をそれぞれカバー。日本の先端医療を世界に発信する「メディカルクラスター」が誕生する。
 フロンティアメディカルセンターの運営母体となる公益財団法人神戸国際医療交流財団の田中紘一理事長は、生体肝移植の世界的な権威として知られる。
 メディカルクラスターの中核を担う同センターでは、他国に比べて優位性が高い生体肝移植や内視鏡を使った消化器の治療を中心に据え、国内だけでなく、アジア諸国や中東の富裕層など海外の患者も積極的に受け入れる方針だ。同時に、海外の医師との交流も進めて日本の医療をアピールし、民間主導でのアジアの医療拠点化を目指す。
 フロンティアメディカルセンターは、病床数200床程度の確保を目指し、優秀な医師や看護師を集める。インドネシア政府との経済連携協定(EPA)に伴って来日した看護師候補者らの受け入れも促進し、受け入れ後は日本国内の国家資格取得を支援する。そのため、敷地内に日本語学校も設置するという。
 100億円規模の総事業費の調達は、既に8割方めどがついているといい、12年5月か6月ごろのオープンを目指す。
 ポートアイランド内では、医療ベンチャーや研究機関の誘致も進んでおり、これらが開発した新しい医療技術や医療機器の臨床応用の支援も本格化させる。
 神戸大や市商工会議所などで構成する「神戸医療産業都市構想研究会」によると、ポートアイランド内の医療関連企業は、現在の200社から15年度には約310社になる見通しだ。同研究会では、これによる市内の経済効果は、05年度の約409億円(推計)から、15年度には約1625億円に膨らむと予測している。
 田中氏が描くフロンティアメディカルセンターのイメージは、「富士山のように海外から見える医療機関」。3月には、神戸氏を訪れた仙谷由人国家戦略担当相にもこうした考えを伝えた。
 勝負は「日本に来てよかった」と思ってもらえるかどうか―。田中氏は「one‐to‐oneマーケティング(口コミ)で世界に日本の評判を広げ、患者さんの獲得につなげたい」と話す。
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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
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    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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