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0425-488号 国病機構の病院事業「規模縮減」―事業仕分け第2弾 [kensa-ML NEWS]


 なかなか春本番とはなりませんが[ふらふら] 皆さん、体調維持は出来ているでしょうか? かなり体の変調を訴えておられる方が増加しているようで、くれぐれもお気を付け下さい。この分で行くと、春を通り越していきなり梅雨に・・・なーんてことは無いでしょうね・・・(--;


 既に一昨日のニュースになりますが、私がとっても興味を惹いた話題をご提供します[わーい(嬉しい顔)] 記事を読まれた方も多いと思いますが、この動画は凄い[ひらめき]ですね。一見の価値あり[ひらめき] 感動もの[もうやだ~(悲しい顔)] です。


太陽で巨大プロミネンス 高さ地球の20倍 朝日新聞 4/23
 
http://www.asahi.com/science/update/0422/TKY201004220548.html
 米航空宇宙局(NASA)は21日、太陽で発生した巨大プロミネンス(紅炎)の画像を公開した。表面からの高さは地球の直径の約20倍。2月に打ち上げられた太陽観測衛星「SDO」が観測を始めた直後の3月30日に発生し、撮影された。研究者は「夢に見た以上の美しさ」と興奮している。
 プロミネンスは、太陽の中にあった磁力線が、表面の物質を引きはがしながら噴き出す現象。4月12~13日には弧の長さ80万キロという巨大プロミネンスも発生した。太陽の直径の6割に達し、ちぎれて宇宙空間に飛び散った。
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プロミネンス(紅炎) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%85%E7%82%8E
 紅炎(こうえん、solar prominence)とは、太陽の下層大気である彩層の一部が、磁力線に沿って、上層大気であるコロナ中に突出したものである。英語のままプロミネンスと呼ばれることも多い。
 皆既日食の際に、月に隠された太陽の縁から立ち昇る赤い炎のように見えることから名づけられた。紅炎が赤く見えるのは、彩層と同様に主にHα線を放射しているためである。Hα線を選択的に通すフィルターを用いれば、通常時でも観測することができる。
 光球上の紅炎をHα線で観測すると、光球よりも暗い線状に見える。この場合には暗条またはダークフィラメント (dark filament) と呼ばれている。光球上にあるかないかでこのように見え方が違うのは、紅炎の背後に光源があるかないかの違いによる(キルヒホッフの法則)。
 紅炎には、数ヶ月に渡って安定に存在する静穏型紅炎と、激しく形を変え主に黒点に伴って発生する活動型紅炎の2種類がある。


 順序がいつもとは異なりますが、コラムご紹介です。

 その昔、究極の選択なんて言葉が流行りました。食べるなら、イチゴ味のカブトムシか、カブトムシ味のイチゴか、みたいな・・・[がく~(落胆した顔)]  国民に究極の選択を迫られるような事態にはしてもらいたくないですね。
 
http://narcissus.blogzine.jp/blog/2010/04/post_def5.html


天声人語 朝日新聞 4/24 http://www.asahi.com/paper/column.html
 東京・表参道のケヤキ並木がかわいい葉をつけ、空を仰げばもえぎのモヤがかかっている。早春の嵐に倒れた鎌倉・鶴岡八幡宮の大イチョウも、残った根元から芽吹いたという。寒暖の起伏は険しくとも、ひと雨ごとに春が深まる
▼さて、待てども気配すらない政治の春である。まず自民党という古木。日の当たる庭から寒風すさぶ野に移され、季節外れの落葉が止まらない。いち早く庭を飛び出し、そこそこの枝ぶりに育った若木もあるが、野に下ってからの離党は落ち武者の風情だ
▼舛添要一氏の新党も、理念より数と金を合わせたかに見える。参院選で苦戦しそうな面々を数に頼んだのか、あるいは氏が選挙の顔に取り込まれたか。ネットに「新党マキゾエ」の命名案があった
▼鳩山政権を批判しながらも、保守系の小党は自民の足を引っ張る。民主党にすれば、骨っぽい社民党や国民新党に代わる連立メニューが増えるだけだろう。野党がこのざまでは、普天間や高速道料金で心おきなく迷走できるというものだ
▼事業仕分けの第2弾が始まった。この政権の少ない「当たり狂言」である。落ち目の興行主としては、再びの快刀乱麻で大向こうを沸かせたいところだが、楽屋のドタバタ劇が目に入っては興もさめよう
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 さて本日のメインニュースに移ります。

 昨日、一昨日と、事業仕分けライブにくぎ付けという方も少なくなかったのではないでしょうか? 私もその類ですが、とにかくチャットというか、ツイッターというか、枠外の無責任な発言を放映する必要があるのか?と思いました。一部だとは思いますが、あまりにもの軽薄さオンパレードで、折角の議論に集中出来ませんでした。こういった発言こそ、ガバナンスが必要なのでは?いや、ガバナンスよりレギュレーション(規制)の方が適切ですね。

 もうひとつ・・・正直言って国立病院機構と労災病院を同系列の土俵にあげて欲しくは無かったですね。最初、同じものだと勘違いされているような発言も目立ちましたし、何より国民が混同してしまうような感じでした。そもそも厚生省と労働省を統合したのがおかしかったのですが・・・

 ガバナンス、ガバナンスと質問側も回答側も連呼されていましたので、ご存じだと思いますが用語解説しておきます。

 それにしても、矢崎理事長の答弁は非常に適切だと私は思いました。


ガバナンス → 統治

コーポレート・ガバナンス (corporate governance)
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%9D%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%90%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9
 企業の経営を監視・規律すること、又はその仕組みをいう。企業統治(きぎょうとうち)とも訳される。
 コーポレート・ガバナンスという概念は、1960年代のアメリカで、企業の非倫理的・非人道的な行動を抑止すべきであるという文脈で用いられるようになり、次第に粉飾決算など投資家から見た企業不祥事を防ぐためにどうするかという意味でも使われるようになった。さらに、企業価値・株主価値を増大させるためにいかに企業組織を構築するかという意味も加わるようになった。1980年代から1990年代のアメリカでは、企業買収が進んだことや、機関投資家の発言力が強まったことにより、コーポレート・ガバナンスへの関心が高まった。1990年代以降は、ヨーロッパ諸国や日本でも、多数の企業不祥事が発覚するとともに、経済的な停滞が続く中、コーポレート・ガバナンスが注目されるようになった。
 現在、コーポレート・ガバナンスの目的は、(1)企業不祥事を防ぐということと、(2)企業の収益力を強化することという2点にあるとされている。また、それらを社会全体の視点から見た議論と、投資家の視点から見た議論がある。


【CBニュース 2010/04/23】
 国病機構の病院事業「規模縮減」―事業仕分け第2弾

 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/27359.html
=================================================
 政府の行政刷新会議のワーキンググループ(WG)は4月23日、国立病院機構による「診療事業」と、労働者健康福祉機構の「労災病院等業務のうち労災病院の設置・運営」を仕分け対象にし、いずれについても「当該法人で実施」とする一方、事業規模の縮減やガバナンスの抜本見直しが必要だと結論付けた。
 枝野幸男行政刷新担当相は席上、2つの独法について「民間ができない大事な部分を担っていただいている。ぜひ頑張っていただかなければいけない」と述べ、こうした役割を担うにはガバナンスの強化などが必要だと指摘した。
 仕分け人からは、地域全体での国立病院の在り方や、労災病院と他の公的病院との関係を考えるべきなどの意見が出た。
 議論終了後に委員の意見を集計した結果、国立病院機構の診療事業は「当該法人で実施」が13人、「自治体、民間の判断に任せる」が1人。労災病院では、「当該法人で実施」が6人、「他法人で実施」4人、「自治体、民間の判断に任せる」2人、「廃止」1人などだった。
 「当該法人で実施」とした13人のうち7人が事業規模の縮減を主張。ガバナンスを強化すべきとの意見も多かった。これ以外では、本部経費の削減、ブロック事務所の削減あるいは廃止も含めて見直すべきだとの意見もあり、菊田真紀子衆院議員はこれらの点を検討するよう機構側に求めた。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 以下、行政刷新会議HPより国立病院機構の部分のみ抜粋したものです。ご参考まで・・・
 
http://www.shiwake.go.jp/data/shiwake/result/B-5.pdf

評価者のコメント
(1) 診療事業
 ● 国庫負担額をゼロにすべきである。
 ● 事務職員のラスパイレス指数97.3 は職員の学歴・経歴構成を考えると、国家公務員に比べて明らかに高いので、2 割程度削減すべきである。医療スタッフは非公務員化の達成により待遇改善してさらに良質の地域医療の担い手として  存続することが求められる。
 ● 理事長のガバナンスを強化して、厚労省から独立性を確保する。
 ● ブロック事務所と本部経費(34 億円)を縮減(1/3 程度)する。本部経費のための各病院からの3%徴収を見直すべき。非公務員化の実現については、厚労省から出向している職員のガバナンスを強化し効率化する。随意契約、ファミリー企業との関係の徹底見直し。
 ● 非公務員化。本部経費の削減(ブロック事務所の廃止、本部経費の削減)。地域連携を進めるべき(病床利用率UP)。
 ● 非公務員化のメリット・デメリットを明確にした上、具体的な移行スキームを明らかにすべき。また、地域の公的病院との統廃合など国立病院のあり方について検討すべき。
 ● 本部、地域ブロックの経費の削減に努めるべき。その点において事業規模を縮減。
 ● 非公務員化する際に、厚労省の出向者がそのまま継続することのない様な対応が必要。国立病院の地域医療の中での役割をさらに明確にしていただきたい。
 ● 間接部門の合理化・効率化はまだ余地がある。医師、ナース等の待遇改善を計る必要がある。労災病院・地域の公立病院との経営統合も検討すべき。
 ● 国立病院はどうあるべきか。地域の医師不足問題にどう関わるか考えて欲しい。
 ● 本部とブロックの機能の合理化を図るべき(機能についての十分な説明はなかった)。また、本部等に厚労省の役人が必要(研修を兼ねて)というが、財務・人事部門に受け入れると独立が阻害される。
 ● 経費削減により医療体制の充実を図るべき。地域医療の中で役割分担強化すべき。
 ● 非公務員化すべし。収益を確保しながら医療スタッフを拡充。政策コスト分析を活用して将来の経営・財務についての見通しを立てつつ経営を改善。特定の疾病に対する補助金だけとし、運営費交付金を縮減。
 ● 非公務員化は単に形だけ行うのではなく、厚労省への人材の戻しと民間並の賃金での事務員採用を行うべき。これを徹底して初めて本格的なコスト削減ができる。
 ● 病床利用率3 年連続70%切ったら病床削減。民間病院に払い下げる。

WGの評価結果
(1)診療事業
  当該法人が実施し、事業規模は縮減
  病院のガバナンスについては抜本的見直し
  本部経費縮減、ブロック事務所は廃止を含めて検討
 <対象事業>
  ・ 事業の実施は各自治体/民間の判断に任せる 1名
  ・ 当該法人が実施
  (事業規模 縮減 7名、現状維持 5名、 拡充 1名)
 <見直しを行う場合の内容>
  ・ 不要資産の国庫返納 1名
  ・ 自己収入の拡大 1名
  ・ 特定法人との継続的な取引関係の見直し 1名
  ・ ガバナンスの強化 7名

とりまとめコメント
 国立病院機構の診療事業については、13人の評価者が、当該法人が実施すると判定しており、これをWG の結論とさせていただく。13人のうち7名が事業規模は縮減としているので、これを実施していただきたい。ガバナンスの評価を見直すべきという意見も7名あり、ガバナンスについてさまざまな議論があったのでそれも踏まえて改革を行っていただきたい。
 非公務員化についてもさまざまな議論があったが、特に、非公務員化の際に、厚労省の出向者がそのまま継続することのないような対応について是非検討していただきたい。さらに本部経費の削減、ブロック事務所の削減あるいは廃止も含め見直すべきという意見が出ているので検討をお願いする。


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ツナ

こんばんは!ツナと言います。
これから宜しくお願いしますね^^
よかったら、コメントお願いしますね^^

by ツナ (2010-04-26 22:51) 

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