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0406-475号 今どきの更年期:/2 閉経前、増えるうつ症 [kensa-ML NEWS]


 今日はいいお天気[晴れ]に恵まれました。大阪、神戸は桜が満開状態[ぴかぴか(新しい)]で非常に過ごしやすい時期を迎えています。今晩、新人歓迎を兼ねてお花見でも・・・のような企業も多いのではないでしょうか?


 私自身のブログは、色気もそっけもない文字ばかり[ふらふら]のものなのですが、いつも拝見させていただいている方々のお写真は、桜が咲き乱れている状態です。羨ましいなぁと思いつつ、あんまり私のキャラに合わないことは出来ないし、せいぜい「おじぎ草」を掲載することぐらいでしょうか?そのうちに写真満載のブログを立ち上げたいなぁと思っている今日この頃です。

 記事を書くのにも携帯電話など、もう少し活用できれば良いのですが、いかんせん、二年以上も前の代物ですから、有効活用出来ません。今の携帯電話は多機能高性能で凄いですね。この間ドコモから出た富士通だったかな?セパレート型携帯や、ソニーエリクソンのエクスぺリアなどは私の想像を超える代物のようで、もう少し落ち着いたら、買い換えようかなぁ・・・と思っています。今の狙い目はエクスぺリアかな?

 でも日本国内における携帯各社の競争は、国際標準化といった観点から非常にまずい気がします。そのように考えているところに、同感できる記事がありました。ただ「ガラパゴス」を引き合いに出して欲しくないなぁというのが私の本音。私の小さいときから「ガラパゴス諸島」と「イースター島」は憧れの地なのです。いわば私の聖地。私が小学生の時、エクアドルやアルゼンチン、ペルーなど南米からの短波放送を聞くために、専用アンテナを作成したくらいですから[わーい(嬉しい顔)]・・・その聖地を「ガラパゴス化」なんて茶化して欲しくないものです。すでにこの用語は一般化しているから仕方ないですけど・・・[がく~(落胆した顔)]


携帯ロック解除―ガラパゴス日本に別れを 朝日新聞社説 4/6
 
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
 「世界一不思議な日本のケータイ」とは、通信政策を担当する総務省の課長が2008年に出版した本の題だ。
 日本の産業は、大きな国内市場に守られて、ともすれば独自規格を採用し、世界で通用しない製品開発の道をひた走ってしまうことがある。生物が独自の進化を遂げた絶海の孤島にたとえて「ガラパゴス化」問題ともいわれ、ケータイがその典型例だ。
 「不思議」の一つは、ケータイ端末がほかの通信会社では使えないよう、通信会社がいわばかぎをかけていることだ。これに対して、総務省がそのかぎを解除する方針を打ち出した。
 解除されれば、世界市場をにらんだ自由な物づくりの道も開ける。あまりに遅い転換ではあるが、ガラパゴス島からの脱出の第一歩にしたい。
 このかぎはSIM(シム)ロックと呼ばれ、電話番号などの情報を記録したSIMカードを他社の携帯では使えなくする。海外ではこのカードを差し替え、端末と通信会社とを自由な組み合わせで選んで使うのが普通だ。だが、日本では通信会社がそれぞれ専用端末を販売する仕組みができた。
 この仕組みは問題が多い。
 まず、ユーザーは、自由に携帯端末やサービスが選べた方がよいのに、選択肢が狭められる。また、端末の値段と通信料金の区別もあいまいだ。通信会社は、端末の価格をできるだけ安くして販売を伸ばし、通信料金で回収しようとする。かつて「1円携帯」が売り出されたのもそのためだ。
 国際競争力の点では、さらに弊害が大きい。メーカーは、通信会社の買い取りによって利益を確保する一方、国内向けの新製品開発競争で疲弊した。日本が得意とする分野なのに海外で力が発揮できなくなってしまった。
 高性能な製品がただ同然で売られ、物づくりへの敬意が薄れたとの指摘もある。これでは、日本の産業技術の基盤を弱めることにもなりかねない。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

ガラパゴス化
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A9%E3%83%91%E3%82%B4%E3%82%B9%E5%8C%96
 ガラパゴス化(がらぱごすか:Galapagos Syndrom)とは、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象のように、技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象のことである。転じてジャラパゴス・シンドローム(Jalapagos Syndrom)とも呼ばれる。
 ただし、生物学的には、そもそも、進化はみな生物が置かれた環境に対して適応した結果で、ある種の進化とそれとは別の環境に住むある種の進化に優劣を見出すこと自体が進化の考え方になじまず、「ガラパゴス諸島の特殊な進化」はそれ以外の多くの地域での進化に比べて否定的にとらえられる存在ではない。


 さて生物進化は神秘的というか、偶然がもたらす必然というか、何とも形容し難いものですが、人の体も神が作ったとしか思えないほど、神秘的なものです。その神秘的な部分を研究テーマとするものは皆さんもよくご存じのように、再生医療などの分野で盛んに研究されていますが、人の細胞というものは無限大の可能性があるものだと再認識した記事をご紹介します。


ヒト生殖細胞研究:体内の神秘に迫る 不妊症、遺伝病などの解明に期待 4/6
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100406ddm016040134000c.html
 あらゆる細胞になる能力を持つヒトの胚(はい)性幹細胞(ES細胞)や人工多能性幹細胞(iPS細胞)から、精子や卵子などの生殖細胞を作る研究が近く解禁される。不妊症などの治療に期待が高まるが、自由に研究できる海外でも哺乳(ほにゅう)類の多能性幹細胞から生殖細胞は作れていない。難しさの背景には「子孫を残す」という特別な役割を持つ生殖細胞ならではの複雑な発生機構がある。【須田桃子】
◆「偶然」を克服
 「過去の研究は、ES細胞から偶然、精子や卵子になる細胞(始原生殖細胞)や精子・卵子によく似た細胞ができたという内容」。従来の研究を、京都大の斎藤通紀(みちのり)教授(発生生物学)はこう説明する。
 斎藤さんは理化学研究所に在籍していた昨年5月、この閉塞(へいそく)状況に突破口を開いた。マウスの成熟した受精卵(胚)を使い、試験管内で始原生殖細胞を作り出すことに成功したのだ。同細胞に必須の遺伝子を突き止めたことが勝因だった。作った同細胞をマウスの精巣に移植すると精子ができ、メスと交配して正常な子が生まれることも確かめた。
 生殖細胞の発生過程は複雑だ。
 マウスの場合、特定の遺伝子が指令を出し、受精後7日目ごろ始原生殖細胞が作られる。同細胞は胚の中を移動し、やがて精巣または卵巣になる場所に入って増殖する。その増殖も2万~3万個まで増えるといったん止まる。
 その後、同細胞は「減数分裂」という特殊な細胞分裂を起こす。マウスの体細胞には20組40本の染色体があるが、生殖細胞だけは相手(精子または卵子)と受精するのに備え、染色体を体細胞の半分に減らすのだ。
 また、始原生殖細胞の段階で、遺伝子の働きを抑制する仕組みがいったんすべて初期化され、その後一部が復活するなど、他の体細胞では見られない現象も起きる。精子や卵子が受精した後、すべての遺伝子を正常に機能させるための戦略
とみられる。
 ヒトもほぼ同様の仕組みを持つと考えられるが、生体内で起きていることは確かめられない。試験管内での再現が難しいとされるゆえんだ。
 斎藤さんは「生殖細胞は新しい世代を作り出せる唯一の細胞。そのためにひときわ綿密なプログラムを持っている。生物学の視点から見て面白く、基本原理を知ることで、遺伝病などが次世代に伝わる仕組みの解明にもつながる」と語る。
◆出生後も多能性
 斎藤さんらが生命誕生前の過程の一部を再現したのに対し、出生後のマウスの精巣で起きる過程に着目したのが、京大の篠原隆司教授(生殖生物学)らのチームだ。篠原さんらは、精子が作られる過程で無限に増える能力を獲得した「精子幹細胞」に着目し、マウスで詳しく調べた。
 03年、精子幹細胞を試験管内で長期培養することに成功。培養した同細胞を精巣に移植すると精子ができ、メスと交配すると正常な子孫を残せた。翌年には、精子幹細胞の培養中、あらゆる体細胞に分化する多能性を持った細胞ができていることを発見。「多能性生殖幹細胞(mGS細胞)」と名付けた。09年には、始原生殖細胞から精子幹細胞を作ることにも成功した。
 mGS細胞の発見は、こうした多能性は胚の一部の細胞にあるものの、出生前の段階で失われるというこれまでの「常識」を覆した。篠原さんは「精子幹細胞は、生体の中でいちばんES細胞に近い」と説明する。・・・続きを読むにはここをクリック
 

 このような神秘的な部分をコントロールするアイテムとして、人の免疫機構や内分泌代謝機構がよく知られるところですが、特にホルモンバランスの破綻によりもたらされるものでよく知られているものは「更年期障害」。

 更年期障害の症状の一つとして、感情コントロールが出来にくくなる・・・みたいなものもありますが、現代病とも思える「うつ」が発生しやすいようなベースをつくることは容易に理解が出来ます。昨日の記事の続編をご紹介します。

 本日のメールニュースは、話の流れを無理やり作ってしまったような感があり、ちょっと反省・・・修業中の身ですので、ご愛嬌と取っていただければ・・・[もうやだ~(悲しい顔)]


【毎日新聞社ニュース 2010/04/06】
 今どきの更年期:/2 閉経前、増えるうつ症

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100406ddm013100072000c.html
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◇投薬1~3年で改善 周囲は理解し支えて
 2年前の2月、東京都在住の団体職員、中田房江さん(52)はいつも通り、午前6時半に起床した。家族4人の朝食、夫と自分の弁当を作り、8時過ぎには家を出た。
 駅のホームで疲れを感じ、ベンチに腰を下ろした。電車が入ってきたので立ち上がろうとしたが、激しいめまいと耳鳴りに襲われ、立ち上がれなかった。体に力が入らないまま、何本もの電車が目の前を通り過ぎていく。30分後、職場に休みの連絡を入れた。
 中田さんは働きながら、子ども2人を生後3カ月の時から、保育所と無認可保育所との二重保育で育ててきた。子育てが一段落した45歳からは仕事が多忙を極め、休日出勤はもちろん、深夜のタクシー帰りも頻繁になった。それでも、家事と仕事を両立しようと奮闘。「仕事が好きだったし、逆に仕事に支えられてがんばれた」という。
 50歳で、それまでと仕事内容が異なる部署へ異動になった。このころから月経が不順になり始めていた。駅のベンチで立ち上がれなかったのは、異動の9カ月後のこと。翌日も同じように家を出たが、電車に乗れない。家族にも言えないまま、同じ状態が1週間も続いた。
 家庭用医学書を読んで「更年期かもしれない」と思い、更年期外来のあるクリニックを受診した。ホルモン量は減少していたが、身体的な異常はなく、「更年期特有のうつ傾向」と医師に告げられた。
 「自分に何が起こったのか、最初は分かりませんでした。毎日死にたいと思い、眠れない日が続き、苦しくつらかった」
 家に閉じこもり1年半の休職。最初は声を出すのも体一つ動かすこともできなかったが、少しずつ改善し、現在はカウンセリングを受けながら、漢方薬と抗うつ剤を服用している。昨冬から復職を果たしている。
 更年期の多様な症状の中でも最近、うつ症状を訴える人が目立っている。女性ホルモンのエストロゲンは、脳内の神経伝達物質セロトニンの合成を促し、その受容体を増やす働きがある。エストロゲンが低下するとセロトニンが減り、気分の変化が大きくなって、うつ症状が出やすくなるとされる。
 ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック(東京都中央区)は、婦人科とともに心療内科を開設し、更年期に対応している。治療にあたる精神科医の皆川恵子さんは「更年期の症状で来院する女性の半数以上は、メンタルな問題を抱えている」と指摘する。
 30~40代のプレ更年期を中心に、「元気が出なくなった」「動きたいのに気が抜けたみたい」「しっかりした手応えがない」などの訴えが多い。肩こりや頭痛、めまいなどの体の不調にも、心因性の可能性がうかがわれるという。
 更年期の一過性の症状か、うつ病かを見分けることも重要で、皆川さんによると相違点も見られるという。「更年期うつ」はほてり、動悸(どうき)などの身体症状に先駆けて、閉経前にうつ傾向になりやすい。このため40代に圧倒的に多く、多くの人は閉経とほぼ同時に症状が緩和する。
 また、うつ病の患者は午前中に元気が出ず、布団から出られない人もいるが、「更年期うつ」は朝は何とか起きて家事などをこなすものの、二度寝をしたくなったり、夕方から疲れが出て何も手につかなくなる。月経前や排卵時に症状が重くなり、ホルモン周期と関連が深いという。
 治療法は症状に合わせ、(1)抗うつ剤、精神安定剤(2)漢方薬、ホルモン補充療法(3)両者((1)と(2))の併用--があり、「軽い人は薬の治療で半年ほどで症状が緩和します。通常1~3年服用しているうちに良くなります」と皆川さんは話す。
 職場環境や人間関係が変わる春先は、気丈に働いてきたキャリア女性が、うつ症状に見舞われることがある。更年期の年代は仕事上も責任が重くなり、心のバランスを崩しやすい。会社が状況を理解し、休職などのサポート体制をとる必要があるが、そのまま退職に追い込まれるケースも少なくない。
 「仕事のストレスをはじめ、子離れや親の介護、夫婦関係なども加わり、精神的に落ち込みやすくなる」と語る皆川さん。「周囲の人は、『何でそうなったの?』と責めないでください。家族は励ましたり慰めるより、掃除、洗濯、料理を手伝ってあげてください。何よりの励ましになります」と呼びかけている。【小川節子】・・・続きを読むにはここをクリック


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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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