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0326-468号 RSウイルス:乳幼児、注意 かぜ症状、持病あると重症化/例年より遅く現在も流行中 [kensa-ML NEWS]


 今日は眩しいばかりの日差し[ぴかぴか(新しい)]が差し込んでいますが、冷たく非常に強い風[ダッシュ(走り出すさま)]が吹いている神戸です。通勤風景を見ていると花粉症なのか、黄砂対策なのかは分かりませんが、マスク着用している方を多く見受けますが、咳をしている子供も結構な数で、今日のメインニュースにも掲載しましたRSウィルス感染症も含まれるのかな?ってな感じを受けました。この話は最後にしまして・・・まずは古代人のお話から・・・[わーい(嬉しい顔)]


余録:ホモ・サピエンスの孤独 毎日新聞コラム 3/26 http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/
 ケニアで見つかった170万年前の古人類ホモ・エレクトスの骨は、病気で歩けなくなってから数カ月は生きていたことがうかがえた。肉食獣のいるサバンナでだ。仲間が守って介護していたとしか考えられない
▲ほんの2万何千年か前まで生存したネアンデルタール人では右腕と左目が生まれつき不自由で40歳くらいまで生きた個体の骨が見つかっている。ネアンデルタール人には体の不自由な仲間をいたわり、世話をするのが普通だったらしい(河合信和著「人類進化99の謎」文春新書)
▲われら現生人類以外の古人類も病人や老人をいたわり、世話をした証拠がいくつか見つかっている。そう聞けば同じ「人類」としての共感がわき、その苦難や運命が頭をよぎる。だが古人類はすべて約1万2000年前のホモ・フロレシエンシス絶滅を最後に地上から姿を消した
▲そんな古人類の一種がロシア・シベリア南部で3万~4万8000年前に生存していたことが分かった。洞穴から出土した小指の骨が、DNA分析によって現生人類の祖先と約100万年前に枝分かれした未知の人類のものと判明したのだ 
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 引き続いてデニソワ人の話題へと・・・


デニソワ人:4万年前「未知の人類」、ロシア南部に存在--独チーム分析
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100326ddm012040090000c.html
 約4万年前にロシア南部で未知の人類が暮らしていた可能性の高いことが、独マックスプランク研究所などの分析で分かった。発見された地名からデニソワ人と命名された。約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれし、独自に進化したらしい。25日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
 研究チームは、ロシア南部のアルタイ山脈にあるデニソワ洞穴で見つかった指の骨片を分析した。細胞内の小器官「ミトコンドリア」からDNAを取り出し、塩基配列を特定、現生人類やネアンデルタール人、チンパンジーなどと比較した。その結果、骨片は約104万年前に現生人類やネアンデルタール人と共通の祖先から枝分かれした新しい人類のものと結論づけた。骨片が出土した地層の年代が4万8000~3万年前だったことから、4万年前まで存在していたことも判明した。
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 太古の昔、人類は共存、共栄していたのですね。もちろん、人類が共通の敵を有していたために助け合わなければならない状況であったと推察されるのですが、弱者を守るという事が当たり前のように行われていた場面が想像できます。


 このような記事を目にした後に、以下のような記事を読みました。何やら物悲しいというか、たまらないような感覚に襲われました。人と人との関係がますます希薄になってゆく昨今、本当に「お節介焼き」という言葉も死語になりつつあるのでしょうか?人と真剣に対面するということがどういうことなのか、私自身もう一度考えてみたくなりました。私の別のブログにも以前このようなことを書いたことを思い出しました。http://gams-bar.blog.so-net.ne.jp/2009-12-01


孤独死ゼロを目指して…地域や友人、絆を作ろう 読売新聞社 3/26
 
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=22575
「孤独死ゼロを目指します」
 千葉県松戸市にある常盤平団地自治会長の中沢卓実さん(76)から久しぶりに連絡をもらった。
 孤独死とは、看(み)取る人もなく一人きりで死ぬこと。広辞苑にも、2008年発行の第6版から、社会に定着した言葉として紹介されている。
 9年前、団地に住む独居の男性が白骨死体で発見された。中沢さんらは、新聞販売店や鍵の業者らの協力も得て、独り暮らしの住民らの見守り活動を始めた。団地にある商店街の一角に、誰もが立ち寄って茶飲み話ができるサロンも開いた。
先駆的な取り組みに、全国から講演の依頼が相次いだ。
 そこで今回、これまで築いてきたノウハウを広く社会に伝えようと、孤独死ゼロを目指すNPO法人を作ろうと考えた。来月18日に、同市内で設立の集いを開く。
 中沢さんによれば、孤独死する人には「ないないづくし」が目立つ。身内があっても連絡がない、友達がいない、隣近所と仲良くないなど。血縁や地縁、会社との間に結ばれていた社縁など数々の絆(きずな)が失われた結果の死。「これをいかに『あるあるづくし』に変えていけるかが課題」と力をこめる。
 話を聞くうちに、今年1月にNHKが放映したドキュメンタリー番組「無縁社会~“無縁死”3万2千人の衝撃~」を思い出した。NHKの調べでは、誰にも知られずに亡くなるなどして引き取り手のなかった遺体の数は年間3万2000に上る。番組では「無縁死」と名づけ、絆が弱まった無縁社会の到来に警鐘を鳴らしている。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 さて感傷的になっていても仕方ありませんので、メインニュースのご紹介です。


 よく「風邪は万病のもと」なんて言いますが、誰もがかかる病気であり、正式名称は「風邪症候群」。風邪とは何ぞや?と分かりやすい説明をしてくれていたのが、このサイト。

http://www.seikatu-cb.com/kenkou/kazehikif.html
 風邪とは、細菌やウイルスが呼吸器系(鼻、のど、気管)などに侵入して感染し、急性の炎症を伴う病気を総称したもので、正確には風邪症候群といいます。風邪薬ですが、ウイルスそのものを撃退するというよりも、風邪による症状をやわらげるということで利用されています。かぜを治すのはあくまで身体に備わっている免疫力です。風邪をひいたときは体力の回復に努め、免疫力を高めるようにすることが大事です。

 「症候群」というからには多彩な病態を示すわけで、合併症も多く含まれます。

「症候群」とは? http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BE%C9%B8%F5%B7%B2
 身体にみられるようになった病的変化、症候(symptom)が多彩かつ纏まった状態で形成されみられる病的状態。シンドローム。先天性のものや精神性のもの、化学物質、日常習慣による影響など発病原因は単独ないし複数でいずれも多岐に渡る。近年では特定の社会現象によって病的傾向をみせる人々の動向を指す接尾語に用いられることもあり、医学的根拠の無いものや公称性が低いものが増加している。


 何やら得体の知れない分からないものを多く含む場合に「症候群」と言ったりしてしまいがちですが、「症候群」の使われ方が非常にファジーになってきている昨今・・・

 いずれにしても「風邪ごとき」などと軽く扱うのではなく「風邪は万病のもと」とまずは認識することが非常に大切ですね。太古の昔はおそらく「風邪」をひいたら「死」を意味するくらい重い病気だったのでしょうから[がく~(落胆した顔)]


【毎日新聞社ニュース 2010/03/26】
 RSウイルス:乳幼児、注意 かぜ症状、持病あると重症化/例年より遅く現在も流行中

 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100326ddm013100159000c.html
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 かぜ症状を起こす呼吸器感染症の原因ウイルスは、数百種にも及ぶといわれる。中でも乳幼児が最も感染しやすいのがRSウイルスだ。例年の流行は年末をピークに急速に終息するものの、今シーズンは3月に入っても例年のピーク時並みの
流行が続いている。2歳までにほぼすべての子どもが感染し、持病があったり早産だった子どもは重症化しやすいにもかかわらず、認知度は低い。予防と対策をまとめた。【関東晋慈】
 東京都内に住む会社員、畦地久美さん(30)は長男の新大(あらた)君(1)を保育園に預けている。年末にかぜ症状があり、医療機関を受診。RSウイルス感染症と診断されたものの、大したことはないと思い愛知県の実家に帰省して重症化した。2泊3日の入院後、2週間近く自宅で看病したものの、食事はほとんどできなかった。
 畦地さんは「保育園でうつったのかも。RSウイルスのことは知らなかった。しっかり静養しておけば仕事も休まずにすんだ」と話す。
 楠田聡・東京女子医科大教授(新生児学)によると、冬季に乳児が鼻汁、せきに続いてゼイゼイ言うような場合は30~40%がRSウイルス感染症によると考えられるという。大人は鼻孔などの上気道の感染で済むため症状は軽いが、乳幼児は気管支などの下気道に感染するため、重症化する恐れがある。
 気管支炎にかかると呼吸困難のため不機嫌になったり、哺乳(ほにゅう)量が減少し、食欲の減退、嘔吐(おうと)などを起こす。呼吸の度にゼイゼイ、ヒューヒューという音を伴って小鼻をピクピクさせる様子が見られ、さらに悪化すると血液中の酸素濃度が低下し、唇や顔色が紫色になる「チアノーゼ」が見られるようになる。鼻が詰まって息苦しそうな場合には、早急に小児科を受診すべきだという。
 国立感染症研究所によると、RSウイルス感染症は全国の約3000小児科から患者数が報告され、最新1週間(3月1~7日)の患者数は3012人で、6週連続で減少しているものの例年のピーク時並みだ。
 同じ呼吸器感染症のインフルエンザと同時に流行しないことが知られ、新型インフルエンザが発生し、秋から早い大流行があったため、RSウイルスの流行が遅れているとみられ、依然注意が必要だ。
 RSウイルスは、感染した人のせきで生じた飛沫(ひまつ)や気道から分泌された鼻水などに接触することで感染する。さらに鼻や口の粘膜に加えて目からも感染すると考えられている。看護する人や家族、特にかぜ症状の人はマスクをして、手を洗うことも重要になる。
 RSウイルスは非常に感染力が強く、ウイルスがおもちゃなどに付いて4~7時間は感染力を持つとされる。
 楠田教授は「乳幼児は手近に置いてあるものを何でも口に入れたがる。家庭内にかぜをひいている人がいるときは、アルコールティッシュなどで赤ちゃんの周りのものをこまめに消毒してほしい」と注意を促す。・・・続きを読むにはここをクリック
 
◇RSウイルスチェック
 □ 38度以上の熱がある
 □ 呼吸が浅く、呼吸数が1分間に60回近くなる
 □ ゼイゼイせきが続く
 □ たんが詰まる
 □ 発症後、数時間で急激にぐったりする

   (以上の項目に一つでも当てはまったら受診を)


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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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