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0308-456号 2010年度診療報酬改定を告示 [kensa-ML NEWS]

 週末は寒かったですね[がく~(落胆した顔)] 土曜日のお天気ではさすがに野球も中止となり、息子と二人で日本橋に出かけてきました。この間クラッシュした愛機の後継を探しに行ったのですが、うーん・・・私はあきらめが悪いのか、「どんなPCでも修理します」の看板に惹かれてしまい、ちょっと悩んでしまいました[ふらふら] まだ購入には至らずにいます(そこそこの機種購入と愛機修理の両方獲得を企み中[猫] でもまだ我が家の財務省には恐々とお伺い中・・・[あせあせ(飛び散る汗)])。いずれにしてもXシリーズの購入姿勢は揺るぎません[ひらめき]

 ところで非常に厳しい季節到来[もうやだ~(悲しい顔)]と感じられている方も多いのではないでしょうか?私自身は幸いなったことがありませんが、「花粉症」の季節到来。こんな記事が出ていました。

“花粉症日本一”は静岡 気象情報会社の全国調査 共同通信社
 
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010030501000624.html
 花粉症発症者が最も多いのは静岡県、最も少ないのは鹿児島県―。気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)が実施した花粉症に関するアンケートで、こんな結果がまとまった。
 調査は2月20~22日、同社の携帯サイト利用者に実施。5万3946人の有効回答があった。
 北海道はシラカバ花粉で傾向が異なり、沖縄県は花粉の飛散が目立たないため除外した。
 「周りの人の何割が花粉症か」との質問で、1割未満~10割の各割合の選択肢から選ぶ方式。都府県別に平均すると、静岡県は38・16%、2位の群馬県が38・04%。山梨(37・32%)、栃木(36・91%)、三重(36・85%)の各県が続いた。鹿児島県は21・33%。全国平均は32・20%だった。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 日本国民の1/3が花粉症とのこと。もう少し多いような気がしていたのですが・・・暖かくなるのは良いのですが、いずれにしても嫌な季節がやってまいります。でも花粉症が夏前まで続けば、新型インフルエンザ対策も[犬]・・・なーんて、花粉症じゃない他人事の発言ですね[あせあせ(飛び散る汗)]・・・失礼しました。


 話は変わりますが、昨日より私の二つのブログで新シリーズを開始しました。もっと我々の組織を知っていただきたい、もっと臨床検査について理解をしていただきたいとの思いは、幾度となくこのメールニュースでもお伝えしてきたことですが、ようやく開始の運びとなりました。なお新シリーズは、ブログ上のみの限定となります。またご覧いただければと思います。
 Project 102:http://koji-arai.blog.so-net.ne.jp/
 Gam's channel:http://ameblo.jp/gamdango/

 ところで皆さんにお届けしているこのメールニュースは、最近では医療に関連性の薄いと思われる内容も掲載しております。これは受け狙いといった目的ではなく(それもちょっとあるかも[ふらふら])その日、その日のニュースに合わせて、私自身テーマを決めて配信しているためです(全く関連性の無さそうな話題をくっつけてストーリーを作るという私自身の訓練も兼ねています)。勿論、興味本位で配信する時もありますが、職場内での話のネタにしていただこうとの思いもあります。

 ですから本メールニュースはなんとか継続してまいりますので、ブログともども宜しくお願いします。ちなみに本日のニューステーマは「軸」です。


 さて今朝の社説、コラムのご紹介コーナー。まずは毎日新聞社説から。

社説:新型インフル 幸運にあぐらかかず
 
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100308k0000m070102000c.html
 新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)が収まりつつある。日本の患者は減少を続け、世界保健機関(WHO)もピーク越え宣言を検討している。
 今回のパンデミックは、ある意味で「幸運」だった。出現したH1N1型ウイルスは、懸念されていた病原性の高いH5N1型ではなかった。一部の人には基礎免疫もあったと推定される。
 しかし、「幸運」にあぐらをかいてはいけない。これが病原性の強いインフルエンザだったら、今の体制ではお手上げだった。現在のウイルスが変異する恐れも残されている。過去には第2波以降に犠牲者が増えたパンデミックもある。
 気を緩めず、今回の対応の問題点を洗い出す検証作業を進めたい。その上で対策を練り直し、次の流行への備えとすることが大事だ。
 重要な検証対象の一つに、ワクチン対策がある。新型インフルエンザのワクチンは新型ウイルスが出現してから作る。日本でインフルエンザワクチンを作っているのは、小規模のメーカーだけだ。しかも、鶏卵を使う従来の製造法では新型出現から最初のワクチン出荷までに約半年かかる。
 このため、当初はワクチン供給の遅れや不足が懸念された。接種回数についても政府の対応が揺れた。結果的に、政府は国産ワクチン約5400万回分に加え、海外メーカーから9900万回分のワクチンを輸入する契約を結んだ。購入費用は1000億円を上回る。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 この社説を読んでいると、報道側も数週間前とは風向きが変わってきたように思います。日本国民の見識がまだまだ落ちぶれていなかったというべきなのか、本来の性質がそのまま表れたというべきなのか(大地震があっても略奪なんて発生しない誇り高き国民ですから)。報道側の思惑通りにはいかなかったようですね。しかし昨年の例にもありますように、インフルエンザ流行は、季節問わずといった状況になりましたので、当面GW時期に合わせての対策が急務じゃないかと思います。いずれにしても行政側の信念に基づいた姿勢を、是非とも貫いていただきたいものです。

 次の社説は産経新聞社。

【主張】学力テスト 民主は政策の誤り認めよ
 
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100308/edc1003080313000-n1.htm
 小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの参加校が2月末現在の文部科学省のまとめで7割を超えた。
 民主党政権で全員参加から抽出方式に切り替えられ、さらに抽出率が文科省が示した4割から同政権の事業仕分けで3割に縮小された。
 民主党と文科省は、自主参加校がこれほど多い結果をどう受け止めるのか。政策の誤りを認め、全員参加に戻すべきだ。
 全国学力テストはゆとり教育で学力低下が深刻化したため、平成19年に復活し、来月20日が4回目となる。全員参加により、成績上位の自治体や学校に学ぼうという機運が出始めたばかりだ。
 民主党の縮小理由は経費削減のほか、全員参加で自治体や学校の成績が公表されると「過度の競争をあおる」というものだ。日本教職員組合(日教組)は昭和30年代に同様の主張で学力テストの反対闘争をした。その結果、全国的に学力を把握する手段がなくなり、その後のゆとり教育による学力低下も見逃された。
 日教組出身の輿石東・同党参院議員会長は先月、山梨県での講演で「そのうち全部やめるという話になる」と、廃止や再縮小をほのめかす私見を述べたという。民主党政権ではほかにも、教員免許更新制廃止など日教組の主張に沿った教育政策が懸念される。
 学力テストは、学校の入試のように差をつけるための試験ではない。「過度の競争」は杞憂(きゆう)で、むしろ健全な競争を学力向上につなげる効果が大きい。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 先日のオリンピックでも痛感したことですが、小学校の運動会などで競わせることは如何なものか?なんて徒競争禁止!なんて言いながら、いざ勝負事となると勝ち負けばかりに拘る姿勢というものは如何なのでしょう?教育現場に勝負事を持ちこませないのであれば、とことん「オリンピックは参加することに意義がある」に拘って、金メダル何個?なんて言わなければ良いかと思います。またパラリンピックももうすぐ開幕ですが、政府助成金の額が一桁違うことに憤りさえ覚えます。パラリンピックの日本選手、凄いですよ!金メダルをとっても報奨金は寄付金に頼るばかりとか・・・
 
http://whatsnew.hellobc.jp/2010olympicwintergames/paralympic_games.html

 ところでパラリンピックと言う用語、パラメディカルと言う用語を連想させて、私は好きじゃなかったのですが、何故そう呼ぶかと言うと、
 「パラリンピック」(Paralympic)の名称は、半身の不随(paraplegic)+オリンピック(Olympic)の造語だが、半身不随者以外も参加するようになったため、1985年から、平行(Parallel)+オリンピック(Olympic)で、「もう一つのオリンピック」と解釈することになった。
とのこと。パラレルなのですね。私は「傍」と言うのだろうと勘違いしていました。

 いずれにしても日本選手の大活躍を期待しています。私は勝ち負けに拘っています。おそらく選手の皆さんもそうだと思います。

 さて長い前置きの最後の話題は毎日新聞コラム「余禄」です。

余録:地軸のずれ http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/index.html?link_id=OE001
 夏目漱石門下の寺田寅彦にこんな歌がある。「好きなものイチゴ珈琲(コーヒー)花美人懐手して宇宙見物」。小さく甘酸っぱい果物から、一気に大宇宙へ飛んでしまうところが、なんともおかしい。さすが物理学者らしい気宇壮大さである
▲前京都大学学長の尾池和夫さんも地球物理学者にして俳人だ。その尾池さんに先ごろ、俳句に欠かせない四季がなぜ存在するのかという話を聞いた。地球の自転軸が23・4度の傾きで太陽を回っているから、というのは中学生でも知っているが、実は月の存在があずかって大きいのだという
▲月の質量は地球の約1・2%。太陽系の中では、母惑星に比べ、不釣り合いに大きい衛星だ。そしてこのサイズが絶妙の引力バランスを成り立たせている。月がなければ地軸はぐらつき、安定した四季など望めなかったかもしれない。俳句や和歌と月は切っても切れないが、なるほど深い因縁があったわけである
 ・・・続きを読むにはここをクリック



 今回は大地震という自然の脅威にて地軸がずれてしまったということなのですが、人類自ら地軸をずらすような行為を起こさなければ、もっと美しい星になることでしょうね[ぴかぴか(新しい)] 綺麗事ばかりを並びたてるつもりはありませんが、同じ空間を共有しているメンバーとしての意識、隣人への敬愛の念、等を忘れずに過ごしたいものです。「善悪の区別」「他人に迷惑をかけない」やっぱりこれが人としての基本軸だと思います。


 さてようやく本編に辿り着きました。本日のメインニュースとなります。

 先週金曜日に厚生労働省より告示され、その告示内容についての改定説明会の資料については、厚生労働省HPにも記載されています。 http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken12/setumei.html

 厚生政策情報センターからの資料提供されていますが、m3.com会員でなければ閲覧できないかも・・・
 
http://www.m3.com/news/GENERAL/2010/3/5/116983/


 全国各地で改定内容についての説明会も開催されますので、情報が入ったらまたお伝えしたいと思います[ひらめき]

 今日も長文でごめんなさい。私の「軸」はぶれていないつもりですが・・・[猫]


【CB NEWS 2010/03/05】
 2010年度診療報酬改定を告示

 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26662.html
====================================================================
 2010年度診療報酬改定は3月5日に告示され、厚生労働省は同日付で新点数の算定方法の留意事項や、各点数の施設基準などを通知した。外来では、診療所の再診料を引き下げる一方、地域医療に貢献した場合の加算などを新設する。一方、入院では、「医師事務作業補助体制加算」を再編し、医療クラークの手厚い配置を評価する区分を新設。同時に、現行では点数が最高の区分については、災害拠点病院などによる算定を新たに認める。
 厚労省が5日に告示したのは、「診療報酬の算定方法の一部を改正する件」などの項目。また、これに合わせて、点数ごとの施設基準などを示した「診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について」などを通知した。
 再診料に関しては、診療所を71点から69点に下げる一方、休日や夜間の問い合わせへの対応を評価する「地域医療貢献加算」(3点)と、レセプト並み明細書の発行を評価する「明細書発行体制等加算」(1点)を新設する。地域医療貢献加算は、24時間対応を単独で実施していなくても、あらかじめ当番医を決め、担当日時や連絡先などを患者に事前に周知していたり、複数の診療所が連携して対応したりするケースでも算定できる。
 一方、「外来管理加算」(52点)については、「5分ルール」を廃止する代わりに、いわゆる「未受診投薬」を規制する要件を加える。
■栄養サポート、血中アルブミン値「3.0g/dl以下」の患者が対象
 入院では、一般病棟から患者が早期に退院した場合、入院期間に応じて算定できる加算のうち、14日以内の点数を現行の428点(1日につき)から450点(同)に引き上げる。一方、15日以降30日以内の加算は現行の192点(同)を維持する。
 勤務医の負担を軽減するため、08年度の診療報酬改定で新設された「医師事務作業補助体制加算」には、医療クラークの配置を手厚くした病院に対する評価として、「15対1」(入院初日810点)と「20対1」(同610点)を追加する。
 「15対1」と「20対1」は、▽三次救急医療機関▽総合周産期母子医療センター▽緊急入院患者が年800人以上の病院-のいずれかが算定する。
 現行では点数が最も高い「25対1」は入院初日355点から490点に引き上げ、災害拠点病院やへき地医療拠点病院、地域医療支援病院にも算定を認める。
 また、急性期病棟への看護補助者の配置を評価する「急性期看護補助体制加算」は、看護補助者の配置数が「50対1以上」の場合の「加算1」(1日につき120点)と、「75対1」の「加算2」(同80点)を設定。14日まで算定を認める。
 共に、▽緊急入院患者が年200人以上の病院▽総合周産期母子医療センター-が対象で、一般病棟(特定機能病院を含む)や専門病棟のうち、「7対1」か「10対1」の看護配置の病棟で算定する。
 一般病棟用の「重症度・看護必要度」の評価票を用いて入院患者の状態を継続的に測定することを求める。測定は、「創傷処置」「血圧測定」「時間尿測定」など「モニタリングおよび処置等」に関する評価(A得点)と、「寝返り」「起き上がり」「座位保持」など「患者の状況等」に関する評価(B得点)の2つで実施。「A得点が2点以上かつB得点が3点以上」の患者の割合が、「7対1」の場合には15%以上、「10対1」では10%以上であることを求める。
 看護補助業務に従事する看護補助者は、▽医療制度の概要および病院の機能と組織▽日常生活にかかわる業務▽守秘義務、個人情報の保護-などの院内研修を年1回以上受講した人。
 「栄養サポートチーム加算」(週1回200点)は、栄養障害の患者(血中アルブミン値が3.0g/dl以下)や、栄養管理をしないと栄養障害になるとみられる患者について算定する。1日当たりの算定患者数は、「1チームにつき概ね30人以内」。
 栄養サポートチームは、「栄養管理に関する研修」を修了した常勤医や看護師、薬剤師、管理栄養士らによる専任で、これらのうち1人を「専従」にする。「栄養管理に関する研修」の内容には、▽栄養不良がもたらす影響▽栄養スクリーニング▽栄養サポートチームの運営方法と合併症およびその対策-などを挙げている。
・・・続きを読むにはここをクリック

 
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    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
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