SSブログ

0305-455号 m3コラム 3/4号 「世界に冠たる医療と言いつつ、質の議論がなかった」と安達氏 [kensa-ML NEWS]

 最初にお断りしておきますが、今日は特別長文ですから、十分にお気を付け下さい[がく~(落胆した顔)] 全文読まれる予定の方は、お時間のあるときにお願いいたします[時計]


 今日は花金[ぴかぴか(新しい)]・・・最近そういえば花金という用語をあまり耳にしなくなりました[バッド(下向き矢印)] 既に死語になったのかも?と思いましたのでちょっと調べてみました[眼鏡]

 花金について「日本語俗語辞書」からの引用です。

 「花金とは、金曜日の夜に遊ぶこと。」「花金とは「花の金曜日」の略で、金曜日の晩に遊んで(飲み歩いて)楽しむことを意味する。これは週休二日制の導入により、土曜休日の企業が増えたことで、休日前の金曜の晩は遊びまわる風潮が出来たことから生まれた言葉である。ただし、バブル時代が終わるとともにサラリーマンにこうしたゆとりがなくなり、花金も死語となっていく。」

 この世知辛い世の中・・・そういえば、先日のニュース配信で、「せちがない」を連発してしまいましたが、正しくは「せちがらい:世知辛い」です。私は同じ意味で方言だと思っていましたが、違ったようです。では、語源由来辞典からの引用で「世知辛い」・・・

 世知辛いとは、世渡りがしにくい、暮らしにくい、感情高くて抜け目がない、せこい といった意味です。世知辛いの「世知」とは本来仏教用語で、「世俗の知恵」を意味し、日本では「世渡りの才」もあらわすようになり、さらに『感情高い』『せこい』と言った意味でも用いられるようになった言葉。

 ところで私は「せこい」という言葉、大阪弁だと思っていたのですが、違うんですね。再び日本語俗語辞書からの引用です。

 せこいとは細かくてケチなことや、ずるいことを意味する。現代では主に金銭的なことに使われるが、当初、悪い・下手(へた)という意味でも使われた。また、客種が悪い・景気が悪いといった意味で的屋、芸人が隠語として使用。
 これが関西を中心に一般にも広まる中で現在のような意味を持つようになった。
 これとは別に阿波弁(徳島)ではせこいを苦しいという意味で使う。阿波では狭い場所のことを『迫(せこ)』といい、狭い場所=余裕がないということから「食べ過ぎで腹が痛い(苦しい)」「生活にゆとりがない」といったときにせこいを使う。このように他家で満腹になるまで馳走された時も「せこい」と言う。ケチという意味しか知らない他県の人にすれば、状況的に逆の現象が起こるわけである。

 なるほど[ひらめき] 「せこいわー」と大阪で使われる意味がよーく分かりました[わーい(嬉しい顔)] ここでまた別のことが気になってきたのですが、フルタ製菓に「セコイヤチョコレート」と言うのがあるのは、皆さんご存じだと思うのですが、この「セコイヤ」は「せこいわー」からきたものではなく「Sequoia」からきたものだそうです。これは北米で年数をかけて大きく成長する大木のことだそうな[猫]

 話が脱線しまくって収拾つかなくなり、ブラウザーのタブが開きまくって重くなりPCがクラッシュ寸前になりましたので、この辺で[ふらふら]・・・今朝私が興味をそそられた小話コーナー[exclamation&question]に移ります。


恐竜絶滅:1回の小惑星衝突が原因 直径10~15キロ 毎日新聞
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20100305k0000m040120000c.html
 恐竜など白亜紀末期の生物大量絶滅は、現在のメキシコ付近への1回の小惑星衝突が原因とする論文を、日本など12カ国の国際チームが5日の米科学誌「サイエンス」に発表した。約6550万年前に地球環境を一変させた破壊的衝突の全容も明らかにした。大量絶滅をめぐっては、複数の地球外天体衝突説、火山噴火説も出されているが、研究チームは「否定された」と結論付けた。【永山悦子】
 チームには、地質学、古生物学、地球物理学、惑星科学など専門家41人が結集。メキシコ・ユカタン半島の巨大クレーター「チチュルブ・クレーター」(直径約180キロ)が形成された時期の世界各地の地層などの最新データを、解析し直した。
 その結果、チチュルブ・クレーター形成と大量絶滅の時期は一致▽他の天体が前後に衝突した痕跡はない▽6550万年前ごろは火山活動が活発ではなかった--と判明。クレーター形成による環境変化は、大量絶滅に十分だったとした。
 チームによると、衝突した天体は直径10~15キロの小惑星、衝突速度は秒速約20キロ、衝突時のエネルギーは広島型原爆の約10億倍、衝突地点付近の地震の規模はマグニチュード11以上、津波は高さ約300メートルと推定された。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 私、歴史は嫌いというか苦手なのですが[もうやだ~(悲しい顔)]、考古学や地学、天文学は大好き[わーい(嬉しい顔)] この手の話題は目を輝かせて[ぴかぴか(新しい)]飛びつきます。しかし、300メートルの大津波とは想像を絶しますね。またチチュルブ・クレーターと、今年の一月大地震のあったハイチと密接な関連性があるんですね。これだけの証拠を突きつけられては、お困りの学者さんたちも多いでしょう。でも素直に認めたくないから、何だかんだと反論するのでしょうね・・・[猫]

 さてもう一話題。

【産経抄】3月5日 産経新聞コラム
 
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100305/plc1003050239004-n1.htm
 父親が大事にしていた桜の木を切ったことを、少年時代のワシントンが正直に打ち明け、かえって父親からほめられた。実は創作といわれる教訓話は、いかにもアメリカらしい。つまり告白したワシントンは、謝罪をしていない。
▼作家の村上龍さんの指摘である。謝罪すれば、償う義務を負う。そんな訴訟社会のアメリカに比べて、日本では、とりあえず謝れば物事がうまく運ぶことが多い。それでも先日、チリの巨大地震に伴って発生した津波の予報について、気象庁の担当者が記者会見で口にした「おわび」には、違和感を覚えた。
▼確かに津波の高さは、当初の予測「最高3メートル」を大幅に下回り、1・2メートルにすぎなかった。いくら予測精度の向上に努めても限界がある。「警報はおおげさ」「注意報の解除が遅すぎる」といった批判は、酷というものだ。津波予報がなかったために、多くの住民が命を失ったチリの惨状をみれば、被害が出なかっただけで十分ではないか。
・・・続きを読むにはここをクリック


 何か聞いていると先日の新型インフルエンザワクチンへの批判とダブりますね。私なんか根性無しですから、すぐに謝っちゃいますけど[犬]・・・でも謝ってはいけない場面も確かにありますね。そういったことと、私の頭の中でちょっとかぶってしまったのが、このニュース。


モンスター患者は劇で撃退 福岡の病院、一丸で対応 朝日新聞 3月5日
 
http://www.asahi.com/health/news/SEB201003050001.html
 病院スタッフに暴力を加えたり、理不尽な要求をしたりする、いわゆる「モンスターペイシェント(患者)」への対応を考えるお芝居が4日、福岡市南区の福岡赤十字病院で上演された。病院から依頼を受けた福岡県太宰府市の「劇団道化」が実話に基づいて作った創作劇。深刻な院内暴力に、病院全体で取り組もうというメッセージを込めた取り組みだ。
 病院4階の大会議室が即席の舞台。観客は同病院の看護師や医師ら約170人。病院の受付を模したセットに、金髪の派手な女性が登場してわめきちらす。「うっ、胃が…胃が痛い。ソセゴンを打って下さい」付き添いのチンピラ風の男性がすごむ。「おう、ソセゴンば打っちゃれ」
 ソセゴンは痛み止めの薬で、使いすぎると中毒になる。2人は薬ほしさに病気を装い、夜間の人が少ない時間帯を狙ったように現れる。
 さらに酔っぱらいが登場。搬送される急患に携帯電話を向けて写真を撮り、その急患は看護師の手が触れただけで「この病院は患者に暴力を振るうばい」と大騒ぎ――。
 昨年9月に依頼を受けた劇団道化では、看護師や医師、事務職員に話を聞いた。実情は悲惨なものだったという。 薬物依存者で、求める薬を「打つまで帰らん」と座り込む。看護師の名札をにらんで「名前覚えとくけん」とすごむ。急患優先で診察を後回しにされ、「ふざけるな」とイスをけり上げる。病院食がまずいと訴え、日本刀を振り回した患者もいたという。台本作りと演出を担当した篠崎省吾さん(51)は「本当に困っているとよくわかった」と話す。
・・・続きを読むにはここをクリック
 

 謝るという行為は「非を認める行為」にも繋がりますので、場面によってはしてはならないことは私自身、このモンスターペイシェントと対峙・対決した経験もありますので理解はしています。記事内容に不足があり、対峙・対決する前に、相互理解できるよう努力を重ねることを記載してもらいたかったと思いますし、最後の「おれたちはチームだ、とガッツポーズ」はちょっとお品がないかな?とも感じました。

 本号のメインニュースでもある「世界に冠する医療」を汚さないでもらいたいなぁ・・・と思います。でも「世界に冠する医療」とはどのようなものを指すのでしょうね? 国民皆保険的な体制的なもの、ゴットハンドと称される世界的にも名声高い医師のこと、平均寿命・・・色々あると思いますが、モンスターペイシェントと対決するところに表立って「チーム」というものを持ち出してほしくない気がします。

 日本の医療の質が高いと言われる所以は「各専門医療従事者がその専門性をいかんなく発揮し、患者個々に応じた患者の求める医療を展開できる」と言うように客観的評価されたいものです。


【m3コラム 2010/03/04】
 3/4号 「世界に冠たる医療と言いつつ、質の議論がなかった」と安達氏
 
http://mrkun.m3.com/mrq/message/ADM0000000/201003041451426456/view.htm?msgSortBy=date&pageNo=&rhs=L
====================================================================
 「今回はプラス改定だったのだから、診療所の再診料を下げる必要は全くなかった」と怒りを表す一方で、「今改定で一番評価しているのは、外保連の『手術報酬に関する試案』に基づいて、手術の難易度に応じた点数の引き上げが行われたこと」と語るのは、中医協委員の安達秀樹・京都府医師会副会長。
 周知の通り、診療所の再診料は71点から69点に引き下げされました。一方で、「標榜時間外でも患者が連絡を取れる体制にある」診療所を評価する、「地域医療貢献加算(3点)」が新設。「外来管理加算(52点)」と合わせると、改定前は、「71点+52点 = 123点」、改定後は「69点+52点+3点 = 124点」のため、「地域医療貢献加算」を算定できる診療所にとっては1点アップとの見方もあります。
 しかし、安達氏は、「地域医療貢献加算の新設と、再診料引き下げは別の話」と指摘し、「前回の2008年改定では、再診料に軽微な処置を含めた。今回はさらに義務を一つ加えるのか、さらなる再診料の引き下げではないか」と問題視。
 一方で、外保連(外科系学会社会保険委員会)の手術料試案を採用したことを評価しているのは、医療の「質」「技術」に着目した評価の第一歩と受け止めているため。「WHOによる医療の評価は日本がトップ。『世界に冠たる医療』と言いながら、これまで質の議論はしてこなかった。その象徴が、診療報酬における技術とモノの包括評価。質の担保をすべて医師の使命感に任せてきた」(安達氏)。
・・・続きを読むにはここをクリック
 
 
   br_decobanner_20091222111615.gif   laboratorytest88_31_green_3.gif  medicalinfo88_31_lightblue_3.gif  medicalteam88_31_lightred_3.gif
   
宜しければワンクリックにご協力下さいね[るんるん]

   gam_banner_2.jpg 現在公開中   gam_banner_3.jpg 近日リニューアル公開予定 

nice!(15)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 15

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。