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0219-439号 拡張型心筋症に新療法、重症者が社会復帰も [kensa-ML NEWS]

 オリンピックも大会7日目となります。先程、男子フィギュアスケートで、高橋選手が銅メダルを獲得しました。
めでたいです[ぴかぴか(新しい)][るんるん]

 楽しい夢のひとときは時間が経つのも早いもので・・・なのですが、よくよく考えてみると、年をとると時間が経つのが早いと良く言われます。年齢を重ねるということは楽しい夢のひとときに近付いているということなのか。

 先日、毎日新聞社の、Dr.中川ののがんから死生をみつめる:/44 「長い自由時間」の意味
http://mainichi.jp/life/health/nakagawa/ を読んでいて、なるほどなぁと感心したり、おまけの時間について考えてみたりしていました。生命体の究極目的が生命を繋ぐことだとの意見には反発もあろうかと思います(それとおじいさんの使い道は?なんて、すねる方もおられるのでは[ふらふら])。生命は繋がなくとも人を残せるのが人間。
 皆さんもご一読いただいたら如何でしょうか。


 さて話題をがらりと変えて、今日の社説とコラムのご紹介。

 朝日新聞、産経新聞と意見が真っ向から対立しています。私の考えとしては、朝日新聞に近いですかね?


天声人語 朝日新聞2月19日 http://www.asahi.com/paper/column.html
 騙(だま)し絵で知られるオランダの画家エッシャーに「滝」という作品がある。水路から落ちる水が水車を回して流れる。流れを目で追っていくと、あれ? また同じ落ち口に戻っていく。錯覚を巧みに使い、現実にはありえない無限連鎖を描いた傑作とされる
▼ありふれた無限連鎖も人の世にはある。「今どきの若い者は……」の嘆きである。かのソクラテスも若者に嘆息したそうだ。言われた者がいつしか言う年齢になり、生きかわり死にかわり、有史以来のバトンリレーが続いてきた
▼かつて「太陽族」があり「みゆき族」があった。五輪スノーボードの国母和宏選手の服装問題も、逸話の一つになろう。だいぶ叩(たた)かれ、国会でも取りあげられた。出場辞退がちらつき、本人は開会式参加を自粛した。「バンクーバー五輪外伝」として記憶されるに違いない
▼多少の小言はわが胸にもある。にも増して、ひとりの若者のささいな「未熟」をあげつらう、世の不寛容が気になった。若いネット世代からの非難も目立ったと聞く。どこかとげとげしい時代である
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【主張】五輪とマナー 国の誇りを背負う自覚を 産経新聞社説 2月19日
 
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100219/oaf1002190308000-n1.htm
 バンクーバー冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプで8位に入賞した国母(こくぼ)和宏選手(21)には、複雑な思いを抱いた人も少なくないのではないか。
 国母選手は日本選手団の公式ウエアのズボンをずり下げる「腰パン」スタイルや謝罪会見での反抗的な態度で厳しい批判を浴びた。橋本聖子団長が諭し、「結果を出すことでおわびを」と出場させた経緯がある。
 試合後、服装問題の影響を聞かれた国母選手は「全くない。気にしていたらやっていられない」と語った。批判を真摯(しんし)に受けとめたとは言い難いと、あえて苦言を呈したい。
 1998年の長野大会から冬季五輪の正式種目となったハーフパイプは若者の人気を集める競技だ。円筒を半分に割って横に倒した形状の雪面をブランコのように往復し、両側の壁の頂上付近や空中にいる間に様々(さまざま)な技を競う。
 冬季五輪への関心を高めた貢献の半面、五輪を必ずしも最高の舞台とはしない独特の競技風土もあるようだ。国母選手は謝罪会見で「自分にとって五輪は特別なものではない」と発言していた。
 「腰パン」発祥の地とされる米国では、公序良俗を乱すとして罰金や禁固刑を科す規制条例を施行する市がある一方で、条例は表現の自由を保障した憲法に反するとの裁判所の判決も出ている。
 腰パンとハーフパイプが結びつくスポーツ文化があってもいい。私的な場での自己表現なら腰パンの自由も許されよう。
・・・続きを読むにはここをクリック

 
 一連騒動を考えるに、個人を責める問題ではないのではないかと思うのですが。勿論、場所に応じてのTPOをわきまえる社会性を身につけるべきだと思いますし、五輪精神を守れとの意見も良く理解できます。が、そのような環境においたのは誰なのか?ということ。先日も子は親の鏡といったばかりですが、大人がきちんとした姿勢を見せないことには根本的解決に繋がらない気がします。今の若い者は!なんてよく言われますが、自身を振り返っても、若い時はろくなもんじゃありませんでした。また今の大人は全て聖人君子の集まりでしょうか?

 悪いことは悪いと教育指導をし、改めるところは改めさせる。その際には本人にしっかりと納得のいく理解をさせることが一番大切。

 医療でもインフォームド・コンセントの際、患者の理解が得られずトラブルになるケースが多発しておりますが、やはり根底に患者の理解という一番大切なことを医療関係者が忘れてはならないという教訓に思えてなりません。

 よってたかってバッシングをする環境の方が異常だと私は思います。


 さて前置きが非常に長くなってしまいましたが、本日のメインニュースに移ります。

 ニュース等で既にご存知の方も多数おられると思いますが、現在私のブログに、「さやちゃん(寺町沙也さん)を救う会」 http://saya-sukuu.com/ のバナーを掲載しています。ご協力をいただければ幸いです。


 昨年は臓器移植法が改正されましたが、なかなか実施に結びつかない状況でした。私自身国循を離れ、約一年が経過しようとしていますが、根本的治療法がない重症拡張型心筋症を含め多くの患者さんの事を思うと、胸がいっぱいになります。
 
 今回の臨床試験では、国循も入っているようですが、良い成績が得られるよう、お祈りするばかりです。


【読売新聞社ニュース 2010/02/17】
 拡張型心筋症に新療法、重症者が社会復帰も

 
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100217-OYT1T01372.htm
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 心臓移植以外に根本的な治療法がない重症の拡張型心筋症について、患者の血液から病気を引き起こす抗体をフィルターで取り除く、新たな治療法が注目されている。
 主治医に「移植しかない」と言われた患者が劇的に回復する例もあり、今月、北里研究所病院と慶応大病院で重症患者(18歳以上)への臨床試験が始まった。他の6医療機関でも順次、臨床試験を実施する。
 この治療法は免疫吸着療法と呼ばれ、慢性腎不全の透析治療のように、血液から特定の成分を取り除いて浄化する。拡張型心筋症は、風邪などのウイルス感染で免疫機能に異常が生じ、本来は体を守る抗体が、心臓を異物と誤認して攻撃することが一因と考えられ、抗体を取り除く免疫吸着療法の効果が期待されている。
 ドイツなど欧米では200人以上が治療を受け、重症患者の2年後の生存率が約60%から約80%に上昇したとの報告もある。国内では、重症筋無力症などの治療として既に行われており、今回の臨床試験には、東大、国立循環器病センターなども参加している。

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