0129-410号 日本感染症学会、抗インフルエンザ薬の使用適応で提言 [kensa-ML NEWS]
体調の事もあり、長かった一週間も今日が最終日。やっと辿り着きました感があります。気力でカバーしたような一週間でしたが、27日の中医協総会情報が入り、腹立たしさ、情けなさ、色々折り重なることを感じたのが、この情報。アドレナリン注入で体調不良など吹っ飛んできました
薬事日報だからこんな書き方なのでしょうか?この記事見て嫌悪感を感じる他職種の方、多いと思うのですが。薬事日報の記事なんか、今後読むもんか、なーんて、大人げないこと言っちゃあ駄目ですよね
【薬事日報ニュース 2010/01/28】
【中医協総会】新NST加算導入が確定‐薬剤師の参加が必須条件に
http://www.yakuji.co.jp/entry17915.html#more-17915
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中央社会保険医療協議会は27日の総会で、常勤薬剤師を含む専任のチームの設置などを施設基準とした「栄養サポートチーム加算」(新NST加算)を、次期診療報酬改定で試行的に導入することを了解した。一般病棟に入院する栄養障害リスクの高い患者に対する、多職種共同の取り組みを評価する。導入影響の検証も行う。
中医協はこの日、個別の点数や算定要件を具体的に検討する、“短冊の議論”に入り、まず、次期改定の最重点課題である急性期入院を取り上げた。
チーム医療の充実も柱の一つで、手厚い人員体制を確保することで、入院医療の質向上や、勤務医の負担軽減を図るのが目的。NSTが介入した場合、栄養状態の改善のほか、在院日数の短縮や抗菌薬・抗MRSA薬の購入費の抑制につながるというデータもあり、現場での実践も進みつつある。
新NST加算の対象となるのは、7対1または10対1入院基本料の届出病棟に入院し、栄養管理実施加算が算定されている栄養障害を有する患者など。算定は週1回に限る。
算定要件として、[1]週1回以上の栄養カンファレンスと回診[2]栄養治療計画に基づくチームによる診療[3]1日当たり算定患者数は1チームにつき概ね30人以内--を定める。専任チームは、栄養管理に関する所定の研修を修了した常勤の医師、看護師、薬剤師、管理栄養士による編成を必須条件とする。
このうち1人を専従とすることを厚生労働省が事務局案として示したが、診療側は、他の業務との兼務が可能な「専任」に変更するよう注文を付けた。これに対し厚労省は、NSTを導入すると、相当程度の業務が発生するため、少なくとも1人を専従にする必要があると説明した上で、コストに見合う点数を設定する考えを示して理解を求めた。
このほか、歯科医師や臨床検査技師らの参加については、望ましい規定とする。また、急性期看護補助加算や呼吸ケアチームなど他の新設項目と共に、勤務医の負担軽減や処遇改善に資する体制も要件に加え、勤務医対策の実効性を担保する。
・・・続きはネットでご覧下さい
必須条件が、「栄養管理に関する所定の研修を修了した常勤の医師、看護師、薬剤師、管理栄養士による編成」ですって・・・歯科医師や臨床検査技師は、おったらええんとちゃう? みたいな書き方されるとテンション下がりますね
皆さんもご存じのようにNSTには認定資格があり、今回の必須条件の職種に加え、検査技師も名を連ねています。何故追加要件みたいな形で外されるのか、理解に苦しむところです。一般的に認知度の低い臨床検査技師故に、その対象となったのか、学会側の無理解なのか、周りの環境の影響とも言えます。
しかしながら臨床検査技師自身も自己反省が必要。社会的に認知度が低いのであれば、社会的認知度を上げるための努力をされている方は非常に少ないのが現実。また臨床検査技師そのもののスタンスを改めないと根本的な解決にはならないのもこれまた事実。
検査データが高いの低いのって結果論だけ述べていたのでは、検査技師としての存在価値はありません。データの供給元だけの役割であれば検査技師でなくとも務まります。やはり検査データを分析・解析を行って適切なコンサルテーションを行うだけの知識と技量を身につけなければ、検査技師のお先真っ暗・・・とも感じます
生理分野などの認定ばかりが注目を浴びていますが、臨床検査技師のプレゼンスを本当の意味で創出できるのは、検体検査分野だと思います。大学の教育カリキュラムを見れば一目瞭然。早くそのことに気付いて欲しいなぁと痛感する今日この頃です。
さてアドレナリン注入のせいか、前置きが非常に長くなりました。本日のニュースに移ります。
先日、塩野義製薬のペラミビル(商品名:ラピアクタ)に関してのニュースをお届けしたところですが、学会側も対応が早いですね。関係者の方々は必見です。ご一読ください。
実はもう一件非常に腹立たしいニュースがあったのですが、こちらは時間のある時にまた配信いたします。
【Care Net NEWS 2010/01/29】
日本感染症学会、抗インフルエンザ薬の使用適応で提言
http://www.carenet.com/news/det.php?nws_c=11990
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1月25日に日本感染症学会が抗インフルエンザ薬の使用についての提言を発表した。点滴静注薬のペラミビル(商品名:ラピアクタ)の発売に伴い、「インフルエンザ患者のリスクに応じた抗インフルエンザ薬の適正な使用」を目指した指針として取りまとめている。
提言では、基本的な考え方として、治療の判断は基礎疾患の有無やその程度に関わらず「患者の重症度そのものが重視されるべき」と指摘した上で、重症度に応じた抗インフルエンザ薬の適応と使い分けが重要と訴えている。
また抗インフルエンザ薬については、現在、臨床の現場で使われているタミフルとリレンザのほか、新発売となったラピアクタ、さらに開発中のラニナミビル(CS-8958)、ファビピラビル(T-705)についても言及。
さらに重症度ごとに使用法を示した「抗インフルエンザ薬の使用指針」を提示している。
提言の詳細はこちらから
http://www.kansensho.or.jp/topics/100122soiv_teigen.html
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