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1223-372号 ワクチン:吸う・張る・飲む 痛くないワクチン [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。

 今年も残りあと僅かとなりました。振り返ってみると、今年は色々な意味で激動の一年であったと思います。私自身にとっても4月から職場が変わり、環境変化もさることながら、様々な業務に取り組んだ一年でした。この内容については機会があればまとめてみるつもりですが、とにかく新任地に赴任早々、予想もしていなかった新型インフルエンザ対策に数ヶ月間お付き合いすることとなりました。当初「なんで神戸やねん[むかっ(怒り)]」と正直思っていましたが、よくよく考えてみると、大震災同様、イベントから学ばせて頂いたことは非常に多く、特に「医療連携の重要性」を再認識する結果となりました[ぴかぴか(新しい)]。そのような思いで、残り数日間ではありますが、一年を振り返りながらメールニュースを配信してみたいと思います[グッド(上向き矢印)]

 本日のトップニュースですが、以前も配信しました「痛くないワクチン」について。

 先日、自身の所属する施設で「感染対策セミナー」で腸内免疫についてお話させていただいたことは既にお伝えしたところですが、NSTとはまた違った観点で色々なことを勉強させていただきました。自身の記憶にまだ新しいところですので、本日のニュース内容中、腸による(飲む)ワクチンに非常に興味を覚えました。

 また、ICTやNSTなど各種医療連携が脚光を浴びているところですが、褥創チームやその他多くのチームが横の連携を強化しているケースをあまり見たことがありません。折角の医療連携ですから、縦割り組織ではなく、それぞれのチームがより大きな組織として機能できるようリンクさせていきたいものだと、そのようなことを考えながら記事を読んでおりました。

 自身の講演の中でも申し上げたことですが、「NSTは究極の感染対策である」。免疫というものは、奥深いものですね[わーい(嬉しい顔)]

【毎日新聞社ニュース 2009/12/22】
 ワクチン:吸う・張る・飲む 痛くないワクチン
 
http://mainichi.jp/select/science/news/20091222ddm016040098000c.html
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 新型インフルエンザの流行で、改めて注目が集まるワクチン。怖くて泣く子どもや、大人でも思わず顔をしかめて「注射」を受けるイメージが強い。だが、皮膚に張ったり、飲むだけの「痛くない」ワクチン開発も進んでいる。利点や開発の課題を探った。【関東晋慈、江口一】
 ワクチンは、病原体の働きを抑えるたんぱく質「抗体」を体内に作り出す薬剤のこと。投与により効果が生まれることを俗に「免疫をつける」などという。生きたまま弱毒化した病原体や、その一部を用いて製造される。接種方法は、細胞がワクチン成分を取り込みやすく、効率的に抗体を作り出す注射が主流だ。だが、痛い。

◆インフル用も臨床へ
 そこで痛くないワクチンの開発が進んでいる。鼻の穴に吹き付けて、粘膜に抗体を作り出す「経鼻ワクチン」は既に実用化しており、米国ではインフルエンザ用に利用されている。
 国内ではポリオで既に経鼻ワクチンが使われているが、インフルエンザ用としては国立感染症研究所などが開発中で、来年度から人を対象に臨床試験を始める見通しだ。
 今の国内のインフルエンザワクチンは、ウイルス粒子の一部だけを用いている。感染する能力がないため、そのまま経鼻ワクチンにしても体内に入らず抗体ができにくい。このため開発中のワクチンでは、免疫補助剤(アジュバント)を使って、ワクチン成分が感染した時と同じように細胞内部に入れるよう工夫している。

・・・続きはネットでご覧下さい


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 今年一年、特に衆議院選挙後は特にお世話になったキャリアブレインが今年一年の総決算に入っているようです。今回は大騒動となった、いや、まだ火種が燻っている「新型インフルエンザ」について。

【CB NEWS 2009/12/22】
 人口の10%以上が感染―2009年重大ニュース(1)「新型インフルエンザ」
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/25689.html
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 2009年も、残りはきょうを含めあと10日。「派遣村」の話題で明けたこの年は、「医療崩壊」からいかに免れるかが話題の中心となった。そんな中、8月には衆院選で民主党が大勝し、ついに政権が交代、厚生労働相は舛添要一氏から長妻昭氏に代わった。医療・介護の世界にとっても激動の年だったと言えよう。そんな1年間のあれこれを振り返り、編集部が選んだ「2009年重大ニュース」を、改めて取り上げてみたい。きょう12月22日から大みそかまで、毎日1本ずつ、お届けする。(なお、記事は配信時点での最新内容で、その後に状況が変化している場合があります)

■メキシコ、米国などで発生
 新型インフルエンザについて、国立感染症研究所感染症情報センターは12月13日までの国内での累計患者数を1546万人と推計している。人口の10%以上は、既に感染したことになる。5月16日に国内で初めて感染が確認された後、休校措置などで一時的には沈静化したものの、従来の季節性インフルエンザがほとんど発生しない7月上旬から、新型インフルエンザの流行は拡大した。12月に入り、全国約5000か所の定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で減少するなど、流行はピークを過ぎつつあるように見える。しかし、厚労省の担当者は「これからが例年の季節性インフルエンザの流行シーズン」として、今後の新型インフルエンザの流行拡大に注意を呼び掛けている。
 WHO(世界保健機関)は4月25日、メキシコ、米国での豚由来の新型インフルエンザの流行を「国際的に懸念される公衆の保健上の緊急事態」と位置付け、27日に新型インフルエンザの警戒態勢を「フェーズ4」と宣言した。これを受け、厚労省は28日、メキシコ、米国、カナダで「新型インフルエンザ等感染症」が発生したことを宣言。内閣に新型インフルエンザ対策本部を設置し、発生国から入国した感染者の隔離・停留を行うことなどにより、ウイルスの国内侵入防止のための水際対策に全力を尽くすことや、国内での患者発生に備えて発熱相談センターと発熱外来を設置することを決めた。WHOは29日に警戒態勢の「フェーズ5」への引き上げを宣言。舛添厚労相(当時)は30日の衆院厚生労働委員会で、「パンデミック(世界的流行)になる確実性が極めて高くなった」との認識を示した。

■5月16日に国内初の感染確認
 日本で初めて感染が確認されたのは、5月8日に米デトロイトから成田空港に帰国した男子高校生ら4人で、機内検疫で確認された。国内で初の感染が確認されたのは16日。その後、大阪府と兵庫県で中高生を中心とした集団感染が起こり、22日までの最初の一週間で289人の感染が確認された。国内発生を受けて、政府は22日に基本的対処方針を発表。それまでの全国一律の対応ではなく、地域の実情に応じた対策を取ることとし、患者が急速に増加する地域では発熱外来だけでなく、一般の医療機関でも患者の直接診察が可能とした。機内検疫は、事前の通報で明らかに有症者がいる場合を除き取りやめた。
 WHOは、6月11日に警戒態勢を最高の「フェーズ6」に引き上げると宣言。厚労省は19日に「医療の確保、検疫、学校・保育施設等の臨時休業の要請等に関する運用指針」を発表し、原則として、▽すべての一般医療機関で患者の診療を行う▽入院は実施せず自宅療養とする―などとした。また、7月までに厚労省令を改正して患者の全数把握を取りやめ、同一集団内で7日以内に2人以上の患者が発生した場合にのみ報告を要する「クラスターサーベイランス」に切り替えることを決めた。
・・・続きはネットでご覧下さい


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