SSブログ

1028-336号 記者の視点:技術で成り立つ検査、適正評価を [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんばんは。神戸の新井です。本日二度目のニュース配信となります。

 久し振りに早く帰ろうかと思い、只今帰宅の途についているところですが、今日は医療関係のニュースが盛りだくさんで、先日の国立病院総合医学会関連でもう二件、配信したいなぁと思っているニュースがあります。時間があれば配信するかも・・・しれません。何度もごめんなさいね。

 実は先日、MTJの編集長さんとお話する機会がありました。私のブログもチェックされていたようで、「記者の視点というコーナー、私大好きなんですよね。」とお話しました。実際、私は良くこの「記者の視点」を引用させてもらいます。賛同するのも反論するのも、非常にやりやすいのですね、記者の皆さんのストレートなご意見が書かれていますので。今日もちゃっかり引用させていただきます。

 では長々とご託を並べていても仕方ありませんので、早速ニュースに移ります。

 確かに今回、適正評価を求めるのはもっともな検査項目ばかりです。検査技師ですから技術に対して加点をしていただくのはもっともなことです。でも、それだけで良いのかなぁというのが私の率直な感想です。このような加点は、いずれ当たり前の認識として捉えられなければならない基本的なことで、栄養分野で適時適温が当たり前になった時、加点対象とならなくなった経緯を思い出してしまいました。今回のケースとは違うと思いますが、私の頭の中では、ダブって見えてしまいました。

 我々臨床検査技師は勿論技術屋ですが、それだけに止まらずもっと広い世界を目指すべきなのではないかと感じるからです。言わば「知的資産部門[ぴかぴか(新しい)]」にならなければ真のプレゼンスは得られないはずです。ですから技術の部分を評価してもらっても、当たり前のこと、としか思わないんですね。

 もちろん、その先を関連学会の上の方は考えられているのでしょうが、実践していくのは現場の技師ですから、現場の技師があぐらをかくようなことだけにはなってもらいたくないなぁと私は危惧しています。もしも加点を得たとしても、浮かれるのではなく真摯に受け止めて、次が正念場[パンチ]と捉えてもらいたいものです。


【Japan Medicine 2009/10/28】
 記者の視点:技術で成り立つ検査、適正評価を 検査関連学会の改定要望

 
http://www.japan-medicine.com/shiten/shiten1.html
====================================================================
 診断・治療を行う上で、もはや欠かすことのできない臨床検査―。その臨床検査が、これまでの医療費抑制政策を背景とした診療報酬改定で、度々引き下げの対象にさらされてきたことは、産科・救急医療などの崩壊を危ぐする声にかき消されがちだ。ただ、検査領域への切り込みは、すでに限界を超えていると危機感をあらわにする各検査関連学会は、2010年度診療報酬改定に向けた要望書をそれぞれ厚生労働省に提出している。

●「外来迅速検体検査加算」の増点を
 日本臨床検査医学会(宮澤幸久理事長)は、新規として「IgGサブクラス」「血管内皮機能検査」の2項目を、再評価として「外来迅速検体検査加算」「骨髄像」などの増点と「削除項目」など8項目を要望している。「外来迅速検体検査加算」では患者の病態の早期診断や重症化の回避、患者の再診回数削減などを推進する上で、大きな意義があると説明。前回改定で、当初「すべての検体検査の結果について」当日中に文書で情報提供するとしていた要件を緩和するとともに、算定可能点数も最大25点へ増点したものの、「病院へのインセンティブを働かせるには、いまだ不十分」だと指摘し、最大50点への増点を求めた。

●「血小板洗浄術」の新設要望
 日本輸血・細胞治療学会(大戸斉理事長)は、「医療技術評価提案書」では、「血小板洗浄術」など新規2項目と、算定要件の見直しとして「血漿成分製剤加算のアルブミン製剤への適応拡大」の計3項目を要望している。このうち血小板洗浄術は、日本赤十字社から供給される血小板濃厚液を置換液で洗浄操作し、血漿成分を除去する技術。血小板製剤中から、アレルギー反応や発熱反応などの原因となる血漿成分を可及的に除去することで、血小板輸血の急性合併症を有効かつ安全に予防する。
 対象は、重症または再発性の急性非溶血輸血副作用を合併した頻回輸血患者。点数は、洗浄置換液など薬剤費と血液バッグなど消耗器具代、労賃の合計843点を要望した。年間対象患者数は約1000人、1人当たり年間
実施回数は約10回
としている。
・・・続きはネットでご覧下さい


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0


[ひらめき] Facebook・・・友達リクエスト、フィード購読大歓迎
     https://www.facebook.com/gamdango
[ひらめき] Facebook・・・最新情報はこちら
       https://www.facebook.com/Project102.MT

 

[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
          http://enigata.com/index.html


    人気ブログランキング   臨床検査ランキング   Ameba_banner.jpg

人気ブログランキングにほんブログ村ランキング(臨床検査)に参加しています(Amebaは姉妹サイトです)。
啓蒙活動の一環として参加していますので、バナー↑↑↑へのクリックに是非ともご協力ください[ひらめき]


 臨床検査技師のブログにお越しいただき有難うございます。

 さてこのブログでは、臨床検査に関連する内容だけではなく、医療系、農業系、宇宙系、少年野球系等々、雑多な内容となっています。またこのブログを立ち上げたのは、多くの方々に密接な関係のある臨床検査をもっと知っていただきたい、そしてその業務に就いている臨床検査技師をもっと知っていただきたいとの思いからです。

 現代の医療においては、客観的根拠を基に病態解析などがなされ、EBM(Evidence based Medicine)の根幹として臨床検査データは位置付けられています。このような重要なポジションに居ながら、我々自身の待ち受け体質は根強く、我々臨床検査技師自身が何をするべきなのか、また何が出来るのかを真剣に考えるべきであり、後進の方々に良い道を残すためにも、一般の方々に臨床検査技師をまず知っていただく、ということが必要なのだと思います。そのような趣旨から各種サイトランキングにも登録しておりますので、バナーをクリックしていただければ幸いです。

 ご質問、ご意見、ご感想などございましたら、
gamdango@csc.jp までご遠慮なくメッセージをお送りください。ただし医療相談等には内容によりお答えできない場合もありますので、あらかじめご了解ください。

         NHO神戸医療センター
         臨床検査技師長
                新井 浩司

好き放題コメントを加えた最新の医療系情報(科学系、農業系、少年野球系話題も満載?)をご提供しています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。