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1006-321号 チーム医療の推進で議論―厚労省検討会 [kensa-ML NEWS]

皆さん、こんにちは。神戸の新井です。

 今日もぐずついたお天気[曇り][雨]の大阪、神戸です。いよいよ気温も下がってきて、本格的な秋到来を肌で感じる今日この頃ですが、皆さんのところでは如何でしょうか?

 本格的に気温が下がってくると、気になるのが「紅葉」ですね。ここ二年ばかりは紅葉を見る時間も余裕もなく過ごしておりますので、目の保養に行きたいと思っていますが、今年も恐らく無理でしょうね。せめてネットで鑑賞だけでもということで(非常に虚しいですが)、「2009年全国紅葉最前線」というサイトに出かけてきました[ひらめき]。早いところ(北海道、東北、信越)では既に見頃となっているのですね。
http://kouyou.nihon-kankou.or.jp/

 以前に嵐山で撮った写真、自己満足のために、こそっとブログへ掲載しようかな?[わーい(嬉しい顔)]なんて考えています。

 さて本日のニュースに移ります。

 チーム医療という用語は私自身、非常に嫌いです[パンチ]。勿論、これだけ医療従事者間に浸透し、使用されていますので、否定するつもりは毛頭ありませんが、嫌いです。なぜかというとこの「チーム医療」という用語の定義の裏には、「それぞれのテリトリーを守りつつ患者主体とした医療を展開する」という本来の定義があります。そもそもスキルミックスという用語が発生したのは、医師の業務があまりにも雑多となり、他職種に振り分けたいとのところから発生しているものだと私は理解しています。言わば業務の規制緩和ですから、元来存在していた業務制限枠というものは見直されなければならないということとなり、当然のことながら教育制度、教育内容の見直しということも納得できることです。またこの問題は看護師の問題だけではなく、他の職種にとっても非常に大きな問題であることは言うまでもありませんが、「チーム医療」との形に満足し、あぐらをかいているようではお先真っ暗としか思えません。

 勿論業務制限枠というものがあることは当然のことだと認識したうえで、今一度「出来る者が出来る事をやればよい・・・」の精神と内容をじっくりと考える良い機会なのではないでしょうか?


【キャリアブレイン 2009/10/05】
 チーム医療の推進で議論―厚労省検討会
 
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/24620.html?src=bp
====================================================================
 厚生労働省は10月5日、「チーム医療の推進に関する検討会」(座長=永井良三・東大大学院教授)の第2回会合を開き、国立国際医療センターの桐野高明総長、近大姫路大の南裕子学長からヒアリングを行った後、委員らが意見交換した。
 ヒアリングではまず桐野氏が、「医師のマンパワーとチーム医療」と題してチーム医療の必要性を説明。医師を増やすことで数や地域偏在の問題が解決するという考え方は「単純過ぎる」と指摘した上で、▽患者の権利を尊重するという基本は今後、縮小することはあり得ない▽増大してきた医師の業務をすべて医師だけで将来的に担おうとする考え方は非現実的―などとして、さまざまな職種とのチームワークによってのみ、高いレベルの医療が維持できると強調した。
 続いて南氏は、「チーム医療における看護師等の役割―世界的動向からの概観」と題して、キュアとケアの統合など「21世紀に向けての医療の考え方」を示したほか、専門分化が進む看護基礎教育の世界的な動向を紹介した。
 意見交換では、桐野氏がヒアリングの中で、患者や家族への説明も医師が役割分担できる業務だとの考えを示したことに対して、川嶋みどり委員(日本赤十字看護大教授)が「先生が『大丈夫ですよ』と説明してくださることが患者にとっての救い。手術する人の顔も見えず、結果を説明してくれるのが別の人というのがチーム医療だったら、これは違うのではないか」と疑問を呈した。
 これに対し、永井座長は「医師がすべて完璧にやっていくとうまく動かなくなるので、システムをどうするのかという議論をしている」と述べた。また島崎謙治委員(政策研究大院教授)は、医師のほかに医行為を行う担い手について、「一定のアドバンスドナースのような資格をつくって特別な場合に認めていくのか、それとも(看護師)全体を底上げするのか。システム論として考えるなら、そういうことを議論しないといけない」と指摘した。
・・・続きはネットでご覧下さい


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[ひらめき] PADM(パダム):遠位型ミオパチー患者会へのご協力お願い [ひらめき]

    遠位型ミオパチーという病気をご存知でしょうか? 
    筋肉そのものに原因があって、筋力が低下する「ミオパチー」といわれる疾患の中で治療法が全くなく、
    体幹部より遠い部分から徐々に筋力が低下していく非常に重い筋肉の進行性難病です。
    100万人に数名といわれる希少疾病ですが、2008年に「遠位型ミオパチー患者会」が発足しました。
    この患者会のみならず遠位型ミオパチーという病気をより多くの方々に認知していただき、一人でも
    多くの方々に賛同していただき、患者会の目標を達成することが目標です。その一つに「難病認定」
    があります。この「難病認定」のためには「署名活動」が必須であり、皆さんのご協力が必要です。
    宜しくお願いいたします。        
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